払いたくない
わたしはNHKしか観ない人間である。
偏向していると思われるかもしれないけど、民放のあのギャアギャアしたお祭り騒ぎみたいな番組がキライで、テレビはほとんどNHKしか観ない。
いまでもNHKしか観ないのは一緒だけど、見方が大幅に変わったのはウクライナ戦争のおかげである。
わたしはNHKのファンであると同じくらいロシアのファンでもあったから、この戦争の推移ばかりではなく、それまでのいきさつや、ソ連崩壊後のロシアの歴史もじっと注目してきた。
そういう人間から見ると、ウクライナ戦争の報道が偏向していることも手にとるようにわかった。
公平客観的であってほしいと願うわたしにとって、NHKに裏切られたことのショックは大きい(民放も似たようなものだろうけど、観ないからわからない)。
いったんNHKの欺瞞が鼻につくと、ウクライナだけではなく、対中国の報道や、アメリカの大統領選挙や、アジア・アフリカの国際情勢の分析など、欺瞞があとからあとから出てきた。
いくら世界を2極化して、日本はそのうちの一方のメンバーなのだといっても、プーチンを極悪人、犯罪者扱いするのは、これはちょっとひどすぎる。
公共放送がデタラメを流すようになったら、日本にもふたたび学徒動員や、特攻隊の時代が来るのではないかと、未来をしょってたつ若者たちの運命も危うい。
こう考えると、ウクライナ戦争の意義はまことに大きい。
おそらくこの戦争がなければ、わたしはいまでもNHKだけを判断基準にしていて、その報道が真実であるとばかり思っていただろう。
残念なのは、それがわかったあとも、視聴料をオレだけは払わんといえないことだ。
ウクライナの支援金をわたしたちの税金から出すのをヤメロと、日本政府にもいいたいんだけどね。
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