斜陽グループ
国際ニュースを観ていると、よくアメリカの景気がよくなったとか悪くなったとか、雇用率が上がったの下がったのといっている。
G7のほかの国の動向がそれほど詳しく報じられることはめったにない。
西側諸国にとってはそれだけアメリカの景気に引っ張られているってことだろうけど、まるでG7がアメリカに奉仕する奴隷みたいだ。
いまのところ日本も景気はそれほど悪くはないから、文句はいわないけど、アメリカよければすべてよしってことなのか。
そんなアメリカが始めたウクライナ戦争以降、ヨーロッパ、とくにEUの盟主をもって任じていたドイツは、破滅的な事態におちいっているようだ。
フォルクスワーゲン社がドイツから逃げ出すなんて噂もあるし(社員数千人が職を失うのだそうだ)、せっかくシュレーダーさんやメルケルさんが、エネルギーの安定供給を目指して敷設したノルドストリームが爆破されて、おかげで国内の石炭依存から抜けられず、脱炭素化や持続可能な社会への取り組みも無期限延期になりそう。
それでも今日は雇用状況が改善したと、あ、これはアメリカの話ね。
日本(とNHK)の期待も虚しく、ロシア国民の結束はいよいよ堅く、ロシアの景気はますますよい。
景気が悪い悪いといわれている中国も、なぜかアフリカに大盤振る舞いなんてニュースもあったな。
NHKの報道を無条件に信じてしまう凡人は、これからはちょっとひねって、西側のニュースはすべて180度反対だと解釈すれば間違いがないかもね。
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