昨日のNHK
ああ、NHKよ、どこへ行く。
一方にデタラメをふりまく公共放送があり、一方にそれをすなおに信じる聴衆がいる。
いまやNHKは報道機関としても認められない、たんなるプロパガンダ機関に成り下がった。
近いうちに司馬遼太郎の作品をテレビ映画化した「坂の上の雲」が、再放送されるそうだけど、この映画のバカバカしさはわたしのブログに書いたことがある。
そんなものを再放送するのも、なんとかしてロシアを貶めたいという必死さの現れなんだろうねえ。
昨日はウクライナの傭兵がベネズエラで拘束され、これはロシア寄りのマドゥロ大統領がプーチンにごまをすったのだろうと、些細な事件では鋭い洞察。
そのくせいまの時期にどうして内閣改造なのかと、ウクライナの政変については低脳児的推察だ。
なんではっきりいわないんだ。
これは沈没しかけた船からネズミが逃げ出すってことじゃないのかねと。
ロシアの猛攻に、逃げ遅れて戦争責任をとらされてはたまらないと、外相のクレバさんを含めて閣僚たちが逃げ出したってことじゃないか。
もちろん証拠はない。
しかし証拠がないのは前記のウクライナ傭兵の場合も同じ。
もう勝手な、いや、こちら側に都合のいいデタラメばかりだ。
中国が不景気だというのもどこかおかしい。
国際報道のなかに不景気で都会に仕事がないから、いま中国では若者の田舎への移住がブームだという。
その報道のなかに、都会で仕事にあぶれた若者を積極的に雇用する田舎の高級民宿が出てきた。
この民宿を経営するのも都会脱出組の起業家だそうだ。
民宿は日本を見習ったのかも知れないけど(かっての中国に民宿なんて言葉はなかった)、トイレはウォシュレットだし、建物はきれいで、しばらく先まで予約はいっぱいだそうだ。
やはり仕事にあぶれて、田舎で農業を始めた若者も出てきた。
当初は家畜を病気で失ったりして大変だったらしいけど、こういうことはなにも中国でなくても、日本でもいっしょだ。
彼は田舎に通信機能が備わったのを機に、スマホで農産物のネット通販事業に乗り出し、ぼちぼち利益をあげてきたところだそうだ。
これのどこが不景気なんだよ。
習近平さんは貧困撲滅運動を始めて、どんな過疎の田舎でもスマホが使えるようにしている。
先日観た「チベット・天空の村」という番組には、チベットのラサよりはるかに奥地の、標高5070メートル、人口が150人しかいない寒村にまで電気を通じさせていた。
この村は過疎を逆手にとって観光客誘致に乗り出し、じっさいに番組でも大勢の中国人が、冬にヒツジたちが氷の上を渡って、湖のなかの島へ大移動するというイベントの見物に訪れていた。
なにがなんでもと逆上ぎみのNHKは、相手をけなそうとすればするほど、逆効果というスパイラルにはまり込んでいるのだ。
そうか、責任は局の上司が首を切られて(退職金だけはちゃんともらって)、それで万事めでたしだもんな。
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