4つの「なぜ」
わたしが以前ほめたこともあるJBpressという日本のメディアが、今度はロシアのことをボロくそに言っている。
それでわかった。
これも両者の報道を公平に扱っているようにみせかけながら、じつはその都度適当なことをいってるにすぎない、しっかりしたスタンスのないメディアであることが。
ボロくそにいわれるとおもしろくないわたしが、今回のJBpressがいうところの4つの「なぜ」について反論してみよう。
1・なぜ、やすやすとウクライナ軍に(クルスクへの)逆侵攻を許したのか?
これはわたしもすでに書いているけど、まさかこんなところをという手薄な場所を狙ったこと。
ロシア軍は訓練の行き届かない新兵ばかりで防備を固めていたくらいだから、油断もあったことは事実だろうし、そういうことを知ることができたのは、なんとしてもウクライナを負けさせるわけにはいかない西側の情報が大きいはず。
2・なぜ、軍事大国ロシアが即応できずもたもたしているのか?
もたもたしているわけじゃない。
プーチンはただちに一般市民を占領された土地から避難させ、捕虜になった新兵を捕虜交換で取り戻し、塹壕にこもった敵兵を掃討する手はずを整えた。
あとはいつでも敵を殲滅できるんだけど、そうしないのは3に続きが書いてある。
だいたいもたもたしているのはウクライナのほうではないか。
彼らはなんのために逆侵攻をしたのだろう。
東部戦線は異常なしだし、クルスクにある原発を狙ったなどという人もいたけど、ひとつも目的を達してないではないか。
3・なぜ、国家総動員を発令して一気にウクライナ軍をつぶさないのか?
この戦争の推移を眺めてみると、プーチンは最初のころから一気に敵を殲滅することは狙ってなかったようである。
相手は同じスラブ民族で、兵士に罪はなく、ゼレンスキーさんがアメリカに扇動されて始めた戦争であることを知っているから、戦後のことを考えたら一気に殲滅などできないし、ヘタすると西側の同情を買って、かえってまずいことになりかねない。
戦略家のプーチンはつねにそのへんの間合いを測っていて、今回の大攻勢も開戦から2年半も経っていた。
4・なぜ、集団的自衛権を行使しないのか?
なんのことをいってるのだろう。
プーチンは最初から周辺国を巻き込まず、ロシアだけで戦う決意をしているではないか。
自分の願望だけで記事を書くとマズイという見本だよ、このJBpressは。
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