またNHK
今回の選挙結果をみると、わたしが心配する必要はないくらい、日本人は絶妙のバランス感覚を持っているように思える。
右翼は声がでかいから目立つだけで、国民は政府が右傾化すればそれを是正しようとするし、左傾化すればこれも修正しようとする。
NHKの放送が欺瞞に満ちていることや、国民の大半は、台湾有事なんてものに巻き込まれない一線を、ちゃんとわかってるんじゃないか。
でもまあ、いちおういっておこう。
またNHKだよ。
わたしだってイヤになるけど、今朝の国際報道はひどかった。
確信犯の別府正一郎サンが出てきて、いくらなんでもおかしいじゃないかということを、恥ずかしげもなく話しまくる。
ロシアに北朝鮮の兵士が派遣された。
これは外国の軍隊が初めて戦争に参加したということで、ウクライナ戦争の大きな節目になるかも知れないという。
初めて?
ウクライナには過去に外国の兵士が派遣されてないというのか。
ウクライナ軍は西側から支給された最新のレオパルトやF-16を、教官もなしに使いこなせたというのか。
西側の支援なしに、クルスク州が手薄だということを知っていたというのか。
いいかげん戦争に嫌気のさしているウクライナ兵を叱咤激励して、戦地に追いやっているのはウクライナの士官だけというのか。
プーチンは北の兵士たちをクルスクに配置するという報道もある。
この兵士たちについては、いまだに指揮しているのは精強の暴風軍団のトップという説もあるし、あいかわらず軍事技術を学びに行く実戦経験の少ない兵士という説もある。
支離滅裂だけど、じっさいに派遣される兵士がいるなら、クルスクのウクライナ軍は包囲されてにっちもさっちもいかない状態だから、プーチンも余計なお荷物の北の兵士たちを、無難なここに配置しようと考えたのだろう。
どうなんだ。
NHKの意見とわたしの意見、どっちが無理のない解釈だろう。
NHKのアナウンサーはサラリーマン・アナだから、局の方針に逆らえないのはわかる。
しかし自信たっぷりにいっちゃいけない。
ここは選挙結果がわかったあとの石破クンみたく、目はうつろで、罪の意識にさいなまされているような、絶望的な顔をしなくちゃいけない。
なにしろ別府サンがひとこというたびに、ウクライナの若者の命がまたいくつか失われているんだから。
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