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2024年11月 8日 (金)

またNHK

いささか聞き捨てならぬ言葉。
『クリミア半島を割譲するのはウクライナの敗北を認めるようなものだから、決して容認できない』
これをゼレンスキーさんがいうなら納得できないこともないけど、NHKがいうのはどんなものか。
ウクライナ戦争は外国の戦争であり、日本には直接の利害はない。
しかしNHKの国際報道を観ていて、アナウンサーがこう発言しているのを何度か聞いたことがある。
いったいNHKはなんの権利があってこういう主張ができるのか。
敗北を認める認めない、あるいはクリミア半島を割譲するかしないかというのは、すべてウクライナ国民が決めることだ。
むしろ外野がごたごたいうせいで、ウクライナ国民の足かせになっていないか。
まさか金を出したのはオレたちだ、オレたちには口をはさむ権利があると思ってんじゃないよね。

NHKの欺瞞はほかにもある。
いちばん大事なのは平和ですとか、ウクライナでは子供が殺されています、ああ今年の冬は電力不足で暖房が足りませんなどというくせに、じっさいはアメリカに追従して、ずるずると戦争を長引かせることばかり。
民主主義を守る戦いだから? ロシアの拡張主義を食い止める戦争だから? プーチンの野望を食い止めるためだから?
ふざけるな。
いつまで自分たちが世界のリーダーで、自分たちのいうことが正義だと思ってるんだ。

パレスチナでも、イスラエル軍が◯◯人を殺したいうだけでは済まず、かならずあとにハマスもヒズボラも◯人殺したとつけ加え、イランもそのハマスやヒズボラを支援しているとつけ加える。
まるで悪いのはどっちもどっちですと印象づけているようだ。
それでじっさいに死んだ人間はパレスチナのほうがずっと多いのだ。
戦闘を見てもイスラエル軍はほとんど暴力団で、一方的な殺戮なのに、ウチは公平な報道局なんですというのだろう。
NHKがそう報じるたぴに、今日も死ななくてもいいはずのパレスチナの子供たちが死んでいくのだ。
罪は万死に値するぞ。

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