昨日のデタラメ
いまのトレンドはイスラエルとヒズボラの停戦合意。
しかしわたしは、遺憾ながら、中東の戦争には目をつぶって、ウクライナだけに集中するのだ。
NHKの国際報道なんて、ウクライナからパレスチナまですべてまっ黒けで、ケチをつけたいところばかりだけど、ブログでとてもその全部に反論していられない。
ヒマができたらまた中国紀行を再開したいんだけど、NHKにだまされる人もあいかわらず多いんだろうなと思ったら、のんびり自分の体験談だけに専念していられんよ。
有名人がNHKに逆らったら、ヘタすると社会的に抹殺されるんだから、わたしのような無名のじいさんがやらずして、だれが真実を伝えてくれるのか。
昨夜のNHK国際報道にはおもしろい話題があった。
ウクライナに派遣された北朝鮮の兵士についてで、わたしのブログを読んでいる人なら、それがデタラメだということはとっくにわかっているだろう。
同じ派兵でもNHKでは、派遣されたのは「暴風軍団」という精強だという報道もあれば、新兵に近代戦を経験させるためだという矛盾した報道もある。
韓国と臨戦体制で対峙しているいまの北が精強を送るだろうかとか、最大のスポンサーの中国を無視して軍事技術を移転するだろうかという本質的な問題もある。
ま、それは、けっこうまともな人も多い日本人が自分で考えればいいことだ。
昨日のニュースでおもしろかったのは、ウクライナが傍受したという北の兵士の会話。
会話にはあきらかに北のなまりがある、だから北朝鮮の兵士に間違いないというんだけど、そんなこといわれたって一般的な日本人に北のなまりなんかわかるわけがない。
いやいや、おもしろいのはこの先だ。
兵士たちの会話のなかに、オレはライオンだ、オレはワシだ、オットセイだというものがあって、オレは豚だというものもあったらしい。
これだけでこれが北の兵士のものでないことがわかる。
むかし、これは中国の話だけど、皇帝の子分が親分をほめるつもりで、“ひかり輝く”という言葉を使ったら、たまたまハゲ頭だった親分は自分をバカにしたと誤解して、この子分の首をはねたという。
暴君というのはそういうものだから、北の兵士なら間違ってもオレは豚だなんていうはずがない。
もともと傍受したのはウクライナの大本営発表だから、凝りすぎて墓穴を掘ったようだ。
そんなものをぬけぬけと引用するNHKも同罪であることは疑いを入れない。
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