トランプ
トランプさんは強力な独裁者になるかも知れない。
といってもヒトラーばかりが独裁者じゃない。
ロシアのプーチンも中国の習近平さんも、独裁者といって間違いじゃないのに、2人とも国民から圧倒的に支持されている。
圧倒的といわなくても、少なくともアメリカおよび西側のほとんどの首脳より支持は高いし、国も分裂もしないで整然と発展している。
どこかおかしいとトランプさんが考えてもおかしくないぞ。
彼がロシアや中国型の指導者になろうと考えたとしたら?
そんなことが民主主義のアメリカで可能か。
トランプさんなら可能かも知れない。
なにしろ大統領に返り咲き、上院下院まで制して、トリプルレッドという共和党の理想をかなえた男だ。
ここしばらくはトランプさんに、正面から異をとなえられる議員はいないだろう。
バイデンさんの政治に限りなく愛着をおぼえるNHKは、なんとかしてトランプさんの欠点を指摘しようと躍起だけど、たとえばパレスチナを考えよう。
トランプさんは強力なイスラエル支持者だから(だったから)、彼が大統領になればイスラエルの横暴はバイデン時代よりひどくなるという。
しかし前のトランプ時代にはまだガザの虐殺はなかった。
しかも彼が大統領になれたのは、イスラエル寄りのバイデンさんに愛想をつかした米国内のイスラム教徒の票も大きい。
わたしにはトランプさんがバイデンさんと同じ轍を踏むとは思えないんだけどね。
トランプさんはつぎの大統領選挙には出馬しないといっている。
彼が露中型の指導者を目指しているとしたら、自分の任期中にやれることはみんなやってしまえと考えてもおかしくない。
彼が自分のまわりに忠実な子分を集めるのはそのせいかも知れない。
ようするに独裁がかならずしも悪いわけではないのだ。
独裁者でも自国の平和と繁栄を求め、国民を等しく幸福にするなら、文句をいえる人なんているわけがないんだよ。
経済問題ではトランプさんも苦労するだろう。
経済というのは制裁さえ発動すればいいというものではない。
中国の製品に大きな関税をかければ、負担は高いアメリカ製品を買わなければならないアメリカ国民にかかってくる。
アメリカの企業が海外に進出するのは、少しでも人件費の安い国に進出しなければグローバル世界で生き残れないからだ。
だからこの分野では、わたしはトランプさんが旧態依然のトランプさんか、少しは進歩したトランプさんになるかに注目している。
トランプさんが露中型の指導者になれば、これはアメリカの慣習に染まってないめずらしい大統領ということになるけど、いまのアメリカに必要なのはそういう人じゃないか。
NHKにしても世間の野次馬にしても、そしてわたしにとっても、いまの時点で彼の評価はできないということなんだよ。
| 固定リンク | 0


コメント