ふたりの指導者
わたしは石破クンの人となりを確認するつもりで、これまであまり彼について書いてこなかったんだけど、彼にとってはいまの南米訪問が試金石だ。
ペルーで中国の習近平さんと会談してどんなことをいうか、わたしは彼の一挙手一投足まで見逃さないよう映像をにらんでみた。
彼のいってることはまるっきりどこかで聞いたようなセリフの繰り返しで、原稿の棒読みは上川のおばさんと変わらない。
だめだな、こりゃと思ったのはそれだけじゃない。
彼の態度を見ていると、まるっきり田舎代議士で、つまり相手に舐められてたまるかとむやみに肩ひじを張り、かえって相手に見限られるということだ。
これじゃアメリカの挑発という現実の困難を乗り越えてきた歴戦の勇士と、アメリカに追従していれば問題はないという、苦労知らずのぼんぼん政治家の会談みたいなもんだ。
なにも変わらないよ、こういう首相じゃ。
おまけにトランプさんにも相手にされなかったみたいだし。
トランプさんはどうだろう。
コロナワクチンに懐疑的なケネディJrを厚生長官に起用したということは、ひょっとすると彼の壮大なビジョンの象徴かも知れない。
現在のアメリカでは兵器産業だけではなく、保険業界や製薬会社と政治家の癒着が有名だ。
トランプさんが見るにみかねて、この癒着を断ち切ろう、そのためにできるだけ業界と縁遠い政治家を起用したのだとしたら、彼は既成の政治家のだれにも出来なかった本物の改革者ということになる。
米国の政治家にとって金のなる木を断ち切ろうというのだから、この試みは共和党、民主党を問わず、政治家たちから大反対されるだろう。
だからこそトランプさんはもっともらしいことをいいたがる輩を排除して、自分のまわりをイエスマンばかりで固めたんじゃないか。
じっさいの政治はイエスマンではなく、イーロン・マスクやタッカー・カールソンのような進歩的とりまきのアドバイスに頼る。
4年の任期中にやれることは全部やるという、トランプさんの賭けははたして成功するかどうか。
わたしは彼の将来をもうすこし見守るつもりだ。
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