矮小化する世界に
昨夜のNHK国際では、キャスターの油井秀樹サンと酒井美帆ちゃんがそろって喪服だったね。
番組まえにNHKのアナが参加しなくちゃいけない葬式でもあったかい。
とりあえずわたしに関係ない葬式みたいだから本題に入ろう。
またひとつ無能な政府、あるいは国民のおかげで、せっかくの努力をパァにしなければならない企業がある。
柳井正さんの、あのアパレルメーカー「ユニクロ」だ。
せっかく開拓した中国の販売店が半死半生だ。
まえにロシアから撤退させられ、今度は中国で。
わたしは実業家という人種があまり好きじゃないんだけど、ユニクロの創業者には同情してしまう。
いずれも撤退の理由が、わたしがおかしいと思うものだからだ。
ロシアの場合はウクライナ侵攻が原因で、あんな国で商売するのはケシカランと、これは日本政府と、日本国民の暗黙の圧力。
中国の場合は新疆の綿花を材料に使っているという(ホントかウソかわからない)理由で。
もうすこし詳しく説明すると、中国はウイグル人を奴隷労働でこき使っている、そんなところで生産された綿花を安く使って製品を作るのは問題だ、ゆえにユニクロはケシカランと。
これが世界的潮流になってはたまんないから、世界企業の柳井社長は、うちの製品には新疆の綿花は使っていませんと弁解をした。
すると今度は中国のほうから、使っているかどうかは問題じゃない、それよりそんなデマに乗せられて、新疆の綿花を使わないのが問題だと不買運動に発展する。
さあ、どうだ。
わたしのブログをちゃんと読んでいれば、ウイグル人は強制労働なんかされてないこともわかるぞ。
以前観たNHKのテレビ番組では、綿花の収穫期になると中国全土から、出稼ぎ労働者が集まるとというものがあった。
ウイグル人の娘でも努力すれば日本に来れるし、チベット族の女性だって努力してテレビ局のチーフプロデューサーになった人がいる(両方ともわたしのブログで紹介済み)。
習近平さんは中国から貧困を撲滅させよう、新疆経済を活発化させようと、ここでもいろんな事業に手を出している。
新疆の観光地化もそのひとつで、観光客が増えればウイグル人たちも恩恵にあずかれる。
日本でもどこでも観光地は訪問客を増やすのに躍起じゃないか。
だいたいウイグル人が搾取されている、迫害されて牢屋に放り込まれているっていうのは、たしかイギリスのBBCがかなりむかしに言い出したことで、それをいまだに現実を見ようとしない一部の日本人が信じているだけだ。
そういうアホたちのおかげでユニクロもいわれなき中傷にまきこまれているわけだ。
なんか日本人全体が、告げ口だとかのぞき見だとか負け惜しみだとか、そういう矮小化した世界にどっぷりつかっているような気がする。
もっとおおらかな気持ちで現実を見ないと、ますます大国然とした中国に差をつけられるだけだぞ。
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