やっと書き上げた
今年最後のNHK国際報道の話題(27日の深夜に放送されたもの)。
報道というより、今回は視聴者参加型の意見交換会だ。
一般視聴者以外の参加者としては、一橋大学院教授のIさんというきれいな女の人、もうひとり東京大学教授のUさんという、平和でノーテンキな顔をした、カルト宗教にすぐ騙されてしまいそうな男性(むかし島田なんとかいうこういうタイプの教授さんがいたっけ)。
キャスターは悪名高い油井秀樹サンと、美しい酒井美帆ちゃんに、美醜とは関係ない栗原望クンのトリオである。
今年はアメリカを始めとして、ロシア、インド、台湾、そのほか70以上の国で選挙がおこなわれた選挙イヤーだったんだそうだ。
それは文句のいえない事実だけど、NHKが解説すると、とたんに偏向の臭いがふんぷんとしてくる。
自由で公正な選挙といったって、それをいうほうが最初から西側のイデオロギーに染まっていたのでは意味がないじゃないか。
由井秀樹サンの誘導尋問や、栗原クンの原稿にそった質問など、こまかいところにいちゃもんをつけていたらキリがないので、大ざっぱに主要テーマだけにいちゃもんの的を絞ろう。
まずルーマニア、ジョージア、モルドバなどの選挙が取り上げられて、ごちゃごちゃいってたけど、すべて西側の価値観の押し付けで、現地の状況を無視していた。
これらの国はウクライナからも近いので、戦争の推移を日本人よりじかに感じているだろうし、かってはロシアと同盟国だったせいもあって、いまでもロシアに親近感を持つ国民も多いという。
西側との結束よりも、景気をいますぐよくしてほしいと考える国民が多いんじゃないかね。
そういう国民にとっては、エネルギー資源の豊富なロシアと組んだほうが得だと考えたこともあるだろう。
つまりロシアの介入というより、これらの国の国民の自主的判断だった可能性も十分に考えられるのだ。
ちなみに日本でユーチューバーをしている、ジョージア出身の「テリちゃんねる」のテリちゃんも非難の声を上げていたけど、これはどうも日本人の亭主になにか吹き込まれた感じがするな。
テリちゃんがいまどきの若いオンナの子らしくない意識の高い女性だったとしても、欧州寄りの政権ができれば、ジョージアもすぐに日本のような国になれるとカン違いしているんじゃないか。
日本がいまのように国際社会で特別な地位を占めているのは、民主主義や資本主義の先駆けになるような、300年も続いた徳川幕府の善政のおかげだということを知ってんだろうか。
台湾の選挙も出てきたけど、投票まえに候補者を誹謗する映像が出まわったのがケシカランという。
きれいなIさんは、ロシア、中国、イランなどがサイバースクワッティングという手法を使って、介入したと当然のように発言していた。
あんまり聞かない言葉だけど、サイバースクワッティングって、西側は使えない手法なのかい。
ここで問題になったのが、番組の主要テーマでもあるSNSの選挙への影響で、視聴者からも「民主主義とSNSは相性が悪いのですか」
「これからはSNSによって選ばれるSNS民主主義になるのですか」
などという質問があった。
ノーテンキのUさんはぐちゃぐちゃと答えていたけど、どうもいま流行りの生成AIの回答みたいで、まともすぎて平凡で、いちゃもんをつけるのに苦労するものだった。
彼によるとSNSの問題点は、身近な他人と対話したいという気持ちを妨害し、遠方にいる気の合った人とばかり話すことになるということだそうだ。
気のあった仲間たちとの会話だけになるというのは、以前からSNSの弊害といわれてきたけど、そう仕向けているのはNHKのほうじゃないか。
ロシア擁護派の意見をまったく認めないってのはどういうことなのよ。
日本のマスコミが大政翼賛会同盟を組み、口をそろえて同意見に統一されてるってのはどうなのさ、えっ。
これじゃ最初から息のあった仲間としか話しようがないじゃないか。
ガツンといわせてもらうけど、SNSはあちら側ばかりが使うものじゃないんだよ。
SNSを利用して選挙の結果や、国民の声を操作できるなら、同じことが西側にだって出来るはずなんだ。
ロシアや中国がやったやったと主張して、インターネット先進国のアメリカ、西側がやらないと考えるのがおかしい。
こういう点ではSNSはまったく公平なものともいえる。
責任をSNSに押しつけるのはおかしいし、おそらくSNSは将来もっと強力な選挙ツールになるだろう。
そのときにダマされないように、わたしたちはもっともっと公平な考え方ができるよう、わたしみたいな異端の意見にも耳を傾けておく必要があるわけだ。
NHKにしても、NHKを無条件で信じている人たちにとっても、相手国の国民をなめすぎていないだろうか。
その国の住民がことごとく買収されるわけもなく、選挙結果の大半は国民自らの自主的判断だったとどうして思えないのか。
台湾ではすでに一般の国民の中にも、アメリカに利用されたくないという市民もいるし、日本の先島諸島にも、日本政府のいいなりになるのは危険という人もいる。
人々はバカじゃない。
なにかというと便利な御用解説者を引っ張り出して、一方の意見が正義であることを押しつける。
国民が公平で客観的な考えをするのを阻害してるのがNHKだ。
だいたいなんで日本がそんなに外国のことに一喜一憂すんのさ。
民主主義の未来について危機感を持っているから?
その民主主義の未来についての疑問も、この番組の主要テーマだった。
とにかく感じるのが、民主主義がゼッタイに正しいという考え。
ドイツやフランスでは極右が台頭してきた。
民主主義を見直す時期が来ているとしか思えないのに、NHKはあいかわらず、まずこれを守ることを前提に話を進行させようとしているようにみえる。
いったいこれから先、民主主義はどうなってしまうのだろうと、視聴者の意見でも民主主義に不信感を抱き始めた意見が多かった。
「民主主義が正しく機能するために必要なことは」
これは視聴者からの質問で、ノーテンキさんの意見は「政党というものを根本から変えなければいけない」というもの。
この点はわたしと同意見である。
わたしたちは既存の原則を死守するのではなく、それを変革する時期に来ているのだ。
来年はトランプさんの再登場の年だ。
彼もアメリカを大改革しようとしているのかも知れない。
それなのに、まだトランプさんの本心がわからないにもかかわらず、NHKは彼を攻撃するのに必死だ。
支離滅裂放送局とはこういうことである。
わたしはウクライナ戦争が始まってから、世界に蔓延している欺瞞の数々に気がつかされた。
アメリカという国、その国の大統領の正体、詐欺師大統領にお付き合いするG7の国々、そしてNHK(と日本のマスコミ)に引きずられる日本の国民。
何度でも繰り返すけど、来年以降の未来社会において、いちばん大事なのは、個人が自由な考えを持ち、自分の頭で考えることだ。
公共放送だからと信用してしまうのではなく、かならず自分の頭で考えることだ。
来るべき2025年に信じるべき例外があるとしたら・・・・
うん、わたしのブログだよ。
わたしの見立てはけっこう当たるんだ。
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