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2024年12月 2日 (月)

今日の報道

いまの日本人のレベルに合わせたのか、わかりやすい報道が多いねえ。
アメリカじゃ詐欺師バイデンさんの面目躍如。
息子の犯罪に恩赦を与えるって。
身内の裁判に、その裁判をどうにでもできる身内が口をはさむのは、ルール違反だってことぐらい誰にでもわかるよね。
韓国がよくやっているように、過去にさかのぼって他人の罪を問いなおすということは、“法令の遡及適用”ということで厳に戒むるとされている。
あれと同じくらいの違反行為だ。
退任まぎわのバイデンさんの最後のすかしっ屁だ。
すぐ次期大統領がひっくり返すかも知れないけど。

日本じゃ国会中継。
観ていたけど、ナニ、あれ。
ゲル君は原稿の棒読みで、あれなら文章が読めれば、わたしだって、あんただって、そのへんの兄ちゃんにだって日本国の総理が務まるワ。
こんな首相に改革なんてできるわけがないと、これなら高市早苗サンのほうがまだマシかも知れない。
ただし彼女だと暴走して、本気で中露と戦争を始めるかも知れないから、ここはやはり河野太郎くんのような、正統派の変人にご足労願うしかないと思うんだけど、日本は徹底的に変人を嫌う国だからなあ。

日本人にはわかりにくい報道もある。
中東情勢では、今度はシリアがキナ臭い。
わたしはポール・セローとバーチャルで地中海を旅したとき、シリアにも触れたはずだけど、あの国はしょっちゅうゴタゴタが起きているので、いまはどっち側だっけかと調べてみた。
その結果、パレスチナのドンパチでちょっと目立たないものの、大統領のアサドさんは、2016年に反政府勢力を鎮圧してひと息ついていたところらしい。
鎮圧にはロシアの支援があったというから、それでわかった。
キナ臭いのはアメリカが反政府勢力を支援したからだ。

ココログの人気ブログでおなじみのあのヒトは、さっそくアサド大統領は亡命を余儀なくされるなんて書いていたけど、彼は国際状況についてまるで無知のようだ。
アサド大統領は2000年に就任して間もないころから内戦に明け暮れた。
ロシアの支援があったにせよ、ようやく反政府勢力を鎮圧して、曲がりなりにも本来の大統領任務に精を出していたところなのだ。
ここ数日のクーデターぐらいで、チャウシェスクやカダフィのように、いきなり政権が崩壊するわけがない。

おそらく安定させるよりひっかきまわすほうが簡単だというんで、またアメリカが手をのばしたんだろう。
ひっかきまわしたい国の一方の勢力に武器と資金を渡して、国を転覆させるというのは、アメリカが世界各地でやってきた常套手段だ。
バイデンさんは最後の最後まで、トランプさんにやっかいな荷物を押しつけていくつもりなんだよ。
しかし中東ではアメリカは完全に信用を失った。
こんな風潮を平和主義者のトランプさんがやめさせることができるかどうか、彼の就任まであと50日もない。

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