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2024年12月15日 (日)

前項の答え

また前項にHiroshiさんからコメントがついた。
長くなりそうなので、ブログ記事として彼の疑問に答えることにする。

ロシアの経済状態については、かなり以前から、いますぐ国が倒産するのではないかという報道があふれています。
そのほとんどがHiroshiさんのいうような問題、つまり戦争の長期化、経済制裁やエネルギー価格の下落などが原因だそうです。
しかし考えてみて下さい。
2日ぐらい前にもロシアは、枯渇するするといわれているミサイルで、ウクライナのインフラを盛大に攻撃していました。
モルドバではウクライナ戦争のあおりで、ロシアからの天然ガス供給が止まるのではないかと不安視する報道もありました。
中印の買い叩きもあるでしょうけど、この二つの大国以外にもロシアから天然ガスを輸入している国は(いまでも)多く、そうしたものがロシア経済を支えています。
ニュース映像を漠然と信じないで、背景に注目してみると、一般のロシア人はふだん通り会社に通い、交通機関もいつも通り走っており、 YouTubeなどを見ると、最近でもロシアから美人たちがぞろぞろと日本に観光にやって来ています。
報道のほうがおかしいとは思いませんか。
そのあいだにドイツではフォルクスワーゲンが経済悪化で斜陽になり、英国やフランスでも不景気が極右を勢いづかせています。
日本ではトマトの値段が、あ、これはわたし個人の問題ですが・・・・なんでロシアの不景気ばかりが強調されるのでしょう。

ロシアは経済が困窮して、シリアを見捨てたという報道もあふれています。
たしかに二つの戦争をかかえるのはしんどいということもあるかも知れないけど、もしもロシアが戦争に介入した場合、泥沼のようなシリア内戦がまた再開することになってしまいます。
これではバイデンさんがやっていたように、戦争を煽ることになってしまい、プーチンからすると言い訳のできない難しい立場に追い込まれてしまうでしょう。
だからロシアはシリアに関わらなかったのだと考えたことはありませんか。
アサド大統領はロシアに温存されており、テロリストの新政府がムチャな統治をして、そのころにはウクライナ戦争も終結していれば、また復帰もあり得るかも知れません。
イスラエルがいいチャンスだとばかり、前政権が残していった兵器を猛爆撃して破壊しているのも、テロリスト政府ではなく、アサド大統領の復帰を怖れているからかも知れませんね。

中国の場合も、上記のような見方をすれば、それほどひどい不景気だとは思えないのに、不景気だという報道ばかりです(日本では)。
真実を知りたければ、おもての報道ばかりではなく、報道の背景やSNSの映像などを注視して、自分の頭で考えることです。

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コメント

ご返事、ありがとうございます。

それに関して、私の考えも以下のサイトに書いてみました。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12878604471.html

投稿: Hiroshi | 2024年12月16日 (月) 12時47分

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