本日の工作
「クルスク州でウクライナ軍に生け捕りにされた2人の北朝鮮捕虜の詳細」
これは今日のネットニュースの見出し。
この記事を読んで、ちょっと奇妙なことに気がついた。
このニュース以前にわたしはもうひとつのニュースを読んでいて、それには
「ロシア領のクルスクの戦闘で北朝鮮兵士を4千人も殺傷したのに『捕虜ゼロ』の摩訶不思議」と書いてあった。
わたしはそれも読んでいたから、前項のブログ記事でどこかのマスコミが、戦死者が多いのに捕虜がひとりもいないのはおかしいといってると書いたのである。
するとさっそくふたりの北朝鮮兵士が捕虜になった。
ここがおかしい点だけど、最初に疑問を発したと同じマスコミ(コリアレポートの辺真一という人)が、ウクライナ軍はようやく捕虜を得たかと、今日のネットニュースに納得したようなことを書いていることだ。
まるであらかじめ示し合わせ、最初に辺真一さんが疑問を発しておいて、すぐにひっくり返し、北朝鮮兵士のことを強く印象づけるような書き方である。
肝心なのは、この新しいニュースを読んだだけでは、絶対にウクライナのプロパガンダではないという証拠にはならないということなのだ。
「暴風軍団」と称される特殊部隊に属する北朝鮮兵士1万1千人がロシアに派遣されてから3か月、ロシア領、クルスク州に配属されてから2か月が経ってやっと手にした「戦果」だけに喜びもひとしおであろう、だって。
バカなことをいってるな。
暴風軍団というのは北の精強軍だそうだけど、それがどうしてむざむざと捕虜になるのか。
むかし北朝鮮の潜水艦が韓国の近海で座礁し、乗組員は上陸して北へ逃避行を企て、ほぼ全員が玉砕したこともあるし、日本海で日本の巡視船に捕獲されそうになった北朝鮮のスパイ船も、乗員は逮捕されるまえに全員が船もろとも自爆した。
北の精強軍ならこのくらい覚悟ができているものだ。
捕虜の兵士は「北朝鮮にいる時はロシアに訓練に行くと聞かされていたが、ロシアに着いて初めて派兵されたことを知った、ともある。
これではとても精強部隊とは思えない。
しかも病院のベッドに横たわり、西側のマスコミの取材にも応じるという。
なんだ、なんだ、これは。
いったい派遣された北の兵士は、精強軍なのか、訓練も行き届かない新兵なのか。
つじつまの合わないデタラメばかりじゃないか。
なんとかしてロシアと北を結びつけようという工作も、やればやるほどボロが出る。
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