聡クン
NHKの国際報道に出演していて、わたしにボンクラ呼ばわりされていた慶應義塾の森聡クン。
なんでもアメリカの外交・安全保障の専門家だそうだけど、年令は団塊のわたしに比べると青2才といっていい人である。
彼の発言を聞いていて、もう怒りの炎がめらめら。
彼が新しい大統領のトランプさんについてぐちゃぐちゃいってるんだけど、ウクライナに関しては見当違いも甚だしいね。
トランプ新大統領はウクライナ戦争を終結させることができるのかという質問に、聡クンは3つばかり条件を並べて説明をしていた。
そのひとつに、ウクライナのNATO加盟は保留することというものがあって、ああ、この人も戦争を近々の一部、しかもこちら側からしか見ていないなと思った。
ウクライナがNATOに加盟できないにはちゃんとした理由があったのに、それをねじまげて加盟しようとしたのも戦争の一因だったのである。
いまさら保留するもないもんだ。
そうか、アメリカの外交が専門だから、ヨーロッパのことは暗いのね。
それにしたってプーチンがどんな大統領なのか、このくらいはテレビに出るなら常識だけど。
ウクライナが新興成金に食い物にされた破綻国家であることも知らないようで、これじゃまるでそのへんの素人と変わらないじゃん。
と思って肩書きを調べたら、「戦略構想センター」所属なんてやばそうなものが見つかった。
なんとなくNHKの御用解説者の兵頭慎治さんと同類のようだ。
聡クンにいわせると、トランプさんがウクライナを見捨てるのは中国に対抗するためだそうだ。
それは日本政府(とNHK)の見果てぬ願望てあって、中国が台湾に軍事侵攻を企てたことはいちどもないし、これからもないだろうから、トランプさんには中国に対抗する理由がない。
中国にしてみれば、戦争なんかするよりひたすら繁栄を目指せば、台湾は熟した柿みたいに自分の庭に落ちる。
ということは、わたしのブログに何度も書いてきた。
トランプさんは習近平さんを就任式に招待し、中国は副主席という、これ以上ない閣僚を派遣してこれに応えた。
CikTokの制裁も先延ばししたし、これでは新大統領は中国といい関係を保ちたいと望んでいるようにしか見えない。
ウクライナを見捨てるとしたら、外国の戦争に金をつぎこみたくないという現実的な考えからだろう。
聡クンはそういう現実を無視したまま、なんとか台湾有事に持っていきたい日本政府(とNHK)の希望通りのことを喋っているのだ。
またひとり御用識者の出てやまぬ
NHKはむかしもいまも
森聡クンとはそういう人である、と暴露するわたしは、そのうち日本政府のまわし者に暗殺されるな、きっと。
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