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2025年1月24日 (金)

わたしの事情

20250124

わたしはアメリカをどうしようもない国だと思っているけど、目下のところは大統領になったばかりのトランプさんを支持している。
ところがわたしのブログの2016年11月の記事を読み返して、意外に思った。
この年は大統領選挙があって、トランプさんがヒラリーさんを破って、初めて大統領になった年である。
このころのわたしはトランプさんを、非常識な大統領として、非難したり揶揄したりしていたのだ。
たとえば冒頭の画像は2016年の3月に、新しい大統領候補として登場したトランプさんをからかって、わたしが作ったコラージュ。

それから10年も経たないうちに、どうして考えを180度回転させて、トランプさんの支持者になったのか。
ウクライナ戦争のせいである。
わたしは旅が好きで、ずっとむかしからロシアにあこがれていたけど、ソ連の時代はまだ敷居が高そうで断念していた。
ゴルバチョフの時代にペレストロイカが起こって、解放政策が始まり、おお、これはと期待したものの、それはあっけなく頓挫して、エリツィンの時代にはロシアはギャングの巣窟のような、ますます敷居の高い国になってしまった。

そんなときにプーチンが登場した。
わたしは彼がすばやく国内のオリガルヒを一掃し、ロシアを法治優先のグローバル大国にしたかを、驚きと感嘆の目で見つめていた。
そんなことはないという人がいたら、たぶんその人はウクライナ戦争が始まるまで、ロシアにほとんど興味がなかったのだろう。
わたしがプーチンを尊敬するようになったのはこれ以降である。

プーチンを尊敬していたから、ウクライナ戦争についても、マスコミとは異なる視線で眺めることができた。
同時に、ほんのわずか前まで称賛していた相手を、ころりと悪くいうマスコミの欺瞞にも気がついた。
誹謗中傷ばかりで、誇張されたデタラメばかりじゃないかということも。
わたしはテレビはNHKしか観ない人間だけど、ロシアに詳しい人間が裏から眺めると、NHKのプロパガンダはあまりに幼稚だったのだ。

いったん疑惑の目で見るようになると、何もかもおかしいと気づくことになる。
わたしはもともとエネルギー問題や温暖化抑止政策、銃器規制、国民皆保険の導入などでもって、米国では民主党の肩を持っていた。
しかしウクライナ戦争が始まってから、アメリカの権力のしくみまでわかってしまった。
アメリカがいかにデタラメな国であるかと確信を持つようになり、バイデンさんがどうしようもない詐欺師であるとわかった以上、変人といわれるトランプさんに賭けるしかないのである。
すべてはウクライナ戦争が始まったせいなのだ。

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