NHKずらずら
昨夜のNHK国際報道。
内戦中のミャンマーで中国人の犯罪組織が暗躍しているそうだ。
あ、また中国をおとしめようってんだなと思ったけど、そうじゃなかったねえ。
まず冒頭に出てきたのは、組織に拉致されていた中国人の俳優で、つぎに出てきたのは台湾人の芸人。
ふたりとも犯罪組織のアジトで、国際的な振り込め詐欺のかけ子にされていたのだそうだ。
中国の犯罪組織なら中国語のわかる人間を拉致するのももっともだ。
しかし、これだけでは中国政府に責任を押しつけるには無理がある。
冷静に考えれば、犯罪者はどこの国にもいるもので、中国では悪質犯罪者が捕まれば即死刑だ。
こういう点では中国のほうが日本より犯罪者に厳しく、やつらも命が惜しいから、どこかほかに安全に仕事ができるところはないかと物色する。
その結果タイやミャンマーに目をつけた。
このふたつの国は中国から近く、ミャンマーなんか国境をはさんですぐ隣りの国だし、どちらも警察は日本と比較にならないくらいだらしなく、政治家や役人にワイロも効く。
おかげで日本の特殊詐欺事件の犯人まで、タイにアジトを構えていたこともあるくらいだ。
タイやミャンマーに中国人の犯罪組織があっても不思議じゃないのである。
もっとも上記の中国の俳優と台湾の芸人は、そのうち無事に逃げ出したというから、犯罪組織もだいぶたるんでいたようだ。
いったい昨夜のNHKはなにをいいたかったのだろう。
中国は厳格な法治主義の国で,国内の治安はすこぶるよいといいたかったのか。
んなわけないよな。
タイあたりに出かけて行ってひと儲けをしようというユーチューバーに、警告でも与えるつもりだったのか。
「気をつけよう詐欺師はキミを狙っている」という警察の標語のつもりだったのかしら。
シリアの報道もあった。
アサド政権時代に大学のなかで、反政府活動をする学生に対して、密告が横行し、残忍な暴力や殺人まであったという。
政権がいきなり転覆すると、前の政権の非道を訴える映像があふれるのはいつものことだし、NHKが嬉しがって報道するから、これだけで、あ、信用できないなと思ってしまう。
証人として出てきたシリア人学生は、殴られたとかひねられたという割には、顔や腕に傷あともない。
パレスチナでも、ハマスに捕虜にされたイスラエル人は、暴力だレイプだと報道されていながら、捕虜交換ではみんな元気に出てきた。
NHKのすることはこんな調子だから、また自分に都合のいいプロパガンダに決まっている。
ただし、おかげでわかることもある。
アサド時代には大学もちゃんと運営されていたということで、女子学生もべつにヒジャブを強制されることもなく、Tシャツにジーンズで学業に励むことができたということ。
だいたい学生というのは、どこの国でも(香港なんかでも)すぐにデモをやりたがるし、生意気をいいたがるものだ。
いろんな宗教の入り混じったシリアのような国では、強権でないと国家を維持できないということはあるのだから、いきなりアメリカのような自由放任主義にしろというほうが無理なのだ。
現在の暫定政権がどこまで寛容でいられるか、すこし前にはテロリストの本性をあらわしてきたという報道もあったくらいだし。
飛行機の墜落事故でトランプさんが責任回避に躍起というものがあった。
そんなこといったって、飛行機が衝突することまで大統領が責任を取れるわけないでしょ。
トランプさんは、前の政権(もちバイデンさん)が多様性を重視して、つまり女やオカマなどの管制官を増やしたのが事故の原因だといい、このあたりが反トランプ陣営(とNHK)には気にくわないらしい。
オカマの管制官はともかくとして、運輸業務につぎこめば、もっと使い手のあったはずの兆という税金を、ウクライナにつぎこんだバイデンさんにも責任はありそうだ。
わたしはこういう考えもあるという見本のためにいってるんだけど、トランプさんに事故の責任がないことははっきりしている。
しかしバイデンさんにはなかったといえないじゃないか。
| 固定リンク | 0
「(NHK)テレビより」カテゴリの記事
- 昨日のNHK(2025.03.22)
- 今朝のNHK(2025.03.21)
- フェイクに注意(2025.03.16)
- カット(2025.03.14)
- わかりやすい宣伝工作(2025.03.14)
コメント