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2025年1月12日 (日)

ふたりの捕虜

世にいちゃもんのネタは尽きまじ。
ウクライナ戦争ほどの規模の戦争なら、捕虜のひとりやふたり、珍しいことじゃないだろうに、ゼレンスキーさんが北朝鮮の兵士ふたりを捕虜にしたと発表。
それ自体は不思議でもなんでもないけど、NHKが速報で大きく報じていたのはいったいどういうことか。
わかってる。
どこかのマスコミが、戦死者が多いのに捕虜がひとりもいないのはどうしてなんだと疑問を発していたので、これではマズイとウクライナ(とNHK)は考えた。
なんとしても生きた北の兵士の捕虜が欲しい。

わたしの見立てでは、プーチンは北の兵士を前線には出さず、彼らは後方で土方作業に従事しているはずだった。
しかし北の兵士の中には、2017年に命がけで軍事境界線を越えた兵士がいたように、機会があれば脱北したいという兵士も少なくないと思われる。
ロシアに派兵されたのはその絶好の機会だ。
生きた捕虜が欲しいというゼレンスキーさんと、脱北したいという兵士の願望、(さらにNHKのおもわく)が合致して、あとはロシア国内の反体制派の手引きがあればいい。

たぶん北の捕虜というのは脱走兵じゃないかね。
ロシアに脱走しても仕方ないから、クルスクのウクライナ軍陣地に逃げ込む。
土方の穴掘り現場からウクライナ軍の陣地までは遠いけど、プーチン嫌いの反体制派が車で送ってやればいい。
ウクライナでは捕虜にいい含めて、シナリオ通りの発言をさせる。
こんなことだと思うけど、でもほかにもわたしの予想外のことがあるな。

わたしの見立てでは、ウクライナ軍はクルスクで袋のネズミになっているはずだった。
今回の捕虜はクルスクで捕まって、首都のキエフに移送され、そこで取り調べを受けているという。
ということは、クルスクとキエフ間は乗り物が自由に往来できるということになる。
もしかすると全部でっち上げの可能性もあるぞ。
とにかくNHKが大喜びで報じるという時点で眉ツバものだと思わなくちゃ。
日本の公共放送はそのくらい信用がないんだから。
ま、もうすこし成り行きをながめよう。

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