善意と悪意
「パレスチナ大使会見『我々はどこにも行かない』」
これは昨日のネットニュースの見出しで、日本にいるパレスチナの大使がマスコミに語った言葉だそうだ。
さて、考えてみよう。
トランプさんの発言を、日本のマスコミはかならず悪く解釈する。
パレスチナの大使まで影響されて、トランプさんの発言を悪く解釈してはいないだろうか。
トランプさんはパレスチナ人をガザから追い出すとか、出て行けといってるわけじゃないのだ。
エジプトやヨルダンに、難民を引き受けてくれないかと打診しただけである。
しかしトランプさんは過去に、イスラエル寄りの発言をしたことがあるから、あのトランプがオレたちの味方をするはずがないと、パレスチナ人も疑心暗鬼になっているんじゃないか。
WHOも条件さえ整えればまた復帰してもいいというし、関税の問題も選挙まえよりだいぶトーンダウンしたようだし、トランプさんは以前の彼じゃない。
移民の強制送還だって、カン違いしている人が多いけど、トランプさんが送還するのは悪質な不法滞在者であって、すべての移民をやみくもに国に送り返すということじゃないんだよ。
過去の発言にこだわらないのは、最近のトランプさんを見ればあきらかなんだけどね。
トランプさんが、虐殺されるガザの住人を放ってはおけない、なんとか女性や子供たちだけでも避難させたいと考えているとしたら?
もちろんパレスチナ人にすれば、オレたちの味方をする気があるなら、避難所より、まずイスラエル軍を止めてくれといいたくもなるだろう。
しかしそれがすぐに可能だと考える人がどのくらいいるかね。
いきなりやめろといってもネタニヤフさんが聞くはずがないし、米国内にもイスラエル・ロビーに操られる議員は多いのだ。
一方でトランプさんは、前政権による2000ポンド爆弾の供給停止措置を解除という報道もある。
これはガザの住人を移住させようという目論見と矛盾している。
パレスチナ人をガザから追い出したいのなら、移住なんかに頭を使う必要はない。
イスラエルにじゃんじゃん兵器を供与して、好きなようにやらせ、バイデンさん(やNHK)みたいに、虐殺はやめさせなければいけない、大事なのは平和であると、ときどき正義づらするだけでいいんだ。
すでにイスラエルは、ベイルートの地下壕に潜んでいたヒズボラの最高指導者暗殺に、バンカーバスターという強力な地中貫通爆弾を使用してるんだから、なにをいまさらという気もする。
善意で解釈すれば、トランプさんはせめて女・子供たちだけでも、今すぐに避難と考えているのかも知れないじゃないか。
とにかく今の世の中は、なにごとも悪意で捉える人が多すぎる。
わたしのブログは逆に、今どきめずらしい、なにごとも善意で解釈しようというブログだ。
甘いんだよという人がいたら、ここで挙げたわたしの疑問を説明してくれ。
ネタニヤフさんならハマスを1人残らず殲滅するまでやめないというだろうけど、どうしてトランプさんはパレスチナ人をガザから追い出すとはっきりいわないのだ。
彼が大統領に復帰できたのは、バイデンさんに絶望したイスラムの票も大きかったじゃないか。
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