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2025年2月

2025年2月28日 (金)

真実

今度は英国のスターマーさんがトランプさんを説得していた。
侵略者に褒賞を与えるべきではないと。
しかし西側の首脳と、たとえばわたしみたいなじいさんとでも、侵略者の定義が異なるのだ。
「(トランプさんは)侵略された被害者であるはずのウクライナこそ、ロシアとの戦争を始めた当事者だと暴言を吐いた」
これはSNSで見つけた記事の一部だけど、暴言でも妄言でもない。
世間には表面的なことと、西側のプロパガンダにだまされて、ウクライナが被害者だとみる人が多いけど、これは間違いである。

わたしにいわせれば、いちおうウクライナの領土ということになっているクリミア半島を手に入れようと、最初に侵略を仕掛けたのはヨーロッパのほうである。
戦車や飛行機を使うばかりが侵略じゃない。
欧州はそれまでも外堀を埋めるように、じりじりと勢力圏を拡大してきた。
おとなしくしていればロシアは要衝を失い、黒海の奥に封じ込められ、やがてEUが通商戦争を仕掛けてきたとき、一方的に不利になるばかりだった。
もとトランプさんの閣僚で、新しいトランプ政権では大統領と不仲とされるボルトンさんでさえ、クリミア半島と東部4州を割譲すれば戦争は終わるといっている。
これをみてもロシアの目的はクリミア半島だけということがわかる。

欧州にはロシアに対する警戒感が強すぎるようだ。
ウクライナが負けたらつぎはほかの国が狙われるというんだけど、そんなことがあるわけがないことは、考えてみればすぐわかる。
プーチンは大統領になって25年も経つのに、ウクライナ以外の国に侵攻したことはいちどもないし、いま73歳の彼にとってヒトラーになるには遅すぎる。
ということもわたしは何度も書いてきた。
あん、べつにわたしゃロシアのエージェントじゃないんだけどね。

まあ、臆病風にふかれて、軍事費を増やしたければ増やせばいいさ。
戦争がなければクソの役にも立たないのが軍事費で、しかも関係ないノルドストリームのガスパイプまで破壊して、電気ガス料金も上がる。
企業は経営が立ち行かなくなり、結果としてその国の経済が混乱して、右翼の台頭でも許せば、ロシアは労せずして味方を増やすことになるよ。

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昨夜の

昨夜ちょっと意外だったのは、19時と21時のNHKニュースに、トランプさんとウクライナの報道がひとつもなかったこと。
さすがのNHKもトランプさんの意図が読みきれず、今日の28日にゼレンスキーさんとトランプさんの会談があるので、その結果待ちということかも知れない。

そのかわりというか、あいかわらずアホなことをいってたよ。
国連の場でロシアの国連大使と、ウクライナの外相の言い分がガチンコ勝負。
ロシアのネベンジャさんと、ウクライナのシビハさんは、悪党づらでは甲乙つけがたいけど、これは容貌コンテストでないから、双方の言い分をみなさんにも判断してもらおう。

戦争の原因について、ロシアの言い分は
「ウクライナのNATO加盟が迫っていたので、仕方なくウクライナへの侵攻に踏み切った」
ウクライナ側の言い分は
「この戦争の根本原因はプーチンによるウクライナの存在権拒否と、ウクライナ破壊の願望だ」
みなさんはどっちの肩を持つ?

もちろんウクライナの肩を持つという人が多いのはかまわないけど、それならわたしの質問にも答えてもらおう。
ウクライナがNATOに加盟しようとしたから、ついにロシアはウクライナ侵攻に踏み切ったというのは、いまトランプさんもいってるけど、わたしみたいな素人評論家でも当初から言い続けてきたことだ。

プーチンがウクライナの存在権を拒否しているとか、ウクライナを破壊する願望を持っているという話は聞いたことがない。
ウクライナの首都キエフも、オデッサも昔のままの美しい古都である。
戦争が始まってからさえ、ロシア軍はミサイルを、野放図に首都に撃ち込むようなことはしていない。
これでもロシアはウクライナを破壊する意図があったというのかね。
ゼレンスキーさんが大統領になったときも、ウクライナ国民が自主的に選んだのならしようがないと、プーチンは黙認していた。
ウクライナがNATOに加盟するという前までは、プーチンは(おもしろくはなかっただろうけど)決してウクライナに侵攻しようとは考えなかったのだ。

これがガチンコ勝負のわたしの見立て。
反論のある人は、はい、コメント欄から。

このあと続いて中国のウイグル問題が出てきた。
これを由井秀樹サンがしゃあしゃあとして解説するのを聞くと、上からの命令とはいえ、この人の知能は中学生くらいかと思いたくなる。
なんでも最近では迫害されたウイグル人は、東南アジアのタイを経由してトルコに逃れる者が多いんだそうだ。
なんでそんな大まわりをしなけりゃいけないんだよ。
新疆からなら天山山脈を徒歩で越えれば、もう同じイスラム教徒の国ばかりだから、とくに問題なくトルコまで行けるはずだし、交通費もそっちのほうが安いだろう。
いま問題になっている特殊詐欺の犯人と間違えてんじゃないか。

もういい。
あとはゼレンスキーさんとトランプさんの会談の結果を待とう。

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2025年2月27日 (木)

昨日の

NHKのふたつの国際報道は突っ込みどころの多い番組だ。
始めから終いまで全部たわいないプロパガンダだから、多すぎてどれから突っ込んでいいかわからない。
英国が軍事費の増額、財源は海外援助の削減だそうだ。
経済が困窮している時期だから、海外の援助を削減しておいて、ウクライナ支援にまわすのでは、矛盾しているではないか。
そんなに支援をしたいなら、トランプさんなどアテにせず、どうして自分たちだけでさっさとやらないのか。

ロシアには「影の船団」というものがあって、制裁逃れをしているという。
それはケシカランけど、どこの国だってエネルギーは、できるだけ安くて安定的に輸入できるところから買いたい。
これはロシアの謀略でもなんでもないし、常識的なことなのに、無理に制裁をでっち上げて、ロシアから買わないようにする。
おかげでべつのところから高価なエネルギーを買わねばならなくなったヨーロッパじゃ、軒並み経済が左前になった。

しかもこれにはまだおまけがあって、「影の船団」が海で錨を引っ張って海底ケーブルを切断したなんていいだした。
ややこしいな。
石油を運んで制裁破りをしたタンカーが、ついでにケーブル切断もして行ったってことかい。
この騒ぎもだいぶ以前からのニュースだけど、バルト海のほうじゃ怪しい船の臨検までしておいて、切断の証拠はひとつも出てないぞ。

さらにもう古くなった北朝鮮兵の話題。
わたしがお嫁に行けなくなりやしないかと心配していた望月麻美ちゃんが、韓国まで直々に乗り込んで取材していた。
可愛いオンナの子にいちゃもんをつけたくないんだけど、海外に行けばエラいかというと、ぜんぜんそうでないのがNHKの特派員だ。

ウクライナに派遣された北朝鮮兵士については、いまだに精鋭なのか、新兵なのか情報が錯綜していてわっからない。
韓国に脱北した北朝鮮兵士が出てきて、捕虜がなんとか大隊に属していたなら、死をも恐れない精鋭のはずですという。
そんな精鋭がおめおめと捕虜になって、病院のベッドでべらべら喋っちゃおかしいやね。
だいたい騒がれているわりには、北朝鮮兵士の活躍の映像や、戦死者の映像なんかほとんど出てこないじゃないか。

捕虜というのは、わたしはウクライナがプロパガンダのために雇った役者だろうと思っているので、彼らのその後に注目していた。
しかし彼らがどうなったのか、続報はない。
べらべら喋ってただで済むはずはないから、彼らが北に帰れるはずはない。
最初から帰すつもりはないんだから、でっち上げがばれるはずもない。
わたしのこころのうちでは、麻美ちゃんに対するジャーナリストとしての信頼ががらがらと音をたてて崩れていく。

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2025年2月26日 (水)

むずかしい

せっかく書いた記事が勝手に消されていたので、またココログのいやがらせかと思った。
なんせわたしのブログの影響力はでっかいからな。
と思っていたら、ほかにも消された人がいるらしいので、どうやらココログのメンテナンス中の事故らしい。
それで、今日は免許証の更新に行ったんだけど、府中の試験場で、待たされているあいだに、ちょこちょこと失われた記事を復活させた。
この記事とそのまえのふたつの記事は、思い出しながらもういちど書いたものだ。

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根づきやすく、手間がかからないはずのアキラ(オステオスペルマム)だけど、21日に鉢から花壇に植え替えて、25日にはこの写真のとおり。
もう息も絶え絶えで、ご臨終ま近というところ。
ホント、園芸というのはむずかしい。
地質が合わないのかも知れないけど、そうかんたんに地質改造もできない。
わたしの花壇にはスイセンやチューリップ、オニユリ、ヒガンバナの球根も埋まっているはずなので、こっちによくてもあっちに悪いという場合があるかも知れないので。
てもおかげさまで、得体の知れない単子葉の葉がおびただしく出てきた。
なにが咲くのかわからないけど、今年の春も楽しみだ。

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算数

トランプさんとマクロンさんが対面で罵り合う。
いや、2人も大人だから、胸ぐらをつかむようにはならないけど、わたしも加勢してヒトコト。
トランプさんが、オレっちはウクライナ支援に1140億ユーロも出しているのに、ヨーロッパは少なすぎると文句をいったら、マクロンさんはさえぎって、欧州諸国は計1320億ユーロ(約20兆7300億円)も出している、これはアメリカよりずっと多いと反論したそうだ。
うーん、だね。

算数もできないのか。
アメリカの場合は1国でだぞ。
ヨーロッパのほうは英国、ドイツ、フランス、イタリア、そのほかポーランドや北欧諸国、バルト3国など、欧州のほとんどの国をひっくるめてこの金額だ。
これじゃアメリカもたまんない。
さっさとヨーロッパにぜんぶまかせて、ウクライナから手をひきな。
ヨーロッパがこれまで通り支援すれば、アメリカがいなくったって、ウクライナは楽勝さ。

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昨日のNHK

ミャンマーの特殊詐欺事件の報道を聞いていると、やけに中国系、中国系という言葉が耳につくね。
そんなことはないとおもうけど、最近のNHKなら、なんとなく中国政府が関わっているという印象を、知らないうちに日本人の頭に刷り込もうというのかも知れない。
しかし中国の警察が犯罪に対して、日本よりはるかに厳しいから、犯人グループはとなりの国のミャンマーに出稼ぎに来てるんだからね。
犯罪者はどこの国にもいるし、昨夜のニュースじゃ逃走した犯人のなかに日本人もいたって話だ。
恥ずかしいのは日本人のほうじゃないか。

NHKもどういうつもりなのか、そのニュースのあとに、東日本大震災で亡くなった衛紅さんというきれいな中国人娘が出てきた。
彼女は、かって天皇陛下の訪中のとき、通訳を務めたくらい優秀な人だったらしいけど、日中友好のために働きたいという夢をかなえる前に亡くなった。
こういう中国を讃える報道のすぐあとに、またNHKアナの酒井美帆ちゃんが出てきた。
彼女はあいかわらずNHKに忠実で、世界を分断させ、対立をあおるニュースばかりだ。
美貌ではどっこいどっこいでも、やってることはだいぶ違うぞ。

ニュースのなかにウクライナの人妻のラリーサさんという人も出てきた。
彼女は難病の子供をかかえて、ロシアの空襲から避難するばかりの生活らしい。
しかし心配はいらないはずだ。
ゼレンスキーさんが強情を張らずに、さっさと降伏すれば、なにもかも以前のままで、彼女も安心して病院に行けるはずなんだよ。

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2025年2月25日 (火)

海外特派員

20250525

昨夜のNHKニュースを観たけど、いや、悲惨なもんだね。
ウクライナでは市内でどうどうと若者の拉致が行われている。
劇場から出てきたところを、大勢の警官にとりかこまれて、いやおうなしに軍隊に引っ張っていかれるのだ。
若者はいやがって抵抗するんだけど、大勢の市民が見ている前だぞ。
NHKのアホな特派員はなにを見てるんだ。
これではだれだってウクライナが負けていると思わないわけにいかないし、これでも奪われた土地を奪い返すまでは戦うという国民が、半分以上いるんだって?

まあ、アメリカ大統領選挙でも、ものの見事に予想をはずしたNHKの特派員だ。
彼らの目が節穴なのか、やっぱりUSAIDからお触れがまわって、それが特派員のところまで届いたのか知らんけど、わたしの払った視聴料が彼らの給料になるかと思ったら、くやしくて寝られないワ。

ロシアだって似たようなことをしているというつもりなのか、ロシアの兵士募集の映像も出てきた。
ロシアのほうでは街中で拉致するような乱暴はしてないし、ゲームや日本由来のマンガを活用して国民の戦意を高めようという、インターネット時代にふさわしい方式だ。
兵士の募集くらいは戦争中のアメリカだってやっていたしね(添付した画像は有名なアンクルサムのポスター)。
同じ兵士募集でもだいぶ差があるな。

ニュースの最後に
「戦争で犠牲になるのはいつも兵士や市民です」
「早く戦争を終わらせるにはどうしたらいいか」だって。
自分たちが戦争をあおり、引き延ばしている国策放送局なのに、よくもまあ恥ずかしげもなく。
トランプさんの登場であとがないNHKはヤケになってるんですね。

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2025年2月24日 (月)

代替空港

ココログの大石英司さんのブログ「代替空港」が吠えている。
この人は作家らしいけど、有名人なら自分の発言に責任をもってくれないと困ると、以前コメントで抗議したら、その後しばらくウクライナに触れないからよしと思ってたら、最新の記事でまた作家らしからぬ暴言だ。
以下が暴言の部分。

『停戦する余地、可能性など微塵も無い。ロシアは占領地域から絶対に退かないし、仮にプーチンの面子を保ったまま停戦したら、将来起こることは解り切っている。
ロシアは、かつてのヒットラーのように、再軍備を完了してから再度の侵攻に取りかかる必要は無い。SNSを駆使し、認知戦を仕掛け、ウ国を内部から崩壊させ、傀儡政権を樹立し、そのまま取り込める。
ウクライナの国語は再びロシア語になり、ロシアは、ウ国からの要請があったという形で、堂々とウ国を吸収してソヴィエト復活。今度こそ、ウクライナ語を完全に抹殺し、その歴史書からホモドールも消し去る。ウクライナは、文化も歴史も全て失う。何なら民族浄化だってやってのける。そしてロシアはいずれ、奴隷にしたウクライナ兵を先頭に立ててポーランド国境を越えてくる。
侵略された時、国家を守るという文脈に於いて、人命は大事か? 国民の生命は大事か? 残念ながら、否である。たとえ、街が瓦礫の山となり、山河が枯れ果て、国民の9割がその戦いで死んだとしても、国家国土は守らねばならない。
そうすることで、いつかは人口も回復し、街も再建できる。ひとたび他者の占領を許せば、必ず支配者による民族浄化が起こり、歴史は、その言葉とともに抹殺される。国も民族も存在しなかったことにされる。庇護者から停戦圧力を受けるウ国は今、その瀬戸際、崖の上に立っている。
朝日新聞よ、正気なのか? 君らは』

これってココログから、たまにはウクライナについても書いて下さいと頼まれたのかも知れない。
あるいは「代替空港」もUSAIDからいくらかもらっているのかも。
とっちでもいいけど、わたしのブログと共通するのは、朝日新聞はケシカランということだけ。
プーチンがウクライナに再度の侵攻を試みるはずはないし、ウクライナの文化を抹殺するはずもないと、その理由はわたしのブログに何度も書いてきた。
チンピラ右翼みたいなこんな発言に、メンドくさいからこれ以上反論しない。
だれか「代替え空港」に、こんなことをいってるやつがいますよとチクってやって。

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戦争の大義

ここんところNHKはプロパガンダ番組のてんこ盛りだ。
トランプさんがウクライナに不利な和平に乗り出すかも知れない瀬戸際なんだから、その気持ちはわかるけど、試しに録画してみたら、NHKスペシャル「トランプとプーチン」、世界のドキュメンタリー「森の中の敵」、そして昨夜の「臨界世界・ウクライナ女性兵士」など、みんなプロパガンダだった、それもあからさまな。
NHKも必死なんだよね、遠いヨーロッパの戦争なのに。

「臨界世界」を観ながら考えてみた。
そもそも西側の取材陣が取材した映像という時点で、まずプロパガンダを疑わなければいけない。
冷静になろう。
これはウクライナの女性兵士たちを追った番組だというんだけど、いまのウクライナは兵士が足らず、女性まで動員せざるを得ないところまで追いつめられているらしい。
番組のなかに熾烈な塹壕戦や、血まみれの兵士、戦死した兵士のなきがらなども出てくるけど、そんなものを見せられたって、わたしにはこれっぽっちの同情心も湧かない。
悲劇を強調するなら戦争をやめればよかったのである。

いったいウクライナ戦争に大義はあっただろうか。
ロシアによる侵略だから、ウクライナ国民に抵抗以外の選択肢はなかったというんだろうか。
戦争のそもそもの原因は、アメリカにそそのかされたゼレンスキーさんが、クリミア半島を手土産にNATOに加盟しようとしたことである。
これはロシアにとって絶対に容認できることではなかった。
キューバ危機(1962)を見ればわかるように、大国にもぜったいに容認できない一線というものがあるのだ。

ロシアが怒ることはわかっているのだから、ゼレンスキーさんにはほかの方法もあった。
いまインドやグローバルサウスの国がやっているように、中立を装いながら、両陣営からいただけるものはいただくという政策である。
そうしなかったのは、国内に巣食うオリガルヒたちの都合が大きい。
ウクライナのマフィアたちにとっては、自分たちが永遠にウクライナを食いものにするために、なんとしても恒久的な安定が欲しかったのだ。

クリミア半島と東部4州をロシアに割譲すれば、戦争はとっくに終わっていた。
ということはわたしだけではなく、前のトランプ政権の閣僚だったボルトンさんも言っていたことだ。
戦争が始まってからこの3年のあいだにも、ゼレンスキーさんにはクリミア半島を明け渡し、戦争を終わらせることがいつでもできたはずなのだ(もっともクリミア半島がなければ、最初からEUはウクライナを支援しなかっただろうけど)。

激戦の最中に仲間を失い、半狂乱になって叫ぶ女性兵士、どうして彼らは傷つき、死ななければならなかったのだろう。
兵士たちはみんなけなげというくらい、士気が高いけど、これは戦争の本質を捉えてない。
もういやだ、いいかげん戦争が終わってくれないかというのが、大義もないまま3年を経過して、しかも敗色濃厚という軍隊の本音だと思うから。
女性まで戦場に引っ張り出さざるを得なくなった時点で、すでに戦争はワンサイドゲームになったといっていい。
にもかわらず、NHKは昨夜も戦争をあおるだけだった。
あいかわらずウクライナに不利な停戦は認めるわけにはいかないだとさ。

日本の若者もよく観ておけ。
これが日本の公共放送だ。
この先台湾有事なんてものを持ち出されても、戦争の大義はあるのかどうか、つねに考えなければいけないぞ。

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2025年2月23日 (日)

レアなアース

トランプさんもトンチンカンなことをしてるな。
どこかのメディアがデタラメをいってるのでないとしたら、「ウクライナに求めている鉱物資源の権益の供与をめぐり、ゼレンスキーさんが近く、合意するとの見通しを示しました」だって。
合意したらどうする気だろう。
ウクライナが、ええ、レアアースは全部差し上げますといったら、またウクライナの味方をする気だろうか。
するとウクライナとヨーロッパは喜ぶけど、トランプさんには公約違反になるけど。

レアアースについて、わたしはいまでも疑問に思っている。
ウクライナのレアアースって、そんなに国家の命運を左右するほど豊富なのか。
以前NHKのニュース番組で、由井秀樹サンが豊富といっていたけど、じっさいの数量や、他国との比較はしていなかった。
これでは埋蔵量がどのくらいなのかわかりようがないので、自分で調べてみたら、1位中国、2位ベトナム、3位ブラジル、4位ロシア、5位インドになっていた。
持てる国はアメリカに対抗するBRICSと、グローバルサウスの国ばかりだから、これを戦略兵器に使われたらたまらんというんだろうけど、アラスカあたりを掘ってみれば、アメリカだってまだ出てくるんじゃないかね。
しかもウクライナのレアアースは、採算がとれるかどうかも不明だし、まだ精製のためのインフラも整ってない。
それがすべてクリアされて生産が軌道に乗るまでには、トランプさんもゼレンスキーさんもとっくに大統領をやめているだろう。

いったい全体どうしてトランプさんは、足を引っ張ろうという西側マスコミが喜びそうなことをずけずけいうのか。
レアアースの件にしても、日本中のマスコミがわらわらと群がっているじゃん。
ゼレンスキーさんがいいですといった場合、アメリカはまたウクライナを支援せざるを得なくなる。
それがマスコミの狙いだけど、トランプさんはとりあえずバイデンさんが支援した金を取り返したいだけなのか。
キャロライン・レビットちゃんはなんて説明してる?
トランプさんの真意がわからないのはNHKもいっしょだから、もうすこし推移を見るか。

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長安のいま

今日はNHKをけなそうってわけじゃない。
昨夜はNHK-BSの「よみがえる長安〜遣唐使の見た古代中国」という番組を観ていた。
最近なにかにつけてケンカごしのNHKが、考えを改めたのか、この番組ではすなおに中国を讃える番組になっていた。
生まれてこのかた灰色ばかりだったわたしの人生にとって、ゆいいつ輝いたのが中国を旅しているときで、だからこの国はわたしのもうひとつの故郷みたいなものなのである。
ただし繁栄しすぎて、最近の西安(長安)にしても、もはやノスタルジーは感じられない都市になっているようだ。

わたしは以前から中国は、日本を見習っているなと思っていた。
それは昨日のココログの、イヴァン・ウィルさんの記事を読んで、いっそう確かなものになった。
ウィルさんはいつも経済の分野から(やりすぎと思えるくらい)中国の共産党政治をけなすんだけど、それさえなければ中国の専門家として、読みどころの多いブログである。

詳しいことは彼のブログを読んでもらうことにして、中国は日本について、どうして東洋のちっぽけな島国が、いちどは世界第2の先進国になれたのかと研究したに違いない。
その結果わかったことのひとつが、格差を放置してはいけないということだった。
日本だって金持ちや貧乏人はいるけど、アメリカのように数パーセントの金持ちが、国の富の多くを独占しているほどひどいわけじゃない。
そのくせ、他国から見るとうらやましいくらい、治安はいいし、国家も安定している。

ウィルさんの記事では、中国ではいまだに企業が共産党政府から頭を押さえられているというんだけど、このへんが善意で解釈するか悪意で解釈するかの分かれ道だ。
中国人は金儲けが好きで、むかしから商売が得意だ。
これを放っておけばとことんまで格差が増大してしまう(戦前の国民党政治もそうだった)。
だからあるていどは政府のコントロールが必要なんじゃないか。
よく政府が人民の欲望を押さえつけるようでは、その社会の発展は望めないという人がいる。
しかし例外もあって、その好例が、格差が少ないにもかかわらず発展した日本で、逆に欲望を野放しにしたアメリカは、現在のていたらくだ。
中国はどっちの行き方をとるか研究したあげく、日本をとったのだろう。

長安のむかし日本は中国のよき生徒だった。
各地に残る神社仏閣や、長安を模したとされる奈良や京都の街並み、それ以外にも元号や干支のような無形のものまで、日本くらい中国の文化を正しく継承している国はない。
そういう日本にあこがれて、大勢の中国人が日本を訪ねる。
かっての生徒が今度は教える立場になる。
わたしはこういうこころ温まる交友がもっとあって欲しいと思う。
台湾有事なんて騒いでいると、そのうち台湾のほうからハシゴをはずされるだけだ。

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2025年2月22日 (土)

昨夜のNHK

アグネス・スメドレーという人がいた。
わたしの中国紀行にも何度か登場しているけど、太平洋戦争のまえや、その最中に中国を取材したアメリカ人(女性)ジャーナリストである。
彼女はめぐまれない青春を送り、そのせいか、虐げられた中国の民衆に最後まで同情し続けた。
わたしも虐げられた民衆に同情することでは、人後に落ちない人間だから、ウクライナ戦争ではロシアの味方をするのである。
おいおい、違うでしょ。
虐げられているのは、大国ロシアに侵略されているウクライナのほうでしょ、という人がいるかも知れない。
それが凡人の浅はかさ。

戦争の内実をもう少し勉強すれば、ウクライナはオリガルヒ(新興成金)に支配された非民主的な国だということがわかる。
ソ連が崩壊して、それまで東欧にあった旧ソ連圏の国々は、利権を漁るオリガルヒたちの草刈り場になった。
彼らは一般国民の血を吸うギャングみたいなものだ。
日本にやってきたウクライナ人のユーチューバーは、ワタシの国の医者はワイロで医者になった人ばかりだから、ぜったいに信用しないというし、ずうっとむかし録画した「ぐるっと黒海4000キロ」という番組では、野村佑香ちゃんにインタビューされた農民が、搾取に苦しむ自分たちの本音をぽろりとこぼしていた。

虐げられているのはウクライナ人だとして、それじゃ虐げているのはだれだ?
プーチンでないことだけは確かだ。
ロシアは戦争まえまで、精一杯ウクライナを尊重してきた。
まえの大統領のゴルバチョフさんのとき、彼と奥さんのライサさんは、いずれも両親の一方がロシア人、もう一方がウクライナ人だったし、ロシアでわたしを案内してくれた若い娘は、夏休みになったらウクライナにいるおばあちゃんに会いに行くのが楽しみといっていた。
こんな関係の両国に水を差す必要が、無関係の極東の島国にあるだろうか。
ロシアもプーチンがいなかったら、ウクライナと同じ運命になっていただろう。
プーチンがロシアをグローバルな国家にしようという真の愛国者だったからこそ、美しいロシア美人たちがぞろぞろと日本にやって来るし、わたしもロシアを自由に安全に歩きまわれたのだと、感謝してやまない。
わたしは世界から誤解され、中傷の的にされているプーチンに激しく同情しているのだ。

昨夜のNHK国際報道は、世間から意見をつのった視聴者参加番組というけど、案の定というか、当たり前というか、最初からロシアをけなしてウクライナの肩を持つ姿勢があきらか。
解説者が廣瀬陽子サンと笹川平和財団のなにがしで、両方とも過去に観たことがあるけど、NHKの希望通りの解説をして、番組を時間どおりにぴたりと収めてくれる重宝な人たちだ。
日本人の最近のトレンドが、最初に侵攻したのはロシアだからロシアが悪い。
それじゃ太平洋戦争は真珠湾攻撃を仕掛けた日本が全部悪いのか。
豊臣秀頼は大阪城で、座して死を待てばよかったということか。
そこに至る一段まえの原因を考えられないボケたちが何をいうか。

プーチンは和平会談にゼレンスキーさんを拒否していない。
いいたいことがあれば面と向かっていくらでもいえばいいさ。
ただし、仲間がいないと心細いと、EUの連中を連れてくるのはヤメロ。
連中は3年間も戦争に加担しておきながら、ウクライナ兵の犠牲を増やすばかりで、何ひとつまとめられなかったじゃないか。
と、わたしも意見を投稿しようかと思ったけど、時間内に終わらないからと、わたしの意見なんか無視されるに決まっているのだ。
国民の意見を聞くようなふりをした、これは体のいいプロパガンダ番組である。

観ていて腹が立ったから、わたしはトランプさんに叫んでしまったワ。
こんなわからずやの話を聞くだけ無駄だ!
アメリカはさっさと手を引いて、戦争はロシアとウクライナ、それにヨーロッパにまかせて、彼のやりたいアメリカの政治改革に打ち込みなさいと。

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2025年2月21日 (金)

青虫のエサ

1340

アキラ(オステオスペルマム)を買ってきた。
この花もあまり手がかからない割には、うちの花壇でもよく根づくのて、わたしみたいにずぼらな園芸師にありがたい花である。
ただし欠点があって、以前に植えたときは花びらがいつも欠損しているので、おかしいと思い、よく観察したら、小さな青虫がついていた。
ひねりつぶしてやろうと思ったけど、そうしなかった顛末は当時のブログに書いてある。

こころやさしいというより、ワタシはつねに過酷な生存競争のまっただ中にある小さな生きものの世界に思いを馳せてしまう人間なのだ。
まわりまわる食物連鎖を、人間の都合で止めてしまうわけにはいかない。
なに、つぼみがたくさんついていて、後から後から花が咲くから青虫ごときでは食べきれまい。

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2025年2月20日 (木)

今日のNHK

今日の(今日も)NHKの国際報道はひどかった。
可愛らしい顔をした望月麻美ちゃんが、デタラメの極地というべき放送をしていた。
ゼレンスキーさんの支持率は50パーセントを超えているというんだけど、いまはまだ彼が政権をにぎっていて、しかも戦争中だ。
日本も太平洋戦争が終わるまで、国民は正面から反政府的なことをいえなかったことがある。
じっさいにはゼレンスキーさんの支持率は20パーセントもあればいいほうだろう。
だいたいそれだけ支持があるなら、どうして選挙をしないのだ。
選挙をして、もういちど国民に支持されている正当な大統領だと認めてもらって、戦争を続行すればいいではないか。
なぜそういうことを不思議と考えないのか、それが麻美ちゃんの問題だ。

ほかにも悪意ある表現でトランプさんの悪口、NHKの願望としか思えないことをずらずら並べて、徹底的に汚職国家のウクライナの肩を持つ。
彼女はアメリカのキャロライン・レビットのつもりかも知れないけど、公平ということを無視したこんな放送ばかり聞かされていれば、彼女自身もノータリンと思われてしまわれかねないから気のドクだ。
彼女は一介のサラリーウーマン・アナで、いまみたいな不景気な時代にクビになったら困るということはわたしも理解しているので、局の方針に忠実なのは仕方がない。

では彼女にデタラメをいわせているのは誰だろう。
NHKの会長さんか。
いや、彼もそれほど強固なイデオロギーを持っているようには見えないし、日本政府の方針が変われば、たちまち本人も方向変換をするだろう。
それでは日本の政治家か。
いやいや、日本の政治家はおおかたが、役人の書いた原稿を読むしかないうつけ者だ。
見識のせまい政治家と役人の一部に、アメリカに追従してさえいれば間違いないという輩がいて、そういう連中がバイデンさんにだまされて、ウクライナ支援にのめりこむ。
役人根性まる出しのNHKはそれを忖度し、徹底的に反露、反中、反トランプで行けというおふれが、麻美ちゃんのところまで下りてくる、ということじゃないかな。
やらされているにしても、こんなアホばかりいってると、彼女がお嫁に行けなくなる(もし独身なら)のではないかと心配だ。
わたしもホント女性に甘いな。

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言い分

「ゼレンスキー大統領は3年間近く、ロシアの容赦のない侵略戦争から自国を防衛してきた」
というのがヨーロッパの首脳の言い分。
わたしが補足すると
「同時にいやがる若者を強制的にとっつかまえて、トラックで戦場に送り込んだ」となるんだけど。
これでも選挙のない独裁者というトランプさんの言い分が間違っているんだろうか。

なんか知らんけど、トランプさんの報道官のキャロライン・レビットという娘が人気だね。
記者会見の席で、記者たちの質問を受けたなかに、(トランプさんのいうことは)デタラメじゃないんですかと聞かれ、デタラメはあなたたちマスコミのほうでしょと速攻で返すあたり、役人の原稿を読むしかないどこかの政治家と大違い。
アー、気持ちいいワア。

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2025年2月19日 (水)

ミンスク合意

昨日のNHKに「ミンスク合意」という言葉が出てきた。
この言葉はアンチ・ロシアのSNSなどでもよく聞く言葉だけど、意味をわかっている人はあまりいないんじゃないか。
簡単に説明してしまおう。

ロシアはミンスク合意を破ってウクライナに侵攻したという。
知らない人は、この言葉だけ聞いて、なんとなく重大な条約のように思ってしまうけど、これはどちらか一方だけが約束を守らなかったというものではない。
ウクライナの東部地方をめぐって、ロシアとウクライナの関係がゴタゴタしたことがある。
ロシアにとっては要衝のクリミア半島だけは死守したい、ヨーロッパにとっては要衝を手土産にウクライナを西側陣営に引き込みたい。
というわけで、この地方をめぐって紛争が続いた。
これ以上の紛争拡大を避けようと、ミンスクで戦線を固定しようという取り決めが結ばれた。
これがミンスク合意(ミンスク議定書)だ。

さて、問題はこれからだ。
西側(とNHK)はロシアが合意を破ってウクライナに侵攻したといい、ロシアは合意のあいだもウクライナへの西側の工作は止まなかったという。
これがミンスク合意のあとの状況で、どちらが正しいというものではなく、双方に言い分がある。
だからNHKがなにかというと、合意違反だ、悪いのは全部ロシアだというのはおかしいんだよね。

こんなことはウィキペディアで調べるだけで簡単にわかる。
アナタが西側に味方するのはけっこうだ。
しかしNHKの言い分だけは真に受けるべきではない。

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セコい日本

ココログのブログを閲覧していたら、とある女の人のブログが目に入った。
この女性は台湾人と結婚して、いま台湾に住んでいるらしい。
わたしは知らなかったけど、これまで台湾人と結婚する場合でも、伴侶の国籍欄に中国人と書かなければいけなかったそうだ。
それが最近省令が変わって、台湾人と書くこともOKになったという。
ワタシは台湾人が好きだから結婚したのに、中国人と書かされるのにずっと違和感があったと彼女はいう。
旦那さんのほうは「法律がそうなら仕方ないね」とあまり気にしてなかったそうである。

この程度の記事で全体を判断するわけにはいかないけど、台湾人がそれほど台湾、中国の国籍にこだわってないうという、ひとつの証左にはなりそうだ。
だいたい国籍欄に中国と書くというのはいつ決まったことなのか。
角栄さんの日中国交正常化のころからなら、もう50年以上そのままだったことになる。
それをなんでいま急にOKにするんだ。
なにがなんでも世界を分裂させようってつもりの、たんなるいやがらせじゃないのか。
中国からこそこそやるなといわれるはずだよ。

将来台湾が中国といっしょになって、そもそも台湾という正式国名がなくなったら、この奥さんは離婚てことになるんだろうか。
まあ、日本人のほうがセコいと思われないように、ちっとは中国式おおらかさを身につけたほうがいいね。
ディープシークの件で世界が揺れているとき、なんだ、技術立国のはずの日本は名前がぜんぜん出てこないじゃないか。

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2025年2月18日 (火)

昨日のNHK

まあ、やたらに大統領令を発令して、これはトランプさんの暴走というべきなのか。
地球温暖化の問題などについてわたしと意見が異なる部分もあるんだけど、そうかといって詐欺師バイデンさんが正しかったというわけでもない。
民主だろうが共和だろうが、アメリカ大統領の科学知識はこんなものなんだろうと思うしかない。
温暖化対策と経済対策を両立させるのがむずかしいことは、わたしみたいな素人にでもわかるので、任期中にすべてをやっつけようと考えるトランプさんは、ぐずくずしていたらキリがないと、見切り発車をしたのかも知れないじゃん。

昨夜のNHKもひどかった。
最初は反プーチン派だというロシアのもと首相、つぎにウクライナのもと外相のクレバさんを引っ張り出して、なにかいわせていた。
ウクライナに味方する立場の人をいくら並べたって、そんなものが状況を正しく判断する材料にはならないと、何度いったらわかるのだ。
クレバさんはいまフランスの名門大学で教鞭をとっているらしいけど、これは彼が有能だからではない。
なんとなればフランスは反露の重要なメンバーだ。
大学に招聘して、ウクライナの側からウクライナ戦争について語らせ、まだヒヨッ子の学生たちにデタラメを刷り込もうというのだろう。
彼らがワイロのもらい方、汚職官僚にとり入る方法を学ばなければ幸いだけどね。

トランプさんは欧州の仲良しグループ抜きで停戦交渉を始めるつもりらしいけど、ウクライナを抜くとはいっていない。
ゼレンスキーさんのほうが駄々をこねているだけだ。
これでは、かりに米国とロシアが和平で合意しても、おそらくゼレンスキーさんと、欧州の枢軸国(英、独、仏など)は認めないだろう。
そんなら勝手にしろ、アメリカは手を引くことになる。
アメリカなしに戦争に勝つのは不可能だ、というのはわたしではなく、ゼレンスキーさんが言ってることだ。
英国のスターマー首相などは、ウクライナに欧州軍を派遣すると威勢がいいけど、近いうちに選挙のあるドイツは、国民受けのよくない軍隊派遣に後ろ向き。
話がまとまるまでにはそうとう時間がかかるだろう、というのはわたしではなく、NHKが言っていた。

どっちにしたって、ドイツにしてもフランスにしても、仲良しクラブに本気で戦争をする気があるだろうか。
うっかり手を出せば、何人かの兵士が犠牲になるだろう。
とたんにみんな引き上げるといいだすに決まっている。
ウクライナというよその国を守るための軍と、自国を守ろうというロシア軍ではやる気が違うのだ。
独と仏のトップはすでにレームダックだから、無責任きわまりない。

かりにドイツやフランスにできるはずの新政権が、ウクライナ支援を引き継いだとしても、アメリカ抜きでやれることは限られている。
欧州の枢軸国側は、プーチンの力による領土変更は認められないとか、ロシアは味をしめてさらに他国への侵略をこころみるだろうと、口をそろえて非難するけど、すべてこちら側のでっち上げで、ロシアがウクライナ以前に他の国に触手をのばしたことはない。
こういうことをアメリカが、トランプさんが知らないはずはない。
バイデン一味にあおられて戦争を始めたヨーロッパは、いまやメンツだけで戦争を続けざるを得なくなっているのだ。

NHKはトランプさんが性急すぎてプーチンの手中に落ちると警告していたけど、トランプさんの本心はアメリカ政治の大改革で、それを4年間の任期中にやろうというのだから、ウクライナやパレスチナにいつまで関わっていたくない。
彼が前のめりになるのも当然なのだ。

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2025年2月17日 (月)

今年の福寿草

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お、いいぞ、いいぞ。
うちの団地のかたすみに毎年フクジュソウが黄色い花をつける。
だれが植えたのか知らないけど、場違いな場所だから、ずっと花壇の手入れをしていたボランティアさんではないようだ。
現在は面倒をみる人がいないので、残念なことに年を追うごとに花の数が少なくなってくる。
新しい苗を補充しないから仕方がないのかも知れないけど、自然に株分けしてどんどん増えないものか。

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そういうわけで、前年の花が終わったとき、肥料を思いきりやっておいた。
すると・・・・
すると今年は花の数が、ヒー、フー、ミーよっと、20個以上。
出る杭は打たれるという言葉があるけど、今年は出る杭がいよいよ盛ん。
あとはNHKがデタラメ放送をやめてくれれば文句なしなんだけどね。

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問題の解決法

「臨界世界/移民たちのゲーム」というNHKのドキュメンタリー番組を観た。
これは新しいシリーズで、まえには中国の中古品業界を捉えたものがあって、それはなかなかおもしろかった。
今回は中東やアフリカから欧州をめざす移民・難民が主役で、まあ、似たようなことは世界中にあると、公平な視点の番組ならこれもなかなか見応えがあった。
ところが観ているうちに、だんだんと、またしても、いま世界で起きている移民排斥運動と、トランプさんの移民排除政策をけなすつもりの、NHKのプロパガンダになってしまった。

中東やアフリカの移民がヨーロッパをめざす場合、かっては船で地中海を渡ったり、トルコからギリシャ経由というのが多かったけど、最近ではロシア、ベラルーシからポーランドを経由するルートが開発されたらしい。
開発されたといってもおおっぴらなものではない。
需要があれば供給もというやつで、運び屋が暗躍する闇の潜入ルートである。
ただポーランド政府も最近では移民の抑制政策に転換していて、国境を越えるのはむずかしくなっているという。
ヘタすれば鉄砲で撃たれるのである。

番組の中に、移民を救おうというNPOの活動家が出てきて、阻止しようとする国境警備のポーランド兵に、あなたたちはそれでも人間なのと叫ぶ場面が出てきた。
すると兵士は、それならお前の家に引き取ってやれと応じる。
これが現在の状況を端的に物語っている。
移民問題はもはや善意や人類愛だけでどうにもならないところまで来ているのだ。
移民がすべてまじめな人間ばかりなら問題はないけど、大量の種を蒔けば、かならずいくつかのよくない種が混じる。
最初は理想主義から移民に寛容な政策を始めたドイツでさえ、いまは曲がり角に来ているではないか。
たてまえばかりでエラそうなことをいうな。
トランプさんの政策を責めるなら、日本が自分で移民・難民を引き受けてやれるのか。

うーん、それはちと困ります。
と、日ごろからみんな仲良くしましょうと、友愛を訴えているわたしでさえ考えてしまう。
世界から敬遠されている移民問題を、どうしたらいいだろう。
いちばんいいのは、移民が自分の国で平和に暮らせるようにすることだ。
国が平和で、仕事があって、貧しいながらも家族で暮らせるなら、わざわざ大金を払い、命の危険を冒して移民に出ようという人間もいなくなる。

ひょっとすると中国がやっている一帯一路が解決策になるかも知れない。
これが世界のすみずみまでネットワークを完成させ、貧困を撲滅させようという政策なら、日本も協力して、今度はアメリカではなく、中国から支援を引き出せばいいではないか。
まえに「地球鉄道」というテレビを観て、貧しい国のラオスに、いきなり最新の鉄道ができたのを見て、しみじみそう思ったね。
途上国への支援なら、かっては植民地主義の被害国だった中国のほうが、アメリカや欧州よりうまくやれるだろう。
日本も協力して、習近平さんがやっている貧困撲滅運動を世界に広げればいい。
しかし日本の政治家がそう考えるようになるには、考えてもいいような国民の理解を得るには、あとどれだけかかるだろう。

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2025年2月16日 (日)

ぜひ

アメリカ政府高官が「ロシアは“領土譲歩”必要」と発言したそうである。
こういうのはどうせウクライナの後ろ盾になっていた、アメリカの民主党議員の発言だろう、それを日本のメディアがうれしがって報道してるんだろうと思った。
そうじゃなかったねえ。
発言したのはいまミュンヘンにいるトランプさんの特使ケロッグさんだそうだ。
となると、今度は“領土”というのがどこを指しているのかが問題だ。
西側は、ロシアはウクライナ全土を占領しようとしていると勝手に決めつけているから、おおかたクリミア半島と東部4州だけで我慢しておけというつもりだろう。
ん、それなら納得。
プーチンも納得して軍隊を引き上げるに違いない。
なお、上記の報道は右翼的なフジテレビ(FNNプライムオンライン)のものだから、公平なものだと思うのは考えものである。

第2次世界大戦で、戦勝国の首脳がポツダムに集まって戦後処理を話し合ったとき、日本はそれにまったく参加できず、蚊帳の外だった。
負けているほうが権利を主張することはできない、それが敗戦国の運命だ。
ゼレンスキーさんやヨーロッパの首脳たちはまだ互角に戦っていると思っているらしいけど、そんなことを信じているのはNHKばかり観せられている日本人だけじゃないか。

それにしてもどうして対立ばかりが優先する世界になったのだろう。
仲良くしようという発想はまったく出てこないね。
SNS上では、フィフィというインフルエンサーが「防衛力の強化に反対する人は、いざ攻められた時のことを考えてはいない、それは無責任というもの」だって。
彼女は防衛力というものが、どのくらい金のかかるものかを考えてないようだ。
そんな金があったら高齢者(わたしみたいな)への支援金にまわしてほしいや。
年寄りはさっさと死ねということかも知れないけど、寝たきり老人をかかえた家族や、子供をかかえたバツいちの女の人など、ほかにも支えてやらなければいけない家庭は山ほどある。
防衛力に金を使いたいなら、一発で地球を吹き飛ばしてしまうような爆弾を、霞が関の議事堂地下あたりに備えておけばいい。
そうすりゃだれも侵略なんかしてこないから、そのほうが安上がりだ。
浮いたお金は高齢者支援金にぜひまわして・・・・

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指令

もうデタラメのオンパレードだね、それもきわめて単純な。
ロシアがチェルノブイリの原発を攻撃したって、これはゼレンスキーさんの主張だけど、これが事実だと思う人がいるのかい。
チェルノブイリ原発は事故のあと稼働していないから、ドローンを突っ込まされたくらいでは被害はない。
そんなものを攻撃しても意味はないし、原発を本気で攻撃する気なら、稼働している原発を狙うだろう。
勝っているほうのロシアがヨーロッパ、あるいは世界に影響の出る原発の破壊などするはずがないし、逆に負けていてあとがないウクライナのほうは、プロパガンダの意味で、死に物狂いのゼレンスキーさんがやってもおかしくない。
問題はこんな単純で明快なデタラメを、なんでNHKは真実みたいに報道するんだってことだ。

アメリカはウクライナのレアアースを、支援の代償として狙っているという、真実みたいな報道もあった。
へえ、ウクライナにそんなにレアアースがあるのかいと調べてみた。
レアアースの埋蔵ランクは、中国、ベトナム、ブラジル、ロシア、インドが5強となっていて、ウクライナはわからなかったけど、おそらくその他大勢の中に含まれるのだろう。
南鳥島あたりの海底に鉱脈が見つかったらしいから、ひょっとすると日本が6番目に入るのかも知れない(わかんないけど)。
そんなものをもらって嬉しいのか、え、NHKは。

台湾は中国の軍事侵攻に備えて、独自のドローンの開発をしているという報道もあった。
こちら側の報道ばかりだけど、同じことは大陸中国もするってことは考えないのだろうか。
トランプさんの登場で、台湾人の中にさえ、戦争になってもアメリカの支援は期待できないという人の割合が半数を超えたらしい。
するとアテになるのは日本だけで、これで中国に勝てると思う台湾人がいるだろうか。
しかし台湾人は心配していない。
なんだったら大陸といっしょになればいいだけだ。
同じ中国人なんだし、仲良くなって繁栄のお裾分けにあずかる手がある。
心配なのは、振り上げた手の持っていきようがない日本だ。
裏切り寝返りなんて、史記や三国志に数えきれないくらいあるんだから、うっかり台湾と軍事機密の共有もできないじゃん。
わかってんのか、「三国志」のテレビ番組を中国から輸入しているNHKは。

21日(金)にNHKは視聴者参加で、特別番組をやるという。
じゃんじゃん意見を投稿してほしいというんだけど、もちろんその取捨選択はNHKが自分でやるんだから、こんなに単純な日本人をだましやすい番組もない。
油井秀樹サンはこともあろうに、ヒトラーにまんまとだまされた英国のチェンバレン首相を、トランプさんになぞらえていた。
決定的にちがうのは、プーチンは世界征服なんか考えたことはないし、侵略されたウクライナは極悪な汚職大国で、ギャングが自分たちの身の安全を確保するためにNATOに加盟しようとしたことだ。

それにしても日本(とNHK)はなぜそこまでウクライナの味方したいのかね。
ウクライナの悲劇のもとをつくったバイデンさんや、V・ヌーランドおばさんは、どうして戦争犯罪人として告訴されないのだろう。
アメリカ以外の先進国が一糸乱れず同じことをいうのを聞くと、やっぱりSUAIDから指令が飛んでいると思わざるを得ない。

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2025年2月15日 (土)

(ヒトのわるい)楽しみ

20250215

NHKのデタラメを指摘するのが楽しみでNHKを見ているわたし。
なんか最近のテレビ番組を見ても、やたらに再放送と実況中継が多く、局の内部でもこれからの方針をめぐって混乱してるんじゃないか。
ひとつだけはっきりしているのは、なにもかもNHKのおもわくと異なる方向に進んでいるということ。

先日の国際報道では、はじめに上海や香港のお祭りが取り上げられ、楽しそうだなと思わせたすぐあと、また新疆のウイグル族に関するデタラメを並べていた。
もう定型になった中国によるウイグルの迫害と強制労働である。
わたしは現在のウイグル自治区でそんなことはないという立場で、何度もこのブログでその証拠をあげてきた。
冒頭に載せたのは、もう何回使用したかわからないけど、ウイグル族が抑圧されてないという証拠写真(写真の上でクリックすると最初に使用したときのページに飛べます)。
これだけではなく、ほかにも2021年に中国人の知り合いが送ってきた、最近の新疆の写真もある。

そういうことは徹底的に無視されて、国際報道には日本にやってきたウイグル族の人権活動家(オンナの人)が登場した。
空港に着いたとたんに彼女は、「現実なのね」と飛び上がって嬉しそう。
おそらくこのあとに「日本に来られるなんて」
「思いきり寿司が食べられるのね」
というセリフが続いたと思うけど、それはカット。
彼女を招待したウイグル独立運動のメンバーが、もっとまじめにやってくれないと困りますと注意をしたのだろう。
すぐに彼女はまじめになって、つぎの映像では、中国はウイグルを虐待してるとか、強制労働で搾取しているなどという。
一連の映像を巧みに切り取ることで、内容をどうにでも偏向できるという見本だな。

ちなみに現在の彼女はアメリカ在住だそうだ。
どおりでと納得できるけど、彼女の父親はむかし彼女を連れてアメリカに行こうとして、北京空港で逮捕され、そのまま終身刑で刑務所に入っているらしい。
いったい何をやらかしたんだと思ったら、父親が教師をしている古い映像が出てきた。
ウイグルの若者たちに向かって、我々の文化や言語を大切にしようなどと、全学連のアジ演説みたいなことをしゃべっているから、これじゃ扇動しているとみなされても仕方がない。
それはむかしのことだからと、父親に同情する余地はあるけど、人権活動家の娘がアメリカでプロパガンダに精を出している間は、父親の釈放のメはないと思われる。

ほかにもウイグル暴動の映像なども出てきたけど、画質からしてかなり古いもののようだった。
わたしが足しげく中国を旅していたころ(1992~2005)は、たしかに新疆に、一攫千金を求める山師のような連中が繰り込むのを見た。
そのころ漢族とウイグルのあいだでトラブルがあったのは事実だろう。
しかし最近のウイグルは迫害されていない。
強制労働で働かされてもいない。
わたしは新疆が綿花の生産地であることも知っているけど、その収穫期には中国全土から(漢族も含めた)大勢の出稼ぎ労働者が集まる。
中国には奴隷のアンクル・トムはいないのである。

ウイグル問題というとほとんどカルト宗教の領域で、反射的、問答無用で、中国の迫害搾取と短絡的に考える人が多くて困るんだけど、多くの日本人が信じていることをくつがえそうというんだから、わたしもいいタマだよな。
わたしのいうことが信用できないのなら、はい、コメント欄から、質問でもいちゃもんでもドーゾ。
たまには炎上してみたいや。

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2025年2月14日 (金)

やっぱり

ミュンヘン会議にロシアも参加するというトランプさんの意見に問題があるだろうか。
これまでG8からオリンピックまで、あらゆる場からロシアを排除しようとしてきた西側先進国のほうがおかしくないか。
相手の言い分に耳も貸さず、一方の当事者が参加しない、仲良しクラブだけの和平会議なんて聞いたことがない。
だからトランプさんがG7をG8に戻そうというのも納得だ。

NHKがもっぱら西側、および西側とツーカーの国連やEU代表の意見ばかり取り上げて、ぐだぐだと屁理屈を並べるのを聞くと、もらったかどうかは別にして、やっぱりUSAIDから命令を受けて、右に倣えしているんじゃないかと痛くない腹を探りたくなる。

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NHKの弁解

NHKが、USAIDから1円ももらってないと言い出した。
そうか、そうか、やっと口裏合わせが終わったのかと、わたしはあいかわらず疑いのまなこ。
わたしだってこれを最初に聞いたときは、よくある陰謀論かと思った。
しかし、わたしぐらい疑い深い人間はいないし、根拠もなしにいい加減なことをいうわけがない。
たとえば安倍もと首相が死んだとき、日本のマスコミの見出しはすべて横並びだったなんて証拠をつきつけられて、これはホンモノかも知れないと思ってしまったのだ。
相手には相手の立場があるというのは、きわめてまともな考えなのに、ウクライナに関しては、どうして西側先進国の足並みがぴたりと一致してるのか。
NHKが異なる意見を出したのを聞いたことがないし、反日新聞だった朝日、毎日まで親日新聞に変わるって、どこかおかしいんじゃないか。

だいたい別府正一郎サンの国際報道みたいに、いつもデタラメばかりいってるから信用されないのだ。
つね日ごろから偏向した報道ばかりして、あろうことか、デタラメ報道に注意しましょうなんて自ロ他不ばかりいう。
デタラメの例としてひとつ聞きたいけど、なんでウクライナはNATOに加盟できないのか、ホントに知らないのかね。
知らなければ報道機関とはいえない。
否定するより、まず公平な報道を、だ。

ところでトランプさんと日鉄副会長さんの面談は済んだのかい。
またひとつゲル君の(あわせて日本のマスコミの)失点になるかも知れないので、わたしは注目してるんだけど。

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2025年2月13日 (木)

ミツバチのささやき

さあ、また旅に出よう。
無一文で、足もへなへなのじいさんだけど、今度はスペインに行くのだ。
ええっと驚いたアナタ。
いいや、わたしがいうのは現在の旅じゃない。
行くのは時空を超えた1960年代のスペインだ。
そう、わたしのお得意のバーチャル旅行というやつだよ。

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じつは今日は録画したスペイン映画の「ミツバチのささやき」という映画をじっくり観たんだけどね。
映画のストーリーは独裁者フランコと、抵抗する市民たちの内戦(ヘミングウェイの小説やキャパの写真で有名だ)が終わった直後の、スペインの片田舎を舞台にしているのだそうだ。
“のだそうだ”というのは、わたしはこの映画の裏事情をよく知らなかったし、映画にも派手な戦争場面はひとつも出て来ないからだ。
でもそんなことはたいして重要じゃない。
この映画の眼目は別にあり、わたしにとってその別のところにしか興味がないのだから。

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これは1973年公開の映画で、すべて当時のスペインの田舎で現地ロケしたらしいから、背景は50年まえのスペインそのままといっていいだろう。
広大な丘陵地が広がる田園風景や、そこで遊ぶ子供たち、汽車が到着する素朴な駅のたたずまいなどに、わたしは無限のノスタルジーを感じてしまう。
わたしは過去に、自分の旅で似たような景色をたくさん見た。
中国に行ったとき同じツアーに参加していた絵描きさんが、江南のシックイを塗った民家はスペインの家に似ているといっていた。
トルコに行ったときは、地の果てまで続くような丘陵地帯を観た。
わたしはバスや列車の窓にしがみついて、そんな景色をあかず眺めていたものだ。

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「ミツバチのささやき」については、最初は美人の人妻が不倫する話かと思ったけど、そうでもないようだし、主人公の少女が戦場から逃走してきた兵士と、巡回映画館で観たフランケンシュタインを重ねあわせるというのも、ちと無理がある。
ありていにいえば、素晴らしいのは映画の背景しかない。
ほかの部分のもやもや感は、内戦で傷ついたスペイン人の心情を象徴するものだと強引に解釈しておけば、それでもいい詩を読んだような余韻が残る。
それしかないけど、それだけで十分だった。

バーチャル旅行というのは便利なもので、芭蕉はまだ見ぬ土地にあこがれて、あこがれ途中に死んだけど、現在はインターネットの時代で、情報は溢れているのだから、部屋にいながら、ベッドに横たわりながら、世界を旅できるのだ。
わたしが幸せな時代の旅人であることは疑いを入れない。

ところでトランプさんと日鉄副会長の面談はすんだのか。

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2025年2月12日 (水)

映画の話題

[閑話休題]
ようすを見守りたいことが多すぎるので。

20250212

SNS上には個人が選定したベスト映画というのが腐るほどある。
音楽などでもそうだけど、たいていはその人の好みを選んだだけで、わたしみたいな変人とは、ほとんど評価が一致しない。
「ゴッドファーザー」や、スピルバーグ、ジェームス・キャメロンなどの映画が上位に来てたりすると、もうそれだけでわたしは放り投げる
しかしわたしの評価が絶対ということはないし、他人がなにを好もうとその人の勝手だから、やかましいことはいわないことにしよう。

ここに映画監督のマーティン・スコセッシが選んだベスト映画12選というものがある。
彼の「レイジング・ブル」や、ストーンズのドキュメンタリーには感心したことがあるから、どんな映画を選んでいるのか興味があって、それを拝見してみた。
以下がその順位。

1位 81/2
2位 2001年宇宙の旅
3位 灰とダイヤモンド
4位 市民ケーン
5位 山猫
6位 戦火の彼方
7位 赤い靴
8位 河
9位 シシリーの黒い霧
10位 捜索者
11位 雨月物語
12位 めまい

さすがというか、上位の6位あたりまでは、わたしも文句のつけられないものばかりだ。
もちろん、わたしにはほかにもベストに入れたい映画はあるので、ここに挙げたものは上位で異論がないということである。
5位までは、わたしのブログでも取り上げているからご参考までに。

6位は、戦争をテーマにしたオムニバス映画で、第二次世界大戦のとき、ポー河の河畔で全滅するパルチザンという記憶に残るエピソードもあるけど、すべての話を思い出せない。
7位の「赤い靴」は、ずっとむかしに録画してDVDに焼いた記憶があるものの、じっくり観た記憶がないから、このへんにベルイマンの「野いちご」ぐらい入れたいね。
8位の「河」は、噂だけは聞いているけど、テレビで放映されたことがないのか、いちども観たことがない。
9位の「シシリーの」は、紀行作家のポール・セローと地中海をバーチャル旅行したとき、シチリア島で触れたことがあるよ。
10位の「捜索者」はジョン・フォードの西部劇で、何度も録画しているのにあまり感心したおぼえがないから、ここにはほかのところでスコセッシが触れていた、マーロン・ブランドの「片目のジャック」を入れたい。

11位は、日本人のわたしには日本の美だ、伝統様式だといわれてもピンと来ないので、やはり外国でも評価の高い小津安二郎の「東京物語」を入れたいね。
え、クロサワ?
彼の作品は最初に見たときしか素晴らしいと思わないからボツ。
12位も、ほかにもっと上位に挙げたい映画がたくさんあるんだけど、ゴダールの「気狂いピエロ」なんかどうだろう。

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2025年2月11日 (火)

USAID

最近SNSを騒がせているものにUSAID(米国際開発局)の問題がある。
名前を聞いただけではとくに問題のない、あるとすれば怠け者に資金を出して、怠け者をますます怠け者にするだけだと、その程度の関心しかなかったけど、CIAが手をまわして、世界の主だったマスコミに統一見解をさせるものなんだそうだ。
つまりやっていることは言論統制ということらしい。
こんなことをいうと、荒唐無稽な陰謀論に聞こえてしまうから、あまり強調はしたくないんだけどね。

そういえばウクライナ戦争でもアメリカの大統領選挙でも、同じ方向に傾いた意見ばかりがあふれるので、おかしいと思っていた(とくに日本では)。
反体制の雄といわれた朝日新聞や毎日新聞まで、いまでは産経新聞にも負けないくらい、日本政府に協力的じゃないか。
トランプさんが問題を提起し、SNSが騒がなければ見過ごすところだった。
いろいろ問題のあるSNSだけど、現在はなにか隠しごとをしようと思っても、個人が発信した情報があっという間に拡散する時代だ。
捏造やデタラメを隠せるもんじゃない(とくにNHKに言いたいね)。

リークされた情報によると、主だったマスコミの日本代表がNHKらしい。
わたしはNHKしか観ない人間だけど、そういわれると、建国の日のまえの別府正一郎サンの国際ニュースはひどかった。
そのへんの子供でもわかるようなプロパガンダで、ウクライナを擁護し、トランプさんをけなしていた。
ただでさえ日本の場合は、USAIDから金をもらわなくても、台湾有事までは世界を分断させておこうというおもわくがある。
反対意見のない社会は不健康なものであることぐらい知っておいてもらいたいけど、アンチNHKのわたしがいっても信用する人は少ないだろう。
YouTubeで有名人の及川幸久さんが解説している映像があるので、リンクを張っておくからご参考まで。

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人間とAI

生成AIについて、もう死にそうなわたしはほとんど役に立たない技術だろうけど、じいさんにしては新奇な技術にも関心のあるわたしのこと、過去にこれについてブログに書いたことがある。
2022年9月3日の記事
2023年4月9日の記事
そこではAIが制作した絵画と写真のニュースが取り上げられていて、遺憾ながらわたしにもそれがAI制作とは思えず、してやられたかというところだった。

わたしは、芸術という数値で割り切れない分野では、コンピュータが活躍するのはいちばんあとになるだろうと思っていた。
しかし絵画も写真も現実には小さなドットの集大成だ。
コンピュータにすれば、データを解析して、似たような作品を再構築するのは意外と簡単なのかも知れない。
いやいや、もっと根本的なことを考えると、絵画や写真なんて全部人間の錯覚だという人もいるかも。
しかしわたしには、宮沢賢治の風の又三郎という童話や、谷内六郎さんの絵にあるような、遠い日の記憶を呼び覚ますような感覚を、AIがオリジナルで表現するのは不可能だと思うんだけどねえ。

ところで話題になっている生成AIの「ディープシーク」。
詳しいしくみはわたしにはわからないし、デタラメなものなら自然に消えるだろうと思っていた。
ところがアメリカを始めとして、先進国がいずれも大騒ぎしているのをみると、これは本物かなと思ってしまう。
本物なら警戒するより、人間にとっては、まずエネルギーの心配がなくなるから、ものすごい福音になるはずなんだけど。

世の中には好奇心に満ちた人がいて、ココログにもとっくにディープシークのアプリをダウンした人もいるようだ。
わたしはそういう人がAIに質問をしているブログ記事を読んだことがある。
そのときの質問は、なにか法律や規則に関するもので、こういう分野はむかしから味も素っ気もないのが普通だから、解答を読んでもとくに感心しなかった。
研究熱心なのはけっこうだけど、質問をした人はまだまだ長生きしようという人なのだろう。
どうせやるなら詩を作らせるような実験をしてみてほしい。
わたしはAIが作った、幼いころの胸をしめつけられるような体験を読んでみたい。
生きているうちに。

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2025年2月10日 (月)

あにはからんや

わっからないよー。
トランプさんとの会談のていたらくを見て、首相の人気がどのくらい落ちたかと楽しみにしていたら、あにはからんや、NHKのアンケートじゃ5ポイントの上昇だそうだ。
おいおいおい。
ああ、わかりましたよ。
日本人はホントおめでたい・・・・とっとっと。
世の中がおかしいんじゃなく、わたしのジョーシキが通用しない時代なんだよな。
死にたい。

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いいのか

いいのか、ゲル君。
まだUSスチールの落としどころは決まってないぞ。
買収でなく投資だなんていったけど、トランプさんはまだ日本製鉄の幹部と会ってないし、USSのほうも労働組合員の意思統一ができてるわけじゃない。
日鉄にすれば、さんざん妥協して、労働組合にも歩み寄った結果だ。
それが買収はできずに、投資だから金だけ出せといわれたのでは納得できるわけがない。
いくら日米の親分同士の信頼のあかしだとか、安全保障のための確約だといわれたって、買収でなければ、みすみす技術移転なぞさせられないとゴネるかも知れない。
USSのほうには日本の製鉄会社に買収してもらったほうがいいという、冷静な組合員もいるんだ。
トランプさんは馬鹿じゃないし、公約にしばられないのは最近の傾向だから、じっと双方の意見をうかがって、またひっくり返す可能性もある。
ま、近いうちに日鉄の幹部とも会うらしいから、それを見て判断いたしませう。

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2025年2月 9日 (日)

日本のやり方

この正月に「日の名残り」という映画を観て、原作者のカズオイシグロさんがノーベル賞をもらえたのは、英国にありながら、日本文学のよさを失わない小説を書いたからじゃないかというふうなことを書いたけど、最近の日本では相手の気持ちを察する人が本当に減っているのかも知れない。
石破・トランプ会談をみると、わたしにはお世辞としか思えないつくり笑いや、皮肉としか思えない言いまわしが目立つんだけど、それでも自分に都合よく解釈してしまう人が多すぎるんじゃないか。
トランプさんにしてみれば、要求するまえからでっかい手土産を持ってくる相手に無愛想な顔もできない。
こういう相手ばかりだと大統領も楽だなと思えば、自然に笑みがこぼれるだろうし、記念写真をといわれれば、つい破顔にもなる。
そんな無理にこしらえた笑いでも、日本(とNHK)はその部分だけを切り取って、会談は成功だったとナレーションをつけてくれるのだ。

だれがどんなにひいき目に見たって、今回の会談は国際的恥さらし。
中国が台頭するまで、世界第2の先進国といわれた日本が、どうしてあそこまで卑屈になれるのかと、ヨーロッパでも不思議がっているだろう。
京都のほうにはいけすかない客を追い返すのに、口には出さないテクニックがあるそうだけど、他人の気持ちを斟酌しない日本人ばかりじゃ、この手を使うのはますます難しくなるな。
日本企業をアメリカに進出させるというけど、アメリカで製造業をすればさらに国際競争で遅れをとるだけだから、当の企業こそいいツラの皮。
まわりまわって、日本はどんどん企業が衰退し、物価が高騰して賃金を払うのに四苦八苦するようになって、不景気もいよいよひどくなる。
日本の首相はいったいなんの目的でアメリカに行ったのだろう。
実績を作りたいために、こっちから会談を懇願したそうじゃないか。

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2025年2月 8日 (土)

国際報道

もうめちゃくちゃでがんな。
ロシアのほうは日本に対して何もしてないし、ロシア人は日本が好きなのに、こっちから制裁に参加しておきながら、北方四島がますます遠ざかるなんて泣きを入れている。
昨夜のNHK国際報道では、由井秀樹サンがまだ領土を取り戻すにはどうしたらいいか、ビザなし交流や停止された日本センターを存続させるにはどうするかなんてムシのいいことを並べていた。
あきれかえってため息も出ないよ。
ガタガタいわずに、制裁に参加した時点で、もう北方四島のメも、日露友好の可能性もないと覚悟を決めたほうがよくないか。
いやならウクライナ戦争が終わるのを待ち、内閣を一新して、制裁は以前の政治家がやったことなんですと、手をついて謝っちゃうんだね。
仕様がねえな民主主義の国は、ってことで勘弁してくれるかも知れない。

20250208

「トランブ大統領閣下と会えてもにょもにょ、世界の人々と力を合わせてもにょもにょ」
これはトランプさんと会ったときの石破クンのセリフ。
もにょもにょの部分は耳の遠いわたしにはよく聞き取れんかった。
このあいだゲル君は目はうつろ、あらかじめのセリフを暗記するのに必死だったようだ。
日本の首相がトランプさんと会ったといって、こんな写真を見せられると、身なりもまわりの目も気にしない田舎代議士の典型みたい。
つい先ごろまでは、日本は政府、公共放送の総力をあげて、バイデンさんを支持していたんだよ。
そのみごとな豹変ぶり、節制のなさぶり。
おそらく相手が要求するまえに、相手のいいそうなことことを全部認めて、これじゃ相手もなにもいえないって状況なんだろうね。
へそ曲がりの当方としては、世間と同じ見方をしたくないんだけど、世間のほうはどうなんかね。
これでも日本の報道じゃ、抑止力強化で一致、日米の黄金時代だそうだ。

昼のニュースを観ていたら、もにょもにょの部分がわかったよ。
「トランプ大統領閣下、本日はお招きをいただきまして誠にありがとうございます」だそうだ。
“閣下”なんて言葉を使う必要があるのか。
ゲル君はこれをひざの上に手を組んだまま発言し、ぜんぜん感謝しているように見えないし、トランプさんが彼は大変尊敬されている人間だというのを聞くと、からかわれているようにしか聞こえない。
あとは全部メモに書いてあることの棒読みで、USスチールについては、米国でも意見が割れている問題だから、日本としてとくに威張れる話でもない。
今日の時点では、買収はできず金だけ取られるってことだけど、これってどうなのよ。

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2025年2月 7日 (金)

心配なし

あまり発信はしないけど、国際情勢を冷静に、関心をもって眺めている人は、わたしが思っている以上に多いようだ。
たぶんこの瞬間にも固唾をのんで、トランプさんと石破クンの会談がどうなるか、注目している人は多いんだろうねえ。
これまでの報道を知っている人なら、トランプさんはあまりゲル君が好きでないようだ。
NHKの記者がこっちから、日本の首相に会う予定はありませんかと尋ねると、トランプさんはどう見ても積極的と思えない返事をした。
それなのに日本ではアメリカが日本を重要視している証拠になってしまう。

このデンでいけばゲル君も心配するこたぁない。
どんなに冷たくてされても、NHKは善意と厚い信頼感と、最大限の捏造をでっち上げて、日本の首相をフォローしてくれるさ。

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わたしの夢

20250207a

「ここはパレスチナ人にとって思い出の場所です」
「わたしたちはどこにも行きません」
「何があろうと立ち去りません」
と、これは昨日のニュースに出てきたガザ地区住民の声。
トランプさんの発言を理解する人は、世界中にほとんどいないようだ。
そんなことはあり得ないけど、かりにわたしがトランプさん、つまりこころやさしいアメリカの大統領だっとする。
その場合、ガザを見てなにをするだろう。

冒頭に載せたのは現在のガザ地区の写真だ。
これではとてもそのままでは人が住むわけにはいかない。
もちろん戦後の日本のように焼け跡で煮炊きをして、ほそぼそと再起を誓う住人もいるだろう。
しかしこれを復興させて、もっと住みやすい街にしたほうがいいことはいうまでもない。
わたしは大統領権限をふりまわして、ガス水道電気などのインフラを整え、イスラム国に多いバザールも開設し、商業活動の活発だったかってのガザを復興させるつもりだ。

20250207b

復興だけなら、じつはそれほどむずかしくない。
日本の東日本大震災でも、わたしは似たような破壊された街を見たけど、日本の建設会社にまかせれば、数年で街はもと通りになる。
大統領のわたしは、建築会社を動員し、廃墟を片付け、新しい建物を造り始めることにしよう。
工事現場には地雷や不発弾なども放置されていて危険だから、そのさい住人の女子供には一時的に(周辺国にでも)立ち退いてもらう。
トランプさんは立ち退きは一時的なものだといっているし、そうやって街をからっぽにしたほうが工事もやりやすい。

街を復興するには金が要るけど、そんな金がパレスチナにあるのかって?
あるのだ。
アメリカは孤立主義で緊縮財政を目指しているところだから、そんな金は出せないけど、サウジやイラク、クウェート、UAEなど、パレスチナの周辺には石油成金の国ばかりじゃないか。
いまはわたしの言葉を誤解しているから、どこも金を出してくれないけど、わたしの本心はガザ地区のパレスチナ人を助けるためなのだと、根気よく説得すれば、同じアラブ人で、パレスチナに同情的な彼らが出さないわけはない。
ガザ地区をリヴィエラにというのは、あながちデタラメでもないよ。
このあたり一帯はモーゼに率いられたユダヤ人たちが、ようやくたどり着いて、緑したたる土地とうたった、もともとは肥沃で美しい土地なのだ。

健康な男たちは復興の工事現場で作業員として雇えば、雇用と復興をいっぺんにカバーできる。
街がもと通りになれば、周辺国に立ち退いていた女子供も帰って来るだろう。
大統領のわたしはガザ地区を占領地として管理するといってるわけではなく、将来ガザの住民がもどってきても、国境に塀を作ろうってつもりはない。
彼らにはガザに正当な居住権がある。
ここまでで、わたしのいってることとトランプさんの発言が矛盾するところがあるかな。

わたしはべつに2国共存という、パレスチナの原則を破る気はない。
復興後のガザ地区にだれが住もうとかまわない。
パレスチナ人もユダヤ人も平等に住むのが理想だし、中東のリヴィエラならカジノを経営すれば、あのへんの金持ちが押し寄せ、それを目当ての水着の女の子もやってくるだろう。
これじゃイスラエルがヤキモチを焼いて、また空爆でも仕掛けてくるかも知れない。
それを防ぐためにほんの少数でいいから、平和維持軍の名目でアメリカ兵をガザに配置しておく。
空爆すればアメリカ兵が死ぬことになるんだから、横紙破りのネタニヤフさんでも、さすがにできるかどうか。
ハマス?
連中だってガザが平和的に繁栄すれば、ゲリラ攻撃よりカジノでポーカーをするほうを好むんじゃないかね。

わたしは文章をいくらか誇張して書いているけど、ここまでで、わたしの構想とトランプさんの発言が矛盾するところがあるかな。
2国共存だなんて寝ぼけたたてまえにこだわって、けっきょくなにも変わらず、これまで通りイスラエルかパレスチナのどちらかか消滅するのを待つほうがいいかい。
わたしのことを変人だという人は多いけど、このくらいガラガラポンをする気がなければ、世の中もアメリカの政治も変わりやしないぞ。

わたしの理想が阻害されるとしたら、いちばんの問題は、わたしの本心を世界中が誤解しているということだ。
とくに日本にあっては、まず公共放送がデタラメばかり連発して、人心をたぶらかそうというんだから問題だ。
なんでNHKはわたしの本心を世界に理解させるよう協力してくれないのか。
といってもゼッタイに無理だよな。
あの国の公共放送は、台湾有事までなにがなんでも世界が分断してなくては困るのだ。
そうやってウクライナでもひたすら兵士の死体を積み上げて来たんだから。

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2025年2月 6日 (木)

参考までに

NHKの欺瞞にはうんざりするばかりだけど、うんざりはわたしだけじゃない。
ココログに「極東ブログ」というのがあって、そこがわたしと同じようなことを書いている。
ま、参考にしてくんなまし。

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トランプ流の続きの続き

困るのコトよ。
というのはトランプさんのガザ地区所有という発言の大意が、わたしと有名なユーチューバーの及川幸久さんで似たような解釈になっていることだ。
これでは世間の人はわたしのことを、及川チームのメンバーで、同じ主張を広めるためにグルになってるんじゃないかと思われかねない。
断っておくけど、わたしは1匹オオカミで、及川さんとは会ったこともないし、遠い親戚でもないぞ。
ようするに公平客観的で、自分の頭で考えられる人なら、同じような結論に達することもあるということだね。

トランプさんはガザをアメリカが所有して、平和な土地にしようといってるだけで、パレスチナ人を追い出すとはひとことも言ってない。
つまりアメリカが間に入って紛争が起こらないように監視し、荒廃した土地を復興させて平和を取り戻したあと、パレスチナ人もイスラエル人も誰でも住める土地にしようと言ってるのだ。
もちろんそこに住んでいた人たちは、もと通りそこに住み続けるとことも可能だ。
これって2国家共存ということで、パレスチナ問題の原点に返った解決策じゃないかい。

トランプさんは米軍が監視することで、イスラエルの横暴も、ハマスの攻撃も許さないという、つまり平和維持軍を派遣したと同じことをするつもりなんだよ。
世界には、所有といえば相手を完全に占領することとしか考えない人が多すぎる。
おかげで周辺のアラブ国家からも誤解されるし、トランプさんの任期中に終わるはずのない遠大な暴挙だという人もいる。
それでもいいじゃないか。
トランプさんはパレスチナ問題解決のための、まったく新しい考えを提示したことになるんだ。
ケチをつける人で、このトランプさんの和平案より、もっといいアイディアがあるという人がいたら、教えてもらいたいね。
日本(とNHK)だけは台湾有事まで、なにがなんでも理解しないだろうけど。

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2025年2月 5日 (水)

トランプ流の続き

トランプさんのガザ地区所有発言に、イスラエル、パレスチナ双方から反発が起きている(どちらかというとパレスチナの不満のほうが大きいけど)。
しかしわたしはトランプさんの善意を信じたいね。
ガザの悲劇をなんとかしなければならない。
しかし双方の立場を均等に配慮しなければならないのだから、これはむずかしい問題だ。

アメリカがガザ地区を所有することで、ハマスににらみをきかせ、イスラエルを安心させると同時に、ガザ地区のパレスチナ人には安全な生活を保証する。
なによりこれ以上の虐殺は起こさせない。
いまUNRWAがしている支援活動も、安心して行えるようにして、子供たちもお腹いっぱい食べられるようにする。

にもかかわらず、日本の公共放送は、トランブさんの発言を悪意で解釈して、この提案をさらなる分断につなげようと躍起だ。
トランプさんの狙いをNHKにいわせると
1.イスラエル寄りを鮮明にした
というんだけど、イスラエルだけではなく、パレスチナにも寄り添っているし、アメリカが所有することで、パレスチナ人も安心して生活が出来るようになるじゃないか。
2.ハマスへの圧力を強める
これからガザ地区の管理はますますむずかしくなると、これはNHKもいっていた。
アメリカが割って入って、平和維持軍の役割を果たすことに、どこに問題があるのか。
むしろハマスのほうは戦力を回復させる余裕を持てるから、イスラエルにとっては不利な提案といっていいかも知れない。

NHKの報道(の映像)をじっと眺めると、トランプさんとネタニヤフさんの会談では、ネタニヤフさんは満面の笑みだけど、トランプさんのほうは必ずしもそうではなかった。
それだけ解決策に悩んだということだろう。
映像から人間心理まで読み取ることが出来ないのは、アメリカの大統領選挙でも見当違いの見立てばかりしていたNHKらしい。

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トランプ流

トランプさんが関税についてゴタゴタいわれていたけど、これってやはりわたしがいったように、選挙まえはホラを吹けるだけ吹いて、有権者を惹きつけ、大統領になったあとは全部ひっくり返して、そこから新たな政策を見出すという計画だったのと違うかね。
カナダもメキシコもそれなりの対応をすると約束したら、ハイ、それまでよでチョン。
なんのかんのといってもこの2つの国はアメリカの同盟国だ。
対応をとれば納得するというのが最初から既定の路線で、徹底的に関税戦争をやろうなんて気はハナっからなかったんじゃないか。

中国に対する追加関税はそのままだけどど、関税問題はけっきょくは自国民を苦しめるだけだから、両国が関税戦争にどこまで突っ張れるか疑問。
米中の問題については、近々の表面的なことばかり取り上げて説明しようという人がいるけど、もっと大きな視点で眺めてみよう。
トランプさんがそうやって各国に難癖をつけるのは、アメリカの軍事費が突出しているのが気にくわない、歳入を増やして余分な経費は削減したいということだろう。
彼の究極の目的はアメリカの支出を減らしたいということなんだよ。
アメリカの軍事費が減るのは、中国にとっても望ましいことだから、いくら対抗措置のポーズをとっても、最終的には中国のほうがある程度の追加関税を認めて、妥協するんじゃないか。

トランプさんはガザをアメリカの所有にし、再建すると言い出した。
これはベストの選択だ。
わたしもガザの悲劇を見るにつけ、なんで国際的な平和維持軍を派遣して、強制的に虐殺をやめさせないのかと思っていた。
トランプさんは、暴力団トップのネタニヤフさんを無理に止めるより、ガザをアメリカの一時預かりにするほうがいいと考えたのだろう。
彼はまず虐殺を止めることを優先しているのだ。
ガザ市民を周辺国に移住させようというのも、市民を救いたいというのが本音だろうに、NHK(と米国の多くのマスコミ)はかならず歪曲し、政略だろうと悪意で解釈する。
トランプさんはLGBTQを差別しても、民族で人間を差別しないめずらしいアメリカの大統領なんだぞ。

ガザの市民はどこにも行きたくない、これはガザを恒久的にイスラエルの占領地にするものだと、NHKはいう。
そんなにガザのパレスチナ人のことを思うなら、どうしてもっと早くイスラエルの侵略と虐殺を止めなかったのか。
自分たちは中立だという顔をしてないで、平和維持軍でも派遣しようと、なんで提案しないのか。
もうNHKの欺瞞は聞き飽きた。
昨夜の国際報道で台湾のインフルエンサーのことに触れていたけど、これもわたしは西側の捏造だろうと思っている。
これについては別の機会に書きたいけど、つぎからつぎへとデタラメが出てくるので、そんなものを書いているヒマがあるかどうか。

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2025年2月 4日 (火)

しぶとい

午後の3時ごろ、ふだんこの時間はあまりNHKを観ないんだけど、たまたま地上波でニュース解説みたいなことをやっていて、ウクライナがどうのこうのといっていたから、観るとなしに観てしまった。
確信犯の別府正一郎サンがこっちのほうまで出張ってきて、ウクライナ情勢についてごちゃごちゃいっていた。
彼の売りはじっさいにウクライナまで行って、現地の情報を肌で感じてきたということらしい。
それにしてはお粗末な報告だった。

いったいウクライナに行って、ウクライナの役人の話を聞き、ウクライナ市民のひとりか2人に話を聞くだけで、どんなことがわかるのだろう。
むかし評論家の秋山ちえ子さんが北朝鮮に行って、向こうが案内する場所に行き、向こうが紹介してくれた市民だけにインタビューして、帰国してから北朝鮮もいわれているほどひどい国ではありませんでしたと報告して、世間からあきれられていたことがある。
あれといっしょで、別府サンの話は報告になっていない。
ウクライナ戦争でウクライナ側からだけ話を聞くのがおかしいことは、小中学生にでもわかることじゃないかね。

話の内容はともかく、どうしてNHKはそこまでウクライナの味方をしたがるのだろう。
フジテレビの日枝さんという親分が、未練たらしくトップにしがみついているように、ギョーカイの人っていうのは、いつまでもあきらめが悪いのだろうか。
観ていて腹が立ったから、また今日も2度目の更新だ。
テレビを観るたび、NHKを観るたび血が沸騰するので、こんな健康にいいことはない、ボケ防止にいいことはない。
死ぬに死ねんよ。

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よしこサン

録画した「地球鉄道」をじっくり見ながら、ああ、行きてえなあと身もだえしているワタシ。
ラオスから中国への鉄道旅は、まわりに古いままの少数民族の村が点在して、まさにわたしが見たかった異郷の山村景色なのだ。
しかしあきらめるしかない。
どんな人でも、たとえば旅にいのちを賭けたような俳人芭蕉だって、旅ができたのは長い時間の流れのなかのほんの一瞬でしかない。
わたしの列車は行ってしまったのだ(むかしロシアで聞いた詩の断片)。

番組を観て感心したのは、鉄道が開通したのは2021年のことなので、線路の敷石までまだみんな新しそう。
こんなものを敷くためにはそうとうの費用がかかるだろう。
もちろん慈善事業でやっているわけではないから、中国にもメリットはあるはずだ。
日本には中国のメリットばかりを言いたてて、これは周辺国に自国の製品を売りまくるものだ、資源を搾取するためのものだといいたがる人たちがいる。
しかし番組の中に鉄鉱石を運ぶ貨車も出てきたけど、ちゃんと対価を払って輸入をしているようだし、植民地主義の時代に欧米列強がしていたような、やらずぶったくりとはあきらかに違う。
お互いにウィンウィンであるべきだと、やらずぶったくられる植民地時代の被害者であった中国政府は、そんなやり方はしてないようである。

新しい鉄道のメリットは、なにもない僻地の農村にいきなり最新の交通機関が出来て、住人の暮らしは一変し、インフラが整備され、若者たちへの雇用が生まれたことである。
番組には乘車券もちらりと出てきたけど、庶民にはぜったい乗れないほど高価なものではなかった(123キロが日本円で1,460円)。
じっさいに乗車した庶民の中には、買い物や通院をするのが便利になったとか、列車なんて見たことがなかったという人や、観光客が来るようになって儲かるという人もいた。
新しい駅舎で張り切っている現地人の若い駅員が出てきたくらいだから、ラオス国内の駅施設の運営はラオスに任せられているらしい。

問題があるとすれば、わたしみたいな懐古趣味の人間には、よく保存されていた古い文化がすたれてしまうということぐらいだ。
しかしこれは先進国人の驕りにすぎない。
真っ暗な部屋で夜は本も読めない生活や、谷底まで水を汲みに行かなければならない生活より、だれだってひねるだけで電気や水道が使える生活のほうがいいに決まっている。
古い文化や生活はテーマパークで保存する方法があり、わたしはじっさいに中国のあちこちで「〇〇民族村」というものを見たことがある。

わたしはもういちどいうけど、日本も中国の一帯一路に参加して、いまからしかるべき地位を占めておくべきじゃないかね。
たとえばヨーロッパには英国という小さな島国がある。
小さいくせにヨーロッパでは、それなりの存在意義と尊敬をかちえている、日本と同じ立憲君主制の国だ。
さいわいいまの日本は中国人からもロシア人からも一目置かれているめずらしい国なのだから、わたしがいうのは、一帯一路のなかで日本もそういう位置を占められないかということなんだけどね。

こんなことを右翼の論客の櫻井よしこサンあたりが聞いたら、怒髪天をついてしまうかも知れないけど、いったいわたしの主張のどこに問題があるのかい。
怒髪天のよしこサンがいいそうなことを並べてみよう。
そんなことをしたら中国の得になるだけだ、中国は台湾を力で併合しようとしている侵略国家だ、共産党中国をますます強大にするだけだ、アジアという舞台に両雄が並び立つことは不可能なのだ。
さらにつけ加えれば、日本は中国に憎まれているんだから、将来日中戦争の仕返しをされて、上陸してきた中国軍に男は全員タマを抜かれる、婦女子は全員レイプされるというかも知れない。
こんなふうに中国の風下なんぞに立てるかという人にかぎって、アメリカにはなにをいわれても犬のように卑屈なのだ。

たぶん強大になった中国が恐ろしいもんだから、台湾有事にかこつけて、いまのうち日本も軍事大国になりたいというんだろう。
しかし日米が支援しなかったら、台湾は中国に侵略されて、民主主義が崩壊するだろうか。
反中デモをした香港でも虐殺は起きなかったし、台湾人を味方にしたい中国がわざわざ国民に恨まれるようなことをするだろうか。
いま世界で迷走中の民主主義を守ることより、日本は台湾人にハシゴをはずされないよう心配するべきじゃないか。
わたしは日本が台湾を見捨てても、台湾人はべつに困らず、中国と一緒になって繁栄を謳歌するだけだと思っているんだよ。

ラオス~中国の鉄道は、沿線が過疎地だからおそらく赤字経営だろう。
そんなことは意に介せず、どうして中国政府はこの計画を推し進めたのだろう。
一帯一路の目的が地球のすべての場所に光を当てようというなら、むしろ未来志向で、日本も見習わなければならないことじゃないかね。
いやいや、わたしはいきなり中国に協力しろといってるわけじゃない。
一帯一路に参加して、中国にもアメリカにも、きっちりといいたいことをいえる場所を確保しておこうといってるだけなんだよ。
そう考える政治家がそろそろ出てきてもいいんじゃないか。
これが「地球鉄道」を観たわたしの感想だ。

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2025年2月 3日 (月)

今日という日

最近のわたしは動きがスローモーだ。
激しく動きたくても体がいうことをきかない。
おかげで今日は床屋に行き、家電店に行き、洗濯をし、メシを作って食べて、そのときついでにイッパイ呑んだら、すぐ眠くなって、いまひと眠りして、起きてこれを書いているところ。
1日ひと仕事がモットーだし、文句をいう女房がいるでもなし、締切が迫っているわけでもない。
ああ、浪費しているがごとく時間は矢のように流れていく。
今夜はたまにの骨休めのつもりで、録画した旅行番組かドキュメンタリーでも観るつもりだ。
おかげで書きかけの、ブログ記事は今日中に書けそうもない。
手軽であたり障りのない文章(いま書いているこんなもの)なら書けないこともないけど、また日本の右翼を怒らせそうな文章だから、慎重にやらなければいけないのである。

というわけで、本日の更新はこれっきり。

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2025年2月 2日 (日)

地球鉄道

20250202

えええ、と驚いたのはNHKーBSの「地球鉄道」という番組を観たから。
これはまえに関口知宏クンがやっていたシリーズの最新版みたいなもんで、シンガポールからスタートして、昨日の第3回目はラオス・ビエンチャンから、中国の国境の街シーサンパンナへ鉄道で行くもの。
ラオスや中国のこのあたりというと、わたしが知っていることは、少数民族の多い山岳地帯ということぐらいだった。
日本人でも中国雲南省の昆明や大理の、どこか日本のなつかしい田舎を思わせる素朴な部落を知っている人は多いだろう。

驚いたのは、いつのまにかこの区間に近代的な高速鉄道が通じていたことだ。
番組には新しい駅のようすも出てきたけど、車両はもちろん、駅舎にしても駅前広場、改札などを見ても、日本のヘタなローカル駅に負けないくらい立派。
そのくせ沿線には、むかしのままの人々の生活や農村風景、世界遺産の古都まであるのだ。
ああクソ!
わたしがもっと若ければビデオカメラ片手に乗車して、それをYouTubeに公開して大儲けできたのに。
日本の若者はなにをしてるのだ。
金儲けの種はラオス~中国あたりにごろごろしているぞ。

しみじみ思うのは、これも世界の暗部をみんなネットワークでつないで、明るくしてしまえという中国の一帯一路の成果。
ラオスだけでこれだけのものを作れるわけがないから、中国の支援があったことは間違いがない。
あんなものは日本の技術に比べりゃゴミさと、日本人は負け惜しみをいうしかないのか。

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関税問題のいま

日曜日は国際ニュースの少ない日だけど、飛び込んできたのはトランプさんがカナダ、メキシコ、中国への関税や追加関税に踏み切ったという速報。
いずれも速報に値するのか疑問のココロ。
関税というのはたがいに追加の応酬になれば、損するのは当事国の国民だけだから、現実に効果を発揮するかどうか不明。
ということぐらいだれにでもわかるから、こんなことを解説したってエラくもなんともない。

トルドー君は政治家としてのメンツがあるから反論しているだけで、アメリカの51番目の州であるカナダにとっては、沖縄のデニー知事が日本政府に不満をいってるようなものだろう。
体力勝負のガマン比べになったら、アメリカに勝てないことはわかっているはずだから、どこまで本気かわからない。
メキシコも同じで、むかしから西部劇のアウトローが逃げ込むのはメキシコと決まっていた。
つまりメキシコもアメリカの州みたいなもので、いまでもここが不法移民や薬物などの供給元になっていることは事実である。

両国とも対抗策を実施の意向なんて威勢がいいけど、現実に米国におんぶにだっこの国がアメリカに逆らえるはずがない。
メキシコの女大統領は、わが国が犯罪組織とつるんでいるなどという中傷には断固抗議するといっているけど、カナダやメキシコの犯罪組織を裏であやつっているのはアメリカに間違いないのだから、トランプ政府と協力して、そっちを本気で取り締まるべきなんだけどね。
それが関税問題の根本的な解決策だ。

中国の場合はすこし異なる。
中国はトランプさんを理解しており、いますぐ対抗策をとるほどの大騒ぎはしていない。
むしろ多少の追加関税でトランプさんを応援できるなら、そのほうがバイデンさんのような赤狩り思想にとりつかれた大統領に出て来られるよりマシだから、いちおう抗議のポーズは見せても、そのうち追加の関税にも応じるだろう。

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2025年2月 1日 (土)

NHKずらずら

昨夜のNHK国際報道。
内戦中のミャンマーで中国人の犯罪組織が暗躍しているそうだ。
あ、また中国をおとしめようってんだなと思ったけど、そうじゃなかったねえ。
まず冒頭に出てきたのは、組織に拉致されていた中国人の俳優で、つぎに出てきたのは台湾人の芸人。
ふたりとも犯罪組織のアジトで、国際的な振り込め詐欺のかけ子にされていたのだそうだ。
中国の犯罪組織なら中国語のわかる人間を拉致するのももっともだ。

しかし、これだけでは中国政府に責任を押しつけるには無理がある。
冷静に考えれば、犯罪者はどこの国にもいるもので、中国では悪質犯罪者が捕まれば即死刑だ。
こういう点では中国のほうが日本より犯罪者に厳しく、やつらも命が惜しいから、どこかほかに安全に仕事ができるところはないかと物色する。
その結果タイやミャンマーに目をつけた。
このふたつの国は中国から近く、ミャンマーなんか国境をはさんですぐ隣りの国だし、どちらも警察は日本と比較にならないくらいだらしなく、政治家や役人にワイロも効く。
おかげで日本の特殊詐欺事件の犯人まで、タイにアジトを構えていたこともあるくらいだ。
タイやミャンマーに中国人の犯罪組織があっても不思議じゃないのである。

もっとも上記の中国の俳優と台湾の芸人は、そのうち無事に逃げ出したというから、犯罪組織もだいぶたるんでいたようだ。
いったい昨夜のNHKはなにをいいたかったのだろう。
中国は厳格な法治主義の国で,国内の治安はすこぶるよいといいたかったのか。
んなわけないよな。
タイあたりに出かけて行ってひと儲けをしようというユーチューバーに、警告でも与えるつもりだったのか。
「気をつけよう詐欺師はキミを狙っている」という警察の標語のつもりだったのかしら。

シリアの報道もあった。
アサド政権時代に大学のなかで、反政府活動をする学生に対して、密告が横行し、残忍な暴力や殺人まであったという。
政権がいきなり転覆すると、前の政権の非道を訴える映像があふれるのはいつものことだし、NHKが嬉しがって報道するから、これだけで、あ、信用できないなと思ってしまう。
証人として出てきたシリア人学生は、殴られたとかひねられたという割には、顔や腕に傷あともない。
パレスチナでも、ハマスに捕虜にされたイスラエル人は、暴力だレイプだと報道されていながら、捕虜交換ではみんな元気に出てきた。
NHKのすることはこんな調子だから、また自分に都合のいいプロパガンダに決まっている。

ただし、おかげでわかることもある。
アサド時代には大学もちゃんと運営されていたということで、女子学生もべつにヒジャブを強制されることもなく、Tシャツにジーンズで学業に励むことができたということ。
だいたい学生というのは、どこの国でも(香港なんかでも)すぐにデモをやりたがるし、生意気をいいたがるものだ。
いろんな宗教の入り混じったシリアのような国では、強権でないと国家を維持できないということはあるのだから、いきなりアメリカのような自由放任主義にしろというほうが無理なのだ。
現在の暫定政権がどこまで寛容でいられるか、すこし前にはテロリストの本性をあらわしてきたという報道もあったくらいだし。

飛行機の墜落事故でトランプさんが責任回避に躍起というものがあった。
そんなこといったって、飛行機が衝突することまで大統領が責任を取れるわけないでしょ。
トランプさんは、前の政権(もちバイデンさん)が多様性を重視して、つまり女やオカマなどの管制官を増やしたのが事故の原因だといい、このあたりが反トランプ陣営(とNHK)には気にくわないらしい。
オカマの管制官はともかくとして、運輸業務につぎこめば、もっと使い手のあったはずの兆という税金を、ウクライナにつぎこんだバイデンさんにも責任はありそうだ。
わたしはこういう考えもあるという見本のためにいってるんだけど、トランプさんに事故の責任がないことははっきりしている。
しかしバイデンさんにはなかったといえないじゃないか。

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