映画の話題
[閑話休題]
ようすを見守りたいことが多すぎるので。
SNS上には個人が選定したベスト映画というのが腐るほどある。
音楽などでもそうだけど、たいていはその人の好みを選んだだけで、わたしみたいな変人とは、ほとんど評価が一致しない。
「ゴッドファーザー」や、スピルバーグ、ジェームス・キャメロンなどの映画が上位に来てたりすると、もうそれだけでわたしは放り投げる
しかしわたしの評価が絶対ということはないし、他人がなにを好もうとその人の勝手だから、やかましいことはいわないことにしよう。
ここに映画監督のマーティン・スコセッシが選んだベスト映画12選というものがある。
彼の「レイジング・ブル」や、ストーンズのドキュメンタリーには感心したことがあるから、どんな映画を選んでいるのか興味があって、それを拝見してみた。
以下がその順位。
1位 81/2
2位 2001年宇宙の旅
3位 灰とダイヤモンド
4位 市民ケーン
5位 山猫
6位 戦火の彼方
7位 赤い靴
8位 河
9位 シシリーの黒い霧
10位 捜索者
11位 雨月物語
12位 めまい
さすがというか、上位の6位あたりまでは、わたしも文句のつけられないものばかりだ。
もちろん、わたしにはほかにもベストに入れたい映画はあるので、ここに挙げたものは上位で異論がないということである。
5位までは、わたしのブログでも取り上げているからご参考までに。
6位は、戦争をテーマにしたオムニバス映画で、第二次世界大戦のとき、ポー河の河畔で全滅するパルチザンという記憶に残るエピソードもあるけど、すべての話を思い出せない。
7位の「赤い靴」は、ずっとむかしに録画してDVDに焼いた記憶があるものの、じっくり観た記憶がないから、このへんにベルイマンの「野いちご」ぐらい入れたいね。
8位の「河」は、噂だけは聞いているけど、テレビで放映されたことがないのか、いちども観たことがない。
9位の「シシリーの」は、紀行作家のポール・セローと地中海をバーチャル旅行したとき、シチリア島で触れたことがあるよ。
10位の「捜索者」はジョン・フォードの西部劇で、何度も録画しているのにあまり感心したおぼえがないから、ここにはほかのところでスコセッシが触れていた、マーロン・ブランドの「片目のジャック」を入れたい。
11位は、日本人のわたしには日本の美だ、伝統様式だといわれてもピンと来ないので、やはり外国でも評価の高い小津安二郎の「東京物語」を入れたいね。
え、クロサワ?
彼の作品は最初に見たときしか素晴らしいと思わないからボツ。
12位も、ほかにもっと上位に挙げたい映画がたくさんあるんだけど、ゴダールの「気狂いピエロ」なんかどうだろう。
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