関税問題のいま
日曜日は国際ニュースの少ない日だけど、飛び込んできたのはトランプさんがカナダ、メキシコ、中国への関税や追加関税に踏み切ったという速報。
いずれも速報に値するのか疑問のココロ。
関税というのはたがいに追加の応酬になれば、損するのは当事国の国民だけだから、現実に効果を発揮するかどうか不明。
ということぐらいだれにでもわかるから、こんなことを解説したってエラくもなんともない。
トルドー君は政治家としてのメンツがあるから反論しているだけで、アメリカの51番目の州であるカナダにとっては、沖縄のデニー知事が日本政府に不満をいってるようなものだろう。
体力勝負のガマン比べになったら、アメリカに勝てないことはわかっているはずだから、どこまで本気かわからない。
メキシコも同じで、むかしから西部劇のアウトローが逃げ込むのはメキシコと決まっていた。
つまりメキシコもアメリカの州みたいなもので、いまでもここが不法移民や薬物などの供給元になっていることは事実である。
両国とも対抗策を実施の意向なんて威勢がいいけど、現実に米国におんぶにだっこの国がアメリカに逆らえるはずがない。
メキシコの女大統領は、わが国が犯罪組織とつるんでいるなどという中傷には断固抗議するといっているけど、カナダやメキシコの犯罪組織を裏であやつっているのはアメリカに間違いないのだから、トランプ政府と協力して、そっちを本気で取り締まるべきなんだけどね。
それが関税問題の根本的な解決策だ。
中国の場合はすこし異なる。
中国はトランプさんを理解しており、いますぐ対抗策をとるほどの大騒ぎはしていない。
むしろ多少の追加関税でトランプさんを応援できるなら、そのほうがバイデンさんのような赤狩り思想にとりつかれた大統領に出て来られるよりマシだから、いちおう抗議のポーズは見せても、そのうち追加の関税にも応じるだろう。
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