真実
今度は英国のスターマーさんがトランプさんを説得していた。
侵略者に褒賞を与えるべきではないと。
しかし西側の首脳と、たとえばわたしみたいなじいさんとでも、侵略者の定義が異なるのだ。
「(トランプさんは)侵略された被害者であるはずのウクライナこそ、ロシアとの戦争を始めた当事者だと暴言を吐いた」
これはSNSで見つけた記事の一部だけど、暴言でも妄言でもない。
世間には表面的なことと、西側のプロパガンダにだまされて、ウクライナが被害者だとみる人が多いけど、これは間違いである。
わたしにいわせれば、いちおうウクライナの領土ということになっているクリミア半島を手に入れようと、最初に侵略を仕掛けたのはヨーロッパのほうである。
戦車や飛行機を使うばかりが侵略じゃない。
欧州はそれまでも外堀を埋めるように、じりじりと勢力圏を拡大してきた。
おとなしくしていればロシアは要衝を失い、黒海の奥に封じ込められ、やがてEUが通商戦争を仕掛けてきたとき、一方的に不利になるばかりだった。
もとトランプさんの閣僚で、新しいトランプ政権では大統領と不仲とされるボルトンさんでさえ、クリミア半島と東部4州を割譲すれば戦争は終わるといっている。
これをみてもロシアの目的はクリミア半島だけということがわかる。
欧州にはロシアに対する警戒感が強すぎるようだ。
ウクライナが負けたらつぎはほかの国が狙われるというんだけど、そんなことがあるわけがないことは、考えてみればすぐわかる。
プーチンは大統領になって25年も経つのに、ウクライナ以外の国に侵攻したことはいちどもないし、いま73歳の彼にとってヒトラーになるには遅すぎる。
ということもわたしは何度も書いてきた。
あん、べつにわたしゃロシアのエージェントじゃないんだけどね。
まあ、臆病風にふかれて、軍事費を増やしたければ増やせばいいさ。
戦争がなければクソの役にも立たないのが軍事費で、しかも関係ないノルドストリームのガスパイプまで破壊して、電気ガス料金も上がる。
企業は経営が立ち行かなくなり、結果としてその国の経済が混乱して、右翼の台頭でも許せば、ロシアは労せずして味方を増やすことになるよ。
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コメント
「真実は1つではない」と言うのが私の立場です。
その意味で双方、知恵が足らないようにいつも感じています。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12804421859.html
投稿: Hiroshi | 2025年3月 1日 (土) 05時02分