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2025年3月15日 (土)

停戦の条件

「G7外相、ロシアに『対等な停戦』要求」だって。
採択された共同声明がこれだ。
負けているほうにこんな要求を出す権利があるのか。
太平洋戦争で原爆を2発くらった日本に、対等な停戦を求むなんていえただろうか。
すべてはヨーロッパ(と米国の前政権)のせいだ。
やらなくてもいいことをして、ロシアの軍事力をますます高め、中露の関係をいっそう強化しただけじゃないか。

だいたい汚職まみれの破綻国家ウクライナに、そこまでして守ってやる価値があるのか。
そんなくらいならウクライナの大統領を、もう少しロシアと対話できる人物に取っ替えて、クリミア半島を割譲し、ウクライナの自立を保つほうがよっぽどいい。
わたしのブログに何度も書いてきたけど、NATOに加盟するなんて言い出さなければ、ゼレンスキーさんのような反露傾向のある大統領が誕生したときでさえ、プーチンはウクライナを独立した国家として認めていたんだよ。

トランプさんはクルスクに取り残されたウクライナ兵の扱いに注文をつけたという。
これはそれほど問題じゃない。
わたしでさえ降伏すれば、ウクライナ兵はジュネーヴ条約の捕虜として扱われるといってきた。
考えてみよう。
ロシア軍はその気になればもっと早くクルスクのウクライナ軍を追い出すこともできたのに、袋のネズミにしておくだけで、なかなか本格攻撃に着手しなかった。
証拠?
ウクライナ側が占領したと威張っていたのは束の間だ。
このあいだクルスクのウクライナ軍になにか目立った戦果があったかね。
北朝鮮が加勢しているといたずらに騒いだだけじゃないか。

プーチンは戦後を見据えて、ロシア、ウクライナ両軍の兵士の犠牲を増やさないよう気をつかっていたんだ。
トランプさんが本格的に和平に乗り出してきてから、ロシア軍のクルスクへの猛攻が始まった。
これは和平協議のさいに少しでも優位な発言力を確保しようということで、べつに違法な戦闘行為じゃない。
つまり、反攻はやろうと思えばいつでもやれたということだ。

わたしが前項で◯◯の部分がわからないとボヤいたことが、だんだんわかってきたよ。
トランプさんはゼレンスキーさんに、さっさとクリミア半島はあきらめて、大統領選挙でもやれっていったのだろう。
レアアースがどうのこうのと餌をぶら下げたって、トランプさんはそんなものにゼッタイというほどこだわっているわけじゃない。
文句があるならアメリカは手を引くといわれれば、ゼレンスキーさんに抵抗する余地は残ってなかった。

ロシアには上記のようにウクライナ兵に哀れみをという条件で、停戦を持ちかけたのだろう。
プーチンがトランプさんの顔をつぶすわけがないし、もちろん彼に異存はないさ。

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