また不景気?
ここはニセコかシャモニーかってなもん。
あ、昨夜のNHK国際報道。
いつも不景気を強調している中国で、新しいスキー場がオープンしたそうだ。
だだっ広いゲレンデの周囲には、ここが中国かと驚嘆するスイス風のホテルやリゾートマンションが立ち並び、いったいどこが不景気なんだよ。
2、3日まえには同じ国際報道で、職を求める農民工や、出世コースからはみだした若者たちの悲惨な報告があったばかりなのに。
疑い深いわたしは、生成AIディープシークによる、合成映像かと思ってしまったではないか。
注目しなければいけないのは、これも習近平さんの貧困撲滅運動の一環であることだ。
このスキー場のある場所は、それまでなにもない貧しい山村だったけど、スキー場ができて観光客が押し寄せ、落とす金や生まれた雇用などで村民はみんなホクホクだそうだ。
こういう点でも日本を見習ったんだろうねえ。
国民がみんな日本に行きたがって困るので、そんなら自分の国にも日本に負けないリゾートを作ってしまえと、いくら日本が南北に長く、スキーからダイビングまでの行楽に不自由しないといったって、東西南北あらゆる方向に長い中国にはかなわない。
そのうち観光立国の名声も中国に奪われるな。
もっともそのうち日本の湯沢みたいに、バブルがはじけて閑古鳥が鳴くかも知れないけど。
国際報道では中国、ロシア、そしてトランプさんのアメリカが手を組んで、世界を3強で支配しようとしてるんじゃないかと、いらん心配をしていた。
支配というのはどういうことだろう。
アメリカは途上国に対して、わがままで強引なことをいったことがあるけど(いまでもいってるけど)、鄧小平以降の中国や、プーチン以降のロシアが、近隣の国にそんなことをいったことがあるか。
ちょっとまえに観たテレビ番組ラオス〜中国鉄道のように、途上国への支援にもなることばかりなら、他人が文句をいったり、警戒をする必要はない。
ないものはお互いに融通しあうという精神を持ち、世界が手をとりあって協力し合わないかぎり、ケチな考えの日本と西側先進国は、そのうち間違いなく途上国におちぶれる。
お米の値段が5キロ2000円以下という時代は永遠に来ないさ。
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