トランプの闘い
いまトランプさんの演説を観ていたけど、内容の是非についてはあとで考えるとして、すげえなと思ったのが、原稿なしにべらべら1時間40分も話し続けていたこと。
おもわせぶりなジェスチャーがいっぱいで、政敵に対するジョークまで交えて、まるでトランプ劇場だ。
どこかにプロンプターでもあったのかしら。
おかげで終了したあと、NHKの国際部デスクも口をあんぐり、くやしそうな顔以外になにもできやしない。
そして議場がまっ二つに分かれ、共和党のほうは拍手喝采なのに、民主党のほうは沈黙したまんま。
日本のなれあい政治とは違うねえ。
このくらい迫力のある政治をしてくれれば、もっと政治に関心を持つ人も増えるんじゃないか。
わたしがココログ列伝に推薦しておいた「久美のNEWSな日記」の久美ちゃんが、もうやたらめったら元気がいい。
彼女のブログはひじょうに参考になる。
いえ、べつに彼女が国際情勢に精通しているからという意味じゃなく(どっちかというとその反対だけど)、彼女の意見が、いまの日本のだまされやすい人々の意見を代表していると思うからだ。
普段からわたしはそういう人たちの意見を知りたいと思っているのに、わかりやすくて、これがそのスジの代表的意見というものになかなか出会えなかった。
ん、これはいい、これからは久美ちゃんの意見を、アンチロシアの代表としておおいに参考にしよう。
わたしはトランプさんの未来を楽観視しているわけじゃない。
彼の本心がアメリカの政治の大改革だとしても、抵抗はさらに激しいものになるだろうし、いまやんやの喝采をしている仲間の共和党議員や、国民が牙をむく可能性も依然として高いのだ。
| 固定リンク | 0
コメント