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2025年5月12日 (月)

ちょくせつ会談

ゼレンスキーさんもプーチンとのちょくせつ会談に応じると返事をした。
拒否してばかりではロシアに攻撃の大義名分を与えるだけだ。
とりあえず会談には応じておけ。
さすがは4カ国も集まった西側の首脳たちで、このくらいのことはわかったのだろう。
その代わり相手のいうことはぜったいに認めるな、ひたすら戦争を長引かせろと、余計な言葉をつけ加える。

プーチンはどうするか。
和平の条件はクリミア半島と東部4州の割譲、そしてウクライナのNATO加盟阻止だ。
それさえ認めれば、ウクライナの主権にはこれ以上干渉しない。
というだろうけど、これってじつはゼレンスキーさんには命取りなんだよね。
この条件でおめおめ和平したら、待っているのは大統領選挙で、ヘタすりゃ訴追されて、自国民から刑務所にぶちこまれないともかぎらない。

これではゼレンスキーさんはうんといえない。
プーチンも引っ込まない。
丁々発止の駆け引きは続くけど、クリミア半島はロシアにとって譲れない要衝なのに、ウクライナにとってはとくに必要のない土地だ。
ロシアの条件を呑めば戦争はすぐに終わるのに、西側首脳たちの後押しもあるし、駆け引きはだらだらと続いて、時間稼ぎだけはうまくいく。
プーチンにはそんなことはわかっているから、適当なところで会談を切り上げるだろう。
これで相手をぼこぼこにする大義名分はできたわけだ。

トランプさんはなにをしてるか。
インドとパキスタンの和解では、双方がだれか仲裁に入ってくれることを期待していたのだから、すんなり解決したけれど、露ウの和解でなにもしなければ、自分の選挙公約に反することになってしまう。
そこでなにか口出しをするだろうけど、いちばん確実なのはウクライナにクリミア半島を諦めさせることと、NATO加盟を断念させること。
するとゼレンスキーさんのイヤイヤは続いて、これでは以前とまったく状況は変わらない。

けっきょくのところ、駆け引きは袋小路に入って、会談は決裂。
トランプさんもバイデン政権の野放図な支援を繰り返すつもりはないし、ウクライナの支援を続ければ天文学的な費用がかかることはわかっているから、勝手にしろとサジを投げる。
最新の報道によると、アメリカはハマスともちょくせつ交渉を始めたらしいから、トランブさんの平和への熱意は変わってないようだし、真綿でウクライナの首をしめる状態もそのままだろう。
アメリカを怒らせて、なんとかウクライナ支援を続けさせようとした西側首脳たちのもくろみははずれるわけだ。

ロシアが会談を申し入れたことで、西側の嫌がらせ作戦は功を奏したのだから、これでメンツは守れたと、そのへんで西側は手を引くべきだった。
まだメンツの守り具合が足りない、ウクライナが勝利を得るまではと、戦争を続ければ、あとに待っているのは核戦争だけ。
西側はプーチンはそこまで出来ないはずだと、彼の理性に期待しているんだろうけど、どこまで無責任にロシアを追いこめば気がすむのかね。
だいたいどうしてそこまで、肥沃な農地をかかえながら、なぜか欧州の最貧国のひとつということになっているウクライナを守る必要があるんだ。

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