生き続ける自然
わたしの団地のまえには、以前小川が流れていたらしく、いまはそこはコンクリートで蓋がかぶせられて暗渠になっている。
上から見たのでは水の流れはまるで見えないけど、光のない暗やみのなかで、生きものの熾烈な生存競争がいまでも続いているようだ。
恋の季節になると、蓋のどこかにすき間があるようで、ふだんは見かけないヒキガエルが、その上に何匹も姿を現すのである。
今日は蓋の上をするするとはっていくヘビを見かけた。
ヘビだってもちろん何か食べなければ生きていけないから、たまにはヒキガエルをつまんでいるのだろう。
ここに並べたのは、上がわたしの家のまえの暗渠、下はわが家から遠くない場所にある清流だ。
想像力が旺盛で、なおかつ北関東の農村出身のわたしは、似たような地形をたくさん見たから、蓋のないころの清流をありありと想像できる。
わが家のまえの暗渠も、蓋をせず、太陽の光とどく清流のままにしておいてくれれば、さらに豊かな自然の営みが見られたであろう。
部屋の窓から竿をつきだして、川魚を釣ることもできただろうに、はなはだ残念。
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