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2025年7月 1日 (火)

台湾と大陸

わたし以外にも観た人はたくさんいるだろうけど、昨夜は戦後の台湾の動きをとらえたNHKのドキュメンタリー「映像の世紀」を観ていた。
中味は太平洋戦争で日本が敗北したあと、独立国家になった台湾にまつわるもので、わたしにとってほとんど周知のことばかりだった。
ただ、ひとつだけ、あらためて聞くとおもしろいと思ったことがある。

NHKはなにかというと、台湾と大陸中国は別物だといいたがるけど、ほんとうにそうだろうか。
国共内戦に敗れた蒋介石が台湾にやって来ることがわかると、台湾の人々は、ようやく国がひとつになれると大歓迎したという。
ところが案に相違して、やってきた外省人(外からやってきた台湾人)たちは、本省人(もともと台湾に住んでいた人)たちを大規模に迫害し始めた。
口うるさい犬がいなくなったら口汚い豚がやってきたと、台湾人が日本と中国の官憲を比較してぼやいたのは、このころのことである。

蒋介石親子が死んでようやく本省人の李登輝が総統になると、それまでのいきさつから台湾人は、大陸に一定の距離を置くようになる。
なりはしたけど、彼らもいちどは大陸といっしょになれると、喜んだことがあるのである。
これは基本的には、台湾人も中国とルーツは同じだと信じていることではないのか。
いま日本と西側はなんとかして台湾有事をでっち上げて、台湾をこちら側に引き寄せようとしているけど、はたしてその場合、台湾は西側につくか、繁栄を続ける大陸につくか。
まして戦争になって大勢の若者が死ぬかもしれないとなったら、結果はわかりきってきっているような気がするんだけどね。
日本だけがおだてられて、アジアの戦争にのめりこまないよう、わたしはひじょうに心配しているのだ。

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