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2025年7月25日 (金)

アメリカのやり方

タイとカンボジアが国境紛争だそうだ。
わたしは何年かまえにタイのチェンマイに旅をしたけど、そのときついでにカンボジアのアンコールワットにまわろうかと思ったくらいで、国境紛争があったなんて話は聞いたことがない。
国境紛争のある国は世界にいくらでもあるのに、この両国にそんなヤバイ話は、そうとう過去にまでさかのぼっても聞いたことがないのである。

しかし今回の事件のあと、いくつかのトラブルがあったことが報道された。
それによると、最後のトラブルは2011年だそうだから、それから14年ちかくなにごともなしに過ごしてきたわけだ。
それがいまの時期に表面化したとなると、また西側、とくにアメリカが何が仕掛けたなと思いたくなる。
さあ、みなさんにも考えてもらおう。

いまの西側はBRICSやグローバルサウスからひっぱがせそうな国がないかと、血まなこになっているところなのだ。
タイ、カンボジア以外にも、インドとパキスタンのような根深い紛争をかかえた国や、国内紛争をかかえたミャンマー、フィリピンももとの大統領はICCに引き渡されたままだし、西側が裏で関わっているなと思える国はほかにもある。
冷静に考えれば、タイ、カンボジアの国境は未開発の山岳地帯が多く、国境をはさんで同じ少数民族が住んでいるくらいだから、いきなり相手を砲撃するような乱暴をするとは考えにくい。
これではおもしろくないのが、武器を他国に売ることを国是とするアメリカだ。
おそらくアメリカの兵器産業の息のかかった者たちが、そのへんに住む貧乏人のならず者を雇って、紛争を仕掛けたのだろう。
混乱を起こすのは平和を守るよりずっと簡単なのだ。

ベトナム戦争が終わったあと、カンボジアやラオスにはクメール人の原理主義者たちが荒れ狂って、国民を大量虐殺した。
それでもタイにはプミポン国王という、国民から信頼されていた聡明な国王がいて、タイが混乱に巻き込まれることを防いだ。
その国王もいまはない(2016年に逝去)。
あとを継いだのは、とても国民をひとつにまとめられそうにない、へんてこりんな国王である。

だんだん大地舜さんの主張に似てきたけど、みなさんもようく覚えておけ。
途上国に紛争を起こし、武器を売るのがアメリカのやり方だということを、そして現在のタイは西側がひっかきまわすのに好都合な状態なのだ。
さいわい現在の東南アジアは中国の影響が大きく、中国は強大になって、平和的に、たとえばインドシナ半島をつらぬく鉄道インフラや、グローバルサウスの後見人ということで、両国に影響を及ぼしている。
そんな中国から見れば、タイ、カンボジアの紛争など、あってはいけないことだ。
どちらにとっても益のない紛争など、そのうち中国やASEANが仲裁に入ってストップをかけるだろう。
あ、やめないとゴネている日本の首相が尽力することはないだろうけど。

昨日のNHK国際報道は中南米の事情も取り上げていた。
アメリカから近い国々がいつまでも、麻薬と凶器の犯罪国家である原因も、こう考えればわからんかね。
そう、表面的には世界の模範みたいな顔をしているけど、これがアメリカ(とその同盟国)のやり方なんだよ。

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