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2025年8月19日 (火)

おおいなる過ち

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「77年前のミュンヘン会談の再来」は何とか回避、アラスカ会談
これはネットで見つけたJAPAN Forbesの見出し。
間違っていることがひと目でわかった。
なぜなら77年前にはわたしはもう生まれていたし、そんなわたしは戦後生まれなのである(ミュンヘン会談は戦前の話)。

まあ、有名なマスコミでも間違えることはあるんだろうと善意で解釈はしておくけど、問題は数字じゃない。
ミュンヘン会談というのは第二次世界大戦の前に、英国のチェンバレン首相がヒトラーの口車に乗せられて、けっきょく大戦の勃発を止められなかった歴史的会談をいう。
これを引き合いに出して、トランプさんはアラスカの会談で、プーチンの口車に乗せられたという。
さて、どうかな。
みなさんに考えてもらおう、自分の頭で。

ヒトラーの場合は、その後の経過を眺めても、全ヨーロッパの征服をこころざし、ユダヤ人の撲滅なども考えていたことは間違いない。
プーチンの場合は、だいたい外へ撃って出ようという考えはない。
彼はウクライナ以外のヨーロッパに侵攻したことはないし、それもウクライナがNATOに加盟するといい出さなければ、軍事力という最後の手段は使わなかっただろう。
戦争が拡大したのは米国やヨーロッパが火を焚きつけたからじゃないかね。
当初ウクライナが一時的に優勢だったころは、えらく元気のよかったヨーロッパは、いまではアメリカに泣き詣でだ。
ミュンヘン会議になぞらえるというのも、つい先日アラスカ会議が行われてから出てきたことだ。

だいたいミュンヘン会談のとき、ヒトラーは49歳だったのに比べ、いまのプーチンは73歳だ。
他国を征服するには遅すぎるし、おそらくこれからもないだろう。
あると思う人がいるかね。

プーチンには戦争で一時停止したロシアの発展と、ロシアを国際的に正常な位置にもどさなければならないという課題がある。
戦争が終われば他国を侵略している余裕はないはずだから、JAPAN Forbesの記事は数字だけではなく、内容でも決定的に間違えているんだよ。
ココログのブログでも同じ間違いを得々として述べている人がいたけど、あなたはどう思うんだい。
とくに若い人たちに、もうすこし冷静に考えてほしいね。
ロシアは素晴らしい芸術と、豊かな自然をかかえた国だ。
国境の壁がどんどんなくなる現在、できることならそういうものを、現地に行ってあなたも体感してきてほしい。
やくけそで相手をけなして喜んでいないで。

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