« 2025年8月 | トップページ | 2025年10月 »

2025年9月

2025年9月30日 (火)

NHK

1374

NHKが大きな発表だといってる。
トランプさんとネタニヤフさんが話し合って、「ガザ地区の停戦・人質の解放を含む20項目の停戦案」をまとめたそうだ。
あとはハマスがこれを受け入れるかどうかだけど、人質を解放することという条件が入ってるようじゃ、ハマスにおいそれと呑める案じゃない。
トランプさんが文句をいったって、いまでもネタニヤフさんはいうことを聞かないんだから、人質を返したら安心して、(理屈なんかいくらでもつけられる)今度こそひとり残らずハマスを絶滅しようとするだろう。
それよりも、だいたいいちばん先に信用できないのが、いまのNHKの報道なんだよね。

添付した画像はタチアオイらしい。
“らしい”というのは、花が咲かないと自信を持ってそうだと断言しにくいからだ。
やたらに大きく育ったから、もうすぐ花が咲くなと思ってんのに、さっぱり花がつかない。
なんでこんなところに生えたのか。
植えたおほえがないから、種がこぼれて勝手に生えたらしい。
調べてみたら、タチアオイは春から夏にかけての花で、今年はもう花期が終わっているから、このまま花をつけずに終わるらしい。
残念だけど、来年に期待しよう。
と、まだ来年まで生きるつもりのわたしがいる。

| | | コメント (0)

若さということ

自民党の若い総裁候補がなんとかかんとかいっている。
聞いていて感心したのは、進次郎くんにしても小林ホークくんにしても、じつに物言いがはっきりしているなということ。
若い人たちが日本の政界に出てくるのは悪いことじゃないけど、こういう人たちは挫折なんか知らず、勢いだけでここまで来てしまったんじゃないかという心配がある。
たとえばのハナシ、わたしは若いころ未熟者で、この歳になって、ウクライナ戦争という特大のきっかけがあって、ようやく世間の欺瞞に気がついたくらいだ。
だからと、またわたしばかり引き合いに出して申し訳ないけど、人間が相応に正しい見識を持つためには、あるていどの時間と経験が必要なんじゃないかね。
なにがどうなっても、その責任を負うのは若い人たち(とその子供たち)なんだから、わたしが気にする必要はないけれど、515事件では若い将校たちが高齢の犬養首相を暗殺し、226事件では若い軍人たちが、やはり年寄りの高橋是清大臣を暗殺し、そのまま太平洋戦争までつっ走ってしまった。

そんなことを考えたら、まだ進次郎くんや小林ホークくんが総理になるのは早すぎるような気がする。
彼らはもう1期か2期、他の内閣のもとで大臣をやって、相手の立場も理解できるようになってから頂点に立つほうがいいと思う。
とはいうものの、わたしは個人の力で歴史を動かすのは不可能なのかも知れないと思い始めているところだ。
いまたまたま進次郎くんや小林ホークくんが出てきたのも、台湾有事かなんか知らんけど、人間の数を減らそうという神さまか悪魔の思し召しじゃないのかなあ。

| | | コメント (0)

2025年9月29日 (月)

平凡な日々

えーと、週明けの本日のビッグニュースはというと、MLBの大谷のホームランと大相撲で大の里優勝かい。
わたしは野球にも相撲に興味がない男なので、これは問題外。

注目の国際報道では、ロシアがウクライナにまた最大の空爆ってのがあったけど、死者が5、6人ということなので、これのどこが最大なのってことでペケ。
すべての悲劇は、国民を道連れに戦争を継続しようというゼレンスキーさんに原因がある。
そんなヒトラー化したゼレンスキーさんに、アメリカは長射程の巡航ミサイル「トマホーク」を、支援するかどうか検討中だそうだけど、トランプさんが検討したことで実現したことはひとつもないから、これもペケ。

IPC(国際パラリンピック委員会)が次回大会にロシアとベラルーシの参加を認め、ゼレンスキーさんが烈火のごとくってのもあったけど、文句があるならウクライナが出なけりゃいいだけなので、これもペケ。
考えてみると今回の戦争で障害者るいるいのウクライナは、10年後にはパラリンピックの強豪になる可能性があるな。
それまでゼレンスキーさんが無事でいるかどうかわからんけど。

というわけで、ろくなニュースのない日なので、わたしがしぶしぶ注目していたのが、モルドバで親EUの与党が勝利ってことか。
でも得票をみると、あいかわらず与野党がしのぎをけずるという、前回の選挙の数字がそのまま横滑りしただけで、なにも変わってないみたい。
親EU派が勝ったんだから、NHKは西側の介入があったと騒がなければいけないのに、そんなことがあるわけがないのが、ホントにアホらしく

て、けっきょく今日も日本は平々凡々たる日々さ。

| | | コメント (0)

2025年9月28日 (日)

思うこと

いい歳こいて世間にいちゃもんばかりというのもどうかと思うけど、これが健康やボケ防止ににいいんだろうな。
どこも痛いところもカユいところもなし、粗食ではあるけどメシも焼酎も美味いし、夜中に2キロの散歩と、これじゃ修行僧か竹林の隠者だね。
わたし以上に幸せな人間がいるかなと考えてしまう。

1373

夜中の散歩で気がついたのは、花壇に植えたオシロイバナが、昼間は花がとじているのに、夕方になるといっせいに開き、同時にいい香りがたちこめるということ。
そんな香りに酔いしれているうち、おもしろいことを発見した。
ひとつの茎に赤白の花がつくことで、つぎ木をした桃や梅の花などでも見ることはあるけど、こういうのを源平咲きというんだそうだ。ナルホド。

この花のいいところは、根付きやすく、ほうっておいてもつぎの年からは、自分でまいた種で発芽して、手がかからないこと。
ずぼらな管理人向き。

1373b

| | | コメント (0)

モルドバ選挙

土日はNHKの国際報道もニュースが入ってこないので、怒りにかられるブログ・ネタもない。
無理に気にすることといったら、今日28日はモルドバの選挙の日。
欧州寄りでEU加盟が悲願の現役大統領と、ロシア寄りの野党候補の対決なんだけど、接戦になっているらしい。
NHKは与党が負けた場合にそなえて、早くもロシアの買収工作が始まっているといいだした。
最近のこういう選挙では、負けたほうがかならず相手に裏工作があったというのがお決まりになっているけど、欧州寄りの現役大統領が勝ったら、ヨーロッパが裏で手をまわしたというのかね。
ロシアによる選挙干渉容疑で74人を検挙したって報道があったけど、いまはまだ与党がかろうじて政権をにぎっているんだから、警察も与党の下にあることを忘れちゃいけない。
そんなつまらない工作をしなくったって、ウクライナ戦争の推移はモルドバ国民にはよくわかっているだろうし、トランプさんや頼りにならない欧州を見れば、彼らもいつまでEU加盟という錦の御旗にしがみついてないんじゃないか。

| | | コメント (0)

2025年9月27日 (土)

先見性のあるやなしや

他人のブログ、正確には「耕助のブログ」さんをのぞいていたら、中国についての記事が出ていた。
現在の中国は科学の面でもアメリカ(もちろん日本も)を凌駕しているというんだけど、ちょっと褒めすぎじゃないかと思えるくらいである。
それでも客観的な事実やデータを並べられて、いちゃもん居士のわたしにも文句をいえる余地はない。

この文章のなかに原子力産業に関するものがあった。
気候変動やエネルギー安全保障、EVや生成AIの発展などで、世界は電力を猛烈に要求される時代に突入した。
おかげで原発禁止なんて声はますます遠ざかる。
わたしは福島の原発事故直後の6月14日に、自分がこのブログに書いた記事を思い出す。
事故のおかげで日本国内に原発反対の声が沸騰していたときだから、なんてまあ、わたしの先見性のあったことよと、感動さえしてしまうワ。
そんな手前ミソはわきに置くけど、科学の分野でももはや中国の勢いは止められないようである。

そういえば今日、27日土曜日はココログの、イヴァン・ウィルさんが記事を更新する日だ。
彼は1900年代の末期と、2000年代の初期に中国に派遣されていた公務員らしいけど、もっぱら株の値動きや、建築がストップしたマンションのほうから、中国の景気はよくない、この国に未来はないと力説する人である。
わたしにいわせれば株の上がった下がったなんてことは、景気の指標にはならないし、民間のディベロッパーがいくつつぶれても、責任はとりませんというのが中国政府である。
日本の常識で中国を判断するべきではないと思うんだけどね。

そんなウィルさんが27日付けの耕助さんのブログを読んだらどう反応するだろう。
わたしが残念に思うのは、中国に通じているはずの人が、どうして客観的に中国のいまを紹介しないのだろうということ。
真実を知らせて日本に警告を与えるならまだしも、日本のポピュリストを喜ばせるつもりでやっているなら、ひいきの引き倒しになりゃしないか。
先見性のあるワタシは、気がついたら中国は背中も見えないところまで行ってしまってないかと、いつもそのことを心配しているのだよ。

| | | コメント (0)

2025年9月26日 (金)

市長さん

わたしも群馬県出身なんでひとこという・・・・必要はないんだけど、話題になっている前橋市長さんについて、ひとこと、はんこと。

テレビで観たら、けっこう男好きするイイ女じゃん。
42歳で独身だって、こんな女盛りに孤閨を守れって、そりゃ残酷です。
そういう点、群馬県の女はわかっているから、文句をいってるのはモテない男ばかりにちがいない。
いったいラブホテルにしけこむのがどこが悪いのか。
市長さんがおもてで男を漁るわけにもいくまいから、とりあえず男は庁舎内の適当なので間に合わせる。
市長室のソファの上では公私混同といわれるから、外のラブホで、公用車で乗りつけるのもマズイから自家用車に乗り換え、しかもホテル代は個人持ちで、このために仕事に穴をあけたわけでもあるまいし。

これ以上いうとまた常識はずれといわれるからいいませんけど(もういっちゃったけど)、家に帰れば誰だってやってることを、ケシカランという偽善者のほうがわたしはキライです。
ココログの「久美のNEWSな日記」では、フジテレビの中居正広クンを擁護して、相手の女をけちょんけちょんにしてたけど、久美ちゃんはこの件をどう思うか聞きたいね。

| | | コメント (0)

NHKの支離滅裂

昨夜のNHK国際報道で、中国があらたな統制強化に乗り出したといっていたから、おいおい、悪の枢軸・極悪国家の中国が、今度はなにをいったんだいと耳と目をかたむけてみた。
中国の民族会議で、政治局員が統制を強化する発言をしたんだそうだ。
その発言というのが
“新疆の団結を強化し、社会の安定と長期的な平和を守る鉄の壁を築く必要がある。各民族が正しい国家観や歴史観、民族観、文化観、宗教観を確立するよう導く”と、これだけなんだけどね。
わたしからみると、多民族、多文化、多宗教国家の中国にすれば、不思議でも不穏当でもない、きわめてまともな発言としか思えない。
これも世界を対立と分断の方向に進めようという悪意ある解釈じゃないかい。

会議のあと、習近平さんを大勢の民衆が旗をふって見送るのは北朝鮮のマスゲームみたいでキライだけど、このあとNHKが2009年の新疆における抗議デモや、強制収容所の件を持ち出すのはいつものパターン。
やっぱり対立と分断じゃん。
たまにはわたしの過去のブログをのぞいてみてくれ。

さらに国連での気候変動に対する習近平さんの発言があって
“一部の国が逆行する動きを見せているが、国際社会は正しい方向を堅持するべき”とのこと。
トランプさんは気候変動はデマだといってるけど、世界でこの問題に疑問符をつけるのはアメリカ(と、ココログのあのカルト教祖サマ)くらいだ。
NHKはどうなのだ。
世界のほとんどの国が、いまのうちに手を打たなければヤバイと考えているこの問題を、NHKもデタラメだといいたいのか。
え、はっきりいえ、はっきりと。
だいたい支離滅裂のトランプさんに引きずられて、NHKも支離滅裂すぎるぞ。

支離滅裂の例をもうひとつあげよう。
インドネシアのデモを取り上げて、爆発した特権階級への怒りだって。
現大統領のプラボウさんか軍人上がりなんで、これではどうしてもミャンマーやタイを連想してしまうけど、将来のことはわからないにしても、いまの段階ではインドネシアに日本が口をはさむような要素はない。
デモの原因だって、報じられているかぎりでは、たんなる交通事故じゃないか。
これではまた、なにかきっかけがないかとウの目タカの目の西側の謀略ではないか思えてしまう。
貧しい人たちや、政府に不満をもつ人はどこの国にもいるのに、それを赤道のこっち側の国がいたずらに煽ってどうしようというのか。

インドネシアでは観光地のバリ島が有名だ(わたしも行ったことがある)。
イスラム教徒が多いくせに、ホテルでビールは飲めたし、フロントに和服の似合いそうな美人はいたし、だいたいにおいて国民はおだやかで、平和なところという印象だった。
NHKがよけいな心配をしてさしあげるような国ではないぞ。
政府と国民の融和を図るならともかく、対立を熱心に煽るというのは、インドネシアが西側にさからうBRICSやグローバルサウスのメンバーだからか。
どうしてその国のいい面を見ようとしないのか。

ゼレンスキーさんは、戦争が終わったら退任する用意があるとのたまった。
日本のマスコミの中には、これを地位に汲々としないいさぎよさだと賞賛するところもあるけど、べつに偉くない。
戦争が終わればどっちみち選挙はしなければならない。
ゼレンスキーさんが再選されるのは無理だろうし、ヘタすればそのまま刑務所行きで、もっとヘタすれば、ムッソリーニやチャウシェスクみたいに処刑される可能性もある。
ま、本当はバイデンさんや、性悪オンナのV・ヌーランドおばさんこそ、責任を問われるべきなんだけどね。

このニュースは昨夜からSNSで騒がれていたのに、今日の「キャッチ!世界のトップニュース」にはひとことも出てこなかった。
おおかた様子がおかしくなってきたので、これまでの報道と整合性がとれなくならないよう、局内や海外の特派員と打ち合わせに忙しかったのだろう。

| | | コメント (0)

2025年9月25日 (木)

無料健康診断

いまウチに高齢者のための無料健康診断の受診票が来ている。
毎年来るんだけど、去年は無視してすっ飛ばした。
ご親切なことに、今年は、1回でも受けなかった人は今回はぜひと、脅迫つき。
去年わたしが行かなかったのは、結果がわかっているからだ。

わたしは血圧が高い。
それも200を超えるから、世間の標準からすればハンパじゃない。
健康診断に行けば、医者が目をむいて、薬を飲みなさいという。
薬なら過去に何度か飲んだことがある。
あまり下がったような気がしないので、メンドくさくなって、たいてい1カ月か2カ月でやめてしまう。
そういうと、じゃもっと強力なやつを出しましょうといわれる。

わたしはクスリ漬けにされるのもキライである。
高血圧はふだん実感できないまま、ある日とつぜん倒れて、死ぬか、そうでなくても半身不随になる恐ろしい病気だそうだ。
しかしわたしの高血圧は、200を超えているのに気がついたのがもう20年も前のことで、それ以来病院に行っては薬を飲むを何度かくり返し、最近ではまったく薬とは縁がないまま、痛いところもカユいところもないし、自家製のヌカ漬けはばくばく食べ、夜中に2キロの散歩という日常だ。

現代医学の欺瞞と、人間の寿命は高血圧ぐらいじゃどうにもならんのよと、変な運命論まで確信する最近のわたしである。
どうする、アンタなら?

| | | コメント (0)

昨日のニュース

またわかりやすいプロパガンダだ。
日本の新聞のなかには社説でケシカランなどといってるものもあるけど、欧州各国で続いている無人機の領空侵犯、証拠もないし、ロシアはそんなもの飛ばしてないというのに、全部ロシアの仕業と強引に決めつける。
なんでウクライナ(もしくは欧州との謀略)に決まってるといわないんだろう。

ニュースで観たけど、赤い光を出しながらコペンハーゲン空港の上空を飛ぶのが偵察用のドローンだって?
偵察用ドローンというのは、テレビにはっきり映るように、自分のいる位置を示しながら飛ぶものなのか。
しかも被害はひとつもなしだ。
ロシアにはEUに侵略する予定はないし、予定がないのにポーランドやルーマニア、エストニアの偵察をしたってしようがない。
一方でロシアは経済的に苦境にあるといっておきながら、もう一方ではNATO相手の戦争を仕掛けているというのは支離滅裂じゃないか。

いまの時期のウクライナと欧州は、なにがなんでもロシアの脅威をいいたてて、トランプさんに心変わりをしてもらいたい、また支援に乗り出してほしいと必死のときだ。
領空侵犯は、ロシアの非道をうったえるウクライナと欧州の謀略だと、どうして考えないのだろう。
こっちのほうが可能性が高いことは、ちょいとしたミステリー・ファンならだれにでもわかる。
ロシアはほとんど騒がないのに、勝手に騒いでいるのはヨーロッパ(とNHK)ばかりだ。
なんでそこまでして汚職国家ウクライナの肩を持つのか、ああ、わからん。

今日のNHK「キャッチ!世界のトップニュース」。
トランプさんが国連に行ったら、乗ったとたんにエスカレーターが故障し、演説をしようとしたらプロンプターも故障した。
どうもトランプさんにいやがらせしようという勢力があるようだけど、彼はこれを逆手にとって、ジョークまじりの冷静な演説を続けた。
しかも15分の予定を1時間もまくしたてたそうで、さすがは信念を持った大統領だ。
日本のゲル君にそんな臨機応変のことができただろうか。
だれか役人の書いた原稿を、ふっと吹いて飛ばしてみたらどうかしら。
あわてて、おたおたして、トランプさんをほめちぎり、イスラエルはケシカランといい、パレスチナをその場で承認したかも知れない。

| | | コメント (0)

2025年9月24日 (水)

獲れ過ぎ

今年はサンマが豊漁だそうだ。
ここ2、3年は不漁が続いて、これは獲り過ぎじゃないか、すこし禁漁期間を延長しなくちゃならんかと考えていた矢先にこのありさま。
今日のヤフーニュースにはクロマグロもイカも豊漁って出ていたし、どうも人間が獲り過ぎたくらいでは魚の総量には関係ないみたいだ。
それよりも海水温が上がった下がったのほうが影響が大きいらしい。
これからは魚を増やしたかったら、増やしたい魚の種類によって、黒潮の向きを変えるとか、北極の流氷を引っ張ってくるとかして、海の温度を調整したほうがよさそう。
なんだ、そうか、あはは、というほど簡単じゃないみたいだけど、人工養殖なんかで頭を使うのとどっちがよかんべか。

| | | コメント (0)

他人のYouTubeの2

1372

前々項の続き。
Bappa Shota君は、新疆ウイグル自治区のウルムチからカシュガルに移動する。
わたしも過去に両方の街に行ってみたことがあるので、彼の YouTube映像が公平で客観的なものかどうか、慎重にながめてみた。

映像を観て驚くのは、カシュガルにも高層団地が乱立していて、わたしが行った25年前とは大幅に変わっていたこと。
ここでは Shota君を案内するウイグル人は、ウルムチの場合と違って顔を見せない。
ということは、客観的な立場の人ではない可能性があるし、反中国のウイグル独立運動のメンバーかも知れない。
内容が、中国政府はウイグル人を弾圧しているという、よくあるパターンなのでよけいそう思う。
わたしはこれまで中国が少数民族を弾圧していないという証拠を見つけるたびに、このブログで紹介してきた。
いいかげんに分裂と対立を煽るだけのステレオタイプな考えを捨てようよ。

映像のなかに、中国政府がウイグル人を弾圧している6つの証拠というものが出てきた。
1.モスクの破壊、2.宗教集会の禁止、3.女性のベール着用禁止、4.男性の長いヒゲ禁止、5.子供へのイスラム教育の禁止、6.無許可の宗教書籍の所持禁止などである。
これは全部デタラメだ。
モスクは破壊されてないばかりか、むしろ大切にされている(映像のなかにもきれいなモスクが出てきた)し、イスラム教徒が集まって祈りを捧げないことは考えられないから、日常的に集会も開かれているだろう。
女性のベール禁止なんて、当の女性のほうから感謝されているくらいだ(わたしのブログを見よ)。
男性の長いヒゲ禁止にしても、映像のなかにじっさいに長いヒゲの男性が出てきたし、それともなにか、イスラムの経典に、男性はヒゲを伸ばしたままにすることなんて書いてあるのか。
ウイグル人はいまでもウイグル語(と中国語)を学んでいるし、無許可の宗教書籍が独立やテロを煽るようなものなら、禁止されて当然じゃないか。

住んでいた家を取り壊されたとか、ウイグルのアイデンティティを破壊されたという話がしょっちゅう出てくるけど、日本でいえば井戸しかないカヤぶき屋根の農家から、ガス水道の通じた近代的な家に引っ越しをさせられたのだから、いちがいにケシカランといえるのか。
どこの国の人々だって、ひねるだけでガスや水の出る生活のほうがいいに決まっているので、なんでもかんでも古い伝統を他国に強要するのは文明人の驕りである。

映像には肝心の強制収容所はひとつも出てこない。
出てくるのは西側がプロパガンダに使った映像だけで、それによると100万人から200万人のウイグルが収容されているという。
2020年の統計で、ウイグルの人口は1,162万人だから、これではウイグル人の10人にひとりか5人にひとりということになってしまう。
独立志向のウイグル人が絶無ということは考えられないから、どこかに収容所があってもおかしくないけど、数字はあきらかに盛りすぎだ。

強制収容所ではなく、ふつうの職業訓練所となぜ思わない。
中国政府は農業と遊牧しか知らないウイグル人に、近代的な仕事を教えていたんじゃないか。
なんでもかんでも悪意でとればこうなるという見本で、じっさいに映像では、収容所と職業訓練所がごちゃまぜになっていた。

わたしは知らなかったけど、ネット上では Shota君が消息不明になったとき、ユーチューバーのフイフイなんて女の子を含めて、大騒ぎがあったらしい。
バカバカしい。
びっくりしたのは Shota君のほうで、彼はあわてて出てきて、消息が途切れたことの弁解をしていた。
たぶん中国をおとしめるという目的を達したので、どこかで骨休めをして、タトゥーの上彫りでもしていたのだろう。

そんなにウイグル人のことが心配なら、ほかの人も新疆まで行ってくればよい。
Shota君が行けたということは、中国政府は日本人のすべてを立ち入り禁止にしているわけじゃないし、いまの新疆にはタクラマカン砂漠をつらぬく鉄道も完成していて、そのチケットは日本でも買えるはずだ(わたしがもっと若くて金があれば、率先して行ってくるのにねえ)。
日本にいて、なにかおもわくを持った人間の映像だけで、世界を見たような気になるのは危険である。
ひとつデタラメな映像があると、ほかのすべての映像が信頼できないものになってしまう。
ユーチューバー諸君は気をつけたほうがいい。

| | | コメント (0)

2025年9月23日 (火)

パレスチナ国家承認

日本はパレスチナ国家を承認しない。
でも、これでいいかもよ。
英国やフランスが承認したのはトランプさんへのあてつけ以外のなにものでもないんだから、日本まで承認したらトランプさんがひがむ。
アメリカとの対話関係を残しておいて、米国とヨーロッパの架け橋になる。
ん、壮大な展望だ、日本とは思えないくらい。

| | | コメント (0)

他人のYouTubeの1

Bappa Shotaというユーチューバーが、中国の新疆ウイグル自治区に行って、そのあと行方不明だとか、ひょっとするとなにか都合のわるいものでも撮影して、当局に拉致されたのではないかと騒がれていた。
彼はそのあと、つぎの映像で姿をあらわしたけど、以前に比べてやつれているとか、顔にアザがあって当局に暴力をふるわれたのではないかなどと、穏やかでない憶測を呼んでいる。
やれやれ、またかというわけで、その映像をじっくりながめてみた。
わたしがまたかと思ったのは、ウイグル自治区なら当然こうでなければいけないという見方しかしない人たちが、依然として多いからである。

Shota君もそのひとりらしく、映像の表紙というか、前置きの部分では、ウイグル人は中国政府によって宗教や言語、アイデンティティが制限されたとか、2009年の大規模デモではウイグル人が一方的に被害者であるような言い方をしている。
そして当局から警戒されているんじゃないかと気にしているけど、これは卵が先かニワトリが先かの論争だ。
つまり西側が非難中傷を繰り返しているとき、日本人が新疆に乗り込めば、とうぜん向こうは警戒するだろう。

映像は新疆のウルムチとカシュガルふたつの街の探訪記になっていて、前半のウルムチを観たかぎりでは、中国を敵対視するプロパガンダではなかった。
むしろ堂々と顔をさらして本音でしゃべるウイグル人男性が出てきて、日本人の彼を自宅に招待し、世界中がウイグル自治区を問題にするけど、そんなことはないよと発言する。
これではハナっから中国を信用しない人には、その男性自身、当局のまわし者じゃないかと思えるかも知れない。
わたしは映像を隅から隅までにらんでみた。

Shota君はウルムチ市内をあちこち歩きまわる。
わたしでも当然行くであろうストリートマーケットで、屋台のメシを食ったりする。
そしてウイグル料理やカザフ料理についてあれやこれやと、このへんはありきたりのYouTube映像と変わらない。
しかし疑り深いわたしは、そういう映像の背景にも注目するのである。
マーケットにはほかの国の旅人も多かったそうで、現地で知り合ったネパール人女性も、こんな安全な街はない、女性が深夜に歩いても危険はないし、わたしはここでの生活を楽しんでいるわといっていた。
映像のなかには監視カメラが多いのが気になるという部分もあったけど、わたしがまえに書いたとおり、それが中国の街を日本並みの安全なところにしていることはいなめない。

背景の街並みからは、車の往来は激しく、みんな活発に仕事をしているようすがうかがえる。
ウルムチ市の郊外には近代的な高層アパート群が出来ていて、前述のウイグル人男性もそこの大きな部屋に住んでいた。
これでは逆に中国政府のプロパガンダじゃないかと思ってしまうけど、彼は小さな女の子を連れた普通の父親で、そんな工作がされているかどうかは、自分で映像を観て判断してほしい。
少なくてもウイグル人が弾圧されているようすはまったくなかった。
映像の中に個人の旅人では撮影できないような、ドローンを使った俯瞰映像も含まれているから、この制作にはかなり大掛かりな制作会社が関わっているようでもある。

Shota君はそうとうに年期の入ったユーチューバーで、調べてみたら、過去に中国以外にも世界のあちこちの映像をアップしていた。
わたしは彼がわたしと同じ、好奇心につき動かされてどこにでも鼻を突っ込む、公平客観的な旅好きの若者のひとりだと思った。
ところが後半のカシュガルに行くと、見方が逆転する。
映像全体を観るかぎり、やはり彼もステレオタイプの日本人のようだった。
彼の映像が前編後編に分かれているように、わたしの文章も前編はここまでにしておこう。
映像の後半は、わたしも行ったことのあるカシュガルが出てくるので、それについてはわたしのブログも後編で書く。

| | | コメント (0)

2025年9月22日 (月)

今日の演説会

1371

日本の右翼の期待を一身に受けて、高市早苗ちゃんが総裁選挙に立候補した。
しかしねえ、おおかたの日本人は戦争をしたいとも、中国に反感を持っているわけでもないからねえ。
また絶妙のバランス感覚を発揮するんじゃないかな。
問題はほかの候補のなかに、はっきり反戦の意思を示す者がいないことだよ。
え、わたし?
いま早苗ちゃんのワラ人形に釘を打ってるところ。

いつもの年は白い彼岸花が早めに咲くんだけど、今年は白も赤もほとんど同時。
天変地異のまえぶれかもしんない。

| | | コメント (0)

2025年9月21日 (日)

詩集から

図書館でリサイクル本として、タダでもらってきた「現代詩集」という本、どこかにピカリと光る詩がないかと探しているけど、なんせ収められた詩の数が多すぎて、まだ全部チェックしてない。
昨夜はひさしぶりに湯船につかって、小一時間ほどこれに読みふけっていたら、サウナにいるみたいで、汗がだらだら、あやうくのぼせるところだった。
それとは別に、風呂場で読書すると、老眼もますます悪化しそうで心配である。

この本で取り上げられた詩人のなかに、壷井繁治というひとがいた。
「二十四の瞳」の壷井栄なら知っているけど、調べてみたらその旦那だった。
旦那のほうは初めて読む人である。

彼の「神のしもべいとなみたもうマリア病院」という詩が気になった。
治安維持法違反で刑務所に入って重い病気になった友人を、病院に入院させようと四苦八苦する仲間たちを描いた、詩らしからぬ詩だ。
長い詩だから引用はしないけど、治安維持法違反ということで気がついたのは、繁治さんは戦前に共産党員だった人で、これはそういう人たちに生きづらい時代の作品だった(台湾有事なんてものがホンモノになったら、わたしみたいなノンポリにも住みにくい世の中になるんでないかと、いまから不安だ)。

病院には特高警察が先まわりしていて、そんな前科者はダメだとどこの病院でも入院を断られる。
仲間たちは一計を案じ、カトリック系のマリア病院に、患者は島原の乱のカトリック教徒の子孫だとデタラメをいって、入院させようとする。
病院の返事が、いまは徳川の時世ではではありませんと。
なるほどねえというため息が3つ重なって、計画はおじゃんになった。
こういうのは風刺詩集というそうで、どことなく貧乏ったらしいユーモアがあっておかしい。

戦前の同じような立場の詩人に小熊秀雄がいて、彼の「馬の胴体の中で」という詩を読んだことがある。
そちらが社会の偏見と官憲の弾圧に苦しんだ悲観と絶望の詩であるのに対し、繁治さんのほうはきびしい現実をユーモアで表現している。
同種の作品には、小説ではソルジェニーツィンの「イワン・デニーソヴィチの1日」、映画ではキューブリックの「博士の異常な愛情」などがあり、ヘソ曲がりのわたしは、こういう逆手を使った作品が好きなのである。
ひとつ気になったのは、最近ではパソコンに質問すると、回答は生成AIによるものが多いようだ。
これはユーモアも、ひねりもない真面目くさったもので、わたしは大っキライだよ。

| | | コメント (0)

2025年9月20日 (土)

平家物語を読む

20250920

板坂燿子著「平家物語」を読んで、すぐに気がついたのは、研究者というのはここまでやるのかということ。
歌舞伎や戯曲、浄瑠璃、黄表紙、はては外国文学まで、平家に関するもの、こじつけられるものは徹底的に持ち出して、まあ、わたしにいわせるとしつこいくらい。
わたしは研究者ではなく、いっかいの平家物語ファンにすぎないし、読み物として読んでいるのであって、これが板坂おばちゃまとわたしの相違である。
読んですぐに気がついたというのはこのことだ。

だから平家の侍の名前を間違えずにいえるかというと、いくつかこころもとないところもある。
たとえば唱歌「青葉の笛」に登場するのは、薩摩守忠度と、もうひとりの笛吹き貴公子はだれだっけ、壇ノ浦で生きたまま囚われになって生き恥をさらした親子は宗盛とあとだれだっけと、思い出せない人物もいく人かいる。
しかし、ここが肝心で、わたしがいやらしく強調したいのは、板坂おばちゃまから平家についてレクチャーされ、熱心に勉強をした学生たちより、わたしのほうが平家物語をずっとよく覚えているだろうということだ。

わたしは青春時代に、だれからも教わらずにこの本に出会い、冒頭の祇園精舎の鐘の声の心地よい七五調のリズムに酔い、豪華絢爛たる鎧武者たちの合戦シーンに胸をときめかせ、やがて海上で滅びてゆく強者の運命に涙を流した。
以前に書いたことがあるけど、「小宰相」の巻を読んで、シェークスピアよりはるかにむかし、日本にもこんな悲恋の物語があったのだと感心もした。
隆盛をほこった王朝や帝国が落ちぶれるのは、中国の歴代王朝、ロシアのロマノフ王朝、映画「山猫」に描かれたイタリアの貴族社会のように、世の習いである。
わたしの中で平家物語は、こういう革命の物語という認識がつよい。
いま全盛のアメリカと西側先進国が、落ちぶれていくのに落涙するかどうかは知らんけど。

革命の物語であることは事実でも、物語の細部について、事実かどうかを確認するのはもはや不可能に近い。
平家のなかで平清盛という人は、トランプさんのような悪逆の暴君として描かれているけど、歴史というのは伊達藩の原田甲斐が、「樅の木は残った」で忠臣として描かれたように、しょっちゅうひっくり返るから注意を要する(だからわたしはトランプさんを正面から非難することはない)。
じっさいの清盛は対宋貿易で国庫をおおいにうるおわせたくらいだから、世間でいわれているよりも施政者として有能であったことは事実だし、権力者だからきれいなネエちゃんを取っ替え引っ替えしたことも当然だろうけど、祇王と仏の挿話なんか、ほんとうにあったことなのか。
那須与一の挿話も、あまり出来過ぎの話なので、だれだかわからない原作者が、物語ばえするように勝手にこしらえたエピソードじゃないのか。

疑えばキリがないので、わたしは細部にはこだわらず、あくまで読み物としてこれを読む。
それもイーリアスやアーサー王やイワン雷帝のような、ロマンに満ちた叙事詩として。
そうやって想像(や妄想)の助けを活用して読むのがわたし流の読み方だ。
これはけっして研究者である板坂おばちゃまの行き方を非難するつもりじゃないんだけど、最近のおばちゃまは、燃える女、怒れるバッコス信者の本性を現してきたみたいで心配だ。

おばちゃまはあまり取り上げてなかったけど、最後の灌頂の巻「大原御幸」にいたっては、これがなければ収まらないというくらい感動した。
後白河法皇が牛車の隊列を組んで、大原の寂光院を訪ねると、裏山から2人の尼さんが手に花をつんで降りてくる。
山寺の寂光院のありさまもきわめて美しく、一幅の日本絵画を見ているようで、じっさいに絵描きのなかにこの場面を描いた者もたくさんいる。

20250920b

裏山から降りてきたのは平家の生き残りの建礼門院で、美人として知られていた人だから、ここで色好みの後白河法皇と、なにがなにしてなんとかなったのではないかと、江戸時代のゴシップ誌の話題になったそうだ。
そんなことはどうでもエエ。
建礼門院が涙ながらに、平家一門の運命を語るところは、簡にして要を得たこの物語の総括になっており、本を読むのがキライという昨今の受験生たちは、この部分だけ読めばいいかも。

やがて彼女も病に伏し、阿弥陀如来の像の指と自分の指を糸でつないで、という古風なしきたり通りに往生する。
天人五衰という三島由紀夫の小説のタイトルの意味も、いまこそ思い知られけれである。
詩として読めば完璧な結末であり、わたしには大原御幸のない平家は考えられないのだ。

わたしは「太平記」も読んだことがあるけど、平家ほどには感心しなかった。
原因は平家にある諸行無常という悲しみの感情が、太平記には欠落していたせいだろう。
ひとつだけつまらないことをおぼえたのは(どっちがどっちだか忘れたけど)、太平記と谷崎潤一郎の作品で、登場人物の名が、一方では大塔(オウトウ)の宮に、もう一方ではダイトウの宮になっていたことぐらい。
漢字は表意文字だからなと、そのいいかげんさに感銘を受けたことはある。

| | | コメント (0)

昨日のNHK

世間じゃ陸上の世界選手権が開かれているらしいけど、わたしNHKが実況してないものはぜんぜん観ないから、さっぱりわからんよ。
もともとスポーツはあまり好きじゃないし、健全と思われているこの世界にも、欺瞞がいっぱいということがわかってきたからね。
公共放送がどんなデタラメをいうかというスリルを比べても、いまはスポーツよりウクライナ戦争のほうがよほどおもしろい。

昨夜のNHK国際は、視聴者の意見として、陸上の世界選手権が盛り上がってますが、ロシアの選手が参加できないことについて、ロシアの選手はどう思っているのか、という質問を取り上げていた。
もちろんロシアの選手はプーチンに不満を持っていて、さっさと戦争をやめてほしいと思ってます。
と答えられれば嬉しいんだろうけど、なかなかそうNHKのおもわく通りにはいかない。
いまでもロシアでプーチンの評判は、トランプさんや日本の自民党なんぞよりはるかに高いのだから、こんな単純なウソでは誰も信用しない。
だから、いかにして、もっともらしく聞こえる言い方で、平凡な人たちをだまくらかして、ロシアをけなすことに腐心することになる。
そういう点を裏から推察すれば、ヘタなミステリーやスポーツ競技よりおもしろいぜ。

NHKは苦し紛れにリトアニアの外相に意見を聞いていた。
リトアニアといえば、あり得ないロシアの侵略におびえて、あとからNATOに加盟した被害妄想の国だから、いうことは最初から決まっている。
一般のロシア人の母親が一般のロシア人の息子を戦場に送り出し、戦争犯罪に加担させるのが許せない、ロシア人はみな同罪だって。
ここで辻クン(NHKアナ)は脚本通りに声を荒らげ、怒りを含んだ言い方で、みなさんはどうお考えでしょうかと聞く。

どうお考えでしょうかって、アンタ。
ようするにIOCが西側所属の組織であるということだけじゃないか。
伝統だとか権威だとかいっても、けっきょくはたんなるいやがらせだよ。
ロシアが出てきたら、目立つ部門でロシア旗がいくつもひるがえることになってしまうので、それが気に食わんと、せめて出させないことにしようってのだ。
これが健全であるべきスポーツの現実なんだよ。

迷惑なのはロシア選手だけじゃない。
日本の選手が入賞すれば、ああ、あの年の大会ね、ロシア選手が出てなかった大会。
それじゃ入賞するのも当然だと、彼には一生不名誉がついてまわるだ。
わたしは名誉・不名誉なんてことはどうでもいいけど、日曜のプレミアムシアターで、ロシアのバレエが観られないのがツラい。
わたしも最近ではバレエにうるさくなって、先週のベルリンのバレエは、動きがバタバタして、とても優雅なロシア・バレエとは比べものにならんかった。
これでは全体のレベルは下がる一方だわさ。

| | | コメント (0)

2025年9月19日 (金)

あーん

トランプさんの英国訪問については、ココログの極東ブログさんが9月19日の記事で説明している。
わたしよりずっと硬派の文章だけど、いってること、考えていることはわたしと同じ。
しかるに今日のヤフーニュースでは
「ロシアの侵攻を受けるウクライナに対する支援を継続し、プーチン政権への圧力を強めることで合意した」だって。
これは時事通信社がソースだけど、どこをどうすればそんな解釈になるんだよ。
あいかわらず日本のマスコミは総力を上げて、ウクライナ擁護だな。
え、魂胆はなんだ、ウクライナを擁護するといくらかもらえんのか。
日本政府にはお金がないぞ。あーん。

| | | コメント (0)

平家物語

20250918b

予約しておいた本が届いたというので、また自転車で図書館へ。
怒れる板坂燿子おばちゃんが作家として本格的なフォームを見せ始めたので、とりあえず彼女の本を読んでみようってことで。
図書館で借りたのでは、おばちゃんには1円にもならないけど、彼女はわたしよりずっと金持ちだから、公平の観点からもこれでいいんじゃないかね。
いちばん新しい更新では、知り合いからタダで本を贈呈されたなんていってたし。

おばちゃんの本で有名なのは江戸時代の紀行文学らしいけど、そんなの、わたしは芭蕉の「奥の細道」ぐらいしか知らんし、菅江真澄は読んでみたけど、あまりおもしろくなかった。
おもしろかったのは十返舎一九の「東海道中膝栗毛」だけど、これは紀行記といえるかどうか。
関心を持てるのはやはり明治以降の紀行記で、たとえばイザベラ・バードや、モースの日本体験記、このブログで連載した笹森儀助あたりからだよな。
文章がいまふうにならないと、読んでいてまだるっこしいかららしい。

今回借りてきたのは「平家物語」で、“あらすじで楽しむ源平の戦い”という副題つき。
以前に書いたように、わたしは古典のこの本にはまって、ページがすり切れるくらい読みこんだことがある。
だから、おばちゃんの本のなかでは、紀行記よりこっちを先に読もうという気になったものだ。
最初の数ページを読んでみて、たちまち気がついたことがあるけど、まだ結論を出すには早すぎるので、おばちゃんにこんなことを書いてるやつがいますよとチクらんどいて。
わたしが他人の作品になにかいうと、かならず悪口と受け取られてしまう。
カッサンドラーの悲しみをわたしくらい心得ている者はいないんだよ。

| | | コメント (0)

2025年9月18日 (木)

現代詩集

図書館に行ったついでにふと見ると、ここにもリサイクル本がダンボールの中に幾冊か。
転んでもタダで起きないわたしであるから、その中から「現代詩集」という本を引っこ抜いてきた。
筑摩書房の現代日本文學大系に属する本で、ハードカバーだから本屋に並んでいるときはけっこうしたと思える本である。

ところでわたしは別の図書館で「現代詩手帖」という本をもらってきて、そのとき現代詩なんかに興味はないと書いたばかりだ。
しかし今日もらってきた本に登場するのは
富永太郎、安西冬衛、逸見猶吉、田中冬ニ、竹中郁、大手拓次、丸山薫、壷井繁治、北園克衛、谷川俊太郎、竹内勝太郎、飯島耕一、山本太郎、谷川雁、鮎川信夫、田村隆一、大岡信、倉田綱雄、吉岡実、清岡卓行、岩田宏、安東次男、天澤退二郎、中村稔、入澤康夫、石垣りん、澁澤孝輔など27名で、ほとんどが聞いたことのない名前だけど、田中冬ニや丸山薫のように、わたしが熱心に愛読した詩人も含まれるのだ。
わたしにいわせれば萩原朔太郎や宮沢賢治に近く、もはや現代詩とはいえない面々である。

文字が小さくて老眼のわたしには読みにくいのが難点だけど、そのかわり、数えてはないけど、載せられた詩の数はそうとうなものになるだろう。
読みたくない解説は最後にまとめてあって、すべてのページに詩ばかりがずらりと並んでいるのはいい。
小説じゃないから一気呵成に読み進むというものではなく、好きなときに好きなだけ拾い読みできるのもいい。
なにかわたしの知らない詩で、印象に残るものがあったら、おいおい紹介しよう。

わたしの幼なじみで、大人になってから会って話をしたら、文章を書くのが好きで、あちこちに投稿しているなんていう女性がいた。
わたしより頭のいい人だったけど、その後小説家になったとも聞かないから、たぶん世間にたくさんいる作家志望の人妻として、無名のまま埋もれてしまったのだろう。
最後に会ったのはまだパソコンやネットが普及するまえだったから、最近であれば、わたしみたいに趣味として文章を発表できたかも知れない。
彼女の胸のうちを知りたいものだ。

| | | コメント (0)

2025年9月17日 (水)

走らされる

ある本が読みたくなって、といっても終活中のわたしが新しい本を買うわけにいかないから、図書館に当たってみた。
行きつけの東久留米市の図書館にはないようだから、他の図書館に当たってみると(図書カードは清瀬市、東村山市でも使える)、清瀬市の図書館に置いてあるようだった。
で、暑いなか清瀬市の図書館に行ってみた。
なに、アシストスイッチを切ったままの自転車でも15分もあれば着く。

ところが行ってみたら図書館は閉館になっていた。
休館日ではなく、図書館そのものがなくなるらしい。
仕方がないから、もう1軒の分館のほうに行ってみることにした。
本館が閉館すると分館も閉館という規則があるのかどうか知らないけど、分館も閉館になっていた。

だからいわないことじゃない。
ウクライナ戦争なんてロクでもないものに鼻を突っ込むから、地方じゃ首がまわらなくなって、公共施設の閉鎖なんてことになるんだよ。
水道管の交換も必要だってSNSに出ていたし、金のかかることはこれからもいくらでも続くだろうから、お米の値段も上がりこそすれ、下がることはゼッタイにないだろう。

仕方がないから東村山市の図書館に行ってみることにした。
死せる孔明生ける仲達を走らすという按配だけど、いちばん近い分館に申し込んでようやく予約が済んだ。
街の図書館がなくなる。
こうやって日本人はますます馬鹿になるんだよね。

| | | コメント (0)

ここんとこのNHK

20250917

先日の夜のニュース(NHK)を観たら、消費・生産の伸びが鈍化、不動産も低迷、景気の減速傾向が強まってますと。
日本の景気かと思ったら中国の景気だった。
それもよくみると、そんな絶望的なものではなく、ただ前年の同じ月に比べて伸び率が縮小しただけというのが多い。
いつもそうなんだよな。
なんでそんなに隣りの国のことが気になるのか知らんけど、最近は中国の景気の動向のほうが、日本のものより多いんじゃないかね。

中国がくしゃみすると日本は風邪をひくからってのかい。
日本と同じようにヨーロッパは重症の患者ばかりなのに、そっちはぜんぜん報じないじゃん。
猫も杓子も中国の景気に敏感で、それもかならず不景気だ不景気だの繰り返し。
こうなるとただのやっかみにしか思えないど。
貿易摩擦が激化しそうだというのも、これまで何回聞いたことやら。

昨夜はTikTokのことで騒いでいたけど、たかが民間企業のことじゃないか。
ネットの世界では民衆にいちばん愛されるものが自然に勝者になるものなのに、これもアメリカのダブスタのひとつ。
だいたい個人情報なんて、アメリカに行ったことのある人は知ってるだろうけど、ESTAという手続きがあって、わたしみたいな人間の情報もみんなアメリカに筒抜けだい。
トランプさんと習近平さんは馴れ合いで、惑星と衛星みたいにつかず離れずの関係だってことが、まだわからんのかね。

TikTokのあとはオランウータンのニュースになってしまった。
そうだよな、オランウータンのほうがTikTokやウクライナやパレスチナより火急の問題だもんね。
こういう重大問題ばかり取り上げるとしたら、わたしもNHKを信頼するに躊躇しないのだが。

国際報道の最後に視聴者からの意見コーナーがあって、昨日は“パレスチナの問題で両論併記的な扱いが歯がゆかった”というものだった。
あれはきっとわたしのブログを読んだ視聴者にちがいない。
それだけ読者がいるにもかかわらず、あいかわらずアクセス・カウンターの数字が伸びないのが不思議。

これは3日まえのSNSニュースになるけど、アメリカでトランプさん支持者のチャーリー・カークが射殺されたとき、イタリアのメローニさんが熱弁をふるっていた。
狙撃したほうにも言い分があるかも知れないから、わたしはその細かい事情には触れないけど、彼女の熱弁には賛同する。
こういう犯人を擁護しようという声には、それが右でも左でも(たといトランプさんの味方をすることになっても)許せないと、髪ふり乱し、手振りをまじえての熱弁だ。
まわりの顔をうかがわずに、日本にこれだけ熱弁をふるえる政治家がいるだろうか。
うん、ますますメローニさんのファンになってしまいそう。

| | | コメント (0)

2025年9月16日 (火)

早くして

他人のブログを読んでいると、ときどき、オレはこんなに本を読んでいると自慢するようなものにぶつかる。
本を読んでいるかどうかは、はたからでもわかるもんだよ。
歳とってからむずかしい哲学書なんぞを読んで、わかったような顔をする人を信用できない。
団塊の世代の売れ残りみたいな年齢で、他人の哲学に影響されるってのはどうなのさ。
たとえば森鴎外の「雁」を読む。
哲学書じゃないけど、そういうものの積み重ねが、その人のこころのなかに自然に哲学めいたものをかたち作ってくれる。
人間が百人いれば百の哲学があるわけだ。
思想書を1冊読むなら、泉鏡花、野村胡堂、山本周五郎なんかの娯楽小説を100冊読むほうがいい。
あ、最近のミーハー小説は論外ね。

わたしがよくのぞくスーパーおばあちゃんの板坂さん、以前ミーハーなんていったせいじゃないだろうけど、最新のブログでは彼女もついに怒れるオンナになったよう。
長谷川町子のいじわる婆さんだね。
でも飼い猫のことばかりじゃなく、こういうことを書いてくれると、がぜん面白くなる。
終活中の彼女には残り仕事として、“性的快感をもたらしつづけるみだらな空想のポルノ化”があるんだそうだ。
ああ、わたしはそれを読めるんだろうか。
早くしてくれないと死んじゃうからね、ワタシ、老衰で。

| | | コメント (0)

2025年9月15日 (月)

大勢の人々

スーパーに買い物に行ったら、そのまえの道路で、拡声器を使ってがなりたてている人たちがいた。
いっしゅん選挙かと思ったけど、いまやっているのは自民党のコップのなかの嵐で、世間に向かってがなりたてる理由はない。
その人たちのあいだを通らないとスーパーに入れないので、いやおうなしに彼らの主張するところを聞いてみたら、ガザ地区に平和をといっていたから、どこかの平和団体らしい。
それならいいことだし、ガザなら百円玉ぐらいカンパしてもいいと思った。
ところがガザに続いて、ウクライナに平和をという言葉も聞こえたので、ムカついて無視することにした。
こういう単純な人たちが日本の大勢なんだよね。
まあ、将来的戦争に引っ張られるのは彼らだから、わたしが責任もつ必要はないけど。
NHKはなにか思うところはないのか。

| | | コメント (0)

ブログ終了

どこかおもしろいブログはないかと探しまわっていて、たまたまとあるブログに行き当たった。
ブログそのものは、どこにでもある旅日記みたいなものだけど、その上の方に「Goo Blogは2025年11月をもってサービスを終了します」とある。
たまんないよな。

わたしも以前やっていたヤフー・ブログがいきなり終了しちゃって、それまで続けていた中国紀行を断筆しなければいけなくなったことがある。
それはココログで再連載したからいいけど、ヘタな文章でもこちらとしては、文章をひねったり画像を加工したり、精魂こめて作っていたので、それがあっという見られなくなる。
いつもココログにブウたれているけど、こうなるとここも安泰ではないかも知れない。
わたしと同じようにブログを生きがいにしている年寄りも多いだろう。
せめてわたしがお亡くなりになるまでは続けてほしいよね。
ええ、それ以上やってくれとは言いません。
人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなりっていうか・・・・
しょせんネット空間というのはバーチャルなものかしら。

| | | コメント (0)

2025年9月14日 (日)

お知らせ

週末は外国からのニュースが少ないので、ネタ不足だ。
と思ったら、明日も休みなんだって?
仕方ないから、ちょいとしたお知らせでお茶をにごす。

全国の詐欺師のみなさん。
わたしの家に電話したってムダですよー。
うちのスマホは充電コードにつなげたまま、つねに机の上に放りっぱなし。
最近じゃめったに外出もしないし、花壇の草むしり程度じゃ持って出ないもんね。
そうだ、うちにもスマホがあったんだと気がついて、確認したら、どこの誰かもわからない留守電のお知らせがひとつ、それも1カ月も前のものだった。
もちろん相手が誰かを確認するための電話なんかしない。
春風駘蕩舎とはよくぞいったり。
ひょうひょうと生きているんだから、オイシイ話も要りません。

| | | コメント (0)

2025年9月13日 (土)

スラムドック・ミリオネア

20250913

「スラムドック$ミリオネア」という映画があった。
インドのカースト下位の境遇に生まれた青年が、テレビのクイズ番組に挑戦し、驚異の正解率で勝ち進み、懸賞の大金を手にする物語である。
おかしいじゃないか、学校もろくに出ていないやつがなんであんなにいろんなことを知ってるんだということで、視聴者から疑問を持たれ、なにかインチキをしてるだろと警察にリンチされたりする。
賞金が高額になるにしたがい、彼は少しづつ自分の過去を語り始める。
最後にあきらかにされるのは、青年が貧しい人生の実践的経験を通して、知識を得たということだった。

クイズの質問に“クリシャナ神の歌”を書いた詩人はというものがあったけど、青年は答えを知っていた。
幼いころにスラムのゴミ捨て場で、妹とともに人買いに買われた彼は、人買いのところでこの歌をうたわされたことがあったのである。
映画はスラムに生きる子供たちの悲惨な境遇とともに進行していく。

わたしも大学は出てない(入ってもいない)けど、それでもNHKの若手アナウンサーなんかを観ると、その無知ぶりに驚くことがある(前項を参照のこと)。
そんなわたしの知識のほとんども、社会に出てから、じっさいの自分の体験から学んだことが多いのだ。

たとえばわたしは旅が好きで、しかも中国やロシアのような、異なる歴史や文化を持った国に興味があり、いつかそういう国に行ってみようと、映画やテレビ、書物などでさんざん研究した。
だからロシアがどんな国か、プーチンがどんな大統領なのか、ウクライナ戦争が始まるまえからよく知っていた。
NHKがデタラメばかり言ってることもすぐわかったのである。

旅以外にも趣味・道楽で好きだったものに、読書全般と、具体的には歴史やサイエンスがある。
本を読むのも道楽のうちだから、手当たり次第にいろんな本を読みふけった。
それこそ文学作品から大衆雑誌、日本の古典、詩歌の類い、週刊朝日から新潮、文春などの週刊誌まで、ほとんど活字中毒といっていいくらい。
科学については専門書はムリでも、昆虫記やダーウィンの航海記、ナショナル・ジオグラフィックや、アシモフの科学エッセイなど、このへんは通常の読書ファンと変わらない。

つまりわたしの知識は、変な言い方だけど、趣味や道楽から得たものが多いのである。
それでもわたしは自分の知識を誇ろうとは思わない。
教師になろうという人ならそれなりの勉強を、電気技師なら電気に関する勉強を、寿司職人なら魚に関する知識やメシの炊き方、アナウンサーならいかに時間通りに終わらせるか、みんな必死で自分の専門分野の勉強をしていたとき、わたしはのんべんだらりんと趣味と道楽に明け暮れていたのである。
まあ、極楽トンボみたいな人生だったなと、いまでも自責の念にかられることがあるくらいだ。

なにか専門の勉強をしたって、わたしの場合、引っ込み思案やコミュニケーション障害などの欠陥があったので、行く先はたかが知れていた。
もうひとつの問題は、わたしは極端に奥手らしく、人間としてかなりの歳になるまで世間知らずだったことがある。
NHKの欺瞞にはっきり気づいたのは、ウクライナ戦争が始まってからだったのだ(それまでわたしはNHKしか観ないくらい公共放送のファンだった)。
そんなわたしが人生の終わりころに、ブログという世界にはまり込んで、言いたいことをいえるのは、なんかの奇遇だったのかと思ってしまう。

| | | コメント (0)

昨日のNHK

雨が降っていたので昨夜の散歩はお休み。
しっかりNHKの欺瞞をあばこうと、国際報道を観る。
視聴者の質問に答えるというコーナーで、辻浩平クン(NHKアナ)が張り切って、わたしが前々項で取り上げたイスラエル、ハマスの幹部へのインタビューを持ち出していた。
視聴者の質問のなかに、双方がおたがいに相手のほうがウソだと言い張るので、何がなんだかわからないというものが多かったのだそうだ。

最初に傲慢そうなイスラエルのニル・バルカト経済産業相が出てきて、ハマスが始めた戦争だから、降伏すれば1分で終わらせられるという。
わたしがいつもゼレンスキーさんに言ってるセリフだけど、あちらとは状況が異なる。
降伏したって、勝ち誇るイスラエルの攻撃の手が止む可能性があるだろうか。
ハマスをひとり残らず始末するまで、戦争はやめないというのがネタニヤフさんの信念ではないか。

つきに辻クンは、ハマス政治部門の幹部オサマ・ハムダンさんに迫る。
この戦争はいつ始まったと思いますかと質問すると、ハムダンさんは、ユダヤ人が土足でパレスチナにやってきて、イスラエルを建国した1948年だと答える。
さあ、どうだろう。
イスラエルのバルカトさんは2年前のハマスの奇襲からだというんだけど、どっちが正しいだろう。
わたしはアンタに聞いてるんだよ。

パレスチナの抵抗運動にはもっとずっと長い歴史がある。
第1次中東戦争から第4次におよぶ中東戦争があり、パレスチナだけでもPLOからファタハに続く闘争があり、強力すぎるイスラエル(と応援するアメリカ)に歯が立たず、あきらめや懐柔を受け入れたそういう組織のなかから、独立のためなら命を賭けるという、過激なハマスが創設されるのは1987年のことである。
2年前の奇襲にこだわっていて、いったい何がわかるのか。

たまたま12日に「耕助のブログ」さんが、J・ミアシャイマー教授の論文の翻訳というかたちで、このテーマを書いていた。
学術論文みたいなとっつきにくい記事だけど、参考にしてもらいたい。

「イスラエルはパレスチナ人を殺しているから、ハマスもイスラエルを攻撃している」というハムダンさんに辻クンは、「だからといって1200人を殺し、250人を人質にとっていいわけはない」と、何がなんでもハマス奇襲=悪という考えである。
「ハマスが市民を殺したことは認めるか」
「認めない」
「それはどういう意味だ、市民が殺された証拠はある」
これについてわたしは、前にイスラエルが公開した奇襲時の写真を載せて、軽装備のハマスにこんなことができたかと疑問を呈した。
殺された市民のなかには、軍隊の失態をかくすために、敵も味方も見境なく殺しまくったイスラエル軍によるものも多かったんじゃないか。

できるだけたくさんの人質をとるのは、人質を見殺しにするのが当然のイスラエルに、今度こそ考えさせようと最初からハマスの作戦だった。
100人、200人という大勢の人質をとれば、いくらなんでもイスラエルも交渉に応じるのではないか。
ということも前々項に書いた通りだ。
あいにくネタニヤフさんが、まるで常識の通じない相手だったことも。

もうひとつしゃくにさわったのは、ハムダンさんがまっとうな返事をして、辻クンがどう応答するかと観ていると、かならず映像がそこで途切れて、そのあとスタジオでひねくったような返事が持ち出されることだ。
こんなふうに映像を自分勝手に編集していいなら、どんな捏造でもできるじゃないか。

しかし、わずかながら救いもある。
この番組のなかでは、イスラエルのバルカトさんに対する質問(45秒)より、ハマスのハムダンさんへの質問(あいだに辻クンが考える時間をはさんで合計80秒くらい)のほうが長かった。
うがって考えれば、NHKは日本を代表する公共放送なので、いくらイスラエルが非道だと思っても、あからさまな一方の非難をするわけにいかない。
そこで質問時間に差をつけることで、精一杯イスラエルの非難をこめたのかも知れない。
それなら救いはあるけど、それにしてももう少しわかりやすくするべきだ。
NHKを観るのは、公共放送だからゼッタイに正しいと信じるポピュリストばっかりなんだから。

| | | コメント (0)

2025年9月12日 (金)

常識の通じない国

20250912b

いまアメリカで二つの殺人が話題になっている。
ひとつはトランプさんの盟友チャーリー・カークの暗殺で、もうひとつは路面電車内で、ウクライナ難民の娘が刺殺されたというもの。
カークさんのほうはプロのスナイパーの仕事らしく、常識の通じないトランプさんに警告しようというネオコンの仕業かも知れない。
ウクライナ娘のほうは、映像を観たかぎりでは、相手は誰でもいいという通り魔事件のように見える。

添付した画像は男に刺された瞬間、相手の顔を見上げるウクライナ娘。
このあとすぐに彼女は絶命する。

ま、事件の詳細はアメリカの警察におまかせして、わたしが思うのは、アメリカという国はほんとうにめちゃくちゃな国だなということ。
自由放任主義が行きつくところまで行ったいまのアメリカは、犯罪者や異常者の天国になってしまった。
こんな国を相手に、いまだに常識らしきものを守っているのが日本のNHKだ。
いやいや、日本の公共放送が常識を守っているというわけではなく、こんな国を相手に、いまだに常識が通用すると思っているということである。

| | | コメント (0)

2025年9月11日 (木)

ハマスとは

20250911b

昨夜のNHK国際報道には腹が立った。
そんなら観なけりゃいいといわれそうだけど、誰かがいわなければNHKの欺瞞は直らない。
わたしはパレスチナのハマスは、大戦時のフランスにおけるパルチザンのようなものと心得ているので、ただのテロリストと思っている人は、この先を読むことはないぞ。

先日はイスラエルの高官にずけずけと質問して、ウクライナでもそのくらいはっきりいえば見直すのにと、わたしにいわれていたアナウンサーの辻浩平クンが、今度はハマス幹部のオサマ・ハムダンさんにインタビューしていた。
今度もずけずけは一緒だけど、内容をあさっての方向、つまり自分たちは双方の意見を公平に聞いてますという作為がありありで、こんなものを公平の言い訳に使われちゃたまらない。
誠実そうなハムダンさんが気のドクだった。

冒頭に載せたのはハマスの襲撃後に、イスラエルが発表した現場の写真である。
わたしはいつか使う機会があるだろうと、しっかり保存していたので、まずこれをしっかり頭に入れておいてほしい。

辻クンはおととし10月のハマス奇襲を持ち出して、この攻撃でイスラエルに市民兵士あわせて1200人もの犠牲が出た、その証拠もありますとムハダンさんに迫る。
しかし犠牲者の数は問題じゃない。
たとえば大戦中のフランスで、パルチザンのひとりがドイツ軍1個連隊の移動をかぎつけて、連合軍に知らせたとする。
おかげでドイツ軍は甚大な被害をこうむることとなった。
この場合、犠牲が多いからパルチザンのやったことは不当だといえるだろうか。

おかげで怒り狂ったイスラエル側の容赦ない反攻をまねいた、これをどう判断するのですと聞く。
しかしよく考えてみよう。
ハマスの抵抗運動というのは、中東で最強の軍隊をもつイスラエルとの戦いである。
ハマスの奇襲はオートバイや民間の車両を使った時間との勝負で、イスラエルの正規軍が出てくるまえに、いかに多くの捕虜を得るかが勝負だった。
ハマスは女子をレイプしたなんてデマが飛びかったけど、そんな時間はなかったはずだし、じっさいに初期に解放された人質の女の子はみんな元気そうだった。

ここで冒頭の写真を見てほしい。
バイクと民間の車両を使っただけの、軽装備のハマスにこんなことができるだろうか。
おそらく失態をまぬがれるために、戦車や重火器を使ってイスラエル軍が敵味方かまわず撃ちまくった結果じゃないだろうか。

辻クンの追求はまだ続く。
おかげでガザ市民はイスラエルの徹底的弾圧にさらされることになった、ハマスにはあきらかな展望があったんでしょうかと。
あったとも(と、これはわたしの答え)。
10人や20人の人質なら、過去の例に照らしても、イスラエルが見殺しにすることはわかっていた。
しかし普通の常識で考えれば、100人以上の人質をとられたイスラエルは、なんらかの譲歩を迫られたかも知れない。
ハマスはその可能性に賭けたのである。

しかしネタニヤフさんは常識の通じない相手だった。
これはハマスの誤算だった。
暴力国家イスラエルのジェノサイドはいまでも続いている。
これだけの犠牲をはらって、ハマスはなにを達成したかったのかと辻クンは聞く(それも勢い込んで)。
ムハダンさんがまっとうな返事をすると、いったん映像を切って、辻クンひとりが答えている映像に切り替える。
返事につまったのではみっともないから、スタジオでどう返事をしたらいいかじっくり考えたんだろう。
卑劣きわまりないぞ。

ここでまたパルチザンというものの性格について話さなければならない。
たとえイスラエルが全く交渉に応じないとしても、ハマスは世界に対してパレスチナの窮状を訴えることに成功したのである。
ハマスが奇襲攻撃をかけなかったら、なにも変わらず、世界はいまでもパレスチナに関心は持たなかっただろう。
わたしはハマスの指導者だったヤヒヤ・シンワル氏の虐殺された写真も保存している。
彼はイスラエル軍に包囲され、頭を撃ち抜かれて殺されたけど、パレスチナの悲劇を世界にさらしたことで、きっと本望だったに違いない。
強者に抵抗するパルチザンの戦いというのはそういうもので、ハマスの奇襲は大成功だったのである。

ハマスは特定の個人の集団ではなく、パレスチナの精神だ(ということはイスラエルの軍人も言っている)。
つまり兵士を全滅させたとしても、ハマスは憎しみを倍増させて、つぎの世代に引き継がれる。
イスラエルがパレスチナ人をせまい一画に閉じ込めようとするかぎり、ハマスを永久に消滅させることはできないんだよ。

あらゆる場面で、誠実に返事をしているのはムハダンさんのほうで、辻クンはただひたすら自己チュウ的な質問をしているようにしか見えない。
上記のようなことをきちんと理解していれば、辻クンのインタビューももうすこし内容が変わっていたんじゃないか。
上からこういえといわれたにしても、彼はそうとうの馬鹿である。
馬鹿を使うNHKはこの上手をいく馬鹿だ。
こんなことを書いているやつがいますよと、誰かNHKにチクってくれんものかいね。

| | | コメント (0)

豊原放送局

終戦番組の多かった8月に、NHKのBSで「極北ラジオ樺太・豊原放送局」というドキュメンタリーが放映された。
放映直後にそれを観て、なにか書きたいなと思ったけど、その後もNHKのデタラメが続いて、反論を考えるのに忙しく、これについての文章をまとめているヒマがなかった。
いまだって、たとえば昨夜のNHKにはふつふつと怒りがたぎっているんだけど、順番に片づけないとちっとも先に進めない。

豊原放送局というのは終戦のまえに、樺太(サハリン)に作られた日本のラジオ放送局のことである(豊原は現在のユジノサハリンクス)。
戦争が終わるとソ連軍が進駐して、この放送局を接収した。
これは暴挙でも国際法違反でもない。
放送局というのは仲間同士の連絡や、宣伝工作にも使えるので、戦争が終わればまっ先に接収されるのが当然の施設だったのだ。

戦争が終わると、8月23日にソ連戦車隊が豊原へ侵攻してきた。
このころの豊原には30万人の日本人が住んでいて、みんなロシアの統治の下で生活することになる。
30万人といったら、ちょっとした市町村ふたつ分くらいあるから、戦前としたらかなり大きな街といっていいだろう。
ちなみに最盛期の1940年ごろ、樺太には40万人の日本人が住んでいたという。
同じ時期の沖縄が57万人である。

ぞれではロシアの統治というのはどんなものだっただろう。
わたしは番組を隅々までにらんでそれを探ろうとした。
ロシア軍の将官のための住居が足りないので、豊原放送局の職員宿舎も接収されたそうで、番組のなかに日本人の家族とともに、和服を着て記念写真に収まるロシア人が出てきた。
なんだか和気あいあいとした雰囲気である。

もちろんきびしい部分もあって、夜中に鉄道を越えた日本人が、ロシア兵に射殺されるという事件もあった。
しかしこれも日本人のほうが禁令を破ったのが原因で、そんなことがひんぱんにあったようではない。
遺体を確認に来いといわれて、彼の奥さんは小さな子供を連れて、現場までとぼとぼと歩いていったそうだけど、深夜に母子が無事で歩けたということは、それほど治安が悪かったとも思えない。

わたしはあら探しをしているわけではなく、できるだけ当時の豊原の雰囲気を感じとろうとしているのだ。
血まみれの戦いの果てに米軍に占領され、戦後も米兵の暴力沙汰がひんぱんに起こった沖縄に比べると、全体としてロシアの統治はおだやかなもののように思える。

もちろん日本軍が県民をまきぞえに頑固に抵抗した沖縄とは、そのままの比較はできない。
北のほうの悲惨な戦いというと、アリーシャン列島のアッツ島の玉砕が有名だけど、これは米軍が相手だった。
悲惨の実例はまだある。
ロシア軍が侵攻してきたとき、日本は多くの島民を北海道に疎開させようとして、避難民を乗せた船がロシアの潜水艦に撃沈され、犠牲者がたくさん出たという。
ここはロシア軍の潜水艦“らしい”とあいまいな表現になっていた。
第二次世界大戦のころ、ロシアに潜水艦なんてあったかい。
調べてみたら、あったことはあったけど、だらしない潜水艦で、作戦中に沈没して行方不明だそうだ。
米軍の潜水艦だった可能性もあるんだろう。

20250911

番組の後半になると、古川日出男サンという、ネアンデルタール人みたいな作家がナレーションを担当していて、それがホラー仕立てで、話し方、光の当て方など、目いっぱいロシアを怖い国だぞと見せかけていた。
ケシカラン話である。

日本が降伏したあと、樺太にいた日本兵はシベリアに抑留されたけど、それについてはわたしのブログに書いたことがある。
放送局で仕事をしていたアナウンサーや技術者は、ロシア国内に連れていかれて、日本向けのラジオ放送の仕事に従事した。
ただ、これも無理強いされたわけではなく、女性アナの中には、抑留兵士の安否を日本本土にいた家族に伝える業務を担当していた者もいる。
そして彼らのほとんどが、最終的に無事に日本に戻っているのである。
日本にもどってからの彼らの運命については、もうぜんぜん別の話だけど。

この番組を見終わって、日本は米軍に占領されるよりロシアに占領されたほうがよかったんじゃないかと、ちらりと思った。
戦後の日本はアメリカに占領され、冷戦時代は西側に所属したので、怒涛のようにアメリカのプロパガンダが流れ込んだ。
わたしたちはロシアに対して必要以上の警戒感を持たされてしまったかも知れない。
最初からロシアに占領されていれば、樺太や北方四島はとっくに返還されて、いまごろはアメリカの沖縄占領は不当だ、返せと、まったく逆の状態が生まれていたんじゃないかね。

| | | コメント (0)

2025年9月10日 (水)

また御用解説者

昨夜のNHK国際報道に柯隆さんという中国人が出てきて、しきりに中国の悪口をいっていた。
いまの時期にそういう人もめずらしいので、ひょっとすると中国は中国でも台湾人かなと思った。
で、調べてみたら、南京生まれのれっきとした中国人だそうだ。
1988年に訪日し、日本の大学に入ったあと、現在では中国専門の論客として知られている人らしい。

1988年というと、まだ中国と日本では格差が激しかった。
中国人は蛇頭なんていう密入国組織を使って、ネコも杓子も日本に来たがったころである。
日本で民主主義のありがたさを知った柯隆さんも、これでは当時の中国政府をけなさないわけにはいかない。

だから柯隆さんが反中主義者になったのはそれなり理解できる。
しかし彼もその後の中国が、アメリカや日本をしのぐほど発展するとは思わなかっただろう。
いまさら大手をふって中国に戻れない彼は、日本で食い扶持を探さなければならない。
そこで目をつけたのが、右翼系のマスコミやNHKに出演して、相手の望む通りの発言をすることだった。
日本人が中国をけなしても、やっかんでいると思われるだけだけど、中国人が中国をけなせば、これはホントっぽい。
したがって需要も多いから、食べていくには困らない。

わたしがこんなことを書くのは、彼のいってることと現実のギャップが大きすぎるからである。
不景気のはずの中国が一帯一路で東南アジアや中東、アフリカにまで援助をし、一方では宇宙船やロボットなどの先端技術でも世界の先端を行き、排気ガス対策や少子化対策でも、つねに将来をにらんだ対策を立てているのはご覧の通り。
柯隆さんがいうような不景気はほんとうにあるのか。

この人を見ていると、NHKはまたひとり便利な御用解説者を見つけてきやがったなというところ。
ウクライナ戦争をながめても、NHKのデタラメはひどすぎて、兵頭慎治サンや小泉悠サンのいいかげんな発言は、すでに伝説的といっていいくらいだ。
普段から公平な報道をしないから、わたしは今回もNHKを信用しないのである。
柯隆さんのような人間は“漢奸”といって、自分の祖国では相手にされないもので、東洋のマタハリ川島芳子が処刑されたのも同じ罪状だった。

| | | コメント (0)

2025年9月 9日 (火)

ロシアは

いまYouTubeのカチョックTVのティナちゃんを観てるけど、彼女はまだ幼い子共を連れて、日本人の旦那とロシアに里帰りしているらしい。
これなんだよな。
ロシアと日本のあいだはゴタついていても、べつに入国禁止の措置はとられてないみたいだ。
つまり、あなたもその気さえあれば、ロシアを訪ねることができるというわけだ。

わたしは5月に上海へ行ってきたばかりだけど、足がへたれてなければ(旅費があれば)もういちどロシアにも行ってみたい。
こうやって双方が相手の国を訪ねることが、おたがいの理解を増す最善の方法なのに、ハナっから相手のことをけなそうという人が多すぎる。
そういう人はせまい日本に閉じこもって、せいぜい人生を浪費するんだね。
あなたにだけこっそり耳打ちしよう。
ロシアはいいところだよ。
みんな親切で素朴で、日本人が大好きだし、あなたもぜひ芸術の国、豊かな自然の国、女の子がみんな美人の国へ行ってみてほしい。
つまらない風評にまどわされることなく、ね。

| | | コメント (0)

総裁選挙

わたしは思うんだけど、日本人はポピュリストの一面がある割に、絶妙のバランス感覚も持っている。
現に昨夜の国際報道にはウクライナの領土防衛隊所属のなにがしという人が出てきて、中国はロシアの支援をやめろという。
自分たちは目いっぱい西側の支援を受けているんだから、こんな身勝手な言い分はないので、こんなふうに一方の当事者の意見ばかり聞くのはポピュリストのほうである。

お米の値段については、消費者の側からすれば、そりゃ安けりゃ安いほうがいい。
しかし、やっぱり生産者(農民)の立場も考えないとマズイんじゃないと考えて、あるていどの値上げは仕方ないだろうと、これはバランス感覚のほう。
けっして一方の意見だけを言い張らないのだから、日本人もまだまだ捨てたもんじゃない。

先日の参議院選挙では、野党にとっては自民党を蹴落とす絶好の機会だったにもかかわらず、第2党の立憲民主は伸びなかった。
その他の泡沫政党や新興政党に関しては、まだ人気が本物なのかどうかわからない。
これがポピュリストの判断なのか、バランス感覚のほうなのか迷うところだけど、客観的に判断すれば、おそらく日本国民のなかに野党に対するダメダメ感があって、政治はやっぱり自民党でなければという人が多かったのだろう。 
全体の票は減ったにしても、国民の総意はまだ自民党なのである。

いま選挙をひかえて、あいつはダメだという人がいたら、きちんとその理由を説明してほしい。
とくに政治家の場合、◯◯にまかせたらなぜダメなのか、政治的にどんな問題があるのか等を説明しなければ、たんなる個人的な好き嫌いである。
SNS隆盛のこのごろは、そういう人が多すぎるんだよ。

今回の総裁選挙では、立候補者のなかからだれが新総裁に選ばれるかということだけど、高市早苗さんのような右翼っぽい人は、国民のバランス感覚が働いて、選ばれない可能性のほうが高い。
台湾のリコール問題でもそうだった。
頼清徳さんの肩をもつNHKは、とうぜんリコールは成功するだろうと思っていたら、台湾人もバランス感覚を持っていて、リコールは不成就だった。
バランス感覚をバカにしちゃいけない。
いまは戦争につながりかねない政治家はお呼びじゃないのである。

ここから先はわたしの願望になるけど、日本人は極端をきらう傾向があるので、無難なところでまえの官房長官の林芳正クンあたりだな。
変人同盟の河野くんは今回立候補しないみたいだし、進次郎くんはアカン。
進次郎くんという強力な弾はまだ使うのが早すぎる。
彼は林内閣で幹事長か外務大臣でもやって、もっと実力をたくわえ、時期が到来したあとで正々堂々と中国やロシアと向かい合ってもらいたい。
ああ、でも今回の総裁選で勝ってしまいそうで、それがゆいいつの心配だな。

| | | コメント (0)

2025年9月 8日 (月)

合法的な誘拐

いやいや、ICCのプーチンとは関係ない。
YouTubeを観ていたら、Legal kidnapping in Ukraineという映像が目にとまった。
2日まえに公開された映像だから9月6日にアップされたものらしいけど、現在でもウクライナでは若者が合法的に誘拐されてるようなのだ。
日本のすべての若者に観てほしいから、そのチャンネルにリンクを張っておく。
誘拐は事実だからちょっとだけ報道はしたものの、NHKはそれを免罪符にしたのか、最近ではそんなことはほとんど報じない。
いったい自国の若者を無理やり戦場に引っ張り出す国に勝ち目があるんだろうか。

今日のニュースでは、もうロシアは戦争をやめてほしいというウクライナ市民の発言はあったけど、自分の国の大統領にやめてほしいという発言はなかった。
常識的に考えて、(ウクライナにとって)なんの価値もないクリミア半島のために、戦争を続けてほしいというウクライナ国民がいるだろうか。

そのうち日本の若者が同じ運命になるんじゃないかと心配だ。
そのときNHKはなんの助けにもなりやしないんだぞ。
むしろ兵役拒否なんかすれば、公共放送から国賊とののしられるだけだ。
ああ、わたしゃ心配症だから、悪い方向に悪い方向にと、誇張して書いてるのかも知れないね。
そう思うならそう思えばいいさ。
わたし個人はもうそんな心配のないじいさんだし、他人のためにこんなことを書くのは、損得無視のボランテイアであることと、ん、ボケ防止の必要もあるからなんだヨ。

| | | コメント (0)

ミーハー

石破クンが辞めたね。
おそらく日本中の人が彼の記者会見を聞いて、未練たらたらの見本みたいと思ったんじゃないか。
地位にこだわるつもりはありませんと言いながら、彼の手柄とはいえない関税交渉を持ち出したり、党内を分裂させたくないなんていうけど、辞めろ辞めるなという世論がなんとか逆転してくれないかと土壇場まで期待していたことが明白。
ほんとにそう思っているなら、選挙で負けた時点でさっさと辞めれ。
しかし大勢をくつがえすのはムリと悟って、詰め腹を切らされたことはあきらか。
わたしはテレビに映る彼の顔をじいっとうかがってみたけど、目はうつろで、未練とくやしさと負け惜しみがこれほどはっきりと顔に出た会見はなかったねえ。

ところが女性たちのあいだでは、決して彼の評判は悪くない。
ココログの「久美のNEWSな日記」や、読み始めたばかりの「いたさかランド」のスーパーおばあちゃんも、石破クンに絶大な信頼を置いているようである。
ふたつばかりで女性全体の傾向を判断できないけど、わたしがのぞいたかぎりでは2人ともそうだった。
だからミーハーは困るんだよなと、いや、これは彼女たちにはナイショ。

| | | コメント (0)

2025年9月 7日 (日)

いい方法

今宵もいい月の下、2キロほどの散歩に行ってきた。
体調は可もなし不可もなしだから、わたしの歳ではマシなほうじゃないか。
散歩しながら通りのショーウインドウに自分を映してみたら、背中をまるめてよたよたと歩く猫背のじいさんがいるではないか。
うーむ。
なんで人間は歳をとると猫背になるのだろう。
途中で2人連れの若い娘に出会ったけど、なんのくったくもない彼女らの健康そうなこと。
まだ本物の苦渋に満ちた人生を知らんとみえる。

そんなことはどうでもいいけど、なんで人間は歳をとると猫背に。
いろいろ考えた末に、下を見ながら歩くのがいけないのではないかと思い当たった。
で、そのあとは前方、目の高さより20度くらい上を見ながら歩いてみた。
でもすぐに忘れてもとの木阿弥だし、足もとを見ないと危険でもある。
なんかいい方法はないかねえ。
ご覧のように人生は苦渋に満ちているものなんだよと、追いかけていって若い2人に教えてやりたいくらい。

| | | コメント (0)

最近の事情

先日の中国の軍事パレードで、主役の習近平さんのとなりに、プーチンと北朝鮮の正恩クンが並んだ。
これについてとやかくと憶測する人たちがいるけど、いまはやむなく中国もロシアも北朝鮮を大事にしているように見えるだけで、社会主義国が金王朝の権力継承とあい入れるわけがない。
そもそも世界最初の社会主義は、長年親父から息子へ、息子から孫へと権力を継承してきた、ロマノフ王朝打倒のロシアで始まったんだよ。
正恩クンは娘に権力を継がせようと必死だけど、習近平さんもプーチンも、腹のなかでは困ったやつだなと思っていただろう。

マルクスさんの考案した机上の理論は、スタート時点では理想であっても、いったん権力をにぎってしまえば、もっといい家に住みたい、美味しいものが食べたい、きれいな姉ちゃんをものにしたいという人間の欲望のまえに、あえなくねじ曲げられてゆく。
いまだにそんな理論にとらわれている活動家クンがいたら、理想と現実は月とスッポンくらい違うのだと、年季の入ったじいさんからささやかなアドバイスだ。

社会主義国と王朝国家とは並立しないのがフツーで、ウクライナ戦争が終われば北朝鮮は中露から見捨てられるのではないかと、アノNHKまで心配していた。
利するところがあれば、ギャングとでも手を組むのが国際政治というものだけど、正恩クンの今回の訪中で、せっかく連れてきた娘が、おおやけの(お披露目の)場所に出て来なかったのも、それが原因かも知れない。

パレードに胡錦濤もと国家主席がいなかったことについても、とやかくいう人がいるけど、胡錦濤さんを最後に見たのは李克強さん引退時の共産党大会(2022)だけ。
そのときでさえ、もう認知症のようなおいぼれ感があったから、出てきたらかえってビックリさせられただろう。
とかく西側のマスコミは、集団指導体制のなかから選ばれた主席にすぎない習近平さんを、毛沢東と同じカリスマ独裁者と過大視しすぎる。
共産党の理念を逸脱すれば、彼だってマフィアの会合で失格の烙印を押されたボスのようになることは間違いない。
そんなことより日本の総裁選は、いったい前倒しをやるんかい、ゲル君はすんなりあきらめるんかいね、ということのほうを心配いたしませう。

| | | コメント (0)

2025年9月 6日 (土)

NHKのバラエティ

また冗談ニュース。NHKの悪あがきニュース。
トランプさん一期目に、アメリカが北朝鮮に上陸作戦したそうだ。
なんでも北の情報を傍受するためだったらしいけど、いまどき上陸しなければ傍受できないことってなんかあるの?
電信柱に枝線でもつなごうってのか。
だいたい北はトップダウンの国なので、傍受なんかしなくても、正恩クンの顔を見ていれば考えていることはみんなわからないか。
たまたま通りかかった漁船の乗組員を皆殺ししたって話だけど、そんなことをすれば首脳会談のとき、正恩クンがなにか反応するだろう。

問題は上陸作戦があったかどうかでなく、そんなアホらしい報道をするNHKと、まともに聞く人がもしもいたなら、その人の頭の中身だ。
ホント、日本の公共放送はバラエティ番組だね。

| | | コメント (0)

悲惨な戦争

YouTubeにはウクライナの戦場で撮られたおびただしい映像が上がっている。
それを観ると現在のドローン戦争の恐ろしさがよくわかる。
地下壕にこもっても、建物のなかにひそんでも、意思を持ったように自在に飛行する小さな物体が、開いているドアや窓から飛び込んでくるのだ。
兵士を乗せた軍用車の前方、あるいは後方からドローンが飛んでくる。
発見した兵士があわてて車から飛び降りても、間に合えばまだしも、たいていはそのまま爆発だ。
ドローンは自爆型の兵器だから、爆発の瞬間には自らも壊れてしまうけど、空飛ぶテレビ中継用のカメラのようなもので、その直前の映像までは残る。
YouTubeに上がっているのはそういう映像で、吹き飛ばされる瞬間の兵士たちの悲鳴が聞こえるようだ。

最近のそんな映像では、ほぼウクライナ側の被害ばかりが目立つようになってしまった。
おそらく戦場は地獄だろう。
トランプさんはそんな悲惨な状況を止めたい。
アメリカが支援すれば戦争はいつになっても終わらない。
だからアメリカは手を出さないことに決めているのに、ウクライナとヨーロッパ(とNHK)は、依然としてワラより細い可能性にしがみついているのだ。

先日の「キャッチ!世界のトップニュース」では、望月麻美ちゃんが、侵略した側に和平のためにモスクワまで出てこいなんていう資格がありますかと、子供みたいな言い方でロシアを非難していた。
しかしゼレンスキーさんはあいかわらず領土の割譲はしないの一点張りで、これじゃ交渉にならない。
こういう相手にロシアはどう対処すればいいのだろう。
プーチン嫌いには腹が立つかも知れないけど、気が変わったらロシアまで出てこいと言い置いて、あとはまた相手の爪をはぎ、牙を抜く。
これしかないじゃないか。

ウクライナの負けを認めない人はいるかな。
負けてない?
それじゃこの戦争が始まってから3年以上になり、そのあいだNHKはずっとウクライナ有利のプロパガンダばかり流していたのに、現在の戦況はどう説明する。
YouTubeの映像のことをどう説明するんだよ。
もういちどいうけど、アメリカが支援すれば戦争はどこまでも続くだけだ。
こんな簡単なとこともわからない望月麻美ちゃんは、そうさね、前項で取り上げたICCの赤根智子おばさんと同じ、大学に入るための勉強しかしていない女の子なんだろう。
いや、わかっているのに上からの命令で、本音を語れないのかも知れない。
わたしは可愛い女の子が相手だと、すぐあまーい方向に深読みしてしまうんだよね。 

もうよせ。
これ以上ウクライナの若者を死なせたくない。
というのはわたしの叫びであると同時に、トランプさんの叫びでもあるんだ。

| | | コメント (0)

タノシイ世界

おとといから昨夜にかけて、冗談ニュースが2発。

破顔一笑のラトニック商務長官を見ていると、からかわれてんじゃないかと思いたくなるね。
いや、冗談かますとすぐ本気にして、嬉しがったり落ち込んだりしてオモチロイわーって。
自動車関税15パーセントというのは米国の最初の既定方針で、そのままでは値切られてしまうから、50パーセントと思い切り吹っかけ、ビビった日本がもう少しなんとかといいだしたら、15パーセントになったところで手を打つ。
これ交渉のいろはのイだけど、5500億ドル(80兆円)の投資と、お米の輸入まで約束させられ、それでも関税が下がったのは自分の手柄だって嬉しそうなゲル君は、トランプさんの日本への招致までしたいらしいけど、大相撲の枡席に招待し、麻布の焼き鳥屋で飲み交わした安倍もと首相を夢見てるのかしら。
トランプさんは来ないよ、ゲル君の招待じゃ。
竹を割ったようなトランプさんと、女の腐ったみたいなゲル君じゃ話が噛み合うわけないものね。
これ以上書くと訴訟事態に発展するからやめとこ、ハイ。

もうひとつの冗談は昨夜のNHK国際報道。
ICCの赤根智子おばさんが出てきて、法の支配を守るため頑張ります、けしてアメリカの圧力に負けませんと教条的な物言い、それにNHKのアナが寄ってたかっておべんちゃらをいう。
わたしが知りたいのは、なんでプーチンが誘拐犯になるんですかの一点だけなんだけど。
おそらく彼女は大学入試のための勉強と、入学してからは自分の専門分野の勉強しかしていない、よくいるタイプの優等生なんだろうな。
裁判官なら、いやむしろ裁判官だからこそ、人を裁くにはもっと人間の機微に触れなきゃいかんでしょうが。
こういう裁判官に裁かれる国民くらい不幸はないね。
ちっとは森鴎外でも読んだらどうかしら。
ヤバい、こちらも訴訟に発展しそう。

| | | コメント (0)

2025年9月 5日 (金)

リサイクル本

20250902

せっかくもらってきたリサイクル本をブログのネタにしない手はないので、とりあえずそれについてさらっと書いておこう、さらっと。

最初に目を通したのは「現代詩手帖」。
詩の批評雑誌だけど、現代詩なんかに興味はないし、そんなものの批評にはさらに興味がない。
それでも読者の投稿詩のなかに、きらりと光る作品でもありやしないかと、屁理屈の部分はすべて無視して、ざーっと早送りでながめてみた。
ある場所に宮沢賢治の「青森挽歌」のほんの一部が引用されていたのに気がついたきりで、それに匹敵するほど素晴らしい詩はないようだから、現代詩手帖は、ハイ、それまでよ。

つぎに読んでみたのが、古い「ニューズウィーク」のうちの1冊(2024.9月号)で、例によってアメリカ目線のかたよった記事ばかりだけど、おもしろいと思ったのは、ちょうどアメリカ大統領選挙と、自民党の総裁選挙直前のものだったこと。
大統領選挙のほうはトランプさんの勝利だったことがご存知の通りで、ニューズウィークの予想はまるでペケ、民主党のハリスさん優勢なんて書いてあるワ。
あいかわらず絶望的にアテにならない雑誌だな。
ま、わたしはやさしい男なので、未来のことはだれにもわからないのだと好意的に解釈しておこう。
NHKの選挙番組でも、識者や御用解説者など、総崩れだったもんな。

日本の総裁選挙じゃゲル君が当選したけど、それがどうなったか、まさにいま揉めているところ。
ニューズウィークの記事が正しかったわけじゃない。
党4役が辞める気になっても、御大将はまだねばっている。
やっぱりこの雑誌は、図書館でほかに読むものがないとき、時間つぶしに読むくらいの価値しかないみたいよ。
最初のほうにある時事マンガがおもしろいんだけどね。

もうひとつは「PEN」という雑誌で、これは本屋で何度か買ったことがあるのに、そのうち見かけと内容が伴わないことがわかって、図書館でもほとんど読まなくなった。
頂いてきたPENの今回は、“未来はどうなる?”というアーサー・C・クラークみたいな内容だから、近未来がどうなるか、つねづね関心を持っているわたしは興味を持ってながめてみた。

いちじメーカーとタイアップして、品物の解説のようでありながら、じつは商品の宣伝というカタログ雑誌というものが流行ったことがある。
このPENにも、素晴らしいデザインの車や電動バイク、腕時計の話題があったけれど、やっぱりカタログ雑誌以外のなにものでもなかった。
写真をふんだんに使ったカッコいい本だから、作るのに金がかかるのはわかるけど、わたしみたいに猫又の古参読者だと、いいかげんうんざりする。
こういう本は欲しくても買えない貧乏人に、いっときの夢を見させるためにあるのだ。
ということをかっての貧乏人で(いまでもそうだけど)、そんな夢をたっぷり見させてもらったわたしが保証する。

まだ読んでない本もあるけど、機会があったらそのうちに。
わたしは忙しいんだよ。
日本が戦争にまきこまれないようにと、全人類を滅亡から救うためにと・・・・ホント。

| | | コメント (0)

悪どい公共放送

あいかわらず悪どいな。
あ、これはロシアでもウクライナでもなく、日本のNHK。
昨夜の国際報道では、プーチンがゼレンスキーさんにモスクワに来いといったと報道したすぐあとに、ゼレンスキーさんが北欧やEUの首脳と会談している映像を流す。
そしてウクライナはいつでも停戦に応じる用意があるという。
これではウクライナは誠実に対応しているのに、ロシアは不誠実という印象を与えてしまう。
わかりやすい印象操作じゃないか。
相手の話の都合のいい一部を切り取って、いかにも重大なことのように報道する、カルト宗教の常套手段だ。

どこで会談しようと、停戦、停戦というばかりで、領土割譲のひとことも出てこないんじゃ、ロシアは相手にしない。
そんなら勝手にしろと、兵士がひとりもいなくなるまで戦争を続ける、その用意も出来ている、もうぜったいに負けるはずはないというのが、いまのロシア。
辻浩平アナはどうした。
ガザ地区の問題ではイスラエルの高官にするどく迫ったのに、こっちの問題ではなにもいわないのか。
こういうときは外国に内政干渉はできませんというのか。
日本の公共放送まで、戦争を引き延ばして、兵士の死体を積み上げることに加担するのか。

フランスのマクロンさんは、ウクライナの安全保障のために軍隊を派遣する用意があると、いつもの通り、具体性のないテンプレート発言で大見得を切った。
え、NATOが軍隊を派遣できるのか、いったいいつ、どうやって、何人の兵隊を?

それどころじゃないでしょ。
及川幸久さんのYouTubeチャンネルをのぞいたら、ドイツのとある州で、極右のAfD候補が地方選挙の直前に7人も突然死したそうだ。
そのうちの6人の候補者は13日以内に死亡していて、そんな確率は0,0001パーセントだと、すったもんだしているらしい。
日本の公共放送はまったく報じないけど、事実だとすれば、ドイツは経済だけではなく政情もめちゃくちゃで、とてもウクライナに兵士を派遣できそうにない。
プーチンもわたしも左うちわだわサ。

| | | コメント (0)

2025年9月 4日 (木)

紀田さんの訃報

おやおやおや。
今日のSNSに、作家の紀田順一郎さんの訃報があったよ。
亡くなったのは7月らしいから、1カ月半くらい世間に知られてなかったわけだ。
でもわたしはこの人の本の愛読者で、しばらく前から体調が悪いらしいことを知っていたから、意外とは思わない。
この人の名前は、過去にわたしのブログに7回は登場している。
ココログにも読書自慢をする人が何人がいるけど、紀田さんの本を読んでなければ片手落ちだな。
彼の「古書街を歩く」という本は、いろんな意味で読書家に示唆を与えてくれるし、読書家の晩節がどうなるかを知りたければ、彼の「蔵書一代」を読めばよい。

| | | コメント (0)

読唇AI

聞こえていないはずの会話を、唇の動きで読まれてしまったのは、映画「2001年宇宙の旅」のボーマン船長。
同じことをされたのか、パレードのときの会話を西側マスコミに読まれてしまったのがプーチンと習近平さん。
なんでも2人は並んで歩きながら、70歳はまだ子供だといったんだそうで、ブルームバーグはさっそく長期政権を狙ってるんだろと決めつける。
それを嬉しがって引用するのは日本の右翼の産経新聞。
うん、おもしろいじゃないの。

秦の始皇帝は不老不死の薬を求めて、諸国を巡行した。
ひょっとするとプーチンは博識を披露するつもりで、近平さんにそんな中国の故事を話したのかも知れない。
始皇帝の話題なら、不満足なコンピュータのAI読唇機能で、そのていどの誤解をされてもおかしくない。
長生きをしたがったのは、始皇帝も同じだったのだ。

2人の指導者には対照的な将来の課題がある。
プーチンは、彼がめずらしいくらい剛腕の愛国者だったおかげで、ヘタな人間を後継者にすると、たちまち悪徳オリガルヒに取り込まれて、すべてもとの木阿弥になりかねないという後継者問題がある。
そのくらいロシア、東欧圏にはロクな指導者がいないので、プーチンにすれば永遠に指導者を続けたくなる気持ちもわかる。

習近平さんのほうにはそれほど不安要素はない。
世間は彼のことを毛沢東のような独裁者と決めつけたがるけど、彼は他人を粛清するような強引な手法で現在の地位を簒奪したわけじゃない。
集団指導体制の中から推挙された指導者であって、もし党の方針から逸脱することがあれば、いつでも共産党は彼をお払い箱に出来るだろう。
いまんところ国民をひとしく豊かにする政策もうまくいってるし、汚職にもうるさい正義感の持ち主で、ケンカを吹っかけてくる西側にも冷静で、当たるところ敵なしという経済状況だ。
長いあいだ懸案だったインドとも和解し、日本に対しても反日政策をしている様子はないし、背も西側首脳に見劣りしないくらい高い。
これではまだしばらく指導者でいられるんじゃないかね。

| | | コメント (0)

またNHK

昨夜のNHK国際報道は見ものだったぞ。
辻浩平アナがイスラエルの閣僚をつかまえて、「ナチスのジェノサイドを経験したユダヤ人が、どうしていまのガザ地区の惨状を放っておくのか」などと、歯に衣着せぬ勢いで質問をしていた。
ただ現在は、アメリカをのぞく世界中がイスラエル非難の合唱という状態だから、それをバックにいいにくいことでもいえるという側面があるわな。
ウクライナでもこのくらいやってくれれば、わたしは彼を見直すんだけど、これがウチは公平な報道をしてますという隠れ蓑に使われないかと心配だ。

それじゃ公平でないほうの話題に行こう。
昨夜の国際報道でいちばん最初のニュースは、やはり中国の戦勝記念パレードだった。
なにがなんでも凶悪無惨な北朝鮮と、中露を結びつけたいNHKは、現地特派員や御用解説者を繰り出して印象操作をしようとする。
つまりあんな極道と付き合うからには、中露も極道の仲間といいたいわけだ。
しかし習近平さんやプーチンが、正恩クンと一見親しそうに見えるのは、西側に対するあてつけとは考えられないだろうか。
西側はすぐにG7やNATOの結束を自慢したがるけど、こっちだって結束は固いんだぞーって、西側がいちばん注目する北朝鮮を前面に持ってくる。
宣伝効果満点で、正恩クンが目立てば目立つほど西側が注目すると、ようするに西側はからかわれてるんだよ。

子分が目の前でタバコを吸うのは許さないくせに、自分はどうどうと吸う。
こういうてめえ勝手な正恩クンはもう帰国の途についたのか。
全世界から注目されて親分が気持ちよかっただろうけど、もちろん手ぶらで、ほかになんの意味ある会談もできず、土産があるとすれば茅台酒ぐらいだろ。
ところで中国でも茅台酒(白酒)は、目ん玉が飛び出るくらい高いよ。
上海で白酒を買ってきたばかりのわたしの体験によると。

パレードをテレビで見たあとのトランプさんの発言では、『米国への陰謀を企てる中、プーチンと金正恩によろしく伝えてほしい』という、あまりスマートでない皮肉だけを取り上げて、それ以外はボツ。
夜7時のニュースでは、この皮肉には前段があったのに、夜9時のニュースでは省略されていた。
どうしてアメリカの反応がつまらない皮肉だけなんだよ。
トランプさんをおとしめる意図があることはあきらかで、こんなことばかりしてるから、やっぱりわたしは、NHKが公平な放送局とは認めないのだ。

| | | コメント (0)

2025年9月 3日 (水)

起こりえない

ああ、書きたいこと、義憤にかられることが多すぎて、ブログの更新が追っつかないよ。

中国の軍事パレードは無事に終わったようだ。
これを報じるNHKは、なんとかして悪徳国家の北朝鮮と、中露を結びつけようと必死。
現地特派員や国際部を動員して、ぐちゃぐちゃ憶測や願望をいわせていたものの、ちょっと北朝鮮を過大視しすぎだね。
正恩クンが国民さえ食わせられず、肉親さえ殺すような残虐な指導者であることは、もちろん習近平さんにもプーチンにもわかっている。
じっさいの戦争になったらなんの手助けにもならないお飾り国家であることも。

北朝鮮は先日の上海協力機構の会議にも呼ばれなかった。
日ごろ数合わせに利用させてもらっている手前、これでパレードにも参加させなかったら、本人がふてくされちゃうだろうと、わざわざ特別ゲスト扱いにしただけだよ。
意味のない行列見物で、正恩クンをいい気持ちにさせてやれってとこだね。
中国は極東アジアが混乱するのを望まないし、それをわかっているプーチンが、北に核や宇宙ロケットの技術なんぞを教えるわけがない。
この点を強調しておくけど、ロシアが北に軍事情報を教えることはゼッタイにないんだよ。

ほかにも冷静に考えればゼッタイにあり得ないことがある。
たとえばウクライナ戦争が終わったあと、ロシアが味をしめてほかの国に侵攻すること。
ウクライナ戦争でロシアも不要な痛手を被ったし、もう若くないプーチンが他国に侵略することがあると思うかい。
台湾有事もそうかも知れない。
中国は台湾が戦争するには強大になりすぎたし、EUや米国が頼りにならないことがわかったいま、台湾人自身がそんな相手と戦争をしたがるだろうか。
こういうあり得ないことが起こるとしたら、臆病風に吹かれて、こちらが過剰な警戒感を抱き、こっちからケンカを吹っかけた場合だけだよ。

ひさしぶりにハイライトが当たって嬉しがっている正恩クンは、また手ぶらで帰国することになるさ。
そしてまた張子のミサイルや、捏造映像の制作に熱中するだけさ。

| | | コメント (0)

昨日のニュース

昨日のニュースでいちばん関心があったのは、石破クンが辞めるのかどうかってことで、これは大部分の日本人も同じだろう。
党4役までみんな辞めるといいだして、これじゃ政権運営もクソもないから、ゲル君も辞めるかと思ったら、まだ屁理屈をこねて総理の椅子にしがみつくつもりらしい。
いつから日本の首相はアメリカ大統領なみの権限を持つようになったんかね。

屁理屈というのをよく聞くと、選挙総括では現金給付に問題があった、政治と金の問題もあったと反省して、しかるべきに辞めると覚悟は立派だけど、そんなのぜんぶ他人に責任を押しつけた言い訳にすぎない。
しかるべきときにってのはいつまでですかと聞かれた自民党議員の稲田朋美サンも、課題がぜんぶ片づいたときじゃないんですかとあいまいな返事。
課題ってのは台湾有事や南海トラフじゃないよね。

いまはまだ旗幟を鮮明にしない議員が半数ほどいるらしいけど、議員くらい大勢に流されやすい人種はいないのだから、辞めろが大勢になれば、いっきに勝負がつくに決まっている。
わたしがいいにくいことをズバリといわせてもらえば、ゲル君の罪は、本人がそこにいること、トランプさんからまるで相手にされないあの顔、あのもの言い、あの態度にあるんだから、やっぱり辞めてもらったほうがいいと思う。

昨夜のNHK国際では、ロシアがサイバー攻撃を仕掛けているといいだした。
確かな根拠はひとつもなく、その可能性があるってことなんだけど、たとえばEUのフォン・デア・ライエンさんの乗った飛行機が、GPS妨害をされて着陸できなかったこと。
これはロシアのせいに違いないと。
またつまんない憶測や願望を持ち出してと思ったものの、これはじっさいにロシアによるサイバー攻撃だったかも知れない。
つまり電子戦争の分野でも、ロシアはウクライナを凌駕しており、その気になればいつでも誰でも落とせるんだぞという示威行動だった可能性がある。
べつにミサイルをぶっ放して飛行機を撃ち落としたわけじゃないし、そのくらいならロシアがやってもおかしくない。

そのまえにはウクライナで、反露の議員が射殺されたという事件もあり、ウクライナ政府はさっそく犯人はロシアだろうと決めつけていた。
しかしこれも憶測報道だ。
そんな議員をひとり暗殺したっていまさら戦況が変わるわけもないし、いちばん先に疑われるプーチンがそんな命令を出すだろうか。
いちばん怪しいのが怪しくないというのは、ミステリーの常道だよ。
犯人はなにかプロパガンダに使えそうなことはないかと、鵜の目鷹の目のゼレンスキーさん側が、たまたま気にくわんことをいった仲間を犠牲にしたのに違いない。
いちばん怪しくないのが、じつは犯人だったというのもミステリーの常道だ。

| | | コメント (0)

2025年9月 2日 (火)

記念パレード

上海協力機構首脳会議のつぎは、抗日戦争の勝利を記念するパレードか。
インドが参加しないことについて、日本のマスコミは、日本に気がねしているとかいってるけど、べつになにか話し合うわけじゃなく、ただの行列を見るだけでしょ。
1国の首相である忙しいモディさんに、もう2、3日滞在して行列を見ていけといったって、インドは第二次世界大戦で日本に勝利したわけでもなく、どっちかというとチャンドラ・ボースが日本に励まされていたくらいだから、そんなもんに付き合っちゃおられんよ。
というだけの話。
あんまりおおげさに嬉しがらないほうがエエ。

北の正恩クン?
ああ、協力機構の首脳会議にも呼んでもらえなかったし、このままじゃひがんじゃうからパレードくらい呼んでやれ。
つね日ごろから結束を誇示する西側に対抗するため、数合わせに利用させてもらってんだから、そのくらいいいだろう。
というだけの話。
正恩クン本人はプーチンや習近平さんと同列に置かれるってことで嬉しそうだけどね。
あ、そうそう、トランプさんは呼んでやらないのか。
アメリカだって抗日戦争の勝利パレードなら参加する資格があるぞ。

| | | コメント (0)

2025年9月 1日 (月)

昨夜のNHK

20250901

日本の政局はどうなるか、といってるうち、中国では右手の上に左手までそえて、習近平さんとプーチンががっちりしすぎる握手。
代理戦争を戦ってくれているロシアを、中国がおろそかにするわけないのだ。
モディさんも日本でいい顔をしただけで、翌日にはもう中国でニッコリ。
これこそ実利をとる政治家のあるべき姿で、目立ちたがり屋のトランプさんも、オレも行きてえなとつぶやいているんだろうねえ。

昨夜の夜のニュース9じゃ、中国の首脳会議を放送するのも業腹ということで、とうとうその話題がひとつもなし。
あったのは世田谷区の殺人とそれにまつわるどうでもいい解説に、ねばり腰の伊東市長などを長々と取り上げて時間を埋めていた。
いまの時代の、ひとりをみんなでいじめるという風潮がキライという人もいるはずだから、市長さんには辞めるなという声も一定以上はあるはず。
やり直し選挙をしてみたら、あにはからんや、辞めるなが圧倒的だったら、市議会はどう落とし前をつけるんかね。

| | | コメント (0)

リサイクル本

今日は月替わりの日なので、午前中に銀行に行って通帳の記帳をして、この1カ月の散財がどのくらいか確認する日だ。
光熱費はほとんど自動引き落としになっているので、あと何年ぐらい貯金がもつか、つまり生きられるかの確認でもある。
やれやれ。

そのまま図書館に寄って、ナショナル・ジオグラフィックの最新号を拾い読みし、ガラパゴスゾウガメの可哀想な運命に涙し、欧米の身勝手さに怒り狂い、帰りにふと見たら、また不要になった雑誌がリサイクル本になっていた。
最近はほとんど本を買わないけど、タダより安いものはない。
ヒマなじいさんにはこんなありがたいものもない。
というわけで何冊か引っこ抜いてきた。
以下がその本だけど、時事雑誌というのは賞味期限が切れたほうがおもしろい(場合もある)ということは、以前のこのブログに書いたことがある。

ニューズウィーク日本版の2024年9月号「ユダヤ超入門」と、10月号「日本政治が変わる日」
PENの2023年9月号「未来はどうなる? 2023年のテクノロジー」
ブルータスの2023年9月1日号「怖いもの見たさ」と、9月15日号「器の新時代」
現代詩手帖の2023年9月号

もらってきた本を、帰宅してすぐに読めるわけじゃない。
まず昼メシを作って食べて、さらに録画しておいたNHKニュースの仕分けをし、ついでにジンをロックでちびりちびりやったら眠くなり、仕方がないからいまからひと眠りして、たぶん本の紹介は今日中にはできない。
なんかおもしろい記事があったら、そのうちすこしづつ紹介しよう。
忙しいんだよ、わたしって。

| | | コメント (0)

最近の世情

インドネシアでデモ隊がムルヤニ財務相の屋敷を襲撃だそうだ。
へえっと意外だったのは、わたしもインドネシアに2度ほど行ったことがあるんだけど、あの国は世界最大のイスラム教徒をかかえていながら、仏教やキリスト教の寺院もあり、それが衝突するわけでもなく、人心はおだやかな国であるというイメージだったから。
それが財務大臣の家を襲撃するなんて、よっぽど気にいらないことでもあったのかいと、報道をよく読んでみても、予算の管理で批判を受けていると、わかったようなわからないような理由。
首相のプラボウさんは軍人上がりだけど、ミャンマーみたいに国民を弾圧してるわけでもないし、まだ海のものとも山のものともわからない。

ということは、また西側がデモをあおったんじゃないかと疑念がわく。
そういえばインドネシアもBRICSに加盟したばかりで、グローバルサウスの1員でもあるし、ちょうどプラボウさんが中国で開かれている協力機構の首脳会議に行こうかという寸前だから、西側としてはなんとしてもこれをジャマしたいところだよ。

タイでは首相をしていたもと首相のタクシンさんの娘がひきずり下された。
理由は、紛争を抱えていたカンボジアのフンセンさんと電話で話して、自国のことをぼやいただけ。
そもそもタイというのがぼやかれてもおかしくない国で、紛争自体に西側があおった形跡があるんだから、これも東南アジアに揉め事を起こしてひっかきまわそうという西側の陰謀だろうな。
タイといい、もと大統領がICCに逮捕されたままのフィリピンといい、すこしでもその可能性のある国は、なんとかしてグローバルサウスからひっぱがそうと、西側は必死なんだねえ。

| | | コメント (0)

« 2025年8月 | トップページ | 2025年10月 »