若さということ
自民党の若い総裁候補がなんとかかんとかいっている。
聞いていて感心したのは、進次郎くんにしても小林ホークくんにしても、じつに物言いがはっきりしているなということ。
若い人たちが日本の政界に出てくるのは悪いことじゃないけど、こういう人たちは挫折なんか知らず、勢いだけでここまで来てしまったんじゃないかという心配がある。
たとえばのハナシ、わたしは若いころ未熟者で、この歳になって、ウクライナ戦争という特大のきっかけがあって、ようやく世間の欺瞞に気がついたくらいだ。
だからと、またわたしばかり引き合いに出して申し訳ないけど、人間が相応に正しい見識を持つためには、あるていどの時間と経験が必要なんじゃないかね。
なにがどうなっても、その責任を負うのは若い人たち(とその子供たち)なんだから、わたしが気にする必要はないけれど、515事件では若い将校たちが高齢の犬養首相を暗殺し、226事件では若い軍人たちが、やはり年寄りの高橋是清大臣を暗殺し、そのまま太平洋戦争までつっ走ってしまった。
そんなことを考えたら、まだ進次郎くんや小林ホークくんが総理になるのは早すぎるような気がする。
彼らはもう1期か2期、他の内閣のもとで大臣をやって、相手の立場も理解できるようになってから頂点に立つほうがいいと思う。
とはいうものの、わたしは個人の力で歴史を動かすのは不可能なのかも知れないと思い始めているところだ。
いまたまたま進次郎くんや小林ホークくんが出てきたのも、台湾有事かなんか知らんけど、人間の数を減らそうという神さまか悪魔の思し召しじゃないのかなあ。
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