昨日のNHK
世間じゃ陸上の世界選手権が開かれているらしいけど、わたしNHKが実況してないものはぜんぜん観ないから、さっぱりわからんよ。
もともとスポーツはあまり好きじゃないし、健全と思われているこの世界にも、欺瞞がいっぱいということがわかってきたからね。
公共放送がどんなデタラメをいうかというスリルを比べても、いまはスポーツよりウクライナ戦争のほうがよほどおもしろい。
昨夜のNHK国際は、視聴者の意見として、陸上の世界選手権が盛り上がってますが、ロシアの選手が参加できないことについて、ロシアの選手はどう思っているのか、という質問を取り上げていた。
もちろんロシアの選手はプーチンに不満を持っていて、さっさと戦争をやめてほしいと思ってます。
と答えられれば嬉しいんだろうけど、なかなかそうNHKのおもわく通りにはいかない。
いまでもロシアでプーチンの評判は、トランプさんや日本の自民党なんぞよりはるかに高いのだから、こんな単純なウソでは誰も信用しない。
だから、いかにして、もっともらしく聞こえる言い方で、平凡な人たちをだまくらかして、ロシアをけなすことに腐心することになる。
そういう点を裏から推察すれば、ヘタなミステリーやスポーツ競技よりおもしろいぜ。
NHKは苦し紛れにリトアニアの外相に意見を聞いていた。
リトアニアといえば、あり得ないロシアの侵略におびえて、あとからNATOに加盟した被害妄想の国だから、いうことは最初から決まっている。
一般のロシア人の母親が一般のロシア人の息子を戦場に送り出し、戦争犯罪に加担させるのが許せない、ロシア人はみな同罪だって。
ここで辻クン(NHKアナ)は脚本通りに声を荒らげ、怒りを含んだ言い方で、みなさんはどうお考えでしょうかと聞く。
どうお考えでしょうかって、アンタ。
ようするにIOCが西側所属の組織であるということだけじゃないか。
伝統だとか権威だとかいっても、けっきょくはたんなるいやがらせだよ。
ロシアが出てきたら、目立つ部門でロシア旗がいくつもひるがえることになってしまうので、それが気に食わんと、せめて出させないことにしようってのだ。
これが健全であるべきスポーツの現実なんだよ。
迷惑なのはロシア選手だけじゃない。
日本の選手が入賞すれば、ああ、あの年の大会ね、ロシア選手が出てなかった大会。
それじゃ入賞するのも当然だと、彼には一生不名誉がついてまわるだ。
わたしは名誉・不名誉なんてことはどうでもいいけど、日曜のプレミアムシアターで、ロシアのバレエが観られないのがツラい。
わたしも最近ではバレエにうるさくなって、先週のベルリンのバレエは、動きがバタバタして、とても優雅なロシア・バレエとは比べものにならんかった。
これでは全体のレベルは下がる一方だわさ。
| 固定リンク | 0


コメント