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2025年10月15日 (水)

驕れる者は

日本国内は自公の分裂だとか、野党から首相が出るかどうかなんてゴタゴタしてるけど、高市早苗ちゃんが総裁に選ばれて右翼かいわいは大喜びだ。
しかし、総裁選挙じゃ首尾よくいったけど、あれは自民党内のコップの嵐、国会の中だけの井の中のカワズの争いだ。
早苗ちゃんも、どうせ野党が結束なんかできっこない、公明党がナンボのもんじゃい、首相はアタシのもんよと勝ち誇っているようだけど、なんか忘れちゃいませんか。
日本国民のことさ。
どうも国民をないがしろにして政争に明け暮れているような感じがする。

台湾じゃ野党政治家をリコール(排除)しようとした企てが、民衆のバランス感覚で頓挫した。
いま西側の謀略にのって、中国と戦争をしたいと考える台湾人がどれだけいるだろう。
日本だって国民はバカじゃないよ。
だいたいネット上で大声を出すのは左右を問わずハンパ者ばかりで、大部分の日本人はおとなしいものだから、ネット上の反応だけでは民意を汲み取ったとはいえない。
ウクライナを見ればわかるように、若者が拉致されて無理やり軍隊に引っ張られている。
いまの若者はおもしろければなんでもいいと、じいさんのわたしから見ると非常識としか思えないけど、自分が兵隊に引っ張られることになれば、そうもいっていられないだろう。

とりあえず早苗ちゃんが首相になったとしても、その先で、あまり軍国主義に傾けば、国民の拒否反応を呼び起こすだけじゃないかね。
昨夜のNHK国際報道にアンケート結果が出ていて、国民がいちばん求めているのは物価を下げてほしい、安定させてほしいということだった。
物価を下げるためには軍備増強なんてものに関わっちゃいられないはずだ。

野党が結束するかどうかは別にしても、わたしは国民の総意は依然として自民党にあると思ってる。
国政をまかせられるのは自民党しかない。
だからといって、軍事費といっしょに物価が上がり続ければ、たまりかねた国民はいつでも施政者に鉄槌をふり下ろせるんだよ。
新しい首相はそのことを考えなくちゃいかんだろう。

現在の日本の混乱ぶりを中国やロシアから見ると、わたしたちがドイツやフランスを見るのと同じだろうねえ。
遅まきながら日本もぐちゃぐちゃの仲間入り。
やっぱり民主主義はどうにもならんよと、中国やロシアにいわれそう。

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