サメについての誤解
SNSを閲覧していたら、サメに悩む宮古島という見出しが目についた。
ときどきダイバーが溺れたという報道はあるけど、最近この島で人間がサメに食われたという話を聞いたことがない。
んなバカなと、ソースを見たら、アノでたらめのテレビ朝日(ANN)だった。
沖縄のサンゴに落書きをして問題になった朝日新聞の系列局だから、まだ持って生まれた捏造の系譜はやまないと見える。
わたしは初めて沖縄でダイビングをした1983年に、海中でサメに出会ったことがある。
そのとき見たのはネムリブカといって、体長は2メートルくらい、寝ているときに漁師に縄をかけられて、そのまま市場に持ち込まれるというノーテンキなサメだから、わたしはオイミッヒという水中カメラを持ってそいつに肉薄した。
小笠原では有名なサメ池という入江で、たくさんのサメとともに泳いだ。
同行した仲間は驚いていたけど、自称ナチュラリストのわたしは、すべてのサメが危険なわけではないことを知っていたのだ。
ジョーズという映画の原作者で、サメはコワイものということを世に広めてしまったピーター・ベンチリーは、その後絶滅危惧種であるホウジロザメの保護活動に専念した。
読者を獲得しようと、いたずらに騒ぎ立てることは決していいことではない。
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