昨日のバラエティ
トランプさんはノーベル平和賞が欲しい、だから自分で7つの功績を挙げて事前運動をしていたんだと、NHKが嬉しそうに報じていた。
これは彼流のジョークだということがわからんかね。
いやいや、NHKはバラエティ番組のつもりなのかも知れない。
だとすればなかなかおもしろいけど。
むかし北朝鮮の正恩クンと会談したときも、相手が強気に出たら、そんならやめたやめたで帰ってきてしまった大統領だし、本当にノーベル賞が欲しいなら、ウクライナ支援を続けてノルウェーの心証をよくしたほうがいいのに、ゼレンスキーさんとケンカ別れをする人だぞ。
トランプさんがそんな欺瞞に満ちた賞を欲しがる人だと思ってんのか。
今回のうわさの出どころは、トランプさんがイスラエルとハマスの仲介をしたってことらしいけど、まだイスラエルが約束を守るかどうかわからない。
ネタニヤフさんが約束を反故(ホゴ)にして、あいかわらずパレスチナ人を虐殺し続けることだってあり得る。
いまの時点でパレスチナの平和が続くかどうかわからないのに、平和賞をもらえるかもと考える人間がいるだろうか。
ホワイトハウスの執務室じゃ、きっと日本(とNHK)は、からかうと本気にするからおもしろいといわれてるんだよ。
石破クンの戦後80年所感もバラエティかしら。
談話より軽い所感でなんとか発言させてもらったみたい。
前の大戦の反省をとしおらしいけど、いってることとやってることがこんなに合致しない大臣はいないね。
相手の立場も尊重するべきだとわたしはいい続けてきたのに、日本の政治家は世界を対立と分断にあおりたてることばかりだ。
ゲル君が過去のしがらみを振り切って、世界を融和と協調に導こうとしたことがひとつでもあるかい。
世界を平和にしたいなら、ちっとはわたしのブログを見習ったらどうか。
美辞麗句を並べるだけなら、誰にでもいえる。
口では平和を協調をというくせに、じっさいにやることが一致しないのは、NHKも同じこと。
問題はこんな幼稚なジョークに並べたて、国民を戦前のあの暗い時代に引きもどそうという、政治家と公共放送の姿勢にあるんだ。
これがバラエティ番組のつもりなら、ん、わたしもそのおもしろさを認めるのにやぶさかではないんだけど。
昨夜の国際報道には南米のベネズエラ、中東のシリア、アフリカのカメルーンの話題も出てきた。
それぞれの国の事情もあるだろうけど、共通しているのは、対立と分断を煽ろうという見えない力。
わたしみたいな個人がなんといおうと、世界は坂道を転がり落ちる石なのかも知れない。
| 固定リンク | 0


コメント