ペテン
ネタニヤフさん(とトランプさん)が提案した20項目の和平案。
ムシがよすぎるとはこのことだ。
なにがなんでも人質を取り返し、安心して戦争を続けたいというイスラエルのおもわくが、これほどはっきりしている提案もないね。
ハマスに恩赦を与える、人道援助団の進入を許可する、アラブの暫定的政府がガザを支配するなどと、すぐに反故(ホゴ)にできる話ばかりで、ガザのパレスチナ人でさえ本気にしてないじゃないか。
さすがにだれも信用しないだろうと、アメリカばかりではなく、中東の国々も仲介に立つという担保を持ち出した。
これもおいしい餌で、中東の国というのが、まずイスラエルに取り込まれたパレスチナ自治政府と、サウジアラビア(自国の体制を守るためなら西側にでもBRICS側にでもつく国だ)や、ヨルダン、インドネシア、アフガニスタン、トルコ、エジプトなど、けっして本気でパレスチナの応援に乗り出せそうもない国ばかりだ。
中国やロシアもパレスチナの安全保障に責任をとるならともかく、賛同する国際的メンバーといったら西側の仲良しクラブばかりじゃないか。
しかもパレスチナ国家の承認や、イスラエル軍の完全撤退など、戦後の扱いについてはぜんぶ曖昧にしてある。
だいたい、そんなことができるならなぜもっと早くやらなかったのだ。
ガザを東日本大震災の廃墟のような瓦礫の山にして、犠牲者をこれほど出すまえに、ジェノサイドだと世界中の国がイスラエルに敵意を示すまえに。
もっとずっと早く、今回と同じ対応をとることもできたはずだ。
これはネタニヤフさんひとりの戦争ではない。
戦争が終われば彼自身がイスラエルの司法で裁かれなければならないし、後ろ盾の極右の支持も失いかねない。
ネタニヤフさんには、さらに戦争を続ける以外に選択肢はないんだよ。
ヨルダン川西岸を含めて、いまのイスラエルの国境をどこまでも広げていくしか彼の生き残る保証はない、同時にガザの虐殺もとまらないってことさ。
20項目の和平案には、NHKまでもろ手をあげて賛意を示していたけど、またわたしにいちゃもんをつけられそうだと思ったのか、アメリカの支援を受けているイスラエルにはこれを受け入れるしかないなどと屁理屈をこねていた。
これまでアメリカの説得に耳も貸さなかったのがネタニヤフさんじゃないかね。
日本の公共放送は信用できないと、このブログに書いたばかりだけど、ココログにも、こんなペテンで大喜びしている馬鹿がいたな。
それじゃあどうすればいいのか。
ハマスがとことんねばっても、パレスチナ人の犠牲が増えるだけだ。
そうかといって、あきらかなペテンである20項目に引っかかれと、わたしにそんなアドバイスもできない。
ハマスが悩んでいるのもその点だろう。
世界はパレスチナに同情的だから、ここまでイスラエルの非道を訴えることができたということで、いちおう矛をひっこめるか。
兵士たちが全滅したって、イスラエルの不法が続くかぎり、ハマスは不死鳥のようにいつか蘇るに決まってんだから。
昨夜のNHKニュースを見ていたら、日本では値上げされる商品が3000品目以上だそうだ。
お願いだから軍事費増加すべしなんて候補が首相にならんどいて。
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