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2025年11月 7日 (金)

幸せな人生

エアコンがイカれた。
修理に来た人間に見積もりを出してもらったら、何がなにしてなんとかで7万円ぐらいかかるそうだ。
彼はわたしの部屋を眺めわたして、エアコンがついているのが6畳部屋だとわかると(ひとつのエアコンですべての部屋を冷暖房するつもりで10畳用が設置してある)、もったいないです、7万円あったら6畳用の新品が買えてしまいますと忠告してくれる始末。
エアコンなんて、悪くても10年ぐらい保つものと思っていた。
いや、5年で壊れる場合もありますと、修理屋さんは冷酷かつ平然。

怒り狂ったわたしは、メーカーの名前を出さないかわり、連中の新しい商売方法をけなさせてもらう。
つまり、世の中は不景気である。
そんなときに壊れない、丈夫で長持ちなんて商品を出したらどうなるか。
商品はなかなか売れず、メーカーにとって不景気がますます続くことになる。
耐久性とかメーカーの名前なんてイヌに食われろ!
あっちこっち細工して、できるだけ短期間に壊れて、回転の速い商品を作ろうと考えるに違いない。
洗濯機もむかしなら考えられない短時間で壊れたし、きっとそうだ。

世の中そんなもんさ。
どのメーカーも右へならえで、5年で壊れるエアコン、2年で故障する洗濯機を作っていれば、新しい家電がどんどん売れて、景気はよくなる(ように見える)。
そんなふざけた景気でも、若いもんは給料が上がるから文句はない。
しかし、わたしみたいな年金暮らしのごくつぶしは、増えるものといったら赤字と機械のガラクタばかりだ。
どうすりゃいいんだ、どうすりゃ。

ここにいたって、わたしもこの社会の、使い捨て浪費システムにがっちり組み込まれたことを知った。
貧乏人は地べたをはいずりまわって生きろというのがアメリカ流の資本主義で、高齢者はすみやかに片づいて、後進に道を譲ってほしいというのもそうである。
抵抗したってムダだ。
日本には軍事費という、特大の浪費に熱心な女性首相が登場したばかりじゃないか。
今日も国会でそういう連中が、でっかい声でふざけ合っていた。
定数削減やガソリン税をいう者はいても、年金受給者救済法をいう議員はひとりもいないのだ。

そういえばココログの波平余生録さん、やっぱりお亡くなりになっちゃったみたい。
もうすぐブログの更新が止まって1カ月になるぞ。
幸せな人だ。
彼の人生は、豊かで平和で、人々のこころにまだやさしさがあった時代に、ぴったりはまっているではないか。
くそ、なんの、わたしには貯金が5億円ほどある(ウソ)。
これだけあったら、現代の生活ペースで、あと百年は生きられる(さらにウソ)。
ウソの上塗りをしてうっぷんを晴らすのがやっとのわたしである。

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