思い出のサントス
人間が死にかけると、むかしのことを思い出すものらしい。
ふと気になって、過去ログを読み返してみたら、2011年の1月に、わたしは呉の「サントス」という喫茶店について書いていた。
理由はそのページを読んでもらえばわかるけど、わたしが自衛官で、江田島の術科学校にいたころの思い出をつづったものである。
その2011年でさえ、サントスは20年まえにたまたま呉を再訪したときの思い出だったから、同じ店がまだ健在だとは思わなかった、というのがその記事を書いた理由だった。
しかるに2025年の今日、ネットで調べてみたら、サントスはいまでもあるようなのだ。
呉の街も変わっただろうし、経営者も同じ人であるわけがないけど、この店から、「外装はいくらか変わっているものの、現在でもまだ同じ場所にあるようなのである」という気持ちをもういちど繰り返さなければならない。
サントスは1952年の創業で、まだ呉市内にあるらしいのである。
だからと言ってもういちど行ってみたいとも思わない。
わたしのこころにほんわりとした思い出を残した、もっそりした女の子もいるわけがないのだ。
彼女は結婚して、もう孫が、ヘタすればひい孫がいてもおかしくない歳だろう。
ああ、いったいなんなのだよ、わたしの人生って。
こんなあたたかい思い出を抱いて死ねる人ってほかにもいるかい。
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コメント
私はオーストラリアのパースで毎日このブログを読むのが楽しみです。今日本の実家に帰省しており、このコメントをしていますが、パースからは何故かコメントできないんですよ。私は今日4週間ぶりにパースに帰りますが、どうかお元気でこのブログを続けてください。偏向報道の多い日本のマスコミでは世界情勢はわかりにくく、貴殿のブログのおかげでなんとか現状を理解できています。ほぼ毎日の投稿ご苦労さま、ありがとうございます。そしていつまでもお元気でいてください。
投稿: 川のひろし | 2025年11月10日 (月) 05時18分