上海Ⅱ/イップク
ワンタンを食ったあと、いったんホテルにもどり、ぐうっとひと眠りして、夜中にまた食事に出かけた。
このとき食べたのはまたまた「久久滴水洞」のピリ辛サトイモである。
今回の旅では上海蟹も食ったけど、どこが気に入ったのか、ピリ辛のサトイモほどわたしが美味いと思ったものはなかったのだ。
で、帰国してから同じものが自分でも作れないかと研究した。
その成果はあとで書くことにして、ここでイップクのつもりで、今回の上海で見たものについて書く。
ワンタンを食べた帰りにまた外白渡橋(ガーデンブリッジ)を渡った。
この橋のいわれについては、わたしのブログでも過去に何度も触れているから書かないけど、有名なだけあって、現在でも橋の上で写真を撮る人があとを絶たない。
観光客だけではなく、撮影機材などを見ると、プロのモデルさんもいるようだった。
こんな景色はけっして不幸を連想させるものではない。
わたしは日本の娘とまったく変わらないファッションの彼女らを見て、社会がふつうに発展すればどんな国でも見られる光景だと思う。
橋のたもとの公園にはよく太った野良ネコがいて、彼らさえ幸せに見えた。
南京路にはどこかの車メーカーのショーウインドもある。
わたしにはもう車も縁のないものだけど、新しい技術にはいくらか興味があるのでのぞいてみた。
最新式のEV(電気自動車)となると、ハンドルなんかついてんのかいというくらいで、コクピットをのぞいても何がなんだかわからない。
フェンダミラーはミラーになっておらず、真ん中にカメラのレンズみたいなものがついているだけだった。
これじゃドライバーは運転中も寝っ転がってゲームでもしていて、たまに室内のモニターで外をながめるだけじゃないか。
人間ますます横着になるな。
街がの中で欧米のスーパーカーを見ることもある。
いくら共産党が格差の拡大を抑え込もうとしても、貧乏人がどこにでもいるように、金持ちもいるものだ。
しかし上海の貧乏人が、たとえば日本の貧乏人より不幸とも思えない。
街のなかの至るところに花が植えられ、アベックが手をつないで歩いている。
この国でも若者が就職難だと聞くけど、わたしが足しげく中国に通っていた20数年まえにも、地方の都市などに行くと、街の辻辻に左官屋のコテを持ってたたずむ求職の若者がいた。
彼らはその後どうなったのだろう。
べつに大量に飢え死にしたとか、強盗が増えたとも聞かないから、人間というものはしょせんどこかに収まってしまうものではないか。
日本ではパンダが帰国した。
パンダを外交の具に使うのはケシカランという人がいるけど、なにも期限まえに返せといったわけじゃないし、返還期限が今年であることは最初からわかっていた。
わかっているのに、相手にケンカをふっかけて、ケシカランもないもんだ。
中国は、パンダが見たい日本人はどんどん見にきてほしいといっている。
動物園というのは園内が広大であることが多いから、わたしはビビッて行かなかったけど、なにも四川省まで行かなくても、上海動物園にもパンダはいるはずだ。
飛行機で飛べば、石垣島や西表島より近くでパンダが見られるのである。
パンダが見たいよーと泣く子供を抱えたお母さんたちに、このことを教えておく。
そのうち円安が終了して円高にぶれれば、たちまち訪日客は激減するだろう。
中国人なんか来なくても構わないという人たちは、そうなったときに観光業界から文句をいわれないよう、せいぜい気をつけることだ。
とにかく国家間も仲良くするにこしたことはない。
日本だけじゃないか、いまだに台湾有事なんて騒いでいるのは。
習近平さんにゴマを吸ってきたばかりのスターマーさんは、台湾有事になればあっという間に中国を裏切るだろうけど、だからといって決して日本の強力な味方にはならんよ。
なれんよ、あんな貧乏国が。
おりしもいまは日本じゃ選挙のまっ最中だ。
これについて聞かれた若者が、選挙期間が短すぎて公約を比較している時間がないのが不満と漏らしていた。
政治に関心を持つのはけっこうだけど、わたしみたいに人間を長くやってると、公約なんて絵に描いたモチとしか思えない。
アメリカのバイデン大統領なんか、環境保護を訴えて当選したくせに、勝ったとたんにそれを反故にして、ウクライナ支援にアメリカ国民の税金を注ぎ込んだ。
財務大臣の片山さつきサンも、勝ち目のない汚職大国ウクライナへの支援を最優先目標にかかげたそうだから、彼女もNHKのいうことをすなおに信じるミーハーのひとりなんだね。
だから投票先を決めるのに、公約なんかアテにせず、戦争をしたがるやつはダメと割り切ればよい。
とくに若い人たちにとっては、これは近い将来の自分たちに降りかかる直接の災難かも知れないんだよ。
わたしの言いたいことはこれだけ・・・・あ、いやピリ辛サトイモがあった。
自宅でいろいろ研究してみたら、市販されている「火鍋の素」を使ってサトイモを長時間煮ると、「久久滴水洞」と似た味のものが作れることがわかった。
火鍋の素はペースト状なので、そのままでは焦げてしまうから、最初に麺つゆで下地をつくり、サトイモを煮ながら火鍋の素を溶かし込む。
あとは焦げないようにときどき水を加え、味がしっかり染み込むまで、長時間煮るのだ。
むろんプロの作ったものには及ばないけど、目下のところ、わたしはこれで満足しているのである。
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