ある対話
社民党のラサール石井さんが、若いお笑い芸人と対話しているSNSの報道を読んだ。
ラサールさんの意見は、「なぜ自分たちが死ぬことになるのに、自民党を支持するのか」という、平和を愛する立場としてはしごくまっとうなもの(同時にぼやきも50パーセント)。
これに対する芸人さんの意見は、いまどきのお笑い芸人のアタマというのはその程度かいと、思うのはじいさんのわたしの個人的感想。
でも彼の言い分が現在の若者の考えを代表しているようなので、ダメもとで反論してみる。
芸人さんの意見の中にこんなものがあった。
「(苦情を)言うべきはずっと軍拡してる中国であったりとか、なんか、そちらに対しての言葉が見えないんですよね」
中国が軍備を増強しているのは事実だけど、この国はおびえたアメリカ、日本、西側先進国からたえずケンカを売られている。
いまの世界で西側連合に対抗できるのは中国だけだ。
もしもケンカが本気になり、中国が敗北したら、BRICSやグローバルサウスの国々にも影響が出る。
中国としては、少なくてもアメリカやロシアと同等の軍備をもつ必要があるんだよ。
中国は軍拡競争の馬鹿馬鹿しさを知ってるから、アメリカ並みか、大国にふさわしい軍備をととのえれば、その時点で軍拡を止めるだろう。
心配しなくても日本には歯牙もかけない。
日本側がいくら軍拡競争に走っても、最初に息切れするのは日本のほうだし、こんな常識の通じない日本に未来はない。
この対話報道の見出しは“お笑い芸人がラサール石井をことごとく論破”というものになっていた。
いったいどこがことごとく論破なのかね。
常識が通じないというのはお笑い芸人さんと同年代の若者の無知が大きい。
沖縄も日本ですよという彼の発言に同調する若者が多いそうだけど、歴史に詳しい人なら、沖縄は1609年に薩摩藩が武力でもって併合したことを知っているはず。
いまは日本の領土になっているけど、沖縄県民はいつでも日本と手を切る権利を持ってるんだよ。
あまり沖縄県民の気持ちを逆なでする、上から目線の発言はつつしむべきだね。
中国の軍備増強については、べつに心配してない。
かりに戦争になったとしても、もう若くないわたしは、日本が平和で、いちばん豊かだった時代を、食い逃げすることは確実なんだから。
それよりどうして平和をめざそうという意見が主流にならんのかね。
わたしの世代は中国でもロシアでも、好きなだけ旅ができたもんさ。
世界を旅する大望を持たない、これも日本が矮小化する原因のひとつだな。
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