本日もバラエティ
昨夜のNHK国際で、START(戦略兵器削減条約)がどうのこうのといってたね。
おお、ここにもNHKの欺瞞があるなと感心してしまう。
報道のなかに現在の核弾頭の保有数が出てきたけど、それによるといちばん多いのはロシアの5459発、ついでアメリカが5177発、いま増加中の中国が600発ということになっていた。
アメリカとロシアを合計しただけで、世界の核弾頭の9割近くだそうだ。
中国はあとまわしにして、ロシアがいちばん多い理由を教えよう(NHKは決していわないけど)。
これは冷戦時代の無意味な軍拡競争の結果で、当時ロシアが警戒しなければいけないのはアメリカだけじゃなかった。
いざ核戦争になれば、英国やフランスもロシアめがけて核ミサイルを発射するのは目に見えているから、対抗上ロシアはアメリカ以上のミサイルを持たなければいけないことになる。
ロシアがいちばんという意味がわかったかな。
じつは核弾頭の数はそれほど意味はないのである。
5000発が3000発だとしても、これがすべて発射されれば、人類は絶滅か、あるいはその寸前という壊滅的被害を被るだろう。
だからそれ以上はいくらあっても同じこと、数というのはただ、政治的に突っ張りあった結果だと思えばよい。
よく覚えておきなされ、無意味な軍拡競争の行きつく先はこういうことで、そのために犠牲にされた庶民の生活なんて一顧だにされないんだよ。
プーチンはSTARTの1年延長を望み、トランプさんは新しいSTARTに中国も加えるようにと言い出した。
昨夜の国際報道では“中国”という字だけ色違いで強調してあったけど、なにも中国が無理難題をいってるわけじゃない。
いまの中国はだれでも知ってるように、分断と対立で色分けされた世界で、アメリカに対抗できるゆいいつの大国だ。
そんな中国からすれば、現在の数のままで条約を結ぼうというのはムシのいい話だ。
中国も米露と同じレベルに、いや、それより米露も600発まで削減しなけりゃ不公平だ。
いくら数の多さを誇っても、一定以上は無意味なんだから、これなら中国も納得するし、無制限に軍拡競争に走るのもふせげる。
日本の被団協の顔も立つワ。
おかしいと思うのは、トランプさんの発言は朝令暮改で、猫の目のようにころころ変わる。
だから彼のいうことは本気にするべきではないと思えるのに、NHKは自分に有利と思うとヨイショし、そうでないと貶すのだ。
トランプさんは世界の常識をひっくり返すのが趣味で、そういう点ではわたしに似た皮肉屋だからね。
彼のいうこと(の一部だけ)を信じて、いちいち大騒ぎしている日本の公共放送は、やっぱりバラエティ番組と思うしかないのである。
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