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2026年5月22日 (金)

論理観

OKCHANさんのブログのコメント欄に割って入り、中国人が倫理観ゼロというのは何を根拠にしてるのかと息巻いたことがある。
それ以来ずっとこの問題について考えていた。
なるほど、中国人は倫理観ゼロというにはそれなりの理由がある。
邱永漢さんの本には日本人商人と競合して、うまく日本人を出し抜く中国商人が出てくるし、台湾でも日本の統治はおおむね真面目なものであったのに、その後の中国の統治は汚職まみれ(文句をいったら大虐殺)というくらい酷いものがあった。
日中友好条約が結ばれたあと、安い労働力を求めて中国に進出した日系企業が、もののみごとに中国人にだまされたという話もたくさんある。
これでは中国人に倫理観が欠如しているというのも納得かも知れない。
それはいったいなぜなのか。

どうして中国人には倫理観が欠如してるのか。
ずばりいうけど、中国と日本の歴史が作用している。
日本では群雄が割拠する封建政治が続いたのに比べ、中国では強力な中央集権制の王朝政治が続いた。
これは例えていえば、いまの北朝鮮のような政治が続いたということだ。
考えてもみてくれ。
北朝鮮のような政治下で長い間(紀元前16世紀の殷の時代からだ)暮らさなければならない民族のことを。
真面目にやっても報われないとなったら、その民族がこすっからく生きようという性格に傾くのも当然じゃないか。
中国には、上に政策があれば、下に対策があるということわざがあるけど、これも中国人が置かれた環境を如実に物語っている。
同じ理由で西洋ではユダヤ人が嫌われている。
ユダヤ人も頼りになるのは金しかないという歴史を、数千年(出エジプト記以来)も続けてきたのである。
そうかといって中国人のすべてがこすっからいわけではない。

わたしは以前に高木圭蔵氏の「客家・中国の内なる異邦人」という本を読んだけど、中国にも裏切らないということで、同じ中国人から信頼を勝ち得ていた、まるで大和民族を体現したような中国人もいたのである。
最近のトクリュゥ犯罪を見てもわかるように、人間は生まれついて倫理観を持っているわけではなく、それはその後の環境によって醸成されていくものだ。
にもかかわらず、幸運な国に生まれた日本人が、不幸な国に生まれただけの中国人をけなすのはどうかと思う。
倫理観をいうなら、相手の境遇を理解し、相手に同情することもその一部だろう。

論理感ゼロというShinzeiさんの意見に、根拠はどこだと息巻いたことについては、彼の意見を汲んでここに書き改めた。
彼のほうも親中派の、わたしの気持ちを逆撫でするような意見は慎んでもらいたい。
今日ここで書いたひとことが、あとあとまであなたをレイシストの根拠にしてしまうかも知れないのだ。

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