日記・コラム・つぶやき

2023年9月21日 (木)

どうなった?

なんだ、なんだ。国連総会ってのはいつまでやってるんだ。
NHKの報道によると、ゼレンスキーさんやバイデンさんは、ロシアの非道ぶりを国連の場で一方的に非難したそうだから、これじゃ逆効果だよ。
途上国はみんな戦争が続くことで困ってるんだ。
それなのにあいかわらずゼッタイに許さない、妥協はしないなんていっていたら、戦争を引き延ばしているのはウクライナのほうだと思われてしまうではないか。

今日のNHKのニュースでは、国連総会でロシア非難の数が増えたのか減ったのか、具体的な数字がまるでわからんかった。
しかし欠席した国の多さをみると、そんなことはあまり意味がなさそうだ。
常任理事国のなかで、出席したのがバイデンさんだけ(おまけとして日本の首相もいたけど)というのにビックリ。
岸田クンは原稿棒読みで、なんとなく居ずらいという雰囲気があったね。

さあ、また過去のおさらいをしよう。
ロシアが侵攻してきたとき、アメリカが余計な口をはさまず、ウクライナがすぐに降伏していたらどうなっただろう。

民主主義の危機かい? 主権国家の領土侵害かい?
残虐なロシア軍のために、ウクライナ国民は虐殺やレイプされただろうか。
ドイツやフランスは、せっかく作ったノルドストリームのパイプが破壊されて、エネルギーの危機に陥っただろうか。
途上国はウクライナの穀物が手に入らなくて困っただろうか。
先進国が途上国から三行半を叩きつけられ、世界が対立と分断の時代に入っただろうか。
アメリカは地球温暖化を放り出して、バイデン親子が金儲けするのを黙許しただろうか。
それよりなにより、これほど多くの両国の若者が死んだだろうか。

思い出してほしいのは、ウクライナ戦争のまえまで、ロシアとウクライナは親戚といっていい親密な仲で、ロシアのゴルバチョフ大統領夫妻は、その両親がいずれも一方がロシア人、もう一方がウクライナ人という時代もあったくらいなんだよ。
おそらく戦争がなければ、ロシアとウクライナの蜜月は続いていて、世界はいまよりずっとマシなものだったに違いない。
戦争というのはえてして、そういうつまらない見栄から起きるものなんだ。
今回の国連総会がゼレンスキーさんに引導を渡して、戦争終結ということになるよう祈る。

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2023年9月19日 (火)

仲間割れ

ウクライナが混乱してないか。
ロシアに敵がい心をもやすポーランド、ハンガリー、スロバキアの3国をWTOに提訴だって。
本来ならロシアを敵とみなす仲間同士のはずなのに、これはいったいどうしたことか。
決まっている。背に腹はかえられぬという事だ。
ウクライナの農産物をそのまま途上国に送れば問題はないのに、先進国で売ったほうが儲かるというんで、みんなヨーロッパで売ってしまう。
これでは上記3国の農民がたまらない。
ウクライナの農産物が自国を通過できないよう禁輸措置をとる。
それではロシアによって、海からの輸出を抑えられているウクライナはどうすることもできないから、WTOに禁輸を解除しろと訴える。
というのが仲間割れの原因。

ほかにも、ウクライナのスポークスマンの役割をして、日本でもお馴染みのマリャル国防次官(オンナの人)が政府から解任されたって。
それ以前にはレズニコフ国防相もクビになっているし、なにがなんだかわからんね。
こういうのを末期的症状というんだろうか。

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エコーチェンバー

ヤフーニュースに「エコーチェンバー」という言葉が出ていた。
最近あらゆるところでこうした傾向が強いけど、同じような考えの仲間が同じようなことだけをわめきあって、ああ、気持ちイイなーってものだそうだ。
ウクライナ戦争で勝手なことばかりいっているSNSもそうだろう。
これでは真実はわからないし、世界がますます狭くなるばかりだ。
どうしたらいい?
わたしのブログのような、世論になびかない、少数派の意見にもたまには耳を傾けるんだね。

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短い命

『彼は短い命を思ひ、もう一度この椰子の花を想像した。この遠い海の向うに高だかと聳そびえてゐる椰子の花を』

これは芥川龍之介の「或る阿呆の一生」のなかの一節。
彼が血痰を吐いて、自分の命が長くないことを悟り、しみじみと述懐する場面である。
わたしの場合、血痰を吐いたわけでもないし、寿命だってもう芥川よりずっと長く生きている。
だから椰子の花を連想することもないんだけど、今夜も散歩に出かけて、あることがきっかけでこの小説の一節が身に沁みた。

散歩していると、木星は頭上にきらきらと輝いて、夜空の星がとてもきれいだ。
それはいいんだけど、空を見上げるとそのあとでかならず頭がくらくらする。
昨夜は途中にあるベンチにへたりこんでしまった。
自分ももう長くないなと思う。
いまブログで中国の紀行記を連載しているんだけど、構想としてはまだ2、3年はかかるくらい膨大なものなので、おそらく最終回まで生きちゃおれんだろう。
自分は文章を書いたり、調べものをするのが好きな性分だから、残りの人生は、こんな幸せなじいさんもおるまいと、自分を慰めるしかないようだ。

彼は短い命を思ひ、もう一度この椰子の花を・・・・
わたしの場合、困惑したアライグマの顔でも連想したらいいだろうか。

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2023年9月14日 (木)

自ロ他不

あああ、また今日も捏造放送協会か、難癖放送協会か知らないけど、NHKの糾弾からだ。
昨日の報道によると、中国でiPhoneの新製品が危険だから販売をさせない動きがあるという。
もちろんNHKのニュースだから、確固たる証拠があるわけではなく、憶測、いや、そうあってほしいという願望のニュースである。
やられたらやり返すのが国際常識とはいわないけど、そんなの、こないだまでアメリカが中国のスマホは危険だといってたことの裏返しじゃねえか。
自分がやればロマンスで、他人がやると不倫になるの典型だ。
中国政府はそんな規制はしてないというし、最近メールがこないわたしの中国人の知り合いも、使っていたのは
iPhoneだった。

NHKは相手の国情も調べずに、ただもうケンカを売ればいいと考えているらしい。
民間企業の商売にまで口を出すんじゃねえよ。
迷惑こうむるのはいつも当の企業のほうだ。
さあこれからというときに、ロシアから撤退せざるを得なかったユニクロを見よ。
そういえば西側同盟国であるはずのフランスでも、iPhoneが危険だって騒がれているらしいね。
危険の理由は別らしいけど、こういうことは私企業のアップルが自分で対処すればいい問題じゃないか。

そうかと思えばリビアの洪水、長引く戦乱で洪水への対応が遅れていたって他人ごとみたいだけど、なにしろ砂漠の国だ。
まさか洪水なんてというのは、先日のハワイの山火事といっしょ。
ケシカランのは目先の政治じゃなく地球温暖化で、それを放置してウクライナで戦争に熱中しているアメリカにはなにもいわんのかい。

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2023年9月13日 (水)

うはうは

ある人とネットでやりとりしたら、そのなかでロシア人気質のようなものに思い当たった。
そのやりとりのなかに知り合いだというロシア人が出てきて
「あまり認めたくないけどプーチン大統領が、ロシアを完全でないにしても、かなりの面で改善した」
「だから彼が経済と外交の面では、ある程度の実績を挙げたことは認めるべきでしょう」
と、奥歯にものがはさまったような言い方をしていたそうだ。

じつはわたしもこのブログに書いたことがあるんだけど、わたしにもロシア人の知り合いがいて、たまにいっしょに酒を呑むと、彼の言い分は、プーチンはクソだというものだった。
わたしはプーチンのファンを自称する男であるから、そんなことはないでしょう、彼はがんばってますよと口論になることが多かった。

彼は日本に住んでいたから、日本人のまえで北方四島を返さないプーチンを褒めるわけにいかなかったのかも知れないけど、どうもロシア人には自分の国のエライさんを、すなおに褒めない気質のようなものがあるんじゃないか。
ロマノフ王朝からスターリンのソ連にいたるまて、長い抑圧の歴史をかかえるロシアで、国民が指導者を褒めようという気にならないのはわかる。
しかし、それでもプーチンが本気で国民に憎まれているわけでないことは、その70から80パーセントという高い支持率を見ればわかる。
ロシア人だって馬鹿じゃない。
戦争になれば、おらが大統領をいじめるやつは誰だべさってことになることも疑いがない。

ひるがえって日本の宰相をながめると、支持率はいまどのくらいだろう。
支持率が低いときに総選挙をするわけにいかないけど、内閣改造はできる。
昼のニュースを観たら、岸田クンの嬉しそうな顔。
なにしろ自分の一存で、欲しい、欲しいと願っている議員たちに大臣の椅子を割り振ることができるのだ。
うはうはと、得意絶頂の彼の顔を見るとアホかとしか思わないワ。

プーチン詣でに行った正恩クンはどうなっただろう。
世間にはロシアと北朝鮮の立場が逆転したなんていう人もいるから、首尾よくロシアに大砲の弾を供与して、見返りにミサイルや核兵器の技術を教えてもらって、正恩クンがうはうはになるか、わたしも期待してながめているんだけどね。

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2023年9月10日 (日)

ある義勇兵

昨日のネットニュースを観たら、ロシア軍に義勇兵として参加した日本人のことが出ていた。
いまの世界はアメリカの一方的なプロパガンダに踊らされている、ロシアにはロシアの正義があるはずだというのが、彼の言い分。
エライねえ。
まさか彼がわたしのブログを読んだわけじゃないだろうけど、こんなことをいうのはわたしがロシアの味方だからではなく、日本には多種多様な意見があって、かならずしも世間の大勢に流される若者ばかりじゃないということを、彼が証明したからだ。
たとえば鈴木宗男さんがなにかいうと、みんなでよってたかった口撃しようというボンクラたちは、彼の爪のアカでも煎じて飲むべきだな。

彼の功績はそれだけじゃない。
戦争が終わったあとのずっと未来に、ロシアの自然や芸術にあこがれた日本人の若者が、ロシアをひとりで旅したとする。
彼はある街で、ウクライナ戦争にも従軍したというもとロシア兵に出会った。
世界中から悪者にされて、いいかげんひがんでいるロシア兵にとって、日本からの義勇兵参加は、日本という国を見直すいい契機になったことだろう。
ああ、日本人か、知ってるよ、いいやつだったよ。
という話にでもなれば、彼は未来の日本人のためにも役立つことをしたことになる。

昨夜のNHKニュース9は、なんかお笑いドラマと間違えてんじゃないか。
御用解説者の兵頭サンや、なぜかタレントのパックンが出てきて、ウクライナ軍がロシアの防衛線を突破したとカタル(この語るは“騙る”のほうを使ってほしい)。
どうやって突破したのかと興味を持ったら、まとまって攻撃すると標的にされるから小さなグループに分かれたとか、砲弾を雨あられと浴びせてそのスキにとか、いくらなんでもそんなにうまく行くかと疑問符つきの方法ばかり。
しかも地図まで持ち出して説明する戦況をながめると、まだウクライナ軍はいちばん外側のロボティネという小さな集落を取ったという程度。
目標のトクマクまではまだ二重三重の防衛線が待っているんだそうだ。
突破した根拠はウクライナ軍の兵士の証言らしいけど、この兵士というのがマジシャンみたいな髭を生やしたやさ男で、軍服も新品みたいで、ぜんぜん兵隊らしくない。
報道番組までエンターティンメントにすんなよ、おい。

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2023年9月 9日 (土)

多すぎる会議

なんかG20て、こないだヒロシマでやってなかったっけと考えてみたけど、あれはG7だったよな。
それじゃ前回はいつだったんだと調べてみたら、2022年の11月にバリ島でやつだのがそうらしい。
インドネシアというと、昨日もジョコ大統領かなんか話していたでしょ。
あれはなんだったいと思ったら、東アジア・サミットだったよ。
そのまえには南アフリカでBRICSの会議もあったし、ややこしいね、会議が多すぎて。

今回のG20はプーチンと習近平さんがそろって欠席だそうだ。
2人が揃って欠席ということは、なにか約束ごとがありそう。
もうなにをいっても話にならんというので、欠席することで会議の重みを失わせてしまおうというんじゃないか。
主催のインドの顔をつぶすかも知れないけど、ほんとうに顔をつぶすなら、あらかじめインドにちゃんと説明をしているだろう。
だいたいウクライナを支援して思い切り戦争を長引かせている西側が、いまの地球は温暖化だとか食糧危機を抱えていると力説したって通用しないよね。
インドも西側先進国と中ロが同時に顔を合わせたって、どうせなにも決まらんと考えているから、あまりこだわらないに決まっている。

ニュースを観たら、関東地方も台風の被害が多かったようだけど、わたしはぜんぜん関係なし。
雨に降り込められて、部屋にひきこもりだったもんで。

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2023年9月 8日 (金)

セコい

日本はどんどんセコい国になる。
なんで東アジア・サミットにアメリカが出てくるんだと思ったけど、おそらく岸田クンが勝手なことを決めないように見張ってようというんだろう。
アメリカもセコいけど、そんなアメリカの顔をうかがわなければなにもできない日本の首相も情けない。

このサミットでは岸田クンも張り切って、「協調の国際社会を実現することが重要」なんていっていたけど、アジア各国だってウクライナ戦争以降の日本の立場を知らないわけがない。
かっての韓国がいつも日本をけなすことばかりいって、ああ、またいってるよとあきれられていたのと同じだ。
国際協調もいいけど、東アジア・サミットはもうすこし狭い範囲の問題を協議するところで、論点が違うんだよな。
時代はどんどん進んでいるんだ、いつまでアメリカにしがみついているつもりだい。

岸田クンは中国に向かって、福島の海産物をけなすのはやめて欲しいという。
わかりましたと中国がおとなの対応をすると、経済的に苦境にあるからそうするんでしょうねと、日本の公共放送は勝手な解釈をする。
ロシアは経済的に苦境にあると、これまでさんざんデタラメを並べてきたところじゃないか。
とにかくやることなすこと、中国をおとしめればいいというスタンスだから、日本政府とNHKの言い分が食い違ってしまうこともある。
こういうことは劣勢にあるほうが負け惜しみでいうことが多いのだ。
セコいよ、セコい。
なんで日本はかっての韓国のような国になってしまったのだろう。

アメリカは自国のことはさておいて、またウクライナに支援するそうだ。
そんな金があったらと思ったけど、考えてみたら、支援した金で米国製の兵器を買わせれば、出した金はすぐにまたもどってくるわけだ。
足りなければ日本や西側各国が支援した金もあるだろう。
そうしてもどってきた金を、バイデンさんや兵器産業で山分けすれば、巧妙なマネー・ロンダリングというしかないね。

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2023年9月 7日 (木)

悪魔の握手?

北朝鮮がロシアにすり寄って、この両者が手を組むのではないかと巷がかまびすしい。
なんとかして極悪独裁者の正恩クンとプーチンを結びつけようという魂胆らしいけど、いまのロシアに兵器でも兵士でも足りないものがあるかしら。
少なくとも現在のウクライナより足りないものが。

ベラルーシのルカシェンコでさえ(本心では)嫌っているプーチンのことだ。
自分は苦労して民主的にロシアをまっとうなグローバル国家にし、国民をアメリカや日本並みに幸せにした。
プーチンにはそういう自負があるはずだ。
それがなんで国民を食い物にする北朝鮮に支援を仰がなけりゃならんのさ。
これは例によって西側の、こうなってほしいという願望にすぎないと思います、わたしは。

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