日記・コラム・つぶやき

2023年3月31日 (金)

子供たちの運命

センセー、ウクライナは勝ってるっていってたのに、なんでイギリスは“れっかウランだん”を供与するっていいだしたんですか。
タンクだけじゃ勝てないんですか。
訊かれた先生だって困るよな。

最初、戦車さえあればといっていたウクライナは、なんとかそれを手に入れた。
しかし数に限りがあり、ポンコツ戦車も含まれるようでは、戦車同士の戦いに勝ち目がないからと、英国は劣化ウラン弾を供与することにした。
しかしウラン弾そのものはロシアも持っているし、なんといっても制空権はロシアのものだから、戦闘ヘリにでも攻撃されたら戦車ではとてもかなわない。
いまでもヘリに対抗するための、歩兵がひとりで運べる軽便なミサイルはあるけど、歩兵を駆逐するためにロシアは航空機による絨毯爆撃をするだろう。
これはあかんと、ウクライナはさらに、航空機に対抗するために航空機をくれと言い出す。
ここまで来たら乗りかかった船だというわけで、たぶんまた英国あたりが音頭をとって戦闘機を供与するかも知れない。
もう順調に核兵器供与への道をひた走ってんな。

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だれかがどこかで止めなければいけないのに、だれもそうしようとしない。
今日もわたしの花壇のまえを近所の保育園の子供たちが、保育士に連れられてぞろぞろ通る。
センセー、きれいな花が咲いてるよーと子供たち。
あの子たちの運命も先が見えてるのかと気のドクになってしまう。
もう散々生きてきた団塊の世代は、ベッドの上で念仏でもとなえていればいいけど、子供たちを核戦争のまきぞえにするに忍びないのだ。

それにしても戦争が終わったあと、今度は日本が肩代わりさせられて、中国との戦争にひきずりこまれる可能性があると警告するメディアがひとつもないね。
みんな目先のウクライナの戦況に一喜一憂するだけで、台湾の若者たち(と、ひょっとすると日本の若者たち)がどれだけ犠牲になるかということを考えてないみたいだ。
日本人にとってはそっちのほうがずっと憂慮すべき問題なんだけど。

そういう心配をしているのはわたしのブログだけだから、今度は台湾人にも読んでもらうために中国語のブログも出そうかしら。
いや、わたしの語学力じゃ無理だろうなあ。
救いがあるとすれば、蔡英文さんが米国を訪問したら、米国にも中国と台湾の対立を望まないデモ隊がいたこと。
中国に金でやとわれた連中だと台湾はいってるけど、部外者のわたしだって、このままアメリカべったりの姿勢が続けば、台湾の将来に不安を感じるけどね。

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2023年3月28日 (火)

気をつけなはれ

昨夜はニュース9がもの足りないので国際報道を観てみた。
そう、カワイ子ちゃんの髙𣘺彩アナが出ているやつ。
ここで彼女の、いや、NHKの言い分に耳を傾けてみよう。

ロシアがベラルーシに戦術核を配備するのはケシカランけど、英国が劣化ウラン弾をウクライナに配備したことによる報復だろうと、これはまあ、そのとおりだろう。
ケシカランのはお互い様だから、NHKもなかなかものわかりがよくなったなと思う。
どういうわけかアメリカは、ロシアに核兵器移動の兆候はないと、ロシア寄りの姿勢だ。
これはバイデンさんやネオコンの意思が統一できておらず、ウクライナ戦争の落とし前をどうつけるかで、方針がぐらぐら揺れているってことかも知れないね。

中国はウクライナ戦争を終わらせる義務があるともいう。
しかしゼレンスキーさんが領土を全部返せと言い張って、自分の主張をかたくなに曲げないのだから和平の道は遠い。
それはプーチンも一緒だ。
これまではらった犠牲を思えば、ロシアが手ぶらで撤退できるわけもないし、これでは戦争がやむはずはない。
ということで、これもどっちもケシカラン。

中国がウクライナ寄りでロシアを説得することは金輪際あり得ない。
なぜならウクライナが有利なままで戦争が終われば、アメリカは安心して台湾有事を持ち出し、いよいよ本気で中国だけを標的にケンカを売ることは必至だからだ。
このままでは確実に経済や科学の部門で中国に追い越されてしまうと、あせるアメリカには時間が残されてないのだ。
こうしているあいだにも国際情勢は刻一刻と変わり、ホンジュラスが中国の傘下に入り、台湾ではもと総裁の馬英九さんが中国訪問だ。
これからは途上国を食いものにする西側先進国より、グローバルサウスの時代だとホンジュラスは思ったかも知れないし、ウクライナ戦争をじっと注視していた台湾人は、アメリカの言いなりになったら、今度は自分たちがウクライナの二の舞になるだけだと気がついたかも知れない。
それより将来の発展も洋々たるもので、もともと気心の知れた中国につくほうがなんぼいいことか。

台湾人が自主的にそう思い出したら、もはやアメリカがケンカをふっかける理由はなくなってしまう。
日本のネオコンたちはヤケになって、中国が金で釣ったというだろうけど、そのころにはアメリカは国内問題で手いっぱいで、日本はハシゴをはずされる。
アメリカにとっては、日本が主役になって中国とドンパチを始めてくれるのがいちばん都合がいい。
日本のなかにもオレたちで中国をぶんなぐってやろうと考える手合いが多いし、最近のNHKの姿勢は、日本人をそうやって戦争に加担させるための地ならしかも知れない。
せいぜい気をつけなされ。
未来をしょって立つ若い者たちは。

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2023年3月27日 (月)

ああ、ICC

まだネット上にプーチンの逮捕状を本気にしている報道がチラホラ。
日本人なら似たような状況に思い当たるんじゃないか。
韓国は慰安婦や徴用工で、日本と正式に議論したわけでもないのに、自分の国だけで勝手に裁判をして、日本が有罪と決めつけた。
本来なら、そもそも慰安婦や徴用工というものが、じっさいにあったかどうかということから議論をしなければいけないはず。
プーチンの場合も同じで、子供を誘拐したという事実があったかどうかを議論しなければいけないのに、自分たちだけで勝手に決めつけて、指名手配だなんて、これはいったいナンダ。

ウクライナは慈善団体に頼んで子供たちを取り戻した(そうである)。
べつに子供たちが危害を加えられていたわけでもないし、ドンパチをしたあげくに取り戻したわけでもない。
一時的に保護されていただけと見るほうが確かなのに、なんでこれが誘拐になるのだ。
ICCというのは公平な組織だというんじゃないよね。
不公平なところもあるからって、アメリカでさえ加盟していないし、ICPOと混同している人が多いんじゃないか。
わたしも間違えたことがあるからエラそうなこといえないけど。

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有名人Hさん

土曜日(25日)はいつものニュース9ではなく、サタデーウォッチ9というニュース番組を観た。
番組にはきれいなモデルさんと、またNHKの御用解説者である防衛研究所のHさんが出てきた。
ここでは悪口をいうつもりなので名前をイニシャルにしておくけど、Hさんというのは、顔を見ればいろんな放送局に出演してロシアをけなしている、だれでも知っている有名人だ。
彼のいうことは決まっているので、いやしくも報道番組なら、たまにはほかの人間を出して、もっと多様な意見に耳を傾けるべきだと思うんだけどね。
NHKの影響力を思うと、つくづくうんざりするよ。

今回はこのHさんの意見を吟味してみよう。
出てくるたびに、弁舌さわやかにまくしたてるところは、吃音ぎみのわたしにはうらやましいけど、徹底的にNHKに都合のいいことしかいわないので、わたしはこの人の意見に反感を持っているのだ。
でも感情でものをいってはいけない。
例を挙げよう、具体的な例を。

最新の戦況によると、バフムートでロシア軍の進撃がにぶった、ということはロシア軍も勢いを失っている可能性があるとHさんはいう。
こんなことは過去に何度も聞いた。
ロシアはミサイルが枯渇している、兵士が不足している。
といわれた翌日には、キエフがミサイルの集中攻撃を受けて、市民に多くの被害が出たとか、あちこちの戦線でロシア軍の攻勢が始まったと報じられる。
進撃がにぶった理由は、ほかにいくらでも考えられるのに、つねにウクライナが優勢だからとしかいわない。

ロシアが孤立しているというのもHさんの常套句だけど、ふつうに考えれば中国、インド、ブラジルなどの人口大国に離反されている西側のほうが、孤立という言葉にふさわしいんじゃないかね。
中国は欧米とも取引があるので中立を保ちたいはずだというけど、それはHさんの願望で、いよいよとなればグローバルサウスの大国同士でものを融通しあってちっとも困らないのだ。
むしろ巨大な販売先を失う先進国のほうが困るはず。

そしてあのバカバカしいプーチンへの逮捕状を持ち出す。
アメリカではみけんにしわのブリンケン長官でさえ、プーチンが訪米しても逮捕はしないといってるのに、なんでそんなことで騒ぐのか。
解説者であるなら、NHKの凡庸な視聴者にそのへんの事情を説明してやったらどうなのだ。
仕方がないさ、戦略研究所は防衛庁に属する組織だろう、そういうところがロシアの味方なんかできるはずはないと、わたしまで同情してしまう。

たまたま時期が重なったばかりだから、Hさんは日本の首相のウクライナ訪問と、中国の主席のロシア訪問を比較していた。
岸田クンの訪ウは成功で、習近平さんの訪ロはろくな成果をもたらさなかったと、Hさんもそういう意見だ。
しかし習近平さんのほうは、アメリカの挑発に乗らず、そのくせロシア支持を明確にするというむずかしい立場だ。
もしも中国が兵器の支援にまで踏み込めば、待ってましたというアメリカとの戦争になりかねない。
そうさせず、しかも経済的にはこれからもロシアを支え続ける、プーチンの再任も支持するということを明言して、アメリカにつけ入るスキを与えなかったのだから、中国にとってはみごとな成果といっていい。
必勝祈願のおしゃもじを土産に持参して、立憲民主からも戦争をあおるのかと皮肉られていた岸田クンとは大違いじゃないか。

“殺傷能力のない支援”という名目でお金をばらまいたことは、劣化ウラン弾の購入費に充てられるから、岸田クンからすれば成功だったかも知れない。
たとえそうだとしても、これは戦争をますますエスカレートさせるだけだ。
名古屋市では幼児がふたり、マンションの7階から転落して亡くなったけど、HさんとNHKのやっていることは、世界を二極化させ、全世界の何億という子供たちを破滅に導く危険な行為ではないのか。

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2023年3月26日 (日)

今年のサクラ

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ここんところわたしのブログのアクセスが低調だ。
昨日なんて、わたしの親戚や知り合いでブログを読んでいると思われる人をのぞいたら、アクセスがたったの20くらいだよ。
笑っちゃう。
なーんで、世界でもめずらしいロシア擁護派のわたしのブログのアクセスがこれっぽっちなのか。
だれかが数字をコントロールしているのではないか。
そのへんをじっくり推察してみたら、またしても欺瞞が浮かび上がってきた。
しかも今度はアメリカやNHKではなく、ほかならぬココログのものだ。

そんなはずはないという人がいるかも知れない。
アクセスはコンピュータによる自動集計で、いちいち他人が調整なんてできるわけがない。
そりゃ単純におまえのブログがつまらないせいだ。
と思う人は、そもそもわたしのブログを読んでくれなくてエエわ。

ココログには「人気ブログ」と「人気記事」というコーナーがある。
どんなブログが選ばれているのか、それを研究すればココログの思想傾向を把握できて、ひょっとするとアクセスを増やせるかも知れない。
そう考えてこのふたつのコーナーをのぞいてみたんだけどね。

ある日の「人気ブログ」の順位を調べてみたら、1位から30位までのブログの大半は、個人の体験やその日の出来事などをつづった、ありきたりの(つまらない)ブログだったけど、中にいくつかアンチ・ロシアのブログがあった。
ロシアに味方するものはひとつもない。
もうこれだけでココログの姿勢というものがわかってくるけど、もう少し詳しく見てみよう。

人気ブログの上位30位の中にAさんという人のブログがあった。
これは地球温暖化なんぞあるわけがないという非科学的なブログのひとつで、他人のデータやグラフを勝手に引用して、ホッキョクグマは減ってないと主張したり、環境少女のグレタちゃんを揶揄したりするものなので、見かねて以前コメントで注意をしたら、それっきりわたしのコメントを迷惑メール扱いにしてしまったところである。
つまり自分の主張に合わない意見には耳を貸さないブログということだ。
そういう人が口をきわめてロシアを侵略者だとののしる。
そして上位30位に入るのだ。

彼だけじゃない。
30位以内にアンチ・ロシアはほかにもいて、たとえばネットから気に入らないニュースを見つけて、けなすのが専門の人もいる(わたしみたいである)。
本人の名前がブログタイトルになっているから、どんな人なのかと調べてみたら、いちおう作家だそうだ。
作家が頭がよくなければいけないわけではないから、文句をいっても仕方ないけど、西側のプロパガンダを鵜呑みにしているところは作家とは思えない。

わたしのブログで何度か槍玉に挙げられている占い師さんも上位の定連だけど、記事を連続して読むと、この人もアンチ・ロシアであることがわかる。
彼のブログはひじょうに人気があって、1日のアクセスが3万くらい、累積アクセスは40億(!)にせまる勢いなんだそうだ。
ということはココログの読者は、最低でもそのくらいいるということになる。
なのに、なんでわたしのアクセスは20なのよ。
ココログの読者すべてがアンチ・ロシアであるというんだろうか。
すへての読者が、迷信好きのアホばかりというんだろうか(こはこれで問題だ)。

こうやってココログを精査すると、傾向が一目瞭然で、つまりココログ管理者の考えがそういうものなのだろう。
これではロシアを擁護するブログが人気がないはずだ。
アクセスを稼ごうと思ったら、こういう管理者の姿勢を忖度して、徹底的にロシアをけなした記事を書くといいかも知れない。
茶化しているみたいだけど、世間に迎合するだけなら馬鹿にでもできる。
わたしはココログの名誉のためにいってるのだ。

わたしはワープロ通信のころからのニフティサーブのファンで、もちろんそれがインターネットの普及とともに、ココログとなったあとも、きちんと料金を払っている正規の会員である。
それなのに、と書こうとして踏みとどまった。
アクセス数が管理者によって調整されていたとして、それがいったいなんなのだ。
相手は営利目的の私企業であるし、そこが自分の都合でそんなことをしたとしても、いちいち文句をいうべきだろうか。
相手の立場でものを考えるなら、いまの世のなかでロシアを擁護するということは、企業の存続に関わる問題かも知れない。
わたしみたいなロシア擁護のブログを放置しているとなったら、(わたしではなく)ココログのほうに非難が殺到して、ちょうど回転寿司のスシローがひとりの馬鹿のために商売上がったりになったように、ココログも非難の矢面に立たされることになるかも。

これではココログが気のドクだ。
わたしのブログは意見広告みたいなものだから、読んでくれる人がじっさいには1万(盛りすぎ?)いるとすれば、アクセスグラフが20人でもいっこうかまわないではないか。
けっして日ごろお世話になっているココログとケンカをしたいわけじゃないし、このくらいのことをいって文句を引っ込めよう。
アクセス数を励みにしているブログも多いようなので、ここでは、それを正しいものと思うのは危険でありますとだけいっておく。

わたしのブログが面白いかどうかを決めるのは、ココログじゃなくって、これを読んでいるあなたなのだから、わたしのブログと「人気ブログ」のそれらを比較してみて、どっちがおもしろいかあなた自身が判断してくれればよい。
世間とは異なる見方もあることを知りたかったら、せいぜいわたしのブログを読むヨロシ。

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2023年3月25日 (土)

ATM

ああ、またかというのはTicTokへのいやがらせ。
アメリカは他国の製品が人気を得ると、国をあげて蹴落とそうとする。
以前トヨタのプリウスが欠陥車だと因縁をつけられたと同じ構図だし、それ以前も日本の輸出が好調なのが気にくわないと、資本主義の原則を無視して、強引にあたまを押さえつけたプラザ合意の例もある。
民主主義と資本主義の盟主を標榜するアメリカは、いつもこういうことばかりしてるのだ。
しかも今回は中国にケンカを売ろうとして、返り討ちに遭いかかっているところだから、強引さも常識はずれだ。

いまは中国だってベンチャー企業の台頭がめざましく、第2、第3のスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツがしのぎをけずる時代である。
イカサマはできない。
人々のこころを捉えた製品が自然に勝者になる。
それが資本主義の原則だということをいちばんよく知っているはずのアメリカが、不公正なことに手を染める。
これでは米国以外の国からは、世界を制するような企業は出てくるなといってるようなものだ。
議会でつるしあげにあうTicTokの若いCEOが、モリゾウ(豊田章男)クンに重なって仕方がない。

アメリカの言い分は、アプリを利用して米国民の個人情報が中国に筒抜けになるってことだけど、そういうことが可能なら、インターネット最先進国のアメリカだってとっくにやっているんじゃないか。
そういえばわたしもいちどだけ米国に行ったことがあり、そのときネットを使ってESTA申請ということをした。
わたしの個人情報は速攻でFBIやCIAに捕捉されていたわけだ。
ちなみに今日はわたしの誕生日なんだけど、ネットを通じてあちこちからお祝いがわさわさ。
え、てめえら、アタシの個人情報をどこで知ったのさ。

昨夜のニュース9を観ていたら、ヨーロッパで株が大暴落なんて速報が。
わたしは株なんかやったことがないし、理屈はよく知らんけど、まあ、下がることもあれば上がることもあるんでしょと、あまり騒がない。
でもなんだか世間がゴタゴタしてるみたいで、これってアメリカがロシアにケンカをふっかけたことと関係ないのかしら。
ゼレンスキーさんは、お金を順調に出してくれるのが日本しかないとみて、日本の支援に期待するって。
うちは汚職政治家やオリガルヒたちのATMじゃないんだけど。

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2023年3月24日 (金)

誘拐の真実

なんかいちゃもんをつける記事はないかと、ネットを閲覧していると、やたらに多いのが「侍ジャパン」を讃える記事だ。
わたしは野球に熱意がないと書いたけど、それでも米国に渡ってからは、他の職業とかけもちの選手ではなく、本物のプロ同士の対戦になって、なかなかおもしろかった。
毎日がヒマなわたしは、朝から生中継を観ていてもだれも文句をいう人がいないのだ。
おかげで米国との決戦が、まるでマンガみたいに出来すぎな結果だったこともリアルタイムで知っていた。

という小市民的話題はこれまで。
ネットに、ウクライナがロシアに誘拐されていた子供17人を取り戻したという記事があった。
スゴイ、激しい戦闘のすえに命がけで取り戻したのかと思ったら、そうではなくて、あいだに慈善団体が入って返してもらったらしい。
わたしが読み解いてみよう。

戦争のさなかに両親を失った子供、あるいは両親とはぐれた子供を、ロシア軍は安全なところに避難させる。
安全なところといえばロシア領内だ。
避難させた場所で学校にも通わせなければいけないから、そうなると、とうぜんロシアの学校ということになる。
そのうち離れ離れになっていた両親が帰ってきて、うちの子供がいないと騒ぐ。
調べてみたらロシア領内に連れて行かれたと。
そこで慈善団体に交渉してもらうと、ロシアもそれなら返すと、そのていどの問題じゃないか。
わたしの解釈になにか無理なところがあるかね。
こんなことまで反露のプロパガンダに使うマスコミにあきれるワ。

もどってきた子供は、そのうちウクライナにもどることになるから、ロシア語の教育は熱心に受けませんでしたといったそうだけど、こんなことを中学生の子どもが自発的にいうか。
学校では大事にしてもらって、せっかく友達になったロシアの子供たちと、また会いたいというほうが自然じゃないか。
え、朝日新聞だよ、ネット朝日だよ、こういうくだらない記事を書いたのは。

問題はこういう些細なことではなくて、こういう記事を読まされてまったく不思議と思わない日本人の民意だよな。
ちょっと考えればほかの理由も考えられることなのに、自分の意に反することは始めっから考えようとしない。
テレビに出てきてもっともらしく、ウクライナ戦争はロシアの負けですなんてほざいている識者たちこそ、こういう傾向が強い。
ロシアは戦車が足りないから旧式の戦車まで倉庫から引っ張り出したなんて報道も見かけたけど、制空権を確保して攻撃ヘリもある戦争で、戦車の多寡が問題になるんかね。
足りないのは、ちょっと頭をひねって、ほかにも理由はないかと考える脳みそだ。

あいかわらずわたしのブログのアクセスは信じられないくらい低いな。
原因がわかってきたので、そのうちココログに公開質問状でも出そうかと考えている。

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2023年3月23日 (木)

明日なき世界

ニュースを観ていたら、習近平さんの訪ロは中露による対米共闘の色合いが濃いなんて、とぼけたことを言っているマスコミがあった。
中国とロシアが共闘するのは当たり前じゃないか。
これまでのアメリカのやり方を見ていれば、ロシアがかたづいたらつぎは中国だという姿勢が見え見えだ。
中国としては傍観しているわけにはいかないし、なんとかして、たとえばロシアと組んで、アメリカの横暴を食い止めようとするに決まっているでしょ。
え、毎日新聞、ネット毎日、あんたのことだよ。
それともなにか、ケンカをふっかけられる者同士が組んじゃいけないっつうのか。
ここでもアメリカお得意の、こっちから無理難題をふっかけて、やむに止まれない相手の対応を引き出し、それを根拠に相手をボコボコにしようという魂胆がうかがえる。

英国はとうとう戦車だけじゃおさまらず、劣化ウラン弾まで支給物資に加えることにしたそうだ。
詳しくは知らないけど、これって戦術核兵器じゃないのか。
と思ってあわてて調べてみたら、目標以外のところにも汚染物質を撒き散らして、周辺の生物を被曝させるというから、戦術核の一種といっても間違いではないようだ。
あれほどロシアが核兵器を使うのではないかと憂慮していた西側が、最初にそれを使うことになるとはね。
全人類がまきぞえをくらって、手をたずさえてあの世へ行進するまであと一歩かもしれない。

岸田クンはいったいなにをしてるんだ。
ウクライナに“殺傷能力のない支援”という但し書きをつけて3000万ドルを支援するそうだけど、あげたものを相手がなにに使おうと相手の勝手だから、それが劣化ウラン弾の購入費に使われても文句はいえない。
まあ、景気のいい西側の代表としては、そのくらいは責務だと思ってガマンしよう。
しかし、あの国がなにしおう汚職国家であることを知ってんのか。
いくらぽっぽに入れるか知らんけど、どうせ強欲なオリガルヒたちは、日本が寄付してくれた金の一部をふところに入れて、とっくに外国に逃げ場を確保しているだろう。

だいたいバイデンさんはどこで何をしてるんだ。
イラク戦争の末期に、大量破壊兵器があると力説してアメリカを戦争に煽り立てたネオコンたちが、そんなものがないとわかると、形勢不利とみてみんな逃げ出して、ひとり残された大統領のブッシュさんが目をパチクリしていたことがあったけど、今回も同じことになりそうだ。
とにかくアメリカのやることは武器を売って儲けるだけ。
今度は台湾で、日本のすぐ近くでドンパチが始まれば、台湾の若者たちが悲惨な目に遭うことになるんだよ。
いまから警戒しておかなければ、またアメリカの思うつぼだ。
わかってんのか、日本のボンクラたちは。

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2023年3月22日 (水)

岸田クンは

岸田クンはウクライナに何をしに行ったのか。
ちょうどお彼岸だったせいか、虐殺があったとされるブチャの街で墓参りをしてきたそうだ。
じっさいに虐殺があったかどうか確認してないのに、残虐な行為に怒りを感じるとのたまっていた。

こんなことを書くと、写真も映像もある、虐殺があったことは間違いがないという人がいるだろう。
しかしこの戦争はプロパガンダ戦争だということを、わたしは早くから指摘してきた。
まともに戦ったのでは勝てそうになく、西側の支援だけが頼りのウクライナにとっては、自分たちは負けてない、ロシアはもうすぐ兵器が枯渇する、ロシア残忍だということを、じっさい以上にホラを吹いて、自分たちの存在を誇示しておく必要があったのだ。

ブチャの虐殺があったかどうかわからないけど、たとえばこのブログに書いた墓地の発掘作業だとか、虐殺の生存者が虐殺について証言するなど、しろうとのわたしでさえ疑問符をつける映像や写真が多かった。
こういう両者の事情を冷静にながめれば、ブチャの虐殺もなかったか、あったとしても虐殺と呼べるものではなかった可能性が高い。
つまり岸田クンはウクライナの宣伝工作にひと役買うつもりで行ったことになる。

岸田クンが列車に乗り込むシーンが映像に撮られて、これは政府による意図的なリークだという人がいる。
それが事実なら彼はわたしのいったように、暗殺覚悟で行ったことになり、いい根性してるなとほめられてもいいけど、じっさいのところは彼もそんなことは起こるはずがないと確信していたのだろう。
どっちにしたってばらまきとへつらい以外になんの役にも立たない訪問だ。
いっそのことウクライナの帰りにロシアにも寄って、プーチンとひざ詰めで談判してくれば、さすがは日本の首相と賞賛されただろうに。

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あのころ

つい最近、塹壕のなかで撃ち合うロシア、ウクライナ双方の兵士の映像を観た。
戦争の大局はわかりにくいけど、局地戦の局地、ようするに塹壕戦のようなところでは、双方の兵士が一歩も引かないことがわかる。
どうして同じスラブ人がそんなに殺し合うのか、たぶん双方とも愛国心という言葉に鼓舞されているんだろうけど、部外者としてはこころが痛む。
こころが痛むのはおまえだけじゃないといわれてしまいそう。

それならわたしの切ない胸のうちもわかってほしいねえ。
わたしだって一方的にウクライナばかりを責めているわけじゃないんだよ。
わたしは変人だから、外国でもアメリカやフランスのような先進国にはあまり興味がない。
どっちかというと、いまグローバルサウスと呼ばれる、いくらか途上国にちかい国のほうに関心があって、そういう国のなんでもない街角をぶらついたりするのが好きだった。
ロシア(ウクライナも含)にはむかしから行ってみたかったんだけど、その夢は中年を過ぎるころにようやくかなえた。
ちなみにアメリカには、ハワイにいちど行ったきりだ。

こういう人間だから、愛する国民がたがいに殺し合うのを見るのはツライ。
その気持ちは、戦争が始まるまで、ウクライナがどんな国なのか知らなかった日本人よりは強いと思う。
このままではロシア人、ウクライナ人のわだかまりは永遠に残ることになってしまう。
そして高笑いをするのはアメリカだけということになる。
わたしが文句をいわなければ、偏向したNHKのプロパガンダを鵜呑みにする日本人は多いのだ。

子供のころ、農家をしていた親戚の家に遊びに行くと、有線放送からよくNHKの「ひるのいこい」というラジオ番組のテーマが流れてきた。
あのころがなつかしい。
NHKよ、あのころにもどってくれ、初心に還ってくれと、せつに願わないわけにはいかない。

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