日記・コラム・つぶやき

2017年5月26日 (金)

訃報

となりの農家のおじさん、いつのまにか亡くなっていた。
なかなか腕のいい農民で、庭から続く農地に四季折々いろんな作物がなるのを、わたしの部屋のベランダからもながめることができた。
その庭に咲く花をこのブログでも紹介したことがある。

何年かまえには、認知症を患っていたこの家のおばあさんも亡くなっていた。
本人はいくつぐらいだったのか、わたしとあまり変わらないように見えたけど、いつも青いつなぎを着て、もくもくと農作業にはげんでいる人だった。
彼も生涯独身のままで、家族もいないまま亡くなった。

亡くなったことを聞いてから、ちょっと庭をのぞいてみたら、ほんの1、2週間まえなのに、もう家屋の周囲は草ぼうぼうで、廃墟のように荒れ果てた感じ。
夏ミカンがたわわに実をつけ、葉のあいだに香りのいい白い花がちらほら。
ぬしのいなくなったビニールハウスがむなしく風雨にさらされていた。

部屋に帰って、死ぬ瞬間というのはどんな感じなんだろうと考える。
考えているうち眠くなり、寝ているうちに夢を見た。
お風呂に入っている夢で、そこでまだ死ぬ瞬間の続きについて考えていた。
湯船のふちに頭をのせ、ぐーんと体をのばして目をつぶる。
そのうち後頭部にびりりと、金縛りが始まるときのような衝撃があり、そのまま目の前がまっ白になってゆく。
ああ、これがそうか、いまオレは死んでいくんだなと思う。

でも数秒後には必死で目をこじあけていた。
金縛りをなんとかくいとめ、そこにいつも通りのわたしがいた。
たぶん本家本元のわたしはこのとき死んでいたんだろう。
いまいるわたしは分身で、まだしばらくは現実の世界で生き続けなくちゃいけないのだ。
どこかべつの世界で、明日の朝には風呂の中のわたしの屍体が発見されるのではないか。

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2017年5月23日 (火)

カジノ

わたしの知り合い(かりにA君ということにしよう)がシンガポールのカジノでひと勝負してきたそうである。
結果がどうなったか、わたしは知らないけど、そのときいっしょに出かけた友人たちの話を総合してみると

友人たちはそれほど熱意があったわけでもないから、早々に引き上げ、A君がひとり残って勝負を続けていた。
てきとうな時間を見計らって、友人がA君を迎えに行ってみると、彼は勝負に勝っており、600万円稼いだら止めるからといったそうだ。
ところが友人が迎えに行ったころがちょうど勝負の潮時だったらしく、このあとA君のツキは落ちて、けっきょくそれまで儲けていた分を吐き出すことになってしまったらしい。

これだけの話である。
カジノではめずらしくもおかしくもない話だろう。
問題はこのあとだ。
日本へ帰国したあと、カジノから招待状がきて、こんどはA君はひとりでふたたびシンガポールへ飛んだ。
そしてどうなったかは神のみぞ知る(わたしは知らない)。

カジノというのはプロのギャンブラーの仕事場だ。
遊びに来る客をカジノの側は慎重に見極める。
どいつが熱くなるタイプか。
熱くならずに適当なところで切り上げるような客は、そんなものを相手にしても仕方がないから、ほどほどに勝たせてやってもいい。
ある程度金持ちで、しかも熱くなるタイプ、そういう客がいないかと、カジノはつねにひそかに物色しているのだ。

A君の場合もカジノの側はしっかり性格を見抜き、ひょっとしたらと思わせるあたりで相手を熱くさせる。
ところがそこへ友人が迎えにきた。
やばい、これでは勝ち逃げされる。
そう考えたカジノ側は、手練手くだで、ぼちぼち手元を引き締め始める。
おかげでA君は儲けることはできなかったけど、もうひといきで大儲けできたのではないかという期待感だけは残った。

そんなA君にVIP待遇で招待しますと、007映画のカジノシーンなんかをあしらった、お世辞べたべたの招待状を送る。
あの豪華絢爛たるカジノで、自分は特別待遇なんだとカン違いした彼は、ふたたび、こんどはひとりでシンガポールへ。
どうも顛末はそういうことらしい。
結果については知らないけど、この調子じゃおおよその見当はつくな。

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2017年5月18日 (木)

脱線

週刊文春が週刊新潮の校了直後の車内吊り広告を盗み見して、それを新潮が告発だって。
文春の味方をする気はないけど、校了直後の広告を見たくらいじゃ、記事の差し替えになんとか間に合ったとしても、まともな記事を書くだけの時間はないでしょう(この両誌は発売日が同じ)。
つぎの週に似たような記事を書いても、これじゃスピードが命の週刊誌としては、どうしても後れをとる。

そう考えたけど、現代はネットの時代だし、この両社とも記事をネットでも速報している。
吊り広告を見たくらいでは同じ日に発売される週刊誌には間に合わないけど、ネットのほうは十分間に合うので、相手の出鼻をくじくことはできる。
じっさいに過去にもそんな疑惑があって、それまでネット速報をしてなかった新潮社も速報を始めたんだそうだ。
こうした出版界のスクープ合戦が、結果的には読者に便利をもたらしたとしたら、瓢箪から駒ではないか。

新潮社の特ダネへの嗅覚にはつねづね感心しているけど、週刊新潮と週刊文春は似たような傾向の出版界の雄だ(とわたしは思っているのだ)。
おたがいに切磋琢磨して、これからも社会の不正をどしどし暴いてほしいと願っているんだけどねえ。
今回は切磋琢磨がつい脱線したってことか。

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つばぜり合い

風雲急を告げる。
あのトランプさんのこと。
他人がどうのこうのというまえに、自分の首を心配せにゃならん塩梅になってきた。
北朝鮮にガツンとくらわせる話はどうなったのさ。

それにしても正恩クンの悪運の強いこと。
暴君として名高かった殷の紂王も、易姓革命に至るには、じれったいくらい時間がかかったみたいだし、北の住人の苦難と困窮はまだまだ続きそうだ。

最後の頼みの綱は、みんなからいじめられてヤケになったトランプさんが、世間の目をそらすために北爆を強行すること。
すると北のぼんぼんが、こちらもヤケになってミサイルやできそこないの核を乱発するかも。
これまでの人生をふりかえってみると、わたしもそうとうに悪運が強いみたいだから、わたしの近所にミサイルが落ちることはないと思うけど、生きているうちにヒロシマ、ナガサキの悲劇を見ることになるとは。

いちばんいいのはアメリカ大統領が弾劾でクビ、ぼんぼんが成人病で急死することだけど、それよりいいのはわたしのほうが先にくたばることか。
この3人のうち、誰が最初にいなくなってもおかしくないマッチレースなんだけどね。

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2017年5月15日 (月)

コワれたのその後

わたしはまちがっていた。
もうすこしで大損を出すところだった。
いや、わたしが博打や株に興味をもつ人間でないことは、このブログを読んでいる人なら誰でも知ってることだ。
まあ、大山鳴動して、たいていは下らないことなんだけど。

先日このブログに、所有しているiPodがコワれたと書いた。
ふだんどうりに散歩しながら音楽を聴いていたら、とつぜん音が出なくなったのである。
電源を入れ直してみたり、乱暴にふりまわしてみたけど直るようすがない。
買ってから5年も経っているから、パソコンなら寿命だと考えるくらい、わたしはあきらめのいい男だ。
コワれたものを持っていても仕方がないというので、そういうものはタダで人にやってしまうくらい気前のいい男でもある。

新しいiPodを買おうか、ひとまわり小さいnanoにしようかと悩んでいるうち、ふと思いついて、部屋にあった別のイヤホンを試してみた。
すると問題なく音が出るではないか。
まえより音質がよくなったくらいだ。
つまり本体の故障ではなく、たんなるイヤホンの断線だったというわけだ。
イヤホンそのものも買ってから3年以上、見た目もぜんぜん変化のないまま快調に使っていたので、まさか断線とは思わなかった。

よかった。
これを気前よく知り合いにでも差し上げたら、コワれてないことを知ったそいつが、1万円ぐらいでヤフオクに出品した可能性がある。
あげないよ、O君、ええ、あげませんとも。

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2017年5月14日 (日)

ガソリーヌ

G01

飲酒運転でガリガリガリクソンという芸能人が捕まったそうだ。
最近はこういう変な名前が流行ってんのかねえ。
と思っていたら、ネットニュースで、日本には “ガソリーヌ山尾” という国会議員がいることを、最近になって知った。
ツルネンなんとかという政治家もいるくらいだから、日本もいよいよ外国人に参政権を与えたのかと思ったけど、ガソリーヌってどこの人なのよ。

調べてみたら民進党の現職議員で、本名を山尾志桜里という、とってもきれいなおんなの人だった。
日ごろ日本の政治や国際情勢にうるさいを自認しているわたしとしてはウカツなことである。

彼女はべつにハーフというわけではなく、ガソリーヌというのは、かって彼女が自分の車の燃料代について、公私混同があったことから名付けられたニックネームだそうだ。
そんなことをいまごろ知ったのは、わたしが政権を失ってからの民主党(民進党)にあまり興味がないせいである。
もうひとつは、わたしが購読している朝日新聞では、ぜったいにこんなニックネームを使わないせいもある。

それにしても、カトリーヌならいざ知らず、ガソリーヌだなんて、どこかの怪獣みたいで、美人の彼女には気のドクだ。
いや、美人だからこそ、効果的なニックネームかもしれない。
あの辻元サンをガソリーヌと呼んでもあまりおもしろいと思わない。

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2017年5月12日 (金)

第三世界なみ

トランプさんがFBIの長官をクビにしたそうだ。
どうも自分について調査するってのが気にくわなかったらしい。
また米国の高官に大声で質問した記者が、それだけで逮捕された。
おどろくことはない。
こういうことはファシズム国家ではめずらしくないし、アフリカや東南アジアでもよくあることだ。
北朝鮮なら文字どおりクビが飛ぶ。
こうやってやりたい放題のことをする。
どうも先進国のトップがやることじゃないな。
アメリカもいよいよ第三世界なみだ。
ほんと、めずらしくて興味のつきない国。

Irm

以前観たニュースで気になったものがあったので、YouTubeで観なおしてみた。
ドイツで開かれた女性サミットに、トランプさんの娘のイヴァンカが出席して、父親をかばう発言をしたというもの。
彼女はIMFのラガルド専務理事や、ドイツのメルケル首相と並んで座っているんだけど、モデルのようにスラリとした足を組んで、にこやかに、とうとうと自説を述べるのに対し、ラガルドとメルケルが憮然とした表情で彼女を見やるのがおもしろい。
それにしてもあのトランプさんをかばうなんて、できた娘だこと。
あ、いや、ホント困った父娘だこと。

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タブレット純

なんかの記事に「タブレット純」なる人の名前が出ていた。
ぜんぜん知らないけど、マヒナスターズのボーカルもつとめたことのある歌手らしい。
マヒナのボーカルというと、わたしらの世代じゃ松尾和子や吉永小百合が有名だ。
で、タブレットさんもどんな人なのかググッてみた。

写真を見たらカーリーヘアの美人である。
タブレットなんて名前からして、もうおじいさんばかりのメンバーが迎え入れたまだ若い歌手らしい。
ま、女性歌手をメンバーに加えるのはマヒナの伝統だからなと納得。
ただおっぱいが小さいのが気になって、さらに調べてみたら男だった。
困るんだよな、最近こういうのが増えて。

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2017年5月 7日 (日)

なぞの漫画家

Lc01

今朝の新聞についてきたGLOBEの記事が、最近増えてきた中国人の訪日観光客についてで、これはおもしろかった。
とかく中国人というと評判が悪いけど、これはあちらでもマナーがうるさくいわれているようだし、なにより日本のいい点を学べという声もあるようだから、わたしはあまり心配していない。

それより気になったのが、またつまらないことを気にしてやがんなといわれそうだけど、GLOBEの表紙をかざっているイラストについて。
これは林竹さんという中国人の漫画家が描いた、桜の季節の京都の三年坂を描いたものだけど、手前にどーんと和服を着た女性、横の方にはセーラー服の女子学生が描かれている。
中国人は日本のセーラー服に胸をときめかすんだそうだ。
そういえばあちらでは、女学生はみんな色気なしのジャージーだもんな。

余計なことはさておいて、このイラストを見てむかしの日本の漫画家を思い出した。
林竹さんの画風と似ているかどうかは別にして、頭でっかちで短足というキャラが、どこかその漫画家の作品を連想させたのである。

この日本人漫画家は60~70年代ごろに活躍した人だけど、なんという漫画家だっけ。
画風ははっきりおぼえているし、作者の顔までおぼえているのに、名前だけがどうしても出てこない。
うーんと頭をひねってみる。
たしかスタイルはほのぼの系で、西岸良平のようなナンセンスとストーリーが入り混じったような画風だったはず。
名前は「あすなひろし」や「いがらしみきお」のように、ぜんぶひらがなだったようなような気がする。
本人の写真では、坊主頭でどてらを着ていた。
作品の中に貧相なイヌと下駄がよく出てきた。

気になってウィキペディアの日本の漫画家一覧にあたってみた。
名前を見れば思い出すだろうと考えたのだけど、いやもう、数が多すぎてうんざりして、とちゅうで投げ出した。
「日本の漫画家」とともに、「ナンセンス」や「ほのぼの」「70年代」という言葉をキーワードにしてみたけど、どうしても見つからない。
作品のタイトルがわかればいいんだけど、絵は思い出せるのにタイトルは出てこないのである。
漫画をランキングするサイトにかたっぱしから当たってみたけど、残念ながら、大半はわたしが漫画に興味を失って以降の作品ばかりだ。
だれかこの漫画家の名前がおわかりの人がいたら教えておくれでないか。

添付した絵とうしろ姿は林竹さんのもの。
本人はなかなかの美人だから、中国版のオーサというところだな。

夜中に眠れないまま、時間つぶしにウィキペディアの漫画家一覧をしらみつぶしに当たってみた。
それでようやくわかったこの漫画家の名前は「滝田ゆう」。
ぜんぶひらがなの名前というのはわたしの記憶違いだったけど、わかってしまえば、団塊の世代のだれでもいちどは見たことがあるほど有名な漫画家だ。
彼の作品でもっともよく知られているのは、墨東の花街を描いた「寺島町奇譚」で、画風はほのぼのでも、内容はシリアスなものであったことを思い出した。

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2017年5月 6日 (土)

実況中継

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いま吉祥寺にいる。
ヤボ用で街まで出てきたんだけど、いや、いい天気だ。
井の頭の池では孵化したばかりのカイツブリの子供が4羽、親から潜りの特訓中。

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