日記・コラム・つぶやき

2025年4月17日 (木)

関係ない

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テレビを観ていると、あいかわらずウクライナ戦争はロシアが悪いの一色。
旅先でもイライラしていたけど、せっかくの旅なのに怒り狂っても仕方がないと、じっと抑えていた。
わたしは人生を楽しんでいたのだ。
戦争がどちらが勝とうと、もういいじいさんのわたしには関係ないし、おかげで物価がいくら上がろうと、先のみじかいわたしに影響は大きくない。
全部、これから人生を送るはずの若いもんたちが背負い込むことになるんだから、お気の毒さまといっておくだけでいい。

これからも黙っていることはできるんだけど、そうするとNHKをはじめとする日本のマスコミSNS(ココログまで)は、図に乗ってますます増長する。
どっちを見てもそんな報道ばかりだから、黙っているのも健康によくない。
だいたいわたしが沈黙していたら、いったいこの国はどうなるんだと、あ、やっばりいちゃもんをつけないわけにいかないよな。
ぼちぼち。

添付した写真は旅のまえに鉢に蒔いておいたタチアオイ。
帰宅したらひとつだけ双葉が出ていた。
今日はスコップでほじくり返して、花壇のほかの場所にもタチアオイのじか蒔きをした。
ああ、幸せな日々はわたしだけのものなのかい。

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2025年4月 8日 (火)

海辺のカフカ

いま石垣島のホテルの一室で、ベッドに転がりながらこれを書いている。
いつもと変わらない怠惰な生活だけど、数日分の読む本はあるし、退屈したらふらりと散歩に出かけるだけで、メシを食う場所に事欠かないし、珊瑚礁の極上の海は目のまえだ。
うるさくいう家族もいないし、腹の立つ世の中の欺瞞とも隔絶して、わたしも人生の最後にようやく理想の生活を手に入れたなあという気分。

ウクライナ戦争ももうどうにでもなれという感じである。
しばしヨーロッパの戦雲のことは忘れて、春眠をむさぼることにしよう。
村上春樹は読んだことがないけど、いまのわたしは「海辺のカフカ」なのだ。

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2025年4月 7日 (月)

今年のサクラ

今日の午後には、わたしはどこかのホテルで「海辺のカフカ」をきどっているはずだ。
東京のサクラは見納めになるかもしれないので、出発まえに今年の全生園のサクラの写真を載せておこう。

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ああ、旅へのあこがれはやみそうもない。
いいぞ、ウクライナ戦争がこじれて、人類がそろって三途の川を渡ることになっても。
わたしくらい幸せなじいさんはいないんじゃないか。

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2025年4月 6日 (日)

ぬか漬け

漬けものが旨い。
わたしの手作りのぬか漬けなのでよけい旨い。
この歳になってぬか漬けをバクバク食べられることぐらい幸せはない。
じつはわたしは高血圧なので(血圧を測ると200近い)、塩分は禁物のはずだけど、もうヤケっぱちで、矢でも鉄砲でも持ってこいの心境。
薬も飲まず、そんな調子で30年ちかく無事に生きながらえているのだから、現代医学が信用できないのか、わたしが異常なのか。
もうどっちでもいいけど、明日からまた家を空ける予定。
1週間も空けるとぬかのことが心配だ。
ご存知のとおり、ぬか漬けは1日1回かきまわすことが肝心なのだ。
ぬか漬けのタルをかかえて移動もできないから、さてどうしよう。

いちばんいい方法は、ぬか床ごととポリ袋に入れて、冷凍庫で凍らしてしまうことである。
ぬかの発酵菌は生き物だけど、こういう原始的なやつらは、寒いと胞子になって冬眠してしまう。
しばらく冬眠させておいて、帰宅してから解凍する。
せっかくいい感じに発酵したぬか床は、これでふたたび甦るのである。

ぬかの心配はいらないけど、ゼレンスキーさんは何をしてるのかねえ。

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2025年4月 5日 (土)

大改革

トランプさんの関税政策に、世界中から非難ごうごう。
わたしだってこんな乱暴ともいえる政策がうまくいくかどうか、一抹の不安がある。
しかし、たとえばバイデン一味がそのまま大統領をしていて、これまで通りウクライナ支援を続け、世界に紛争を巻き起こし、マッチポンプのアメリカが、世界の警察の役割を忠実に果たしていたらどうなっていただろう。
そりゃ大統領は儲かるし、金持ちは安心して金儲けに精を出し、格差はますます拡大して、アメリカの分断と凋落も続いていただろう。

トランプさんの政策を非難するのは簡単で、だれにでも出来る。
しかしアメリカの未来のために、トランプさんがダメならこうするべきだという代案まで出す人を見たことがない、聞いたこともない。
いや、だからこそ、これまで西側世界は財政面でアメリカを支えてきたのだという人がいるかも知れない。
しかしトランプさんが関税を増やすといっただけで、蜂の巣をつっついたような騒ぎになること自体、この収支がアメリカにとって割の合わないことだったことを証明している。
割の合わないことに気がついたトランプさんが、その部分を是正するために関税を増やすというなら、一理はあるし、結果は同じことじゃないか。
ヨーロッパがもうアメリカは頼りにしない、これからは自分たちで国を守るというなら、もちろんその分の軍事費は自分たちで負担しなければいけないので、金のかかることは同じということだ。

ごたごたいわずに、トランプさんのいいなりになるか、自分たちで戦費を負担して、ウクライナ支援を続けりゃいい。
国民の不満は高まり、極右が台頭し、労せずして戦況はロシア有利に働くだろうし、最悪の場合、第3次世界大戦で自分たちを含めた世界をふっ飛ばしてしまうだけだ。
驚くのは、こんな事態になってさえ、汚職国家のウクライナを守ろうというヨーロッパの執拗さ、頭の悪さ。
アメリカの凋落はコロナウイルスのように西側に伝染しつつあるようだ。
フジテレビが世間の非難に耐えきれず、ついに会長と、その下の権力におぼれた役員の追放という革命をなしとげたように、わたしたちはいま世界の大改革をながめているところなんだヨ。

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2025年4月 4日 (金)

新しいスマホ

わたしは大損をしていたようだ。
じいさんのわたしのところへは、あちこちから電話やメールがくる。
たいていは新しいスマホや通信会社の勧誘で、いまどちらの通信会社をご使用で? え、◯◯。
それならうちのこのプランのほうがお得ですよ、うちと契約してくればこういう特典がありますなどというもの。
そんなことをいわれたって、今どきの電話会社の料金のしくみなんか年寄りにわかりようがない。
うるせえ、こっちはほかにやることがあって忙しいんだ、スマホの研究までしているヒマはないわいなと、9年まえにiPhoneを買ったとき契約した相手を、ずっとそのままにしておいた。
つまり徳川幕府が長く鎖国をして、自分の殻に閉じこもっていたようなものだ。

そのiPhoneのバッテリーがイカれたので、先日大手家電店まで交換に出かけたら、いまなら新しいスマホが100円で買えますとのこと。
そういう話もこれまであちこちで聞いたけど、なんかトリックがあるのだろうと、あまり信用しなかったのである。
おいしい話にはウラがあると、わたしの世代は疑い深いのだ。
しかしAppleの悪らつな商法にいいかげんイヤ気がさしていたので、話だけ聞いてみた。

わたしがスマホを使う理由は、屋外でインターネットをするための、中継機としての役割が80パーセントである。
だから機種もOSもなんだっていいし、安ければそれにこしたことはない。
そんな優柔不断な態度でいたものだから、巧妙な相手の口車に抵抗するすべもなく、とうとう100円のスマホに買い替えさせられてしまった。
さらにそのあと、契約しているケーブルテレビから、新しいチューナーに交換しますので、説明係がお伺いしますとのこと。
やってきたのがわたしの孫みたいな口のなめらかな若者で、ここでまた通信会社を替えるはめになった(されてしまった)。

でも後悔するべきではなかったようだ。
わたしが買い替えや変更に興味を持たないでいたここ数年で、うるさい規制も撤廃されて、この業界の競争はいよいよ熾烈になり、じっさいに安いサービスも増えていたようで、わたしみたいにひとつの契約にしがみついている化石じいさんは、大損をしていたことがあきらかになってきたのである。
見栄で買ったiPhoneとはお別れで、これからは新しいスマホ生活が始まるのだ(いま使いこなすのに四苦八苦してるところだけど)。

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2025年4月 2日 (水)

よくわかりません

あ、フランスもだんだん韓国に似てきた。
つぎの大統領選挙で当選が有力な極右政党のルペンさんが、難癖みたいな理由で訴えられ、このままでは選挙に出られるかどうかという瀬戸ぎわだ。
韓国でもよくあるな。
政敵をたたき落とすために、戦前の日本との関係まであげつらって、相手を立候補できないようにする。
今回のルペンさんの件も、よく聞いたら10年、20年まえの不正行為だそうで、そんなものをなんでこの時期に持ち出すんだよ。

しらばっくれているけど、これは現職のマクロンさんたちが、極右政党を立候補不能にするためのワナだろう。
でもマクロンさんばかりに文句をいっても仕方がない。
選挙のまえには、政敵がなんとかして欠点をつかもうとしてくることはわかってるんだから、政治家はつねに清廉潔白でなければいけないということだ。
もっとも、似たようなことはだれでもやっていて、ルペンさんに油断もあったのかも知れない。
日本でいえば安倍政権の献金問題と大差ない問題のような気がするし、フランスもはたから見るほどうるわしい民主主義国家ではないみたい。

しかし党首にワナを仕掛けても意味がないような気もするけどね。
国民が政治家個人ではなく、政党を支持したのであれば、党首が立候補できない場合、ナンバー2が代わりに立つだけじゃないか。
フランスの法律はどうなってるんだろう。

わたしはウクライナが最優先なので、フランスや欧州はどうでもいい。
どうせゴタゴタいっても、ハッタリばかりで、自分とこが火の車であることは明白なんだしね。
プーチンもそろそろトランプさんを見限るころだ。

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2025年4月 1日 (火)

目で見る図書館

今日も冷たい雨。
とくに用事があるわけでもないから、部屋にひきこもっているけど、用事がないときはじつは普段やれないことをするチャンス。
ということで、録画コレクションのデータベースにデータを書き込むことにした。

わたしの部屋にはいろんなテレビ番組を録画して、DVDやブルーレイに焼いたものが数百枚はある。
目で見る図書館を構築しようとこころざして集めたもので、映画から音楽、旅行、自然科学、あるいはその時々の国際状況を扱ったドキュメンタリーまで、わたしの知識の源泉でもある。
もちろんそんなものを全部見ているほどヒマがあるわけじゃない。
しかし、たとえば映画のあのシーンを知りたいと思ったときや、ベネツィアに旅行したいとき部屋であらかじめ目的地について調べたり、天王星の表面はどんなふうか、シーラカンスは海の底でどんな顔をしているのか、北極のあの少数民族はいかようにしてアザラシを狩るのか、、愛国者のプーチンはどのようにオリガルヒを駆逐したのかなどということを、NHKの欺瞞にまどわされずに、たちどころに確認できるので、はなはだ重宝なものである。
とくにわたしみたいに頭が半分ボケた年寄りには、記憶をおぎなったり、新しい知識を与えてくれるという利点がある。
図書館というものは、本来そういう目的のためにあるんじゃないか。

問題はまめにデータベースを更新しないと、こういう情報をうまく活用できないということだ。
ブルーレイで数百枚ということは、1枚のディスクに4つか5つの番組ということになり、どこにどんな番組が収録してあったかを把握するのは、人間の記憶力だけでは不可能だ。
だからデータの更新は不可欠なんだけど、普段のわたしはそればかりしているわけにいかない。
だからこういう雨降りのときこそ、データベースを更新する絶好の機会なのだ。

ああ、しかし、この膨大な知識も、わたしが死ねば、部屋の整理に来た親族を困惑させるだけだろう。
むかし親戚の知り合いで教師をしていた人が亡くなったとき、遺品に膨大な書物があると聞いて、なにか稀覯本でもないかと出かけたことがある。
残念ながらありきたりの本ばかりだったけど、それらすべてが故人の一生を豊かにしてくれたであろうことは疑わない。

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2025年3月31日 (月)

しようがねえなあ。
ウクライナは停滞中で、なにがどうなっているのかさっぱりわからないし、天気が悪いので花壇の手入れする気にもなれやしない。
メールチェックをしていたらJTBからの宣伝があり、充実の船内施設が人気のクルーズがなんとかかんとかと。
もうヤケになってクルーズ船で航海にでも出ちまうかと考える。
沖縄〜台湾5日間なんてものがあって、貯金をはたけばなんとかなりそうである。
貯金をはたいたらあとはどうするんだよという現実論と、このまま朽ち果てたくないという願望論が激しく争っているところだ。

あいかわらず旅への願望がやまないわたしであるけど、先日は図書館で本を5冊借りてきた。
近いうちにクルーズ船とは別に、究極のひきこもり旅行に出かける予定なので、ホテルでじっくり読もうというのである。
あまり簡単に読み終えてしまってはつまらないから、時間がかかりそうな本というわけで、ダーウィンの「ビーグル号航海記」を上、中、下の全3巻、モームの「要約すると」、もう1冊は簡単に読み終えてしまいそうだけど、川端康成の小説「山の音」である(すべて文庫本)。

「山の音」については、つい最近この小説を映画化したものがBSで放映されて、成瀬巳喜男監督の手法と、主演の山村聰の老け役演技に感心したばかりだから、原作のほうも読んでみたくなったのだ。
ただし、旅先で読むつもりなので、いまはまだ読みたい気持ちをぐっとおさえている。
これまでにもカリマンタン島や、タイのチェンマイでモーム流の旅をしてきたわたしは、海辺のホテルでかたわらにワインでも置いて、優雅に読書と思索にふけるのだ。
するといわくありそうな美女が寄ってきて、という妄想はもうやめよう。
わたしの旅は冥土への記念にしかならないものなのだ。
相手が白面の東欧美女であっても、いまのわたしはもう立つものも立たないのである。
川端康成の本が読みたくなる理由も、あるいは察する人がいるかも知れない。

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2025年3月28日 (金)

ささやかな幸せ

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トランプさんのウクライナ停戦協議が停滞しちゃって、たいした情報が入ってこないね。
ゼレンスキーさんがヤケクソで、1国の大統領と思えない暴言を吐いていて、ヨーロッパもなんとかしてはったりをかまそうと騒いでいるだけ。
NHKも困るし、わたしも困る。
こういうときはどうすればいいか。
じたばたしたって、わたしの一存で世界が動くわけでもない。
おとなしくささやかな酒のつまみでイッパイやるしかないねえ。

ということで、スーパーで買ってきた生ワカメを、ポン酢で肴に晩酌をする。
ふと見るとワカメの表面に小さなゴミみたいなものが。
今日のワカメは大当たりのようだ。
これはゴミでも寄生虫でもなく、オオワレカラという甲殻類である。
つまりエビの仲間だから、ワカメを買ったらエビがおまけについてきたようなものだ。
もっともせいぜいが1センチ程度の小さいもので、食べてもエビの味はしないし、栄養の足しにもなりそうにない。
それでもしみじみと幸福を感じてしまうのは、わたしが小心者だからだろうか。

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