近所の野生たち

2024年9月25日 (水)

彼岸花とオシッコ

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今年は彼岸花が咲かないなとぼやいていわたしの花壇。
涼しくなって、ようやくまとめて新芽が顔を出してきた。
花は遅くても季節が来ればちゃんと咲く。

それはいいんだけど、今夜も4キロばかり徘徊してきた。
空気がひんやりとして夏の暑さは遠のいたようだ。
すると困ったことにまたオシッコが近くなってきた。
夏のあいだは4キロ歩いてもいちどもオシッコしなくて済んだのに、今夜はまた2回、しかも3回目は我慢してようやく部屋に転がりこんだくらい。
なんで暑いとオシッコが少なくてすむのかと考えてみた。
暑い時期に散歩をするとじっとりと汗ばむ。
あれでオシッコ2回分ぐらいは発汗してしまっていたんだろうなあと思い当たった。

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2024年9月15日 (日)

待ち遠しい

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わたしの花壇にはこの季節になると、彼岸花が盛大に咲く。
ところがそろそろかと思って見回りに行ってみたら、今年はまだせいぜい10本ぐらいが首を伸ばした程度。
草むしりをするくらいで、ほとんどエサもやらず、新しい球根も補充しないから、ふつうに考えればどんどん花の数は減っていって、あとは野となれ山となれってことになるんだろうか。

心配だから近所の、やはり彼岸花の名所を視察に行ってみた。
うちの近所にはハンセン病の療養所だった全生園があり、その敷地内にもみごとに彼岸花の咲く一画がある。
ところがそこにも今年はひとつも、いやひとつだけという体たらく。
ネットで巾着田の彼岸花で有名な埼玉県高麗の開花状態を調べてみたら、今年は暑さのせいか開花が遅れてますだって。
安心したけど、罪作りな花だね。

それにしてもわたしがここに引っ越してきたときの花壇の素晴らしかったこと。
あれはボランティアのおじさんが、手間ヒマと、花の苗や肥料にそうとうの費用を注ぎ込んでいたんだろうなあ。
というわけでそのころの花壇の写真をもういちど。

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2024年7月23日 (火)

互助精神

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ベランダから花壇を見下ろしたら、花のあいだから、スズメのような小鳥が飛び立っていった。
それを見てつくづく自然の助け合いの精神を思わないわけにはいかなかった。

先日ヒマワリの花や葉を食い荒らす害虫のことを書いたけど、イモムシやバッタやテントウムシダマシにしても、ヒマワリばかり食べているわけじゃない。
腹を減らした彼らは、おそらく雑草も食べているだろう。
そうやって食べまくっていると小鳥がやってきて、彼らをヒナの餌にすべく、ひょいひょいとつまんでいく。
かりにわたしが殺虫剤でも撒いて害虫を残らず駆除したらどうなるか。
今度は小鳥のヒナたちが飢える。
自然界にはそんなことは数えきれないほどあって、そのたびに絶滅寸前におちいったり、じっさいに絶滅した野生動物もいたかも知れない。
つまり人間がやるのは、あまり害虫が増えすぎた場合だけ、彼らを減らす工夫をすればいわけだ。
ヒマワリの食害は多いけど、さいわいまだまだ健全な葉はそれ以上に多い。
葉をぜんぶ食べ尽くすまえに、害虫の多くが小鳥やカマキリなど、他の動物の餌になっているに違いない。
これこそ天然界の助け合いの精神というもので、わたしみたいな素人の園芸家が、花のつき具合に一喜一憂する必要はないんだよ。
いえ、けっしてずぼらの言い訳ではアリマセン。

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2024年7月21日 (日)

あるがまま

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徹底放任主義のわたしの花壇。
タネを撒いたらちゃんと芽が出て、花の咲いたヒマワリ。
それはいいんだけど、栄養が足りないのか、ひょろひょろして、花のかたちも悪い。
肥料をやればいいことはわかってるけど、けっこう範囲が広いので、年金暮らしのじいさんには負担が大きい。
最近は抜いた草をそのまま花壇に放置して、自然のままで肥料もリサイクルするようにしてるんだけど、こんなみじめな花では、来年用の種が取れるかどうか。

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それとはべつに葉っぱに虫食いが多い。
じっと観察してみたら犯人を2種ばかり発見。
左はなにかのイモムシだけど、右は益虫のテントウムシに似ているもののさにあらず、植物を食い荒らすテントウムシダマシらしい。
わが家のヒマワリはやつらの饗宴の場になっていたわけだ。
ほかに小さなバッタもたくさん湧いているけど、ボランティアのじいさんが薬剤散布までやっとられんよ。
カマキリのような天敵が湧いてくれるのを待つしかない。

虫害を受けてない葉もたくさんあるので、ヒマワリもなんらかの対応策をとっているんじゃないか。
植物でも昆虫でも、増えすぎれば自然のブレーキが効くだろうし、プロの園芸家でも農民でもないわたしが大騒ぎしたって仕方ないだろう。
ということで、あくまで放任主義だ。

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2024年7月 6日 (土)

立て札

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わたしは団地の花壇の手入れをボランティアでやっている。
花壇というのはちょっと手入れを怠ると、たちまち草ぼうぼうの荒地にもどってしまう。
だからせっせと草むしりをし、たまには花屋で安い花をみつくろってきて、植えたりということもする。
それがなんだ、昨日、花壇のなかに立て札が立てられた。
ご覧の通り。

日本がファッショ政治のまっただ中にいることの証明だな。
え、市役所から給料をもらってるわけでもないし、ボランティアで花を植えるのが禁止とはどういうことなんだよ。
わたしがいつもロシア、中国の擁護をするのがケシカランと、日本政府とアメリカが壮大な陰謀を仕掛けてきたようだ。

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2024年6月27日 (木)

季節はずれ

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駐車場のわきのフジに季節はずれの花が咲いた。
いわゆる狂い咲きというやつ。
めずらしいから写真に収めたけど、下から仰ぎ見るのでどうしても逆光になり、せっかくの花がまっ黒になってしまう。
それで思い切り絞りを調整したらご覧の写真になった。
なんとなく絵画的というか、たまたま撮れちゃった写真だけど、なにかに使えないかと考えたあげく、あまり熱心にやってないフェイスブックの表紙に使った。
え、ああ、カメラはオリンパスのタフ。
コンパクト・デジカメだけど、わたしのブログの写真の80%は、コンバージョンの魚眼をつけて、こいつで撮っている。

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2024年6月21日 (金)

コウガイビル

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雨が上がって月がきれいだ。
真夜中の彷徨に出かけようとして散歩道まで出たら、路上に1メートルくらいありそうなぬめぬめしたものが。
一見してコウガイビルの仲間だろうとわかったけど、こいつはとくに外来種のオオミスジコウガイビルという種類らしい。
散歩道の300メートルほどのあいだに4、5匹は見たから、うちの近所じゃめずらしくないようだけど、普段はめったに見られないものだから、カメラを持ってもういちど出かけ、「近所の野生たち」コレクションに加えることにした。
こいつを飼ってYouTubeに載せていくらか稼ごうかともちらりと思ったけど、わたしってそんなにまめじゃないもんね。
ぬめぬめしたものもキライだし。

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2024年6月19日 (水)

2日後のヒマワリ

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今日はいい天気で、2日まえにはまだつぼみだったヒマワリが開花した。
それはおめでたいことだけど、飼い主がひねくれていると花もひねくれるのかしら。
ヒマワリのくせに北向きだ。
おいおい、寝ている仏さまじゃないんだろ、ヒマワリはヒマワリらしく、お天道さまのほうを向かんかい。

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昨夜はようすを見に行ったら、きれいに咲いていた黄色いユリが、雨に打たれてがっくりとこうべを垂れていた。
 咲くほどにこうべを垂れる黄百合かな
夜中にヒモでとなりのタラノメに結んで、しっかり起こしてやったわたしのやさしいこと。

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2024年6月17日 (月)

ヒマワリ

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ウチの花壇のヒマワリがだいぶ育ってきた。
この4月にわたしが種を蒔いて、あとは放っておいたもの。
蒔いた種の数は、そうさな、去年の花から集めておいたもので、数百個になるだろう。
そのうちの20本か30本が苗になった。
えらいコスパが悪いじゃねえかという人がいるかも知れないけど、自然界ではこれでもいいほう。
自然のなかでは多くの植物が、他の植物の肥やしにするために、種を蒔いているんだよね。
これはみごとな互助精神といえる。
海の魚も似たようなもので、思いきり卵を産んでも、その大半がほかの生きものの餌になってしまう。
すべての生きものがそうやって命をつないできたんだと思えば、いくらコスパが悪くても腹は立たんよ。

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人間は特定の場所に、特定の時期に、特定の花を咲かせようと、苗の段階までプランターで大切に育てたりするけど、これは自然の摂理に反している。
他の植物のために肥やしを蒔いてやらずに、なにが互助精神だ。
わたしの園芸は肥料も生育もあちらまかせという、ルーズな人間むきのきわめて安直な園芸で、ほかにもマリーゴールドやホウキグサが、蒔きっぱなしですくすくと発育中デアル。

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同時期に蒔いたのに、成長の度合いは極端に差がある。
早いものはもう花をつけるんじゃないかと思えるくらい大きくなってるし、遅いものはひょろひょろしてモヤシみたい。
たぶん花をつけるまで行くのは、無事に苗まで育ったうちの、さらに数分の1ぐらいじゃないかな。
なかにはピンクコスモスみたいに、ひょろひょろだけで終わってしまいそうなものもあるけと、そういうのは来シーズンはなにか対処方法を考えよう。
花壇にヒマワリが並んで咲くのを想像するのは、ああ楽しいことだよね。

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2024年5月30日 (木)

マリーゴールド

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わたしの花壇にマリーゴールドがたくさん咲いてきた。
ここは去年はひとつも咲いてなかったところだから、わたしが種を蒔いたものにちがいない。
去年べつの場所に盛大に咲いたものから種を集めておいて、今年になってから盛大にばらまいたもののうち、たぶんそのうちの数パーセントが花になったのだろう。
数パーセントでも、金と手間をかけない自然放任主義の園芸としては、確立はいいほうだ。

確率がいいものはほかにコキア(ホウキグサ)もある。
去年枯れた葉を地面に埋め込んでおいたら、無数に新芽がのびてきて、あるていど大きくなったところで、べつの場所に1列に植え替えたら、それも順調に成長中。
今年は花壇のなかにコキアの並木ができそう。

確率のわるいほうにはヒマワリとピンクコスモスがある。
ヒマワリも数パーセントが伸びてきたけど、ほとんどがひょろひょろした茎と葉ばかりで、花まで育つかどうかわからないし、コスモスなんてかろうじて新芽らしきものがいくつか顔を出したくらい。
どちらも盛大に蒔いたわりには、花までいくかどうかわからない。
花の種には蒔く時期というものがあるという人がいるかも知れないけど、天然自然のなかでは、植物は枯れたときが種の蒔き時なのだ。
春になったら、秋になったらなんてまじめなことをいう花はありやせんよ。

となりの人妻の花壇にはいろんな花が咲いてくやしいけど、あれは花屋で苗になっているものを買ってきたので、金がかかっているのだ。
コスモスでも黄色い種類はこれは雑草で、ただいま毎日引っこ抜くのに悪戦苦闘中。

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