近所の野生たち

2023年9月18日 (月)

アライグマ

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今日も足の運動のために深夜の徘徊をしてきた。
おっくうな気持ちもあるけど、わたしの場合、散歩をやめたらそのまま車椅子行きになりそうで、やめるわけにいかんのよね。

散歩コースは近所の黒目側の側道で、これを西武線のガードまで往復すると、地図上の目分量でだいたい4キロぐらい。
夜中だからめずらしい動物に出会うことがある。
これまでにハクビシンは3、4回見たことがあるし、今日はラクーン、つまりアライグマを見た。
やっこさん、河川敷の草むらから散歩道に這いあがろうとして、道のへりに手をかけたまま、おい、元気かと声をかけたわたしと数秒間にらめっこ。
目のまわりに黒い模様があるので、最初はタヌキかと思ったけど、その困惑したような表情からアライグマだとわかった。
本人はべつに困惑してないかも知れないけど、わたしがYouTubeなどで見るアライグマはいつも困惑しているし、タヌキが困惑しているのは見たことがない。

なにはともあれ、アライグマに出会ったというだけで、今夜の散歩はこころゆたかなものになった。

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2023年8月 2日 (水)

元気すぎる

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中国の王毅外相を招待したり、ニジェールの乱にロシアは加担してないと断言したり、さっぱりスタンスのわからないのがアメリカで、これじゃなんでもかんでも追従の日本も困るよね。
昨日は台湾で中国寄りの国民党代表が来日していたけど、NHKのインタビューは当たり障りのない平凡なもの。
NHKもこれから先の方針がつかめず、困ってんだよ、きっと。
台湾有事がなく、中台関係が平和に推移すれば、それがメシの種の日本のメディアも大弱りだ。

ところで今年は暑さのせいか、花壇の植物が砂漠状態。
昨日の雨でひと息ついたけど、せっかく植えたヒマワリなんか葉が虫にくわれてボロボロ。
ここに載せたのは、ゆいいつ元気なホウキグサ。
去年の苗から種を取り、ほかの場所に植え替えたものだけど、大木の風情さえあるな。

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2023年7月31日 (月)

空を飛びたい

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中島みゆきの歌のタイトルみたいだけど、草むしりをしていたら、庭木の根もとに干からびたセミの抜け殻、じゃない、まだ中身のあるものの、飛び立つ寸前で息絶えた死骸を見つけた。
これも今年の異常気象の象徴なのか、未来の人類もこうなるという暗示なのか、殻から半分身を乗り出したそのかたちが哀れ。
本日の午後の成果はこの歌ひとつ。

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2023年5月 9日 (火)

悪の花と善の花

「広島サミット、ウクライナ支援に特化した文書採択へ」
今日のネットニュースを見ていたら、こんな記事が。
G20ではなにも決められないくせに、G7だと話が早いのは、この戦争がロシア対G7みたいなもんだから。

今日はロシアの戦勝記念日。
だいぶ縮小されてるって話だけど、盛大にやってもやらなくてもケチをつけられるのはいっしょ。
先日はモスクワでドローン攻撃があったばかりだ。
これについて西側の報道は、あるときはロシアの自作自演だといい、あるときはロシアはドローン攻撃を恐れているという。
ああ、この微妙な使い分け。
ごたごたいうのはつねに西側で、プーチンは反論も言い訳もしないし、つまらないゴタクを述べることもない。
この勝負師としてのすがすがしさ。
ワグネルの指揮官が、正規軍の将官に文句をいうことがあっても、プーチンにはいっさい言わないのは、彼もロシア大統領を崇拝しているのだろう。

世間はウクライナの反転攻勢が始まるのを固唾を呑んで見守っているようだけど、これがウクライナにとって、致命的な敗戦になるんじゃないかと考える人はあまりいないようだ。
いったいどうしてウクライナばかりが有利と考えるのだろう。
西側が供与した戦車があるから?
制空権というのは航空機だけじゃなく、人工衛星も含んでいる。
戦車が群れで移動すれば、上空から監視衛星がすべて把握できる時代なんだけど、そういうことがわかってない人が多いみたいだ。
戦争の始めのころ、ロシアの戦車が盛大にボコられたのも、アメリカが提供した衛星の情報が大きい。
今度はウクライナの戦車群が同じことをやられる番じゃないか。

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先のことを考えると憂鬱になるので、また花壇の話題にしよう。
去年マリーゴールドがびっちり咲いた花壇の一角に、今年もそろそろ芽が出てきていいはずだ。
そう思って観察してるんだけど、同時期に伸びてくるコスモスの芽と、かたちが似ているので区別がむずかしい。
コスモス(キバナコスモス)のほうは乱暴な雑草という感じなので、あまり繁殖してほしくないから、かたっぱしから抜いてしまうことにしているのだ。
じっとにらめば両者のかたちの違いはある。
葉が分岐しているようなのがキバナコスモスで、鋸歯状に見えるのがマリーゴールド。
期待するほど数は多くないけど、マリーゴールドもいくつか伸びてきてはいるようだ。

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2023年5月 5日 (金)

オオツルボ

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ドローンによるモスクワ攻撃はなんとなくロシアの自作自演という気がするけど、お祭りの打ち上げ花火みたいで、なんのためにやったのか、戦況に影響があるのかどうか疑問。

今日の昼のニュースを観てみたら、米国のヘインズ国家情報長官が、ロシアは弾薬不足で年内は大規模攻勢はできないだろうという。
ホントかウソか知らないけど、まえに漏洩した米国の機密文書には、ウクライナ軍の弾薬は5月で枯渇するって書いてあったそうじゃん。
もうなにがなんだかわからんね。

三つの銀行がつぶれたばかりのアメリカじゃ、またひとつ銀行がつぶれそうだって。
いまはネットであっという間に風評被害が拡散する時代だ。
銀行に大金を預けているお方はせいぜいご用心しなせえ。

人生に未練はないけど、去年よそから球根を植え替えたオオツルボの開花と、ウクライナ戦争の結末だけは見届けたいとブログに書いたことがある。
そしてオオツルボだけはついに開花した。
あと見届けたいのはウクライナ戦争だけだ。
さっさと降伏しろ、え、ゼレンスキーさん、ハーグでプーチンを戦争犯罪人呼ばわりしてないで。

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2023年4月23日 (日)

青虫ちゃん

あいかわらずウクライナの報道がないね。
これではブログのネタがなくて困るんだけど、戦争が終わったらまたネタ不足の日々が続くんだろうなあと、いまから戦々恐々ですワ。

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前々項で花びらを食べる青虫のことを書いた。
今日また写真を撮ってみたら、偶然にお食事中の青虫が写り込んでいた。
ケシカランやつだ。
とは思うけど、花の王冠のまん中でご満悦の彼を見て、ふと「不思議の国のアリス」のエピソードを思い出した。
水パイプを吸いながらアリスと会話する驕慢な芋虫のことである。
わたしが青虫と同じ大きさなら、わたしもアリスと同じような会話をしただろう。
これではとてもひねりつぶそうという気にはならんのよねえ。

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2023年4月21日 (金)

花と青虫

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わたしの花壇にアキラ(オステオスペルマム)が植えてある。
花屋から鉢植えで買ってきて植え替えたものだけど、ちゃんと根づいたらしく、つぎからつぎへと花が咲く。
いい傾向だと有卦に入っていたら、最近食害がはなはだしい。
何者かが花びらをかじっているらしく、せっかくの花が写真のような按配だ。

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今日じっと観察してみたら小さな青虫がついていた。
花びらを食べているのはコイツに違いない。
ひねりつぶしてやろうかと思ったけれど、うーむと思いなおした。
自然界は食うか食われるかの過酷な世界で、こんな小さな虫にも天敵は多いのだ。
たとえば狩人バチの仲間は、青虫をつかまえ、その体表に卵を産みつけ、やがて孵化したハチの幼虫はこいつを生きたままむさぼり食うのだ。
まだこいつは運良くそんな目に遭ってないだけなのだ。

そう考えたら気のドクになって、ひねりつぶすどころじゃない。
花びらの代わりにドクダミの葉でも食べないかとお薦めしてみたけど、それは好きではないようだった。
仕方がないから放置することにする。
なに、つぼみの状態をみると、アキラの花はまだいくらでもつきそうだから、いくらか餌にされても年金暮らしのわたしが困るわけではない。

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2023年3月29日 (水)

ホウキグサ

カレル・チャペックの「園芸家12カ月」に、雨を待ち望んでやきもきする園芸家が出てくるけど、その気持がすこしわかるようになった。
2日間も雨が降るとほっとする。
花も雑草も手ぐすね引いて地面に顔を出す日を待っているんだろうなと、ヘタな園芸でも、実感として感じられるようになったから。

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去年、花壇に人からもらったホウキグサを植えた。
うれしいくらい手間のかからない植物で、植えっぱなしで世話もしないのに、無事に成長して、最初緑色だったものがみごとに紅葉し、実をつけて枯れるという植物の生涯をまっとうした。

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完璧に枯れてしまったあと、そのままゴミ箱行きにするのも気のドクなので、枯れ枝をせせって、その場に実をばらまいておいた。
最近になってその場所に、小さな植物の苗が無数に生えてきたのに気がついた。
これはとうぜんホウキグサにちがいない。
さてどうしよう。
全部の苗が成長したら、それはそれで壮観だけど、そんなにうまく行くだろうか。
いくらか間引きするか、よそに植え替えて分散化したほうがいいかも知れない。
あまり手間をかけたくないわたしは、うーんと思案中。

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2023年3月24日 (金)

タラノメ

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うちの花壇のかたすみにタラノメが生えていて、この季節になると枝の先に新芽が伸びてくる。
八百屋で売っているタラノメはこれのことである。
歩道のわきに無造作に生えているから、そのうちめざとい散歩者が気がついて摘んでいくだろうと思っていた。
ところが都会人はこんな近くにそんなものが生えていると思わないのか、だれも摘もうとしない。
タラノメは成長しすぎると食べられなくなってしまうので、昨日、とうとうわたしが摘んでキッチンへ持ちかえった。
タラノメは元気な木なので、すぐにまたつぎの新芽が伸びてくるはずである。

タラノメといったらテンプラだ。
しかし高齢者でひとり者のわたしは、火災の心配や手間ヒマがかかるのがいやで、揚げ物料理はしないことにしている。
さて、どうやって食べたらいいだろう。
レシピを調べたらゴマ味噌であえるというものが見つかった。
ゴマ味噌はスーパーに行けば出来合いのものを売っているだろうし、これがお手軽でよさそうだ。
しかし雨の中をスーパーまで行くのもかったるい。
冷蔵庫をのぞいたら、以前ヤマウド用に買った酢味噌が残っていた。
おお、これっこれっというわけで、添付した画像は左から右へ、上から下へ、わたしの胃袋に消えるまでのタラノメの一生だ。

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2023年3月18日 (土)

花壇

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ほかに特別の趣味を持たないわたしにとって、春になるとまわりが気になる。
この団地に来てから手を出した園芸の、新シーズンが始まるのだ。
そこで、ウクライナ戦争と並行してときどき書いている園芸について、これまで花壇の花をいくつか紹介してきたけど、その舞台についても説明しておこう。

わたしの住んでいるのはどこにでもある5階建ての公社団地で、共有のせまい庭はあるけど、とくに花壇なんてものはなかった。
庭からネットの垣根を越えたところが、樹木のまばらに植えられた南向きの斜面になっていて、同じ団地に住んでいた老人が、10年がかりでこの場所の雑草を抜き、石を取り除き、さまざまな花を植えて花壇に仕立て直したのである。
この老人のガーデニングの腕は確かなもので、あまりの花壇の見事さに、通りがかりの人が思わず足を止めるほどだった。

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わたしがこの団地に越してきたのが2020年の4月のことで、もともと花を見るのが好きだったわたしは、花壇に咲き乱れるシバザクラに息をのんだ。
そのころ咲いていた花を挙げてみよう。
シバザクラ、マツバボタン、マツバギク、サクラソウ、スイセン、スノーフレーク、チューリップ、マーガレット、キンギョソウ、ガザニア、イベリス、カーネーション、ビオラ、パンジー、その他の名前のわからない花などなど。
時期が変わればこれにクロッカス、ノースポール、オニユリ、マリーゴールド、コスモス、ヒガンバナなどが加わる。
各地にある花の名所でも、これほどいろんな花がまとまっているのを見るのはめずらしいんじゃないか。

ところがわたしが越してきて2年目に、ボランティアで花壇の世話をしていた老人が、家庭の事情とかでとつぜん引っ越してしまった。
するとたちまち雑草が目立つようになる。
せっかくの花壇は荒れてくる。
こういうとき、さて、あなたならどうする?
うーんと考えたあげく、これもなにかの縁だとあきらめて、あなたが花壇を引き継ぐんじゃないか。
わたしがまさにそれだったのだ。

じつはわたしは花が好きで、たまに鉢植えの花を買ってくることはあるけど、自分で園芸なんかやったことがない。
買ってきた鉢植えも、部屋に飾ると、たいていはげんなりしてしまうことのほうが多かったから、ほかの才能はないくせに、わたしには花をダメにする才能だけは天賦のものがあるようだった。
しかしわたしがやらなければだれがやる。
こういう高齢者に見込まれた花壇のほうも気のドクだけど、相手がものいわぬ植物だけあって、ヘビやカエルや熱帯魚なんぞを飼うよりは罪の意識はなくて済む。
そのかわりYouTubeに載せてもファンはつきそうにない。
このご時世になんたる無益なことよ、やっぱりわたしってなにをやっても世間から認められないように生まれついたんだなと悲観的になるけど、それでも他人に迷惑をかけないボケ防止の運動と思えば、こんな趣味でも役には立つものだ。

というわけで、またときどきは花壇についても更新しますんで、ヨロシク。

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