(朝日)新聞より

2018年9月21日 (金)

今朝の新聞

今朝のウチの新聞の読者投稿欄は、認知症についての特集だ。
わたしもそろそろじゃないかと心配だけど、新聞にいちゃもんをつけているあいだは大丈夫だろう。
朝日新聞を読むたびに、青年のころのような新鮮な怒りがふつふつと湧いてくるくらいだ。

今日は4面に「長期政権 続く難局」という見出し。
はてね、長期政権だと続く難局なんてあったかねと、記事をよく読む。
その①として、米国との貿易交渉でむずかしい問題をかかえていると書いてある。
でもこれは石破短期政権ができたとしても同じこと。
いまは世界中が常識の通じないトランプさんにふりまわされているところだし、これは長期政権の責任ではない。
むしろトランプさんと会ったこともない石破クンでは、初めから仕切り直しで、よけい深刻な問題になりかねない。

その②として北方四島や北朝鮮との交渉で先が読めないとある。
これだって相手のあることで、プーチンと仲がいいわけでもない石破短期政権になにができるというのか。
遅刻したら走ってくるだけの甲斐性が安倍クンにはあるけど、石破クンは北の正恩クンといっしょ、そんなみっともないことはできないと悠然とかまえて、けっきょく相手にきらわれるだけじゃないか。
なりふり構わず制裁を解除してもらおうという北朝鮮を、そこまで追いつめただけでもわたしは日本の行き方を認めるほうだ。
これも長期政権の弊害とはいえない。

その③には経済財政運営が挙げられているけど、いまの世の中、先のことはだれにも見通せない。
石破クンなら見通せるという保証はどこにもない。
ウチの新聞にも見通せないらしく、こうすればよいという代案がなにひとつ示されてない。
見通せないなら、景気を減速させないように配慮しながらの、綱渡り的運営でも評価してやらなくちゃ。
これも長期政権だからイケナイってもんでもないな。

わたしのウチの新聞に対するいちゃもんは、多少の真理をついている(と勝手に思っている)けど、朝日のいちゃもんは政治家におまかせで、自分たちはなにも責任を持ちませんという愚衆の意見そのものだ。
むしろ心配なのは、2面3面にもあったけど、つぎの国政選挙の結果のほうである。
なんせ、もう長くやっているから辞めさせようというていどの政治意識しかない国民を抱えた国では、次の選挙で今回の安倍クンの勝利が結果を左右しかねない。
まあ、いっそうの真面目な政治をするようにと、自民党にアドバイスをしとくか。

ほかにも政府をおとしめようという欺瞞があちこちに見出せるけど、こうやって新聞のいちゃもんにいちゃもんをつけていると、認知症にはなりそうもない。
朝日新聞は、そろそろ心配だという人にお勧めな新聞である。

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2018年9月17日 (月)

今朝の新聞

朝早くから新聞を読んで眉をくもらせる。
今日の4面と国際面が原因だ。

4面では安倍クンと石破クンが論戦を交わしたというんだけど、安倍クンの言っていることは、たとえばプーチンの発言に対して、一部の発言をもって右往左往することがあってはならないという。
これは政治家にしてみれば当然のことで、ケシカランというべきものではない。
しかし石破クンのほうは、そうですねというわけにはいかないから、いちゃもんをつける。
いちゃもんをつける理由がないのにいちゃもんをつけるのだから、どうしても無茶な言い分をひねくり出さないわけにはいかない。
そこで、領土を少しでも譲ることは主権を失うことだから、あってはならないなんてことをいう。
まだ安倍クンはなにも結論を出してないし、こういうことは相手の言い分にも耳を貸さなければ話は進まないのにである。

同じ4面には政治断簡というコラムがあって、女性の編集委員がトイレの紙の使用量について書いていた。
最近ウチの新聞に女性コラムニストが増えているような気がするのは気のせいかしら。
それにしてもどうしてこんな、朝日新聞に都合のいい論調をふりまわす女性を見つけて採用するのか。
彼女は例の、同性愛カップルは生産性がないといった議員(自民党)を、指導ですませている自民党は怠慢だというんだけど、たったひとりの議員の発言を問題視するっていうのは、言論の自由をさまたげる行為であることに気がつかないのだろうか。

国際面では中国の習近平サンがキリスト教会を閉鎖したり、少林寺に国旗をかかげさせたりしている。
これは中国政府の勇気のなさの証明みたいなものだけど、日本政府はなにを書かれても、朝日新聞を閉鎖に追い込むようなことはゼッタイにしない政府である。
これは国民全体が、言論の自由は神聖にして犯すべからずというコンセンサスを持っているからだ。
男の編集委員では、さすがにそのへんがおかしいと気がつくので、朝日新聞に女性の記者、編集委員が増えているとしたらそういう理由かもしれない。

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2018年9月13日 (木)

プーチンの提案

おお、今日のビッグニュースみたいなニュース。
今朝のウチの新聞によると、プーチンが安倍クンに、年内に平和条約を結ぼうと提案したそうだ。
いいことじゃないかというのはわたしの考えで、またなんかウラがあるんじゃないかと疑うのは、その他大勢の人たちだ。
疑う人たちにいわせれば、先に平和条約を結べば、ロシア極東の振興策やエネルギー開発、サハリンと大陸間のトンネルだとか、美味しいところばかりもっていかれて、けっきょく北方四島は知らん顔をされるに決まっているというのだろう。
だからなにがなんでも平和条約と四島返還はセットであるべきだといいはって、この先100年か200年か、とにかくまた日本とロシアが戦争をしてカタをつけるまで現状維持が続くのだ。
あー、もううんざり。

先に平和条約を結んで困る理由があるだろうか。
相手が美味しいところばかり取ろうとしたら、個別の問題を提起してゴネればいいではないか。
日本は妥協したのになんで島を返さないんだ。
えい、もう経済協力はストップだ、金は出さん、トンネルも掘らんといってやれば、また相手も交渉の席に出てこないわけにいかない。
なんか北朝鮮の戦略に似てるけど、こういうことでは金を出すほうに主導権があるのだから、北と同一視はできない。

だいたい平和条約を結べば、ビザなし交流も盛んになり、旅行大好き日本人はもっと気楽にロシアに観光に行けるし、ロシア人もどしどし日本にやってくるだろう。
来日すれば、どれだけ日本が平和で豊かで、食べ物が美味しいか、これほど確かな宣伝工作はないのであって、いまより日本ファンのロシア人が増えることは、あっても減ることはないはず。
これが成功しているのが現在の対中国政策で、最近はむかしほどうるさいことをいわないから、中国人がどしどし日本に来る。
反日教育を受けたはずの彼らのなかに、日本びいきが増える一方ではないか。
日本に永住するのが夢らしいことは、たとえばわたしのアパートのロシア人に聞いてもわかる。
こういう状態が続けば、四島返還もロシア大統領にとって重荷ではなくなるだろう。

城を攻略しようと思ったら、まず外堀を埋めよってことわざがある。
目先の利益よりもっと長期的な展望で、まず平和条約を結ぶべきじゃなかろうか。
新聞にはいろんなうがった見方も書いてある。
でも突然のプーチンの提案なら、外交上の戦略というより、彼もいつになっても動かない日露交渉にイラついているという気もする。
無理難題をふっかけてロシア大統領の首を飛ばしてもどうにかなるわけじゃないし、気に入らなかったらいつでもちゃぶ台返しをするつもりで、とりあえずプーチンの提案にのったほうがいいと、わたしは思います。

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2018年9月12日 (水)

それよりも

今朝の新聞もネタが満載ってところ。
いちいちいちゃもんをつけるのがしんどくなった。
わたしみたいにボウフラの遠吠えみたいなのがいくらブウたれても、世界はガタピシした線路の上を、ただひたすらに未来へ向かって走り続けるだけなのだ。

今日の新聞では31面の、「みんなで支える五輪を問う」という記事にいちゃもんをつけてみよう。
だいたいオリンピックが始まれば五輪一色に染まる新聞が、こんなものを問うほうがおかしいんだけど、いや、問うてるのは世間であって、ウチはそれを公平に報道しているだけだといわれれば、それもその通り。

具体的になにを問うてるのかと思ったら、政府が音頭をとってボランティアを募集するのが、戦前の挙国一致や学徒動員につながるからと、これはまた大時代的な、左翼的な。
わたしも無償でボランティアを募集するのはムシが良すぎるという立場だけど、イヤなら参加しなければいいだけの話だから、そんなことでいちいち騒がない。
あ、もちろん英語ワカラン人間だから、通訳なんかとても勤まらんけど。

わたしみたいな引っ込み思案には想像もできないけど、世間にはこの機会に外国人と話してみたいという出たがり人間や、あわよくば外国人と知り合って、結婚して、大阪なおみさんみたいな優秀な子供を産みたいというオンナの人だって、日本の総人口のうちの 0.1パーセント、もしくは 0.01パーセントぐらいはいるんじゃないか。
そういう前向き人間の希望の芽を摘んでしまうのもどうかと思う。
それよりも商業主義に毒されて、やたらに種目を増やしたり、開催時期を上からの指示で決めようとするIOCに文句をいうべきだよなあ。

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2018年9月11日 (火)

謀略

今朝の新聞には、自民党総裁選での安倍、石破クンの論戦のニュース。
憲法改正については、どっちもどっちで違いがサッパリ。
つまりどうでもいいみたい。
それでもウチの新聞はあいかわらず、国民がちょくせつ参加できるわけでもないのに、次期総裁にふさわしいのはどっちかなんてアンケートをして、あっちが何パーセント、こっちが何パーセントなんて騒いでいる。
朝日新聞のアンケートが信用できないのはいつものこと。

そんな記事のなかにひとつだけピカリと光る一行が。

【その援軍が皮肉にも石破氏の舌鋒を鈍らせている】
というものだけど、やっぱりわたしがこのブログに書いたとおりじゃん。
今回の総裁選じゃ、参院竹下派の一部が石破クンの援軍にまわったそうだけど、それがあまり仲間内で攻撃し合うのはマズイでしょといいだして、石破クンのもの言いにクギを刺したそうだ。
つまり最初から出来レース。

だれかが援軍にまわらないと、所属議員が20名ていどの石破派では、そもそも立候補すらできないおそれがある。
これじゃまた独裁だの非民主的だのと、マスコミになにを言われるかわからんぞ。
だれか応援に行って、ついでに向こうが余計なことをいわないようにさるぐつわをかましてこい。

さすがは陰謀策略にたけた自民党だ。
ここまで深読みすると、石破クンの立候補そのものも、自民党がいかに民主的であるかを強調するためのやらせかもしれない。
つぎの組閣で石破クンがどんなポジションを獲得するか、そのへんでおおかたの判断ができそう。

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2018年8月31日 (金)

今朝の新聞

今朝のウチの新聞のわりあい目立つところに、小池知事が朝鮮人犠牲者への追悼文見送りがケシカランという記事。
この朝鮮人というのは1923年の関東大震災の話だから、もうすぐ百年まえのことになる。
そんなむかしのことにいつまで追悼文を書いていたら気がすむのか。
わたしは毎度毎度、追悼文さえ書いてりゃ満足という、新聞の姿勢に反発を感じるものである。

こんなことを書くと集中攻撃をあびるかもしれないけど、考えてもみよ。
せいぜい7年まえの東北大震災のとき、外国人の虐殺などまったく起こらなかったし、むしろ中国人研修生を救おうとして、亡くなった日本人さえいたくらいだ。
わたしは日本人が過去に学んでいると思うし、朝鮮人虐殺もだれもが知っている常識だと思う。
それでもまわりの雰囲気に流される馬鹿者はいるかもしれないけど、そういう人間を教育するには、追悼文を書くこと以外にやることがあるはずだ。

もはや世界はグローバルの時代で、つぎの世代は百年まえの日本人より、はるかにフランクに外国人と付き合える時代に生きているのだ。
そういうことを認められないウチの新聞(朝日)はガチガチの保守で、うん、わたしぐらいリベラルな人間はいないね。

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2018年8月29日 (水)

今日の夕刊

夕刊を読んだら、またトランプネタ。
トランプさんが安倍首相に、わたしは真珠湾を忘れてないといったそうだ。
なんてまあ、大時代的な。
アメリカでは日本と米国が戦争をしたことさえ知らない若者が増えているというのに。
て、どっちが勝ったんですかと聞かれて、高校の先生が絶句したということは、このブログにも書いたことがあったっけね。

とにかくトランプさんのいうことは、人気取りのためにとうとうと溢れ出す妄言と思ったほうがいい。
これを勘違いしたのが北朝鮮だ。
中間選挙をひかえたトランプなら脅しが効くだろうと、アメリカが約束を守らないなら、核兵器廃絶もやらんとかましたら、そんならポンペオを北にやるのも止めだ、止めだと、もうとりつくシマもない。
こういう相手とまともな交渉ができると思ったのが、北朝鮮の悲劇である。

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2018年8月17日 (金)

今朝の新聞

今朝の新聞の社会面に「戦後5年、また赤紙」というでっかい活字。
一読してまた憂鬱になる記事だ。
内容が暗いというのではなく、こんなものを載せたというウチの新聞の姿勢に。

新聞の書きようをみると、朝鮮戦争のおかげでまた強制的な徴兵が復活し、無理やり危険な仕事に従事させられたとか、日本は戦争特需で大儲けしたとか、朝鮮戦争当時のことを知らない若者がこれを読んだら、誤解しかねないことばかりではないか。
一歩ゆずって朝日新聞が、日本にとって都合のいいことばかり書くわけにはいかないのだと主張したとしよう。
しかし公平を期すならば、内容もだれがみても公平でなければいけないはずである。
これでは読んでムカついて、微力ではあるけど、またわたしがひと肌脱がなければならないではないか。

じつはわたしの父親も、戦後の一時期、アメリカの進駐軍で働いたことがある。
幼少のころのわたしは、米軍キャンプ内の祭りに連れていってもらって、生まれて初めてホットドックを食べた思い出を持っている。
日本国内がなべて不景気だったその当時、米軍の仕事は割がいいので有名だった。

さて朝鮮戦争の勃発だ。
韓国を支援する立場の米軍が、日本で後方支援の兵士を募集したとしよう。
危険はあるかもしれなけど、給料はいい。
新聞には、当時の米軍の意向には逆らえないと書いてあるけど、けっして戦中の赤紙のように強制ではなかったはずだ。
うーんとここが悩みどころなのは、慰安婦と立場が似ている。
なに、後方支援なんだし、給料がいいなら働こうという人が8千人ぐらい(新聞によると)応募したって不思議じゃない。
慰安婦だって、ものの本によっては何万人も応募したってことじゃないか。

海上保安庁の職員のなかには、機雷掃海に駆り出され、じっさいに死亡した者もいた。
お上の禄を食んでいながら命令にさからうことはできなかっただろうから、これは運のわるいほうの事例。
警察だとか消防だとか、殉職の危険のある職業は現代でもあり得るのだ。
イヤなら辞めるか、少々の危険は覚悟の上で勤め続けるか、就職難の当時では、やっぱりうーんだな。

米軍の病院に派遣された看護師もいたそうだけど、この病院は日本国内にあったものだから、危険なことはひとつもなかったはず。
彼女はけが人の中に日本人もいたといってるけど、新聞で数に触れてないところをみると、それが大勢だったかどうかは疑問である。
日本人のけが人というのは、おそらくいい給料のほうを優先して災難にあった人なのだろう。

朝鮮戦争は日本がひきおこした戦争ではない。
その戦争特需が戦後復興に役立ったことは事実だけど、かりにそんなものがなくても、勤勉で、知識や技術の蓄積があった日本が、いつかアジアの盟主になったことはまちがいない。
同じような境遇にあったドイツを見ればよい。
だから朝鮮や韓国の人たちが、日本はオレたちのおかげで復興したというのは、とんでもないいいがかりである。

とまあ、このくらいのことは、今朝の新聞の補足としてつけ加えておかないと片手落ちだ。
歴史を語るのはいいけど、自分たちの都合にあわせた捏造はいけませんですよ。

ところでいま朝の9時、エアコンなしで窓を開け放していて、ぜんぜん暑くない。
今年の猛暑は終わったのか。

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2018年8月15日 (水)

今朝の社説

終戦の日であるから、なにか書かなくちゃいけない。
それで無理を承知でムリやり書いたのが、今日のウチの新聞の社説。
よく読むとあちこちに破綻した部分があって、中学生の国語のテキストに使えそう。
おかしな部分を指摘しなさいって。

まず冒頭に、戦後73年をへてなお、日本はアジアでの和解をなしとげていないという文章がある。
これ、おかしい。
和解がなしとげられていない国があるとすれば、例のふたつの国だけで、ほかの大半の国とはもうとっくになしとげられているではないか。
日本の自衛隊が寄港すると、フィリピンや台湾、ベトナムなんか日の丸を振って大歓迎だ。

未来志向の関係を築くために積極的に貢献することも必要だろう。
これもおかしい。
この文章のほかのところに、いまやアジアから日本を訪れる観光客は年間2400万人、研究者や留学生の交流も拡大してきたとある。
これでも日本は積極的に貢献していないだろうか。
中国なんか、訪日して日本の良さに気がつく一般大衆が、どんどん増えている状態ではないか。

日本と中国の関係に警鐘を鳴らしたといって、作家の堀田善衛の文章がひきあいに出されているけど、これもおかしい。
作家がこれを書いたのは1959年である。
わたしがまだ小学生のころでなんてことはどうでもいいけど、その後の日中和解、ソ連の崩壊、冷戦構造のうつろいなど、歴史は目まぐるしく変化してきた。
堀田善衛をけなすわけじゃないけど、最新の現代を論じるのに彼を引っ張り出すのはおかしいではないか。

韓国の人々には、分断がなんで日本ではなく自分たちなのかという疑問があるとも。
原因は日本の植民地主義にあると考えているそうだけど、これもおかしい。
戦後になってさえ、韓国では自国を2分するような血まみれの内乱が起きたし、国内の左右の対立はいまでも続いている。
彼らにもっと協調する気持ちと、強者にひれふさない伝統があれば、日米と協力して、武力を使わずに正恩クンを干しあげ、とっくに南北の統一もなしとげられていただろう。

だいたいこの社説は、もっと建設的な役割をといいながら、いっぽうで日本はアジアの発展と平和のために貢献してきたとか、日本はすでにTPPを維持する実績をつくったなどと、矛盾したことをいっている。
これ以上いったいなにを望むのか。
社説に書いてある注文は、とっくに日本政府が実践していることばかりではないか。
なんでもいいからでっち上げろなんてムチャをいうから、こういう大新聞らしからぬ社説になるのだ。
国語と歴史を同時に学べるということで、中学の教材には適切だけど。

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2018年8月14日 (火)

今朝の新聞

今朝のウチの新聞の社説に、「都市爆撃の貴重なあかし」という文章がある。
なんでも日本各地にあるお城のうち、江戸時代の姿のまま残るものは、12しかないのだそうだ。
これは大戦中に爆撃の標的にされたからとかなんとか。
焼けた城のいくつかは、戦後コンクリートで再建されたけど、それがどんな運命をたどったか、戦時の記憶を伝える場所にしてほしいという記事だった。
それを読んでまたちょっと朝日新聞のダブルスタンダードのようなものを感じた。

すこしまえに、どこかのお城を復旧するのに、もともとのかたちに忠実に復旧するか、バリアフリーや手すりの完備した現代的なかたちで復旧するかという論争があった。
城の設計図が残っていたから、管轄する市ではもとどおりに復元することを計画したらしいけど、ウチの新聞はおもむろにあたりを見まわし、行政がオリジナルにこだわっているのをみるや、たちまち身障者の味方になるのである。
とりあえずどっちにつくかという問題で、朝日新聞は、政府や行政がどちらについているかを判断材料にするのだ。
そして政府が右といったら左、行政が左といったら右を支持するに決まっているのである。

しかし、考えてもみよ。
身障者の便宜を図るというと聞こえはいいけど、それでは身障者はどうしてその城に登りたがるのか。
その城が歴史的に貴重なものであり、本来の城のかたちを残しためずらしい名所旧蹟だからじゃないのか。
むかしからのかたちをしたお城がまずあって、だから登りたいというならわかる。
城があるまえから、身障者にでも登れるようにしろと要求するなら、スカイツリーに上るのといっしょで、べつにその城でなくてもいい。

わたしが身障者なら、石垣から天守まで可能なかぎりオリジナルの様式を復元してもらって、登ることはそのあとで考える。
最近は古都などで人力車が人気だ。
体育会系に職を斡旋するというつもりで、なんなら古いままのお城に、箱根の雲助を模した駕籠かきを配置したっていいではないか。
新人の訓練に最適だということで、大学の山岳部もボランティアで参加するかもしれない。

そんな論争はさておいても、ふだんから芸術や文化の後援者を自負する朝日新聞は、ここでは政治に関係なく、もともとのかたちのままの城にこだわるべきであった。

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