他人のブログを読んでいたらNHKを批判するものがあった。
しかし理由はわたしとは違うようだ。
その人は、最近の紅白歌合戦が韓流歌手ばかりになったのがケシカランというんだけど、そんなもの、わたしにはどうでもいいことである。
だいたいわたしはNHKのファンで、民放はまず観ない人間である、ということを公言しているけど、そうかといって紅白歌合戦や朝ドラや、「鎌倉殿の13人」などを観ていると思われては困るのだ。
紅白も大河ドラマも、もう30年か40年は観たことがないのである。
理由はやっぱり歌にしてもドラマにしても、おもしろいと思えるものがなくなってしまったからだ。
なんせわたしの世代は、芸術ルネッサンスといえる60年代から70年代を体験しており、そういうものが現代とはケタ違いに豊かで価値あるものだった時代を知っているのだ。
小説にしたって最近は現実のほうが、へたなフィクションよりずっとおもしろい。
そういうわけで、わたしがNHKしか観ないというのは、安っぽい音楽番組や、マンガみたいなドラマが観たいわけじゃないのである。
わたしが観るのはコマーシャルが入らないBSで、ときたま放映される古い映画の傑作や、国内外の旅番組や登山番組、お子さま向けのものもあるけど自然科学の番組や、若い娘が飛んだり跳ねたりする外国のバレエ番組などなのだ。
これ以外に、最近はプロパガンダが多くて閉口するけど、おもしろそうであれば外国のドキュメンタリーも観る。
ウクライナ戦争が始まってからは、これにさらに日々のニュースも必見番組に加わった。
2台の録画機を駆使して、朝7時のニュース、12時のニュース、19時のニュース、21時からのニュース9、深夜の国際報道は毎日録画することにしていて、あとでその中からウクライナ関連の部分だけをひとつにまとめるのだ。
これではとても紅白や朝ドラなんぞ観ているヒマはないぞ。
こんなハードな番組ばかりが趣味だからといって、べつにエラそうな顔をしているわけじゃなく、とにかく最近の若いモンの趣味はほとんどわたしと一致せんのヨ。
あいつらホントにわたしと同じ種類の生きものなのか。
ゲームも嫌いだし、紅白や朝ドラ、大河ドラマに興味がないせいで、こちとら話の合う友人もおりゃせんワ。
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