聴きまくりの音楽

2021年3月 4日 (木)

ワルツNo.2

YouTubeでショスタコーヴィチの「ワルツNo.2」という曲を聴くのにはまっている。
なにかのきっかけで聴き始めたんだけど、どんな曲なのか聴くまでぜんぜんわからなかった。
聴いてはじめて、あ、この曲かと思い当たった。
おそらく音楽に無知な人でもどこかで聴いたことのある曲ではないか。
これはタイトルが味気ないからいけないので、「アムール河の波」や「満州の丘」のようにおぼえやすいタイトルにしてくれたらいいのに。
なじみはなくても、有名な曲なので、YouTubeにはたくさんの演奏が上がっているから、それをひとつづつ拾い出しているだけで、冬の夜も退屈しない。

ところでこの曲、わたしにはもうひとつ、どこかで聴いたおぼえがある。
はて、どこだっけと、ウィキペディアに当たってみたら、キューブリックの「アイズ・ワイド・シャット」のテーマに使われていたことがわかった。
映画はなんども観ているくせに、そのときは曲名を知らなかったのだ。
キューブリックは「2001年宇宙の旅」で、映画音楽の大御所たちを敵にまわしてしまったから、こういう既存の音楽を使うしかなかったのかもしれないけど、彼はわたしの好みの曲を見つけてくるのがうまいので、むしろ感謝しているくらいだ。
彼が見つけてきた曲には「2001」や「アイズ」以外にも、「博士の異常な愛情」のヴェラ・リンの歌、「シャイニング」のナツメロ・ポピュラーナンバー、「バリー・リンドン」のシューベルトなど、いまでもしょっちゅう聴く音楽があって、映画と同時に音楽も楽しめるのだ。

まだわからないという人のために、「ワルツNo.2」にリンクを張っておこう。
Eyes Wide Shut Theme by Dmitri Shostakovich - YouTube

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2021年1月31日 (日)

待望のエリカ

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おっ、待望のエリカがもどってきたね。
というのは早計か。
わたしの好きな街角バンドのTUBA SKINNY、そのボーカルで、2019年の出演以降とんとすがたを見せなかったエリカという美貌の女の子、ようやくもどってきたのかと思ったら、そうじゃないようだ。
新しい映像では彼らはソロモン・グロノウスキーというピアニストと遠隔コラボをしていて、ゲストとしてエリカ・ルイスも共演している。
TUBA SKINNYはニューオリンズ、グロノウスキーさんはベルギー、エリカは、えーと、たぶん米国の自分の家だろうけど、それぞれがべつべつの場所にいて、それをひとつ画面で見せるということをしているのだ。

グロノウスキーさんはベルギー在住のナチスのホロコーストの生き残りらしく、どういういきさつからか、彼とTUBA SKINNYの共演という話が持ち上がり、ただ現在のコロナ禍でそれが実現しないでいたものを、何人かの技術者の協力でネット共演が実現したってことらしい。
演奏中の音は聞こえても、映像は小さなパソコン・モニターでしか見えないらしく、連中もやりにくそう。

おもしろい試みだけど、わたしゃエリカが本格的に復活してくれる日を待っている。
また太鼓にこしかけて、だらしなくそれをたたく場面を見たいわあ。

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2020年12月21日 (月)

ジェニーの肖像

ディジー・ガレスピーという人がいた。
あ、知ってる、知ってるという人がいたら、その人もわたしといっしょで、棺桶に片足つっこんだ人だ、気のドクな。
パーカー、ミンガス、モンク、ブレイキー、マイルスなどと同様、バップと呼ばれた英雄たちの時代をしょって立っていた伝説的なジャズメンのひとりなのだ。
木の実をいっぱいにほおばったリスみたいに、ほっぺをまん丸くふくらませで、あさっての方向を向いたトランペットを、豪快に吹き鳴らす彼のことを覚えている人も、ん、もうだいぶあの世行きになっただろうな。

ただ、どっちかというと陽気でネアカなタイプ。
深刻な顔をしたジャズメンが好きな日本では、マイルスやモンクのうしろに隠れがち。
わたしもそうで、ウツの状態のときには聴く気がしなかったって人だ。

2、3日まえにYouTubeを聴いていたら、なんの因果か、たぶんほかの関連項目からたどって来たんだろうけど、「ジェニーの肖像」という彼のアルバムが引っかかった。
その冒頭の演奏が、彼にしてはえらいスローテンポで、叙情的な曲で、目のまえのウロコが落ちたよう。
ああ、またひとつ、生きているあいだに聴けてよかったという曲を発見。
今夜もこれから朝までパソコン三昧だから、またそういう曲を知ることになるかも。
しみじみと、生きていてよかった。

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2020年11月22日 (日)

ストーンズ・ライブ

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今夜はひたすらテレビにくぎ付けってトコ。
いま昨夜録画したストーンズのキューバにおけるライブを見てるんだけど、ひさしぶりに生きのいいロックを聴いたな。
番組の冒頭で、ナレーターが社会主義国のキューバでとうとう演奏にすることになったとごちゃごちゃいっている。
もともとキューバ人はのりやすい人たちだけど、音楽というのは国境もイデオロギーも関係ないってことを、これほどはっきり物語るグループはないね。

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ローリング・ストーンズといったら、わたしの青春とぴったしかさなるグループだぜ。
4人編成のビートルズが、すでに半分のメンバーが死んだのに比べると、こちらは4人から7人の、それも入れ替わりがあったのに、初期に死んだブライアン以外のメンバー全員がまだ健在というのには感心してしまう。
ビル・ワイマンはまだ生きているんだろうか。

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2020年10月16日 (金)

エリカさん

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すこしまえにアメリカの「チューバ・スキニー」というバンドについて書いたけど、彼らの映像を蒐集しているうちに、ニューオーリンズの路上で演奏する似たようなバンドで、「シェイク・エム・アップ・ジャズバンド」というバンドを見つけた。
女ばかり6人のグループである。
さまざまな人種が混在するアメリカだから、最初はとくに気にしなかったけど、メンバーのプロフィールを調べてみたら、トロンボーンの女の子は菊池ハルカという日本人だった。
チューバ・スキニーのシェイ・コーンも日本人の特徴をよく備えているし、大和撫子もけっこう頑張っているようだ。

ところでスキニーの歌手で、美貌のエリカって子、今年に入ってからほとんど演奏活動に参加してないね。
何年かまえに大きなお腹をかかえたまま太鼓を叩いていたから、あのときのベビーがそろそろ手のかかる年頃になって、子育てに専念することにしたのかもしれない。
わたしはなんとなくだらしない彼女の熱烈なファンだから、早くグループに復帰してほしいと思ってんだけど。

こんなことを書いて今日の更新は終わり。
これじゃアクセスが伸びないのはあたりまえみたいな気がするけど、こっちは素人だい。
一文にもならないことに、毎日せっせと励んじゃいられんよ。

添付したのは、なんとなくだらしないエリカ。

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2020年9月27日 (日)

A Day in the Life

朝早く目がさめて、ベッドのなかでビートルズの「A Day in the Life」を聴く。
いつぽっくり逝ってもいいように、身のまわりの整理はしてあるつもりだけど、これを聴いて思ったのは、わたしの人生にもいろんなことがあったなあということ。
ジョン・レノンが死んでからどれだけ経っただろう。
初めてこの曲を聴いたのは、わたしがいくつのときだっただろう。
どうしてわたしの人生はビートルズと重なったのだろう。
と、さまざまな思いが去来するくらい、この1曲から受ける感銘は大きい。
じっと天井をながめる年寄りがひとり。

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2020年9月13日 (日)

またスキニー

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また米国の路上パフォーマー集団である「チューバ・スキニー」の話題で、できれば前回の記事と通して読んでもらえるとうれしい。

このグループにはまって、いませっせと彼らの映像を集めているんだけど、2009年ごろから始まって、YouTubeにアップされているその数はそうとうなものになるから、きちんと整理するのも大変だ。
そんな中にユニークな演奏があった。

例によって路上で自分たちのCDを売りながら、聴衆の投げ銭頼りの貧乏くさい演奏をしてるんだけど、たまたま通りかかったメキシコ人の楽団と、即興でコラボをするのだ。
日ごろディキシー風の演奏をしている、半分日本人のシェイ・コーンが、ここではスローなマリアッチを演奏して、聴衆からやんやの喝采をあびると、恥ずかしそうに顔をかくしている。
テクニックがどうのというまえに、こういう行き当たりばったりでも演奏してしまえるのが、ジャズ本来の楽しさなんだよね。
あらためてコーンの実力と、女の子っぽいしぐさ
を見た感じ。

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2020年8月29日 (土)

チューバ・スキニー

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深夜にYouTubeを閲覧していて、たまたま見つけた「チューバ・スキニー(Tuba Skinny)」というバンド。
むかしなつかしいディキシーみたいな演奏をする8人編成(メンバー数に変動あり)のバンドだけど、メンバーの年令もまちまちなら、服装もそのへんのおじさん、お姉さんみたいな垢抜けないファッションで、楽器もメッキのはげたコルネットや年季の入ったギターなど、貧乏な路上パフォーマーの集団みたい。
いちおうプロとしての活動もしてるみたいだけど、路上での演奏のあい間に自分たちのCDを売ったりしているから、音楽家もはたから見るほど儲からないのねと同情したくなる。

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むかしニューオーリンズあたりでは、葬式があるとそれっとばかりに素人の楽団が編成されて、威勢よく行進曲なんかを流して歩いたそうだけど、そういう伝統と雰囲気をよく感じさせるバンドだ。
メンバーのなかに紅二点の女性もまじっていて、ボーカルを受け持つ女の子はまあまあ美人だけど、太鼓に腰を下ろして、歌いながらドスンドスンとだらしなく太鼓を叩く。
コルネットを吹くころころした女の子は、モダンジャズ時代に知られたサックス奏者アル・コーンの孫娘で、なんと母親は日本人だそうだ。

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目下、このバンドにはまっている。
YouTube
には彼らの演奏がたくさんアップされているけど、ほとんどは路上演奏をファンが勝手に撮影したもので、見物人は自由に踊り出し、かたわらをどこかの赤犬がのそのそとうろつきまわる。
どうもやる気があるのかないのか、そのゆるい演奏がひじょうにおもしろい。

そんな野暮ったいバンドの彼らがフランスのジャズ祭で、別のバンドとコラボをしている映像があった。
別のバンドには、クラリネットやトランペットなど、スキニーとだぶる楽器があって、スキニーの奏者と共演をしたり、ふだんいないはずのベース奏者(これは本格的なプロ)がいて、スキニーのチューバと掛け合いをしたりする。
これぞジャズの醍醐味と、わたしは楽しければ見た目はどうでもいい主義だ。

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2020年6月 2日 (火)

マタイ受難曲

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「マタイ受難曲」という有名なクラシック曲がある。
ぶっ通しで聴くと、68ものパートに分かれて、3時間ぐらいかかる壮大な曲なので、わたしが聴くのはそのうちの2曲か3曲。
よく聴くのはオープニングの合唱曲と、
39番目のアリア。
このアリアはタルコフスキーの映画に使われていて知ったんだけど、彼女にふられてひとり畳をかきむしるような悲痛な曲である。

最近これをまた聴きたくなって、CDも持ってるんだけど、たまにはほかの歌手の歌で聴きたいというんで、YouTubeを当たってみた。
できればまだ最近アップされた画質の良いものがよい。
そうやって探して、1年ぐらいまえに公開されたオランダのバッハ協会による演奏を見つけた。
これをダウンロードして、さて、
39番のアリアを聴こうとすると

わたしが過去に聴いたものは、すべて女性のアルト歌手によって歌われている。
だからこのパートは女性によって歌われることになっているんだろうと、前述したように長い曲だから、早送りで、女性歌手が歌っているシーンばかりを探してみた。
ない。ない。

おかしいと思って、今度はこのへんだろうと思える部分を重点的に探してみた。
あった。
あったけど、歌っているのは男だった。
ティム・ミードさんといって、なかなかハンサムな男性歌手である。
女といわれてもわからない中性的な声なので、男が女のパートを歌ってもべつにかまわんけど、クラシックではこういうこともあるんだね。
初めて知ったワ。

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2020年5月 6日 (水)

廃墟とピアノ

SNSに悲鳴が飛び交っているという。
コロナで仕事もできず、出かけることもできず、パチンコ屋も休み、学校も幼稚園も休業じゃ、暗い家のなかで、家族全員でにらめっこをしてろというようなものだ。
困っているのはみんな同じだといったって、ハイ、そうですかと、かんたんに納得できない奥さんたちもたくさんいるだろう。
わたしみたいに普段から人付き合いのよくない人間だけが我が世の春だな。

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そういうわたしでも、テレビは再放送ばかりだし、YouTubeもさすがに見飽きた。
で、今日は部屋にクラシック音楽を流して、やらなくてもいい整理や飾り付けをしていた。
そんな状態で気がついたこと。
ベートーベンの好きでないわたしだけど、なぜか録画しておいたアレクサンドル・タローさんの、廃墟のなかで弾くピアノ演奏があって、こういうどうしようもなくヒマなときに聴くのに最適。
こんなご時世に、廃墟のなかってのがじつにいいねえ。

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