悪魔
また本日のココログNHK劇場だよ。
国際報道のアナが、なにがなんでも戦争はやめるべきだとはっきりいわないことに、わたしはずっと疑問を感じている。
もちろん彼らがお役所勤めのサラリーマン・アナであることは、百どころか千も承知だけど、彼らの発言で戦争が長引いて、死ななくてもいいはずの露ウ両兵士たち、そしてガザの市民たちが死んでいることはれっきとした事実だ。
これすべてNHKアナだけではなく、自分たちは安全な場所にいて、戦争をあおって喜んでいる日本人のせいでもある。
ウクライナがナチスドイツのような野蛮な国に侵略されていて、ほうっておいたら欧州、ひいては全世界がヒトラーのような残虐な独裁者に侵されようとしているなら、わたしもこんなことはいわない。
しかしもうイヤになるくらいいってきたけど、プーチンはヒトラーじゃない。
ロシアはウクライナ以外の国に侵攻したことはないし、欧州に興味を持ったこともない。
証拠?
プーチンは政権をとってからもう24年になるし、いま72歳だ。
ヒトラーがポーランドを皮切りに、全欧州の征服に乗り出したのは50歳のときだから、プーチンがヒトラーと同じことをするには歳を食いすぎているし、これからやるにも遅すぎる。
たとえウクライナを占領したとしても、ロシアはけっしてジェノサイドなんかするはずがない。
彼らは同じスラブ民族だし、そしてウクライナ戦争が始まる前まで、どこよりも親しい関係だったのだ。
そんなことよりおとといの国際報道で由井秀樹サンが言っていたことには戦慄した。
兵士の数が足りないウクライナが、兵士への動員年齢を27歳から25歳に引き下げたら、バイデン政権はそれじゃ足りない、18歳まで引き下げろと言ったらしい。
戦争に勝てないのなら、せめてスラブ民族の人口を少しでも減らしておこうというのだろう。
人間の、多民族の、幸せなんか一顧だにしない、これはもはや悪魔の所業だ。
プーチンはそのことをよく心得ているから、ウクライナへの攻撃に手心を加え、時間をかけて相手を制圧しようとしているに違いない。
いったいウクライナが領土の一部を、若い多くの兵士の命と引き換えにしてまで守らなければいけないものだろうか。
最近の発言ではゼレンスキーさんも弱気になって、ようやく光明が見えてきたようだ。
とりあえず殺し合いはやめて、日本がロシアにしているように、これから70年も80年も、返せ返せと交渉するのではダメなのかい。
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