(NHK)テレビより

2023年9月22日 (金)

昨日のNHK

わたしはNHKニュースを、朝、昼、晩と録画して、夜中にまとめて観ることにしてるんだけど、昨夜は国連総会以外に、アゼルバイジャンとアルメニアの紛争でわざとらしい捏造が目立ったな。

アゼルバイジャンもアルメニアもかってのソ連の同盟国で、いってみればロシアの遠い親戚みたいなもんだ。
ただし領土紛争や、隣り同士は仲がわるいということはどこにでもある。
日本の周辺にもあります。
ということで、この両者がケンカを始めると、かっての仲間たちによる内輪揉めみたいで、ロシアにとってはなはだ具合が悪い。
アルメニアにはロシアが、アゼルバイジャンにはトルコが後ろ盾になっているから、プーチンとトルコのエルドアンさんの関係が良好なのもシャクの種のNHKは、なんとかしてこのケンカを盛り上げたい。
ロシアとトルコのあいだにくさびを打ち込みたいNHKには、この紛争は渡りに船だ。
アルメニアが降伏したのはロシアの影響力が弱まっているからだと強調する。

バカいってんじゃねえよ。

ここから先は笑い話みたいなもんだけど、それならアメリカが、たとえばアルメニアの後ろ盾だったらどうだろう。
紛争の臭いをかぎつけて、さっそくネオコンがわらわらと集まってくるだろう。
オレたちが軍事支援するから負けるはずがない、やれやれ、もっとということになる。
アメリカの政治家と軍事産業がおおいに儲けて、紛争当事国の若者がおびただしく死ぬのもお決まりだ。

この程度のことは、そうとうなボンクラでも思いつくんじゃないかね。
プーチンとエルドアンさんというツーカーの仲の大統領がいたから、この紛争は1日か2日で収まったと考える人はいないのか。

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2023年9月17日 (日)

北朝鮮とNHK

北朝鮮の正恩クンを観ていると、まるで見栄を張りっぱなしのヤクザの親分に見える。
プーチンに歓待されたのが嬉しくて、今日のニュースじゃまだロシアに滞在しているみたいだけど、そりゃそうよ。
プーチンに出迎えられ、ショイグ国防大臣じきじきの案内だ。
こんな映像がたくさん撮れれば、国に帰って、いかに自分が大物であるかということを国民に自慢できる。
ヤクザが虚勢を張りたがるのといっしょ。

プーチンは西側に対して、ロシアは孤立していないということを見せつけるために北朝鮮を利用しただけだ。
それでもNHKはロシアと北朝鮮をなにがなんでもくっつけようと、朝から晩まで軍事協力に進むのではないかと憶測の報道ばかり。
アノネ。
北ってところはいまだに朝鮮戦争当時の武器を使っているところだぞ。
これでは韓国軍だけを相手に戦っても負けるから、核兵器やミサイルを持ってることを認めてもらいたくって、やたらに自己主張をしまくる。
しかしいくら核爆弾を作ったって、運搬する手段がなければ使えないんだよ。
ミサイル?
ICBMだって本体だけあればいいってもんじゃない。
目標を正確に狙える誘導装置がなければ役に立たないし、じっさいに戦争になれば、あっという間に管制システムを破壊されて、あとはメクラ撃ちしかない。
北のミサイルがコワイのは、目標をはずれて、わたしの団地に飛んで来やしないかということだ。

ロシアと北朝鮮では軍事技術のレベルが違いすぎる。
監視衛星や原子力潜水艦の技術を教えてもらっても、そんなものを北に使いこなせるわけがない。
ウクライナが戦車や戦闘機を供与されたけど、あれだって相応の訓練がなければすぐに使えたわけじゃない。
訓練をするには軍事顧問団のようなものが必要だし、そもそもプーチンはロシアの最新の軍事技術を、狂犬(狂豚?)が支配する時代錯誤の国に与える気はないだろう。
そのへんは極東アジアにこれ以上軍事大国を増やしたくない中国とも、話がついているに決まっている。

昼のニュースでは、プーチンは北朝鮮から兵士の供給など受けないとはっきり言っていた。
夜のニュースでは、同じ映像なのにその部分がはしょってあった。
ロシアの政策顧問氏も、ロシアは兵器の増産に成功しており、他国に支援を求める必要はないという。
プーチンは冷静かつ狡猾な政治家だ。
かりに大砲の弾が欠乏していたとしても、全世界が注目しているところで、正恩クンに供給してくれと頼むはずがないではないか。
解任されたとか粛清されたとかいわれていたスロビキン大将が、重要な仕事に起用されてまた登場したらしいけど、このニュースもなかったな。

ウクライナではゼレンスキーさんがデタラメな戦果を誇り、バイデンさんはさらなる支援を約束するという。
これは来週にひかえた、ゼレンスキーさんも登場予定の国連総会まで、まだまだウクライナは負けないというポーズをみせて、もっともっと支援を得ようという魂胆だろう。
昨日もNHKの偏向ばかりが目についた1日だった。

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2023年9月15日 (金)

本日も

今日もNHKはロシアと北朝鮮の親密ぶりを強調するのに必死だ。
北朝鮮といえば世界が認める残忍非道な独裁国家だから、こういう国と仲がいいということにすればロシアの評判もガタ落ちだ。
NHKのニュースを観ていると、たんにリップサービスでいったことでも、みんな仲がいいことの証拠にされてしまう。
大砲の弾なんか一発も供与してもらわないのに、憶測で、いやもうこうなってほしいという願望で、軍事協力をするに違いないと決めつける。
見苦しいというしかないけど、民放はもっとひどいと思うから、わたしはNHKを観るしかないのよね。

スイスのジュネーブでクラスター爆弾禁止条約国の会議が開かれた。
ロシアはクラスター爆弾の使用をやめろと決議すると、それならウクライナもやめろとなるので、けっきょくあたりさわりのない文書の採択にしかならなかったそうだ。

ここでみなさんに冷静に考えてほしいんだけど、NHKの報道では、つねにクラスター爆弾はロシアが最初に使ったという文言で、そのあとにウクライナも使用となる。
わたしはちと疑問に思っているんだけど、クラスター爆弾が話題になったのは、アメリカがウクライナに供与すると言い出してからだ。
それ以前にこの戦争では、クラスター爆弾はほとんど話題になっていない。
たとえば戦争の初期にロシアが一方的に使用すれば、ロシアを中傷するのにこんなにいいネタはないから、西側(とNHK)が思いきり報道するはずなのに。

わたしはこの戦争を開始直後から注視してきた。
それなのにウクライナ戦争でクラスター爆弾のことを聞いたのは、米国が供与することにしてからで、その後は、先に使ったのはロシアだとか、ロシアのほうがたくさん使っているという報道ばかりだ。
おかしくないか。
疑問に思わないのか。
これって西側がクラスター爆弾の供与を正当化するために、後付けでロシアが先に使ったと言い出したんじゃないか。
だれでもいいから、戦争の初期に、ロシアがクラスター爆弾を使ったという情報があったら、いつどこで使ったのか教えてほしい。

黒海上空ではロシアの戦闘機が英国の偵察機にミサイルをぶっ放し、さいわいはずれたという報道もあった。
これについて、NHKの報道を観ると、2機のロシア機のうちの1機が、命令を誤解して発射したのだという。
ロシア機同士で言い争いがあったにもかかわらず、さらに1発が発射され、これも当たらなかった。
いまどきのミサイルの命中率というのはその程度のものか。
もちろん偵察機の側でもミサイル防御システムを作動させただろうけど、英国の情報ということで、なんとなく捏造の可能性を感じてしまう。

だいたいなんで英国の偵察機が、トラブル多発地帯の上空をうろうろしてたんだよ。
どうせロシア軍の手薄なところはないかと偵察して、ウクライナ軍に教えていたんだろう。
ウクライナがクリミア半島の南部で攻勢をかけたというのも、地図を見ればわかるとおり、クリミア半島のほんとうに先っちょを、ミサイルやドローンでゲリラ攻撃を仕掛けたにすぎない。
NHK御用解説者の兵頭サンでさえ、その程度のもので、戦況にはほとんと影響がないでしょうと解説していたことがある。

ウクライナ軍が黒海にあるロシアの石油施設を占領したという報道もあった。
これも映像をよく見ると、ボートで数人が突入し、まったく抵抗されたようすがないばかりか、そもそも守備兵がいたのかどうかもわからない。
役にも立たない施設や村を占領して、勝った取ったと大喜びをするのはウクライナの常套手段だから、これもいくらでも疑える。
いいかげんに気がつきなされ、公共放送をハナっから信じるみなさんも。

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2023年9月11日 (月)

先週のまとめ

G20はどうなったんだい。
いちおう首脳宣言採択ってことになってるから、素人には判断がむずかしいけど、ウクライナが不満をいっていたということは、結果はウクライナの応援をするアメリカにもよくないものだったんじゃないかね。
いや、そんなことはない。
プーチンも習近平さんも出てこなかった。
あれは自分たちが不利だから出てこないのに決まっているという人がいるかな。
おかげでインドは面目まるつぶれという人もいるかな。
いたってかまわないんだけどね。

わたしは少数派であることは承知のうえで、中露の両首脳が欠席したおかげで、G20はG7とおなじ仲良しクラブの集まりに下落したと思ってんだけど。
2人がいないあいだに、インドをグローバルサウスから引っこ抜いちゃえというバイデンさんの見苦しいこと。
モディさんはなんとも思ってないのに、ワタシら盟友だもんねと、揉み手をしながら愛想よくすり寄ったりして。
異論のある人はいるかな。
いてもいっこうにかまわないけどね。

今日は月曜日。
今朝のニュースは先週のまとめみたいになるはずだけど、録画してみたらG20の報道はぜんぜんなかった。
ニュースの中身を観なくても、扱いの多寡で日本(とNHK)に都合のいいニュースかどうかがわかってしまうから、よっぽど取り上げたくなかったんだろうなあ。
バイデンさんがインドの帰りにベトナムに寄って、中国が台湾に軍事侵攻する予兆はないと、台湾有事に期待する日本を裏切るような発言。
また支離滅裂だけど、認知症は大丈夫なのかしら。

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2023年9月 5日 (火)

デタラメ

昨夜のNHK国際報道に、ロシアの頭脳技術者が100万人以上も周辺国に流出しているという報道があった。
それみろ、くやしいだろうというつもりらしいけど、こういうニュースはだいぶ以前にもあって、ロシアの若者は自由に海外に出られることがわかってしまった。
戦争が終われば彼らは経済格差のあるアルメニアなどより、またロシアにもどるに決まっているんだから、体のいい一時避難みたいなものだ。
ウクライナの若者のほうはそうはいかないぞ。
ウクライナでは、男性はすべて海外移住が禁止(金持ちはさにあらず)で、死ぬか捕虜になるかしか選択肢がないのだ。

今朝のニュースには沖縄のひめゆり部隊に関わる報道も出てきた。
ひめゆりの女学生たちが亡くなったのも、戦争に負けているのを認めず、徹底抗戦を叫ぶ政治家や軍人がいたせいじゃないか。
ウクライナの戦線ではあちこちでウクライナ軍の前進と突破があったというけど、そんなのムリ、ムリ、ぜったいに無理。
制空権のない軍隊が、がっちり防備を固める相手に勝てるはずはないんだよ。
最新鋭戦車からクラスター爆弾まであらゆる兵器を、供与されたとたんに使うほど余裕のないウクライナ軍だ。
レズニコフさんが更迭されたのも、汚職ではなく(そんなことをいったら役人は全員クビだ)、戦争の行方に疑義を呈したせいじゃないのか。
この報道に飛びつくSNSもたくさんあったものの、最後はまた支援さえあればと物乞い外交つき。やれやれ。
もうやめろ、とわたしがいっても耳を貸す人はいないやね。

ウクライナで俳句をつくる女の子も出てきた。
どうしてNHKはこんな支離滅裂なことばかり報道するのか。
彼女だって平和な世界で、古池やとひねってみたかっただろうに。
戦争のおかげで学校にも行けないという幼児も出てきたけど、テレビに出るというのでよそ行きの民族服を着ていた。
これではすぐにやらせとわかってしまうではないか、なにを考えてんのさ。

さっきのニュースには、北朝鮮がロシアに武器の供与をするのではないか心配というものがあった。
これも以前、北が鉄道でミサイルを送るんじゃないか、鉄道でミサイルを何発送れるのかいと、わたしに揶揄されたことがある。
逆の立場ならわからんでもないけど、ロシアはベラルーシからさえ実弾の支援は求めていない。
なんで本心では正恩クンがきらいなプーチンが、そんなものを求めるんだい。
わたしは忙しいんだけど、この程度のことなら片手間に書けてしまうワ。

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2023年8月30日 (水)

時論公論

昨夜のNHK「時論公論」を観たら、ロシア専門の解説委員の石川一洋さんが、プリゴジンさんの死についてあれやこれやといっていた。
暗殺だろうというのは、わたしもそう思っているから異論はないけど、プーチン主犯説には納得しかねる。
石川さんの説では、プーチンが「裏切り者に死を」といっていたことを根拠にしていたけど、プリゴジンさんがプーチンを裏切ったことがあっただろうか。
彼はプーチンに直訴しようとして、それが入れられないことがわかると、すみやかにワグネルを撤退させた。
これがプーチンに恨まれるような理由になるだろうか。

かりにいちどはロシア国内の結束を乱したからだとしても、(これはわたしの主観になるけど)わたしにはプーチンが恨みを引きずるような人間には思えないのである。
主観を抜きに具体的にいっても、プリゴジンさんを殺してプーチンの得になることがなにかあっただろうか。
血を見ることなく撤退したおかげで、プリゴジンさんの周囲にむらがり、サインやツーショットを求める市民がいたくらいだし、ロシア国内にもプリゴジンさんを支持する人間が一定数はいた。
それを裏切り者は許さないなどと、まるでギャングの親玉がいうようなセリフで抹殺すれば、つぎの大統領選挙にも影響が出るかも知れない。

ロシアはプーチンのおかげで、ようやくそんなギャングまがいの指導者から解放され、世界に通用するグローバル国家になれたのだ。
もういちど粛清や暗殺の横行する時代にもどりたいと考えるロシア人などいるはずがないし、しかもワグネルはそっくりベラルーシに移動した。
内乱になることもなしにことを収めたプーチンの手腕に、感心する国民はいても、勇気がないと非難する国民がいるだろうか。
ロシア国民が望むのは、執拗に報復を考える男らしい大統領ではなく、敗者にもやさしい温情あふるる大統領ではないか。

それでもプリゴジンさんは殺された。
プーチンがあとになって気がついたとしても、いまはウクライナ戦争のまっ最中だから、内部分裂はまずいというので、彼は怒りを噛み殺して、プリゴジンさんを哀悼する。
プーチンが悲痛な顔をしていたのももっともだ。
というのがわたしの意見だけど、石川さんのいうとおり、真実は戦争が終わって、ずっと先まで公けにならないかも知れない。

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2023年8月22日 (火)

復活

いよ、待ってました!
と、いうのはNHKの国際報道。
ロシアをおとしめるための期間限定番組かと思ったけど、たんなるお盆休みだったようで、昨夜はまた酒井美帆ちゃんと由井秀樹サンが復活した。
なにしろ偏向の極致をいく番組なので、これがないとわたしの精神は活性化しないのよね(民放はもっとひどいと思うけど、わたしはNHKしか観ないから)。
この番組を観て怒りにふるえ、それがどれだけわたしの認知症予防に役立っていることか。

ひさしぶりだけど、その本意を深読みすると、いくらか風向きがかわってきたような気もする。
オランダとデンマークがF16をウクライナに供与することにしたそうだけど、これってどこかで聞いたことがない?
これまでレオパルト2からクラスター爆弾まで、新しい兵器が次々に供与されてきて、ひとつでも戦況に影響を与えたことがあったかしら。
ヘタするとオランダ、デンマーク両国とも、西側兵器の弱点をロシアに内通しようってんじゃないかとさえ思ってしまうワ。
ウクライナ空軍の報道官のほうが冷静で、ロシアの空軍は強力だし、F16もすぐに使えないと発言する始末。

続いてロシア国内の目標を、ウクライナのドローンが空襲しているという報道もあったけど、ウクライナ側のそれは妨害電波に阻止され、何かに当たればいいやというほとんどメクラ撃ちの状態。
それに比べればロシアのミサイルは正確で、供与されたF16も上手に隠さないと、地上で破壊されてしまうだろう。
現在は人工衛星による監視の時代ということを忘れちゃいかんよ。
国際報道は、米国でもウクライナの苦境が報じられ始めたということで終わっていた。

問題はこんなウクライナ不利という状況を、NHKが正直に報道しているということだ(正直じゃないかも知れないけど、観る人が観ればわかるのである)。
最近バイデンさんも自分のことで手いっぱいだし、ドイツもフランスもその後の兵器の供与には口を閉ざしちゃって、西側に無条件追従の日本(とNHK)はスタンスを決めかねているのかも知れない。

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2023年7月31日 (月)

戦況を読む

土日は海外からの報道が少ないので、ようわからんけど、ウクライナはどうなってるのか。
こういうときにはNHKの報道を観る。
ん?
おまえはいつもNHKはデタラメばかりだといってるではないか。
そうなんだけどね。
しかし日本の公共放送には変に正直なところがあって、ウクライナが劣勢だと、ネタ不足でめっきり扱いが減る。
だからウクライナのニュースが少ない日は、ウクライナが負けてるといっていい。

ほかにもいろいろ推察できることは多い。
戦線が停滞しているといったら、ロシアが優勢ということで、一進一退の攻防といったら、ウクライナが押されていて、防衛線を突破するのに苦労しているといったら、ウクライナはボロ負けということになる。
とにかくあらゆる点でウクライナに甘い点をつけるに決まっているのだから、観る方もそれをあらかじめ承知していれば、おおかたの戦況はわかるものなのだよ。
昨日の兵頭慎治サンの意見は、もやもやとした憶測だけだったから、まあまあ正解といっていいだろう。

ワグネルについても言っておこう。
ベラルーシに追放されたはずのプリコジンさんが、ロシア国内で健在であり、自由に行動しているらしい。
ベラルーシのワグネルも、今度は隣国のポーランドをおびやかしているそうだ。
なにがなんだか日本人にはわからないけど、ポーランドもウクライナ戦争で漁夫の利をねらっているという報道があるから、ワグネルの不可解な行動は、ベラルーシをNATOの侵略から守るためのものだともいえる。

ご存知のとおり、といってもアンチロシアにとってはぜんぜんご存知じゃないけど、ロシアはウクライナ以外の国に侵攻を企てたことは一度もない。
さっそくポーランドのモラウィエツキ首相が異常な取り越し苦労をしていたけど、ワグネルのほうからポーランドに侵攻というのも考えにくいし、NATOを後ろ盾にしてポーランドが、ベラルーシかウクライナに侵攻する可能性もないだろう。
このへんはかたちだけの微妙な政治的かけひきだな。

NHKの報道によると、ワグネルはアフリカで利権を維持するために乱暴狼藉を働いているという。
しかしアフリカ人だって馬鹿じゃないし、それはアフリカ人をなめすぎた見方だ。
ワグネルは金にしてもダイヤにしても、ちゃんと対価を払っているし、支援している相手がならず者同士だとしても、お互いを対等な仲間として扱っている。
これに比べれば、植民地時代の欧米のアフリカ政策は、相手を家畜同然に見下し、やらずぶったくりの残酷なものだった。
ロシアの場合、遅れてアフリカに進出したせいもあるけど、アフリカ人がロシア人を好きなのはちゃんと理由があるのだよ。

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2023年7月29日 (土)

今日のNHK

今日はむずかしいパズルだ。
これが解ける人がいるかな。

NHKの国際報道を観たら、サンクトペテルブルクのロシア・アフリカ首脳会議で、議長国コモロのアザリ議長が、軍事侵攻を続けるロシアに対して、平和的解決を求めると発言したそうだ。
もちろん平和的に解決できるならプーチンも、こんなに犠牲者を積み上げるだけの戦争なんかさっさと終わらせたい。
しかし戦争には相手がいることだからねえ。
ロシアがやめたいと思っても、ゼレンスキーさんはあいかわらず一片の土地も渡さないと強情だ。
ロシアだってこれまではらった犠牲を思えば、手ぶらで引き上げるわけにはいかないし、これがパズルだとしたら解くのはむずかしい。

この報道が戦争を引き延ばすことに加担しているNHKのニュースだということを忘れちゃ困る。
アフリカ諸国の発言は、平和を求めるという常識的なものだけど、NHKはそれの必要な部分だけを切り取って、悪意で偏向させた報道をしているのだろう。
この戦争はとっくにカタがついているんだよ。
ただ、なにがなんでもウクライナを負けさせたくないアメリカが、つぎからつぎへと供与する兵器をエスカレートさせるから、いつになっても終わらないだけで。

あきれかえったことに、日本のメディアはいまだにウクライナが勝ってるという報道ばかりだ。
こんな国は日本だけも知れない。
いまじゃアメリカだって、もういいかげんにしろよという意見が出てきているのに。
ロシア、ウクライナの近々の戦況だけではなく、バイデンさんや欧州のようすも冷静に観察してほしいね。
そういえばワグネルのプリコジンさんも無事どころか、すこやかでいるらしい。
わたしのブログの7月10日の記事を読んでくれる?

一方でケンカを売りながら、なぜか中国にすり寄ったり、ぜんぜんスタンスの定まらない米国が、台湾にまで軍事支援に乗り出したそうだ。
米国のネオコンはまだまだ儲けるつもりとみえる。
いい傾向だ。
台湾の国民もウクライナの戦況をじっと眺めているから、こんなご時世にアメリカ(とNHK)にかつがれて、悲惨な戦争をしたいと考える人間はいないだろう。
来年の台湾総統選挙では中国寄りの国民党が勝利するに違いない。

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2023年7月26日 (水)

NHKの事情

NHKの国際報道は3つある。
ひとつは由井秀樹サンと酒井美帆ちゃんと若い男性アナの出てくるやつ、もうひとつは別府正一郎サンと高橋彩ちゃんの出るやつ、もうひとつが中川栞ちゃんと望月麻美ちゃんの女性コンビでやっているものだ。
わたしがこのブログで国際報道といったら、メンドくさいから分別しないだけで、これらがごちゃ混ぜになっている。
いずれもウクライナ関連では、偏向の度合いは通常ニュースのなかの国際報道よりすさまじく、突っ込みどころが多くて、ブログのネタに不自由しないものばかりだ。

ウクライナ寄りであることはどれも共通しているけど、昨日は望月麻美ちゃんが泣きを入れていた。
『そもそもロシアがウクライナへの軍事侵攻をしなければ、こんな報復の連鎖はあり得なかった』
『この軍事侵攻を始めたのはだれなのか、わたしたちはつねにそこに立ち返る必要がある』という。
わたしには、これはいよいよ追いつめられた側の、悲鳴にしか聞こえない。

そこに立ち返るの“そこ”とは、つねにNHKが自分の都合のいい箇所で切り取った、戦争開始時の一点でしかない。
ロシアが侵攻に踏み切った理由はなぜか。
豊臣秀頼が大阪城から打って出たのはなぜなのかという、戦争の原点にまで立ち返らなければフェアといえないのだ。
いいかげんにしろと怒鳴りつけたいけど、民放の番組はもっとひどいだろうと、観る気がせんのよね。

わたしはNHKしか観ない人間なので、海外のニュースネタは以上の番組から得るところが大きいんだけど、ずっと観ているとおもしろいことに気がつくこともある。
以前、高橋彩ちゃんといっしょに出ていた小林雄クンが、ある日ぽっくりいなくなった。
どうしたのかと思っていたら、南アフリカでごたごたがあったとき、その報告に出てきた。
あれはきっと彩ちゃんのお尻に手を出して、局の幹部の逆鱗に触れ、地の果ての支局に飛ばされたに違いない(想像ですけどね)。
よりによって南アフリカとは。

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